From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
おはようございます、小原大二郎です。
フゥー。ゴルフも忙しい時代になりました。
最近は、毎週のように雑誌などのメディアで
新しい上達のテクニック、技術が登場します。
雑誌に書いてあることは、超オモシロそうな
(簡単にうまくなりそうな)ものが毎週ないしは毎月登場しますよね。
そして、みんなあなたの注意をひこうとしている。。。
忙しい時代になりました。
しかし、ほとんどの人が気づいてない事、ほとんどの人が
見逃しているチャンスは、新しいスゴイ裏技とかじゃありません。
なんか新しいゴルフ理論とかでもありません。
それは簡単で明白なものです。
■「そんな事は知ってるわ!」でも・・・
私はよく思うのですが、
「ゴルフは明白なものほど見逃しやすい」
と思っています。
ゴルフを一度やったことがある人間にとって明白なもの、
つまり当たり前のようなこと。例えば、、、、
・自分に合ったグリップやアドレス担っているかを日々チェックする。・・・これは明白だ。
・ゴルフのことをよく分かっている人にレッスンを受ける。・・・これは明白だ。
・練習場では1球1球、本番をシミュレーションしながら打つ。・・・これも明白だ。
これらはゴルフを少しでもかじったことがある人にとっては明らかなことばかりで、
決して新しいことでもないし、なんかスゴイことでもありません。
しかし、「そんな事は知ってるわ」と言う前に、こう自分に聞いてみて下さい。
「これらの明らかなことを自分の今のゴルフで実施できているだろうか?」
もし答えが「イエス」であれば、、、恐らく、あなたは既に結果を出しているはず。
もし答えが「ノー」であれば、、、もしかしたら、、、もしかしたら、
あなたは幻想を追いかけているのかもしれません。
「幻想」とは、なんかスゴイ新しい事やみんなが知らない裏技みたいなのを手に入れて、
ある日突然、ゴルフがうまくなる・・・というような幻想です。
その前の日までは普通だったのに、その魔法を手にれて、一晩寝たら、
次の日には、魔法が効いていて、まさにその日から、、、
「人生が一変する・・・」
というような事を追いかけているのかもしれません。
言うまでもないですが、これは完全なる幻想です。
現実のゴルフというのは、あらゆる要素が組み合わさって成果が生まれています。
なので、魔法の1つを手に入れたところで、成果はそんなに変わらないのです。
なにかもの凄い大きな「魔法の方法」を手にれれば、
一気にあなたのゴルフが変わるという幻想は、あなたを危機に追いやる事になります。
なぜなら、その「魔法」探しの旅に出て、一生帰ってこれないからです。
■石臼が動き出す・・・
マンガやテレビの見過ぎなのかもしれません。
映画では、主人公が「魔法探しの旅」にでれば、それは必ず見つかります。
そして、「魔法」によって何もかもが解決してしまいます。
しかし、現実は違います。
現実は魔法なんて存在しないし、あなたの抱えるゴルフ上の問題を
一気に解決してしまうようなスゴイ事は起きません。
むしろ、現実に起きるのは小さな事ばかりです。
小さな練習、小さな改善、毎日、毎日、毎日、
飽きずにやり続ける事によって、大きな成果が出ます。
小さなことを毎日、毎日、毎日やることによって、
ある日、突然、大きな成果が出ている事に気づくのです。
何の本だったか忘れてしまいましたが、
「大きな石臼(いしうす)の話」を読んだことがあります。
大きな石臼を回すのに、人は何度も何度も、
いろんな方法で、石臼を押す。何度も何度も、、、、
するとある瞬間に、、、石臼が少しだけ動き出すのです・・・
少し動いた瞬間にも、押し続ける事で、石臼が少しずつ、動き出します。
さらに押し続ける。少し動き出す。
さらにさらに押し続ける。だんだん動き出す。
さらにさらにさらに押し続けることいで、だんだん石臼の動きの速さは早くなる・・・
そして、ある地点から、そんなに強く押さなくても、石臼は動き続けるのです・・・
さて、ここで問題。
どれが「魔法の一押し」だったのでしょうか?
最初の1回目か、最後の一押しか?
それとも、20回目?50回目????
ここまで読めば、この質問が愚かであることにあなたも気づくでしょう。
どれが「魔法の一押し」だったかなんてないのです。
全て必要だったのです。
ゴルフがうまくなる、大きな成果を出すには、魔法の一押しは必要ありません。
それよりも必要なのは、日々の小さな一押しです。
毎日、毎日、小さくても、明白な事をやり続ける。
これによって大きな成果が出始めるるのです。
これが確実に成果を出す方法だ。
それを踏まえて、もう一度、自分自身に問いかけてみて下さい。
「今の自分は、ゴルフがうまくなるのために当たり前のことができているか?」
幻想を追いかけてはいけません。
今のあなたに必要なのは「当たり前の小さな一歩」なのです。
またメールします。
小原大二郎