From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
おはようございます、小原大二郎です。
先日、たまたまある中学校の前を通った時に
部活動でテニスをしていたのが目にとまりました。
おそらく1年生らしき子たちが素振りをずーっとやっていました。
どんなスポーツでもそうですが、
素振りの練習はかならずやらされますよね。
というのも僕も以前テニスを真面目にやっていた時期があって、
なつかしい思い出があります。
素振りは空手で言えば「型」のようなものですから、
そこがグラグラしていては、どんなボールも打ち返すことができません。
でも、そんなことは当時はわからずに、
「早くプロが打つみたいなカッコいいボレーとか教えてくれないのかなー」
とか、甘いことを同じ部活の仲間に言っていました・・・
■カッコよさを求めるな!
最近、雑誌には「プロのドライバーの連続写真」
みたいなものが多く掲載されていますよね。
「あのプロみたいなカッコいいドライバーショットが打ちたい!」
みたいなやつです。
あとは「最近流行のスイングは、、、」のような話も。
私もプロゴルファーとして最近のゴルフの動向はチェックしているので、
それをもとに試行錯誤をしています。
しかし、先ほどの中学校のテニス部の子たちを見て、
「うーん、自分も気をつけないといけないなあ。。。」
と思いました。
テニスをしていた時に、先生にこんな質問をしたことがあるんですが、
小原「先生、質問があります。いつになったら、素振りしなくてよくなるんですか?
ボレーとかカッコいい技はいつ教えてくれるんですか?」
先生「アホ、テニスしてる限り一生続くよ。
基本が出来てないやつにテクニック教えても使いこなせるか」
この先生の言葉がフラッシュバックしてきました。
あの時はなんて失礼なことを言ってしまったんだろうと、
思い出すだけでも恥ずかしい限りです。
■プロは基本こそ一生懸命にやる
ゴルフも同じです。
ラウンドのスコアはいかに基本をこなせるかにかかってきます。
カッコいいドライバーショットではなく、
アイアンだろうがパターだろうが、常に基本に忠実なスイング、
そしてその基本を支える基礎体力、精神力がスコアを大きく左右します。
ゴルフがドライバーだけを打つスポーツなら話は別ですが、
大切なことはどのクラブでも基本をしっかり繰り返して、
飽きずに反復できるかどうかがカギになってきます。
かっこいいスイングができなかったとしても、
この基本スイングと基礎体力、精神力があれば何とでもなることが多いです。
「日本プロゴルフ界のドン」と呼ばれた故・杉原輝雄さんも
こんなことをおっしゃっています。
「並のプレイヤーに最も有効な練習方法は『素振り』。
単調で苦痛だ。でもこれを継続しやり遂げられる情熱が絶対必要」
流行りのものに飛びつくのではなく、
まずは基本を徹底的に行うことが上達の秘訣なのですね。
あなたもカッコいいスイングに気を取られているなら要注意です。
基本の練習というのは決して面白いものではないかもしれません。
ですが、ゴルフというスポーツから楽しさや喜びを受け取るには、
基本に忠実にやることが絶対に必要なのです。
またメールします。
小原大二郎
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