From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
おはようございます、小原大二郎です。
13日(火)に交流ラウンドを行ってきました!
連休明けの平日開催にもかかわらず、
全国から35名の方が集まってくれました。
さて、今回の交流ラウンドでは
ゴルフライブでもお馴染みの
宮本プロ、モンゴプロも参加しました。
宮本プロは今年からうちで働いてくれてますが
本当によく気を利かせてくれる優秀なプロです。
人を育てるって本当に難しい、と感じます。
最近、色々と感じていることがあります。
そこで今日はちょっと趣向を変えて、、、
アマチュアゴルファーの方にではなく、
レッスンプロ、私のスタッフに向けた
メルマガを送りたいと思います。
かなり個人的ですが、ぜひあなたにも読んでほしいです。
ここからはスタッフへ向けたブログです。。。
レッスンプロ、スタッフのみんなへ。
いつも本当にありがとう。
感謝しています。
今日は私の個人的な話をしますね。
私がスタッフを雇ったのは去年からです。
それまではずっと一人でレッスン活動してきました。
スタッフを雇って一番に驚いたのは、
自分が当たり前だと思っていたことが
当たり前じゃないということでした。
生徒さんが来店されたのに、
イスに座ったまま挨拶するスタッフ。
生徒さんが話しているのに、
さえぎって自分の話をしだすスタッフ。
こんなことまで言わなきゃいけないの!?
ということがたくさんあり、驚きました。
思い当たる人も、いますか?笑
そしてもうひとつ・・・
それは、、、
この業界は褒め下手な人が非常に多いということです。
思ったことを口にしたり、
生徒さんへの愛情表現が非常に下手。
レッスンプロというのは
ツアーを目指して努力してきたスポーツマンですから、
非常にプライドが高いです。
しかし、指導者なら、
絶対に忘れてはいけないことがあります。
それは、、、
「人間は褒められて伸びる」
これです。
誰でも、どんなことでも褒められたらうれしい!
「ナイスショット」「上手い」「よくできてる」「凄い」――。
感じたことはどんどん声にして話かけるべきだと思います。
ゴルフというのは孤独ですから、
練習場で黙々と練習するわけですよね。
いいショットが出たとしても
そこでは誰も褒めてくれません。
するとモチベーションも上がりません。
実は、練習が三日坊主になる原因って
これなんじゃないかなーと思います。
ゴルフライブの読者の方は、
もしかしたら褒められなくても自主的に
自分に厳しくスキルアップに余念がないかもしれません。
しかし、、、
正直、そのような人間はごく一部の人間です。
多くの人たちが自主的に練習をしようと思っていないし、
あなたのようにゴルフ上達のためなら
モチベーションが勝手に上がるタイプではないのです。
褒められたいから。
認められたいから。
喜ばれたいから。
これがモチベーションになる人が
非常に多いと思います。
しかしながらレッスンプロは
褒められるということに慣れていないせいか、
とにかく生徒さんを誉めない。
私の理論やノウハウをいくら学んでも
生徒さんを上達させられないプロもいます。というか、いました。
そういう人は自然にやめていきました。
上達させられるプロ、上達させられないプロの違いとは?
その大きな違いは褒め上手な人だと思います。
実際そうなんです。
上達させられないプロは必ず口を開くと
「いや~」「でも」「ちょっと」「う~ん」
みたいな否定ワードが最初に出ます。
もちろんダメなことダメと
しっかり指摘しなくてはいけません。
出来ていなくても褒める、
それは違いますよね。
しかしながら、
褒められたいから。
認められたいから。
喜ばれたいから。
という根本的な欲求をすっ飛ばして
ストイックな指導を行っても、
モチベーションは下がり、身に付きません。
結果、そういうプロは上達させられないので、
生徒さんも離れていってしまい、長く続かず、
辞めていってしまうのです。
そういうプロに褒め上手にならなければ
生徒さんは上手くならないと伝えるのですが、
「褒める所がない人はどうすればいいの?」
なんて、とんでもないことを言います。
絶対に間違ってはいけないのは、
「自分の価値観と比べないこと」です。
プロゴルファーに比べれば
アマチュアの方の習得のスピード、技術、メンタル、
それらが下回ってしまうのは当然です。
だから、自分を基準にして、
褒める褒めないを選択すること自体間違いです。
昨日の生徒さん、去年の生徒さんと比べて
伸びたところを褒めていきましょう。
その積み重ねが、
上達という結果を生みます。
褒める力は、科学的にも証明されている
褒めることの有効性は科学的にも証明されています。
ほめられて育つと伸びる
「スピンドルニューロン」
という神経細胞があるそうです。
うれしいことや楽しいことなど、幸せを感じると
伸びる細胞だと言われています。
アメリカの研究で、
いつもニコニコしている老人と
ガミガミしている老人を比べると
スピンドルニューロンの発達に大きな違いが
あることがわかったのだとか。
この神経が発達することで、
いろいろなプラスの効果があると言われます。
スピンドルニューロンが発達している人は
ささいなストレスや不安ではへこたれません。
小さなミスなんて気にしません。
我慢強くなり、そしてやる気が出れば気持ちが前向きになるので、
必然的に考え方や想像力にも好影響を与えます。
つまり、脳が活性化されているということ。
実際、生徒さんの中で伸びている人をみると、
下記のような傾向があると思いませんか?
・やる気に満ちている
・前向き
・ミスでくよくよしない
・我慢強い
・考え方・想像力がプラス
さらにスピンドルニューロンが伸びると、
一度伸びたら縮まないという特徴もあるそうです。
一度伸びたスピンドルニューロンは
人生を豊かなものにしてくれると言われています。
我々レッスンプロはゴルフを通じて
上達だけでなく、人生をプラスに変えることが出来る。
そう言っても過言じゃないと思います。
もちろんこんな話を聞いたことがある人は
少ないと思うんですね。
テクニックの知識がいくらあっても、
それを生徒さんに身に付けることは
まったく別物だと言えるでしょう。
だからこそ、生徒さんとの
人間関係がうまくいかなかったり、
プロの育成に悩んでいるスクールも多いのかもしれません。
自信がある人こそ注意
テクニックや知識に自信がある、
そんな人こそ注意してみてください。
近い将来、あなたにも
将来部下や後輩が出てくることでしょう。
ぜひレッスン手法やテクニックだけでなく、
対人スキルも学んでみると良いでしょう。
ちなみに
私もこの重要性に気が付いたのは
ちょうど3年ほどまえです。
それまでは何も知りませんでした。
上手くなる人もいれば、ならない人もいるけど、
それは理解できない人のせい・・・
そんな風に考えていたこともありました。
それしかやり方を知らなかったんです。
しかしながら、今は慣れないながらも
褒めたり、賞賛したり、感謝したりするようになりました。
たったそれだけなのですが、
上手くなる生徒さんの数が一気に増えました。
生徒さんが上手くならない・・・。
それは生徒さんのせいではありません。
あなたの知識やテクがないせいでもありません。
今後も定期的に、私が培ってきた
レッスンの重要性を伝えて行きたいと思います。
またメールしますね。
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ゴルフというのはどんなに美辞麗句で褒められようが、打った結果の感触はそのボールを打った者しか本当のところは分からないのではないでしょうか。昨日今日ゴルフを始めたばかりの者なら納得のいく当りで無くても「いまので良いんですよ」と言われるとある程度は納得いくかもしれませんが、ヘタなりに長いことゴルフをやってきた者は過去のある時の打った玉のあの納得のいった球をもう一回打ちたいだけなんですがなかなかそれが出ないために何回も自己流で練習をしているんです。
現状よりもっとうまくなりたい為に今回受講しましたが、やはりビデオでは限界を感じており、今よりステップアップするには直接スイングを見ていただき指導を受ける必要があると感じています。やはりそれなりの荒治療がいるのではないでしょうか。どこまで自分の実力を上げるのかによりますがスコアなんて物は良ければ良いに越したことがないので上限はないんではないでしょうか。今よりは更に更にと思うのが人間の欲と思います。今回残念ですが脱会するに際しこんな事を考えてしましました。今から個人レッスンを受ける気も、金もなく、これからは年間受講内容を基に個人でがんばって練習していきます。
「褒めて育てる」、「自分の価値観と比較しない」、確かにそれが理想的なのかもしれません。
私も職場で部下を持つ身ですから育成には気を使っているつもりでもつい自身の価値観に寄った注意をしてしまいます。
もっと気を引き締めなければと小原プロのメルマガを読みながら感じました。
小原プロいつも分かり易く内容のあるメール有難うございます。東京の友人が毎年一度当方でプレーをするのですが、いつの間にかうまくなり10打も離されます。どうもレッスンプロの指導を受けているらしき話を聞きうらやましい思いです。これからも素晴らしい内容のメールや動画をよろしくお願い致します。
ゴルフよりも大切な事!有難う御座いました。励みになります。
小原先生のご意見にまったく同感いたしました。 なんと立派な考えの先生であると感心いたしました。