From:森崎 崇
ゴルフパフォーマンス新宿店より、、、
こんにちは。森崎です。
9月に入ってからというもの、
少し暑さが和らいできましたね。
そうなってくると、やはりラウンドしたくなるのは
ゴルファーの性ですが、みなさんの中には
「このフェアウェイの感じ、
なんか前行ったコースと似てるんだよな―、、、」
といった違和感を経験した方っていらっしゃいませんか?
僕自身、その違和感を
味わったことがある1人なのですが、
結論から言いますと、
その違和感は間違っていないと思います。
というのも、これまで多くのゴルフ場に
足を運んできた中で、違うコースなのに
レイアウトが似てるなと感じることがよくあったんですね。
最初は単なる違和感でした。
ただ、徐々にその違和感が確信に変わっていきまして、
ある日、そういうことだったのかと納得しました。
なぜなら、ゴルフ場には欠かせないある職業を知ったからです。
ゴルフ場設計者とは?
ネットでゴルフ場のウェブサイトを
見ていると、
「~氏設計の」とか「丘陵コース設計に定評のある~」のような
紹介文を見たことがありませんか?
そう、その“~氏”にあたる方がゴルフ場設計者です。
家を建てるために建築士がいるように、
ゴルフ場を作るために専門のプロがいるのですが、
同じ人間が作っている以上、コース設計に必ず共通点が生まれます。
それこそが、まさに違和感を覚える正体なのですが、
裏を返せばそれが設計者毎に個性の出る部分でもあって、
ゴルフがより楽しくなるポイントでもあります。
そんな設計者の中でも、僕の印象に残っている方が3人いまして、
今後その方が設計したコースにあなたが行く時のために、
それぞれの特徴を今日ご紹介したいと思います。
①井上誠一
ゴルフをプレイする上で、
一度は聞いたことがあるかと思います。
井上氏は、日本のゴルフ場設計における
第一人者で、今なお設計に携わったコースは
高い人気を誇ります。
特に、トーナメント開催コースとして使用されること多く、
桑名カントリークラブ(三重)、武蔵カントリークラブ(埼玉)、
龍ヶ崎カントリークラブ(茨城)などは開催されましたね。
コース自体は、それぞれのホール毎に
林できれいに区切られていることが多く、
集中してゴルフに臨めます。
ただ、名門と言われるゴルフ場であることが多いので、
少々プレーフィーは張りますが、それに見合う価値のある
コースであることには間違いないです。
これぞゴルフ、という気分を味わうにはとてもオススメです。
②ピート・ダイ
もし、あなたがラウンド後に
「このコース難しすぎて、全然実力が発揮されなかった。。。」
「コース毎にギャップがありすぎて、疲れた。。。」
と思ったら、それはあなたのせいではありません。
なぜならあなたは鬼才、ピート・ダイによる
コースをプレイしたかもしれないからです。
ピート・ダイはアメリカ出身のコース設計者なのですが、
時には「コースに恐怖を持ち込んだ男」とも呼ばれ、
彼が手掛けるゴルフ場は、とにかく難しいのが特徴です。
見間違うくらい狭いグリーン、数百ヤード続くバンカー、
アイランドグリーンなど、鬼才と言われるだけあって、
大胆かつ奇抜なコースが18ホール続きます。
ミッションヒルズカントリークラブ(埼玉)、
きみさらずゴルフリンクス(千葉)、
メイプルポイントゴルフクラブ(山梨)、
などがピート・ダイによる設計で、
もしあなたが実際にプレイするときは、
短い距離でも着実に刻んでいくスタイルが良いと思います。
特に、戦略性の高いコースに挑戦したい人には
うってつけなので、チャレンジコースとしてオススメです。
③発地朗
上記の2人に比べれば、
そこまで有名ではないかもしれないですが、
個人的に思い入れのある設計者でして、
かつて僕は鶴ヶ島カントリークラブ(現Jゴルフ鶴ヶ島)
というところにお世話になっていたんですね。
その鶴ヶ島カントリークラブのコースを設計したのが
発地朗氏なのですが、彼の特徴はなんといっても
ニクイ演出に尽きます。
というのも、フェアウェイの真ん中に大きい木を植えたり、
グリーン手前にハザードがあったりなど、実際にプレイしていると
「今からその辺りに打ちたいのに。。。」
というところに罠が設置されています。
なので、他のゴルフ場に行っても
こういった演出がされていると、
発地氏が設計したのかもと思います。
鶴ヶ島カントリークラブの他にも
八甲田ビューカントリークラブ(青森)
ロイヤルカントリークラブ(栃木)
大相模カントリークラブ(神奈川)
などが発地氏の設計コースのようです。
お近くにお住まいの方は、
是非一度足を運んで見て下さい。
初コースは無理せずに
というように、設計者によってこれでもかというくらい
雰囲気の変わるゴルフ場ですが、
これから秋のゴルフシーズンで、自分の知らない
コースに行く機会も増えるかと思います。
そういった場合には、アドバイスとして
とにかく無理はしないでください。
ドッグレッグはショートカットせずに
フェアウェイを追うようにショットしたり、
測定器を使って正確に距離を把握するなど、
着実なプレイを心掛けてください。
また、見落としがちな点として、
ヤーデージ杭の測定方法がゴルフ場によって
違うというのが挙げられます。
僕も、セルフでまわる際に残りを球数を計算する方法として、
ヤーデージ杭を参考にしているのですが、
ゴルフ場によって、その距離が
「グリーンエッジまでを指しているのか」
「グリーンの中央を指しているのか」
というのは、まちまちなんですね。
なので、カップまで残り100ヤードと思って
ショットしたら、実はエッジまでの距離を指していて、
全然届かなかった。。。というのは珍しいことではありません。
もし、ヤーデージ杭を参考にしてまわる際は
事前に確認しておくと、安心してショット出来ると思います。
設計者から見るゴルフ場
恐らくですが、ゴルフ場設計者を基準に
コースを選ぶゴルファーってほとんどいないと思います。
ですが、
なぜ、このような形になったのか、
どうしてここにハザードがあるのか、など
そこには設計者なりの考えがあって、
そのレイアウトになっているかもしれません。
かなりマニアックな世界の話なのですが、
そういったところからゴルフ場を見ると、
新たな一面が発見されたり、思わぬ楽しみが増えたりします。
あなたにとって、
思い入れのあるコースはありますか?
もし、そんなコースがありましたら、
是非コメントにお書きくださいね。
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森崎崇
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