From:古賀公治
尼崎テクノランドより、、、
こんにちは、ティーチングプロの古賀公治です。
さて今日のテーマは、
「ゴルフにおけるリラックス」
についてお話ししたいと思います。
でもその前に、、、
前提の知識として、一つあなたにクイズを出しましょう。
そういえば先週でアジア大会がテレビでやっていましたが、
スポーツといってもいろいろなスポーツがありますよね。
野球やサッカー、陸上競技や水泳、柔道やボクシング、
などなど。。。
でも、多くのスポーツの中で、ゴルフというスポーツが
他の多くの他のスポーツと決定的に違う点があるんです。
ゴルフが他のスポーツと違う点って?
ゴルフが他の多くの他のスポーツと決定的に違う点
それは何だと思いますか?
・
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(はい、考える時間です)
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(最近このパターンが多いですか?)
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(はい、そろそろ時間です。。。)
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はい、その答えは、、、
「ゴルフは移動しない動きである」
ということです。
(身体は動かしますが、どこにも移動しませんよね?)
そして、移動しないスポーツであるからこそ、
最初にお話しした「リラックス」が重要になってくるわけです。
なぜゴルフにはリラックスが必要なのか?
ゴルフの指導でコーチがよく使う言葉のひとつに、
「リラックス」があります。
ボールに向かってセットアップをする時、
ゴルファーは緊張していてはいけないということです。
ですが、リラックスといっても
筋肉が全てたるんでいるのはリラックスとはいえません。
それはなぜかというと、ゴルフというのは
筋肉が相互に弛緩しあって行なうスポーツだからです。
ある筋肉群が緩むと、それに相反する筋肉群が収縮します。
緩むのと縮んでいるのが
同時に行われなければいけないわけです。
それが実現できている必要があるのが、セットアップです。
実は、その時に身体がどのように見えているかで、
リラックスしているかどうかがわかるんですが。。。
どうやって見分けると思いますか?
(またクイズですね。。。)
これについては、答えを言ってしまいますが、
「セットアップの時に
身体全体が“堂々と”しているように見えること」
つまり、
・頭はうなだれるのではなくしっかり上げている
・腕は十分に伸ばして緊張がない
・背筋はすっと伸びて柔軟性を保ち、
・グリップはしっかりしているがキツすぎない
・脚部は安定しつつ屈伸力がある
具体的に言えば、こんな感じですね。
でも実はどのスポーツも同じ
しかしながら、この「堂々と」というのは
どんなスポーツであれ、動きを開始する前に共通する
「運動の準備が整ったポジション」なんですね。
・ゴロをとろうと構えた野球の遊撃手
・ディフェンス・ポジションについたバスケットボール選手
・センターからのボールを取ろうとするアメフトのクォーターバック、
・ダウンヒルのスキーヤー、
・レース開始の合図と共に水中に飛び込もうと身構える水泳選手
どんなスポーツであっても、
運動の動作に向かう準備が整っているのは
堂々としているんですね。
すなわち、ひざを曲げ、動きに備えて重心はわずかに
親指のつけ根寄りでバランスをとっています。
わずかな違いはありますが、他のスポーツ同様、
ゴルファーは身体を動作に対して
準備ができていなければなりません。
「やはりゴルフはセットアップが大事」
このことはこの「リラックス」「堂々とした身体」からも
言えることだということ。
ゴルフで要求される「正確性」と「パワー」を得るために、
セットアップが必要不可欠だということ。
今日のこの話で少しでも伝わってくれるとうれしいです。
疑問については、コメントいただだいたものから
お答えできる範囲で順次お返事を書いています。
お読みになった方は、そちらについても再度コメントをいただけると
「既読」かどうかが私から見てもわかるのでありがたいです。
それでは、今日はこのへんで。
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「70歳でも250y飛ばせる」と聞いた時に、
「ウソでしょう…」と疑いました。
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[リラックス]と[堂々とした身体]の説明は理解しました。適度の緊張の中で[リラックス]と[堂々とした身体]のセットアップを無心でラウンドできるよう努力してみます。いつもラウンドして反省するのですが、遠くへ飛ばしたい、パートナーより1ヤード飛ばしたい、、グリーン近くになるとピンそばに寄せたいという欲望が強くなり、セットアップの仕方が違ってしまうのかもしれません。一つ一つ気づきを得ながら努力してみます。
金谷さん
リラックスさせるために重要なポイントはアドレスしバックスイングに移るまで体を止めないことです。
お勧めは軽く足踏みをする動きで、この時にグリップやエイミングをチェックし同時に脱力しクラブの重さを感じることです。
そして止まった瞬間いったん体重を軽く左に移し右に踏み込みバックスイングへと移ります。
古賀先生へ
アドバイス有難うございます。
古賀先生のアドバイス通りに実践してみます。
古賀プロへ
今日のテーマ『ゴルフにおけるリラックス』の前に【重要】という文字が入っていました。
今までのテーマも全て大切なことだとは思っていましたが、なぜプロが【重要】という文字を
添えられたのか、本文を読んでよく分かりました。
66歳の私は年甲斐もなくソフトボールに興じています。
三塁を守っていますが、バッターに相対するとき捕球をするための準備が整ったポジションが
しっかりとれていると難しい打球にも自然と体が反応して楽に処理することが出来ます。
この時に一番意識しているのがお尻の筋肉で、ここがどっしり構えられると下半身が安定し
上体がリラックスすることが出来ます。
ゴルフでも最近は股関節を入れ膝をリラックスした後で、お尻を少し上方に引き上げる意識を
持つと、下半身はどっしりと構えられ逆に上半身は背筋が伸びつつリラックスした体勢を維持
することが出来るようになりました。
テレビで見るプロのスイングは体幹や筋力差で真似することは難しいですが、体全体が堂々と
リラックスできているセットアップは真似をして自分のものにしたいと思っています。
そのためにも練習の時に一打一打セットアップに意識を持って大切に打っていくようにします。
古賀プロのアドバイスをよろしくお願い致します。
芝刈り名人さん
今回のテーマはゴルフで最も重要なリズムとバランスにも繋がります。
是非プロのプリショットルーチン、特にアドレス後からバックスイングに移るまでの動作を確認してみてください。
そしてご自身なりのプリショットルーチンを築き上げてください。
古賀プロへ
プロのゴルフトーナメントをテレビで見るとき、今まではただ漠然と観戦していました。
プロのプリショットルーティンでどのようにリラックスさせてバックスイングしているか
力みのないスムースなスイングが得られているのかをじっくり観察します。
アドバイスありがとうございました。
本日54名のコンペに参加してきました。
42・38でFWキープ率=5/14 パーオン率=8/18 寄せワン率=4/10 パット数=32
まずまずのスコアーでしたが湿ったバンカーでミスショットが2回あり、これからの課題にします。