From:大森睦弘
神戸の自宅より、、、
こんにちは、大森睦弘です。
さて、今回は
「スライスの心配ゼロ…左手グリップを極める」
というお話をさせていただきます(ビデオ&おまけあり)。
左手のグリップがウィークなゴルファーは
全体の95%なんていう統計もあるぐらい、
ヘッドが開く最大の要因であるウィークな左手グリップを
放置しているゴルファーは多いです。
しかも、左手グリップ問題以外にも。。。
(続きはビデオにて)
スライスの心配ゼロ…左手グリップを極める
パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
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(おまけ付き)
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グリップがウィークの何が問題なのか?
しかも、左手グリップ問題以外にも
スイング全体でヘッドを開かされる要因は多いために、
ボールヒット近辺で前腕を左に捻る
難しいアームローテーションを強いられています。
本来はまずは左手のウィークな状態を改善すれば後が楽なのに、
臭いものに蓋をするようにボールヒットに向かう
アームローテーションでカバーする傾向にあります。
そして、うまくアームローテーションできると、
スライスが出にくくなって
スコアで100を切ることができたりします。
ところが、80台が出そうなころになると
左への引っ掛けなどの問題が発生して、それ以上スコアが伸びずに
90台をウロウロしてゴルフ人生が終わりなんてこともあります。
そこで今回は、本来の正しいグリップのポジションよりも
グリップの上で左手が左にずれた左手のグリップがウィークなことを
根絶する基本をお伝えしようと思います。
遠心力の影響への準備
まずは、スイングを簡単で楽にするために
左手のグリップのあるべきポジションの理由は、
骨格と筋肉の構造で腕は伸びると内側に捻れることにあります。
左腕を単にリラックスさせているだけだと、
ボールヒットで遠心力により左腕が伸ばされると
ヘッドは開く方向に動きます。
開いた物は閉じることになり、そうなるとボールヒットに向かって
アームローテーション動作が必要になります。
ボールヒット近辺ではできるだけコントロールするべき要素が少ないほど、
ヘッドを走らせることに専念できて
ボールを遠くまで精度良く飛ばすことができます。
正しい左手のグリップはセットアップで予め左前腕を右に捻っておく、
まさにボールヒットで遠心力で引っ張られたときに
前腕を左に捻らなくてもよいポジションです。
トップで支えやすいために
また、左手のグリップの向きは、
トップでグリップがズレないためにも重要です。
手元が両肩のラインの少し上ぐらいのトップだと、
上半身で無駄な力を使わず脚の動きであがってきた自然なポジションで
上半身が最高にしなりやすいところです。
そして、グリップが正しいポジションなら、
理想のトップで左手の親指の腹にグリップがきっちり乗って
グリップはズレにくいです。
ところが、セットアップでグリップが左にシフトていると、
手元をもっと高くあげるとかヘッドを開いてくる動きをしなければ、
親指は左に外れてグリップがズレます。
そして、グリップがスイング中にズレるとセットアップで
グリップを力できつく握ることにもなり、腕や肩には
余計な力が入って硬くなるので上半身はしなりにくくなります。
正しいグリップの確認
さて、正しいグリップではセットアップで、
左手の薬指の関節である3つ目のナックルが
自分からはっきりと見えています。
左手の親指はその内側がグリップの真ん中に沿うように全体に右側にあり、
そこに人差し指の内側が密着して
左手の親指と人差し指でできるVの字は閉じている形です。
この左手のVの字が開いていると指の力でグリップを握りやすく、
前腕や肩にまで余計な力が入ることで、
しなりを使いにくいスイングになります。
さらに、力で握ったグリップはどんなに強く握っても
スイング中にグリップはズレます。
そして、グリップがズレるとさらに強く握る悪循環となります。
下を向いてグリップをつくる弊害
また、下を向いてグリップをつくろうとすると、
左手はウィークになりやすいです。
本来、手元は左肩からクラブをぶら下げた状態の
左股関節前あたりにあることが自然です。
しかし、それより右に持っていくほど、左手のグリップは
ウィークな方向である左にシフトしやすくなります。
真っ直ぐに立ってグリップをつくる
そこで、この左手のグリップを含むセットアップでの
上半身のつくりかたをお伝えしますのでやってみましょう。
まずは、真っ直ぐに立って、
右手片手でクラブをグリップとシャフトの境目あたりで持ち、
クラブを楽に支える感じで右肘をお腹の上にポンと置きます。
そうすると右肘の内側であるエクボは上を向き、
右腕は力でクラブを振る形ではなくしなりやすい形状となります。
また、グリップでは左右の手の前後差があるので、
シャフトを体の正面に真っ直ぐ出そうとすると左手首を甲側へ折る
余計な力が入って腕や肩も力で硬くなります。
そこで、あらかじめシャフトを体の正面に対して
右斜め45度ぐらいにセットすると、
左手首に余計な力を入れなくてすみます。
そして、シャフトを水平にしておいて、
ヘッドの一番下の溝が自分から見て垂直に見えるようにします。
そうすることで、体がターンしたときに
ヘッドが描く軌道の方向にヘッドが向き、
ヘッドと両肩の向きを揃えることができます。
ここまで準備すると、目の前に見えるグリップはまさに
丁寧に左手をセットできるポジションにあることが分かります。
そこで、このグリップに対して、左手の親指の内側のラインを
グリップの真ん中のライン(稜線)にきっちり合わせて
グリップの上に置きます。
そこから、その親指の付け根の横側に
人差し指の付け根の横側が密着するまで、
左腕前腕を右に捻るようにして左手の甲を親指の方向に寄せてきます。
そして、最後に左手の指をもぞもぞさせて隙間をできるだけ埋める感じで、
収まりの良いポジションを探しましょう。
これなら、大きな石の間に砂を入れると固定できるように、
指で隙間を埋める感じでグリップを力ではなく
指のポジションで固定できます。
そこから、左腕が遠心力で引っ張られたイメージで伸ばして、
左右の手を密着させて、シャフトが左股関節前のおへその高さを向くように
ヘッドを少しおろせば上半身は完成です。
普段、間違ったグリップや
さらには問題のある上半身の形でスイングしていたなら、
かなり気持ち悪く感じるかもしれません。
しかし、この完璧な上半身の形から
何か変えれば変えるほど悪いことばかり起きます。
そこで、上半身の形を変えないためのコツとして、
右足をボール方向へ一歩踏み出して右股関節を曲げるようにして
ヘッドをボールの後ろにきちっとセットします。
そして、両肩まで決まったところで、その両肩に対して
足踏みをして体を入れてながら振りやすい足場が決まったら
フォワードプレスしてバックスイングを開始します。
正しい左手のグリップをセットアップでバッチリ決めて、
自然な動きで楽々スイングしましょう。
左手の親指から決める
ところで、左手のグリップを左手の親指から決めることは、
正しくグリップをつくるために重要です。
そもそも、指から握ってグリップをつくろうとすると、
必ず指の力を使って握ってしまいます。
それでは、スイング中にグリップはズレます。
また、グリップの上で左手の親指が1mmズレたら
打ち出されたボールがどれぐらい狂うかと計算すると、
なんと20y以上も狙いから外れてしまいます。
グリップの円周はグリップの種類やテープの巻き方で違いはあるとしても
55mm前後なので、グリップの上で1mmの違いは角度で言うなら
約6.5度になります。
これだけ飛び出し方向が狂ったとしたら、200y先では約22yズレます。
(200y x tan6.5度 =200y x 0.11 = 約22y)
実は飛び出し角度以外にも
軌道に対してのフェースの向きのズレでボールは曲がりますから、
左右のボールの散らばりはもっと大きな数字になります。
そのためにも、まずはグリップの上で左手の親指は
精度良く置きたいものです。
トップのポジション
また、ヘッドの勢いでクラブがトップに向かうときに
左手の親指でクラブの勢いと、
クラブの重さを楽に受け止めることができると良いです。
手元が両肩のラインの少し上にあるぐらいだと、
セットアップで前傾した形から脚を使ってバックスイングしてきたときの
ヘッドの勢いだけであがってくるポジションです。
それより上にあげようとすると、腕で上向きの力を出すことになって
ダウンスイングでは下に向かって落ちにくくなります。
それは、筋肉は自ら出そうとする力を使うと
その力をゼロにしたつもりでも約0.4秒はゼロにならないからです。
逆にトップ近辺で右脇を締める力を入れたりしていたら、
手元は両肩のラインぐらいまでしかあがらず、
腕やクラブの落下のエネルギーはその分減ってしまいます。
セットアップで予め準備
セットアップでトップやボールヒットで余計な動作をしなくても
予め用意することが、止まっているボールを打つゴルフにとって
簡単にスイングできるための要です。
まさに、ヘッドスピードが速いボールヒットのみならず、トップも含めて
スイング全体が無駄なく簡単でパワフルな動きのための準備が
セットアップでできていると楽です。
ヘッドと両肩の向きを揃えると良いこと
ところで、ゴルフは見た目以上に、高い精度を要求されます。
それなら、ボールに近いところから精度良く構えを決めることで、
ボールとクラブや体のポジションを高い精度で確定できます。
そのためにも、グリップまでつくっておいて、
その形を変えないままヘッドをボールにきっちり
セットするようにしましょう。
そして、ヘッドと両肩の向きが揃って入れば、
セットアップでヘッドをターゲット方向へ向けたら
両肩の向きもターゲットを向けることができます。
コースでは、スタンスの向きを狂わされる要因が
たくさん用意されています。
例えば、人は大きいものの反対を向きたがる傾向にあり、
右に大きな木や山があれば狙った方向を向くと
右に向きすぎていると勘違いします。
そこで、ヘッドと両肩の向きを合わせておいて、
ヘッドをボールの後ろにターゲット方向を向けてきっちりセットすれば、
両肩の向きも正しくターゲットを向きます。
その肩に対して足踏みをして気持ち良く振れそうな足場を探して、
体を入れていけば最高の精度でセットアップできます。
セットアップでのグリップのポジションは、
スイング全体にとって重要です。
しっかりチェックして、常に正しいポジションを確保して
楽々スイングしましょう。
では、また。
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