From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
おはようございます、小原大二郎です。
今日は、ゴルフを上達させることの出来る人と出来ない人、
その違いについてのお話をしたいと思います。
私も多くのゴルファーを教えていて、
上達できない人にありがちなパターンというのがあります。それは。。。
教材を買いあさってもうまくならないSさん
私が今でも教えている人に、Sさんという方がいらっしゃいます。
Sさんは60代の男性で、定年を迎えてからゴルフを始めました。
もともとの凝り性なのか、ゴルフにのめり込んでいって、
始めた当初にはとにかく教材や本を買い漁り、
それを片っ端から読んでいらしたそうです。
でも、いろいろ勉強したのにぜんぜんうまくならない。。。
ゴルフはスコアがよくなれば、もっと楽しくなるのではないか?
そんなふうにSさんは思って、私のところにやってきました。
結果として、私のところに来て、110ぐらいだったスコアが
今ではベストスコアが「88」までに上達しました。
今でも不定期ですがレッスンをさせていただいています。
しかしながら、私が言ったのは大きくたった2つのことだけです。
しかもこれは、ゴルフに直接かかわる技術的なことではなく、、、です。
一体それは、何だと思いますか?
Sさんとの2つの約束
私が申し上げた大きく2つのこと。それは、、、
1.教材を読んだり見たりする時間よりも、
ゴルフクラブを握っている時間が多いようにする
2.プロのスイングを見る時間よりも
自分のスイングを録画して見る時間が多いようにする
単なる2つのことに気をつけていただいただけで、
Sさんは88までスコアを伸ばすことが出来ました。
もともとSさんはとても頭のいい方で、理解力も早かったんですね。
ですが、どうしても理解しただけで満足してしまって、
実際にそれを身体を動かしてしみこませるような時間が少なかったのです。
ですので私はSさんに、このようにお伝えしました。
「教材を見るのはいいですけれど、
その時間よりもクラブを握っている時間を増やして下さい。
見るにしても、教材は絞って見るようにしましょう。
今、教材を見るのに使っている時間をクラブを振る時間にあてれば、
確実に今よりもうまくなると思いますよ」
はじめは教材を見ることに未練があったようなんですが、
私に言われたとおり、以前のように教材を買い漁ることはなくなりました。
そのことで混乱することがなくなりましたし、
その上、練習の時間を多く取ることができるようになり、上達も早まりました。
自分の恥を知ること
そして、もう一つの約束が「自分のスイングを見る」ということです。
ゴルフをしていると、上手い人のスイングを見ているだけで
うまくなったような感じがすることがありますが。。。
実際は、そんなことはありません。
それだったら、自分の下手なスイングを見ていたほうが、
自分のスイングを反省する機会になりますから、
そのほうがよっぽど建設的で、上達も早いのではないかと思います。
この2つは、上達をする上でとても強力な方法です。
プロのキレイなスイングを見て、安心してしまってはいけません。
うまくなっている人というのは、自分のスイングをしっかりと見つめて、
そこに少しずつ、改善を加えているのです。
あなたは最近、教材を見ている時間のほうが長くなっていませんか?
自分のスイングよりもプロのスイングばかりを見ていませんか?
もしそうなら、あなたのせっかくの上達の機会を
みすみす逃してしまっているかもしれません。。。
またメールします。
小原大二郎
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なるほど・・
これまで自分のスイングをビデオで見たことはありませんね。
何となく自分で、トップの位置が微妙に狂っていることは感じているのですが、
一度ビデオで見ることにします。
カメラを買わなければ・・
今回の例に似たことをしていた様におもいました。人の振り見ての心境です。
いつも、有難うございます。
ビジネスゾーンについてよくお話をされていますが、最初にお聞きしたときは、そんなに意識が(興味)がなく単に聞き流していました。
もう一回基礎的なことからお話の機会があれば有難いなあ~と思っていますのでよろしくお願いいたします。
小原プロ之言われる事は、本質を言われておられていると思います。
本質とは、シンプルで出来てみればやさしいことかもしれません。しかし、そこに行くまでは
いろいろな回り道をおそらくしないといけないと思います。回りすぎて上達できていない自分の
様なゴルファーがほとんどだと思います。先日、クラブを替えましたいいかどうかは別として
クラブが軽くなった分、ウッドは良くなったのですが、アイアンが全く当たらなくなりました。
ウッドもアイアンも基本的には同じだと分かっているのですが、アイアンはおそらく前に言われた
上から打ちこめと言う事が頭から離れずにスイングしてしまい、また右ひじをなるべくくっつけろと言う
教えを守っているつもりですが、結果右ひじが下がってしまいます。右ひじをなるべく下げないようにスイングしていますが、ゆっくりスイングしているときはいいのですが、欲が出て飛ばそうと思うと崩れてしまいます。しかしなぜか少とのアプローチは結構当たります。一番の原因は体重移動を左にして力を入れずしっかりとボールを見ているからだと思っています。ミドルアイアンでのスイングではある程度の距離を出したいために力んでしまいます。力を抜けと言われてもかえって形が崩れてしまいます。
自分でビデオを撮りなさいと言われていますが、それ以外に良い方法があればご享受下さい。
芯に当たって、気持ちよくスイングできた時の感触を忘れないうちに。お願いします。
今日の記事に同感です。過去私はDVDを購入するなどして勉強しましたが、その効果は?でした。この様な意味からも小原さんのご意見に賛同です。
貴重なご意見をありがとうございました。
確かにそうですね。迷うと雑誌やレッスン書に眼を通すことは確かにおおいですね。
クラブを一日一度握ることが上達の道と自分に言い聞かせ、日々僅かの時間も惜しまずに練習を積み重ねて行きます。ありがとうございました。