From:近藤雅彦
千葉駅のドトールより、、、
おはようございます、近藤雅彦です。
先日、1年くらい前に知り合った若いレッスンプロのA君から
相談を受けました。
彼は一言で言うと、
優秀なプロで、大手のレッスンスタジオに所属しています。
それなりに順風満帆なレッスンプロ街道を
歩んでいます。
僕より一回り歳の離れたこのA君は、
立派なことに、
早く自分のレッスンスタジオを持って
全部自分が考えたレッスンプランでレッスンし、
イベントも開催して楽しいスタジオを作りたいと日頃から言っています。
そのA君が今、その目標に向かう上で
ひっかかている問題は、おおむね
・経営ノウハウがない
・自分の実力・指導力で通じるか不安
・その道でやっている人の人脈がほしい
ということがメインみたいです。
そして、とりあえず今年スタジオを持つことになった僕に
アドバイスを求めるわけです。
そこで僕は僕なりに、
いくつかアドバイスをします。
「スタジオの責任者、という身になれば、
これまでレッスンプロとしてやってきたこととは
全然違う種類のこともやっていく必要がある」
なので、
ああいうことや、こういうことを
覚悟を決めてコツコツやっていく必要があります。
・・・・という類のことです。
心構えから始まり、
経営の話、失敗談なども伝えました。
やっぱり責任を持つ、ということは
部下も抱えますし、好きなことばかりできるわけじゃない、
でも、これがやりたい!という情熱を忘れちゃダメ。
そういうことを、
僕なりにお話させてもらいました。
(おそらく僕の人生の先輩である
あなたの方がこういうことは詳しいかと思いますが)
そんなに長く話しませんでしたが、
彼は僕に、感謝の言葉を言って、
帰って行きました。
彼は何をすべきかが明確になったような、
満足そうな顔をしていました。
そして、、、
彼と別れてすぐ。
僕は、彼はこのアドバイスを実践しないだろうな、と思いました笑
というか、アドバイスを求めてきた瞬間からそう思いました。
ノウハウの問題じゃない
なぜなら、
僕が彼からこのアドバイスを求められたのは、
今回で3回目だからです笑
そしてその3回とも、
僕は同じアドバイスをし、
彼は同じように満足そうな顔をして、
同じように感謝してくれるのです。
つまり、彼は僕にアドバイザーとしての役割を期待しているのではなく、
単なる話し相手としての役割を期待しているだけのようです。
彼は「自分のスタジオを持ちたい」と言っています。
そして彼はもうすでに、自分が何をすべきなのか「知って」ます。
でも、それを実行する日はこないように思っています。
たぶん、彼は本気じゃないから。
「俺のスタジオの先輩の、こういうやり方が気に入らない」
「自分だったらこうはしない」
って言っているのも知っています笑
(独立したい、ってこういうことが嫌だからかな?って思ったりもします)
思うのですが、
その分野で成功できるかどうかは、
その分野で成功したいという気持ちが
どれくらい本気かによって決まると思うのです。
どれだけ「ノウハウ」を知ったところで、
絶対そうなりたい、という気持ちが弱いなら、
それが実行に移されることはないでしょう。
あるいは、とっても実行スピードが遅くなるか
そのノウハウを実行するときに「徹底的に」やらずに
「まあなあこれくらいだろう・・・」のレベルで実行することになります。
(もちろん、それではうまくいきません)
一方、ノウハウなんてなかったとしても、、
絶対にこの目標を叶えるんだという気持ちが強ければ
ノウハウなんて何とでもなる。
時間がない、お金がない、自信がない、、、
でも、
「だから何だ?」
という気持ちで、
足りないものは超スピードで調達してくるものです。
睡眠時間を削って時間を作ったり。
お酒なんかを我慢してお金をかき集めてみたり。
迷う暇なく行動してみたり。。。
結局のところ、
自分がそうしたい、って思う気持ちに敵うものはない。
それに、そういう情熱的な人は魅力的に映り、
協力したい、という人も寄ってくるものです。
禁煙したい、
ダイエットしたい、
ビジネスで成功したい
など
よく「〇〇」したいって言う言葉を人は発しますが、
これらは全て、
本当に「したい」のか本気度によって、
それができるかどかが決まると僕は思っています。
本気でそうしたいなら、
本気で既にそうしているはずです。
でも、そうしないなら、、
どんな「事情」があれ、言い訳を言うなら、、、
それは本気でそうしたい、って思ってないということでしょう。
今のままでも困らないし、まあ、いいや
って思っているっていうこと。
本気じゃないことは捨ててしまう
僕は、そんな気持ちだったら
「〇〇したい」って思わない方が幸せだと思うのです。
例えば、
飛ばしに命をかける友達につられて
「300y飛ばせるようになろう」と
目標を立てても、
寒いから、と打ちっぱなしの練習に行くのを
サボってしまったら、、、
それもまた「オレはなんてダメな奴なんだ」となってしまいます。
自分で自分を傷つけてしまいます。
(ちなみに、僕は昔、
バンドをやるぞ!と決意し、ギターを中古で買っておいてすぐに挫折し、
後ろめたい気持ちになって「自分は本当に続かないな~」と嫌になったことがありました。
バンドをやってるカッコいい自分を目指しちゃっただけで
ギターを弾くのが好きじゃなかっただけですね^^;
そこに気づけば、自己嫌悪に陥りませんでした。
ギターに本気じゃなかったわけです)
そうなるくらいなら開き直って、
「オレは爆発的な飛距離はいらない」とか、
「オレは緊張はしちゃうから力むのはしょうがない。
その他でおぎなおう」
だとか言ってしまった方が、
自己嫌悪に陥らずに、幸せです。
目標を立てるのも大事ですが、
本気になれないものを抱え続けるのは精神に悪いです。
楽しいはずのゴルフでストレスばかり溜まるのは嫌ですし。
それに、
本気でやらなかったら、
本気の本気でやってくる人に勝てるわけがないですからね、、、
言い訳上手のままでいると、上達できるものもできないです、、、
追伸:
モンゴさんが新しいプログラムを出したそうです。
ケガや病気で以前のようなスイングができなくなった方、
ブランクができちゃった方に特にお勧めなんだとか。
モンゴさんのゆったりスイングの
秘密が全部公開されるらしいですよ。
興味がある方はどうぞ。
↓
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