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え、グリーンでドライバーパッティング?

2017.06.12
古賀さん写真koga

From:古賀公治
尼崎テクノランドより、、、

こんにちは、ティーチングプロの古賀公治です。

今日はあなたに、

 「え、グリーンでドライバーパッティング?」

について、お話ししたいと思います。

ドライバーでパッティングなんて、
ちょっと馬鹿げているとお思いかもしれませんが。。。

以前にこんな質問をネット上で読んだことがあります。

グリーン上のドライバーはルール違反?

> グリーン上でのパットで、パターを使わないで
> ドライバーで打っているプレーヤーがいましたが
> 問題ないのでしょうか?
>
> ロングパットに効果があるとのことでした

 

もちろんグリーン上では普通パターを使いますよね。

ですが、ゴルフルール的には
「パターを使わなければならない」
ということはありません。

そういえば、藤子不二雄Aさんのマンガ、
「プロゴルファー猿」も通常はドライバー一本で
グリーンでもプレーをしていますね。
 

2017-0612_1
 

ですが、グリーンでドライバーを使っていいからといって、
これにはマナー的な要素もあります。

パター以外のクラブを使った場合、
グリーンに傷が付いてしまう可能性があります。

また、ゴルフ場のローカルルールによっては
 

 「グリーン上ではパターを使わなければならない」
 

というふうに明記してあるところもあります。

ですので、これについてはプレーするゴルフ場に
確認をするようにしましょう。

感性を養う

 

 「古賀プロ、そんなこと言っても
  グリーン上でドライバーなんて、使いませんよ」

 

そんなふうにおっしゃる方も、いるかもしれません。

もちろん、精度というものを考えるのなら、
グリーン上ではパターで打つほうがいいに決まっています。

グリーン上でドライバーを使うパットには、
 

 「長いパットの時はドライバーの方が距離を合わせやすい」
 

一説にはそんな話もあるようですが、
私はそれとは別のメリットがあるように思います。
 

以前のメールマガジンで、バッバ・ワトソンが
20度のユーティリティ1本で18ホールを回り、
「スコア81」を出したということをお話ししました。

バッバ・ワトソンに学ぶ非常識な練習法
2017.05.29

http://g-live.info/click/170529_yuukan/

(この話題には複数の返信コメントもいただきました。
 どうもありがとうございます。)
 

そのバッバ・ワトソンの話とも通じるものがあるのですが、
ドライバーでパッティングを試みることで、
 

 自分の「感性」を養うことができる
 

のです。

普段やっていないことをやる

やってみればわかりますが、
ドライバーでパッティングをすることは
そんなに簡単なことではありません。

普段のパターとは違いますから
距離を合わせるのがものすごく難しいです。

そうしたときには、自分の感性が要求されます。
 

 「この距離ならこれぐらいの強さかな?」

 「ああー、これだとちょっと強いのか…」
 

自分の感性を研ぎ澄ましながら、
いろいろな打ち方をして、距離感を合わせます。

まさに、自分の感性を信じるしかない状況です。

しかしその反面、その打ち方は
普段のパターのストロークに縛られることもなく、
自由であるとも言えます。

そうした状況はとてもクリエイティブであり、
ゴルフの感性を養うのに最適なのです。

私はジュニアにレッスンをしているのですが、
そのレッスンでも「ドライバーでパッティングをする」
練習方法を取り入れています。
 

実はこの「ドライバーでパッティング」練習にはもう一つ、
大きなメリットがあります。

それは、フェースがスクエアに当たる感覚が養えるという点です。

通常のパターでは下半身固定が基本ですが、
このドライバーで強くパターのように打とうとすると、
自然と下半身も使わざるを得なくなります。

そうすると、まさにそのスイングが、私がいつもお伝えしている
「最小形」のスイングになっていくのです。

この時に、芯に当てる感覚が養われると、
スライスしたりフックしたりすることもなくなるというわけです。
 

とはいえ、先ほどもお話ししたように、
ゴルフ場によってはグリーンのパター以外の使用が
禁止されているところもありますので。。。

やる際には、そこだけは確認していただければと思います。

あとはくれぐれも、グリーンを荒らさないようにだけ、
気をつけて下さい。
 
 

今日はこんなところにしておきます。

もし疑問については、コメントいただだいたものから
お答えできる範囲で順次お返事を書いています。

画像付きでないと説明が難しいものについては
お答えできないことがあることをご承知ください。

なおお読みになった方は、
そちらについても再度コメントをいただけると
「既読」かどうかが私から見てもわかるのでありがたいです。

それでは、今日はこのへんで。
 

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「決断できない」症候群

2017.06.12
obara小原

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。

金曜日の午後、
友人から「今夜、飲みに行こうよ」という
誘いの電話がかかってきたときに、

あなたは「あとで返事するよ」
と言って即答を避けた経験はありませんか?

その日の夜には何の予定もないことは
電話を受けた時に知っていたにもかかわらずです。


しかも、自分が電話をかけ直すまでに、
他の用事が発生する可能性は
99.9%ないこともわかっているのにです。

このような反応は
いわゆる「優柔不断」と言われるものです。

プレー中も「決断できない」症候群のゴルファーは
意外と多いのではないでしょうか。

ゴルフは、他のスポーツに比べて
決断する場面が多くあります。

そして時間も長く持つことができます。

それ故に、迷う事も多くなり、
なかなか自分で納得する決断を出しにくい事があります。

優柔不断な人はプレーが遅い


「優柔不断な人はプレーが遅い、
 卑怯な人は言い訳が多い、
 教養のない人はスコアをごまかす」

...ウィリー・パーク・ジュニア。

厳しい言葉ですよね。

極少数の優秀なゴルファー以外は、
少しはこの言葉に思い当たる節があることでしょう。

すぐに決断を下せるというのは、
生まれつきの能力だと思っている人もいます。

あなたも、たった今行われたプレーについて
即決してショットをする人を知っていることでしょう。

自信満々に即断即決できる人です。

優柔不断というのは、
決断を下す能力がないということではありません。

決断を下したくないのです。

これは決断を下すことについて、
間違えたらどうしようという
恐れから生じることがほとんど。

とくにパッティングにおいては、
その迷いが心に残っていると
良い結果を生み出す事がとても、難しくなります。

迷いのイメージは
体にどっちつかずの反応をさせてしまうからです。

心に迷いがある限り、
一つのプレーにおいて後悔を強く持つ事となります。

いかなる状況であっても、
自分が下した決断には迷いを持ってはなりません。

そして決して、
「間違った」決断を下すことを恐れてはいけません。

もし「間違った」決断が、
あなたがあらゆる状況をよく吟味した結果であるなら。

それは選んだ選択肢が
たまたま最良のものではなかったというだけのことです。

実は、間違った決断を下すことは、
そう悪いことでもないのです。

次にどんなプレーをする必要があるのか
貴重な戦略が手に入ります。

すると、それまでよりも
自信をもって素早く前に進むことができます。

そもそも100%正しい決断というものは存在しない。
まず、この事を理解しましょう。

自分の中で60%ぐらい大丈夫と思った方を、
素早く選択しましょう。

そして、その決断を信じで、
プレーに集中しましょう。

決断したらあとは迷わない。

いったん決断した後も
まだウジウジと迷うのが優柔不断。

この優柔不断こそゴルフの最大の敵です。

打つ直前で迷うとショットに“キレ”がなくなる。
肉体も心も解放されない。

決断して打って、思ったより結果が悪くても、
優柔不断のまま打つより、後悔の度合いは少ないでしょう。

少なくとも決断しきった主体があります。

金曜日の夜に友達が電話してきて
飲みに行こうと誘われ
あなたが行きたいかどうか決められない場合。

それはもしかすると、
単なる優柔不断が理由ではないかもしれません。

実はあなたには、
約束したくないという気持ちがあるのかもしれません。

つまり、

「万一もっと素晴らしいことが起きたときに、
 友達と飲みに行くと約束したばっかりに、
 そのチャンスを逃すかもしれない。

 そうなったら、一生後悔し続けることになるだろう。

 そんなことは起きないだろうけど、
 万が一に備えて、飲みに行くことは保留にしておこう」

と考えるわけです。

決断を信じて行動してみましょう。

またメールします。


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あなたはゴルフが好きですか?

2017.06.11
服部hattori

From:服部コースケ
東京・代官山のスタジオより、、、

こんにちは、服部コースケです。

服部 「Aさんお久しぶりです。最近レッスンに
いらしてなかったみたいですけど忙しかったですか?」

Aさん 「いや~そんなことないんだけど
なんとなくやる気が出なくてね~、、、」

レッスンプロをしていると割とよくある会話です。

私はゴルフが仕事なので
ゴルフをすることが当たり前なのですが、

私のメールマガジンを読んでくださっている
私のレッスンを受けに来て下さる生徒さんは
仕事、家族、遊び、趣味、、、、

様々なことをこなしながら
空いた時間でゴルフを楽しんでいます。

ゴルフが大好きでも
あくまで人生のごく一部なんです。

あなたはゴルフと上手く向き合えていますか?

    

わたしのいいわけ

      今日は雨だから、、、
      今日は体が疲れているから
      明日朝早いから、、、
      明日やればいっか

私がアマチュア時代にモチベーションが上がらない時
必ずと言っていいほどこんなことを考えていました。

そういう時期は誰にでも訪れます。

時期的なものなのか
精神的なものなのか
ただ飽きただけのか
人によって理由は違いますが
様々な要因が絡みあって起こってしまうのです。

プロゴルファーになるための大事な才能は
“どんな時でも練習をし続けられること”

そう言われているほど
継続し続けることは困難なことなのです。

実際に先日引退を表明した宮里藍選手も
引退の理由はモチベーションの維持だと語っています。

      

5つの方法

私が当時(今でも)続けている

ゴルフへのモチベーションを高める方法は

1 思い切って誰かに習ってみる
2 目標を数字で見つける
3 ライバルを見つける
4 新しいゴルフクラブを買う
5 もういっそのこと何もやらない

この5つですかね。

1 思い切って誰かに習ってみる

自分が今まで知らなかったことや、気づかなかったことなど
新しい刺激に出会うことでモチベーションが高まります

2 目標を数字で見つける

目標は必ず
スコア◯◯・◯ヤード飛ばす
具体的な数字にした方がいいです。
(ただ上手くなりたい等の漠然とした内容は
今の自分と目標との距離がわからないので見失います)

3 ライバルを見つける

この人には負けたくないという存在を作ることで
自分の中でゴルフ練習を”やる”理由が見つかります。

4 新しいゴルフクラブを買う

みんなに見て欲しい、自慢したい。
やはり自然とモチベーションが上がります。

5 もういっそのこと何もやらない

一旦離れることでやる気を出す方法。
やらないと決めたらとことんやらない。
やる気が出るときをひたすら待ちます。

どれも私がアマチュアの時に
やっていた方法です。

中途半端な気持ちで練習してしまうと
効果も薄いですし、何よりケガをしやすいです。

どんなスポーツでもどんな趣味でも
気持ちが切れてしまう時は必ずあります。

その状況との向き合い方で
その先もどれだけゴルフを楽しめるかが決まってくるんです。

           

ゴルフは一生もの

無理な強度で途中で辞めてしまうなら
一生続けられる強度でずっと続けてください。

全力で走って息を切らして休んでしまうなら
最後まで歩ける早さで早歩きしてください。

ゴルフの上達に大事なのは
やり続けることです。

3日で身に付けた技術は
3日で忘れてしまいますが

1年かけて身に付けた技術は
1年何もやらなくても忘れることはありません。

もちろん人によって成長の速度は違います。

覚えたてで一気に伸びる人
身についてから一気に伸びる人

色々なタイプの人がいますが
結果最後は取り組んだ時間に比例して
同じポイントに収束していきます。

ゴルフは一生モノのスポーツです。
心を整えて楽しんでいきましょう。


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パターを打つ際
距離感が合わない
方向が合わない芯を外すミスヒットが多い

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「心」先入観の恐ろしさ

2017.06.11
ohmori

From:大森睦弘
岐阜の自宅より、、、

こんにちは、大森睦弘です。

さて、今回は

 「心・先入観の恐ろしさ」

というお話をさせていただきます。

誰でも先入観ってありますが、先入観ということは、
大切な行動に蓋をしてしまうことになります。

大切な行動とは、しっかり情報を集めて、
正しい情報を見つめ直し、信頼性のある情報から判断することです。

こんなこと、あたりまえだと思いますよね。
でも。。。

と、本題に入る前に

業務連絡です。
6月の私のワンデーレッスン会、
大阪と岐阜で募集をしております。

大阪(大阪市東淀川区)
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岐阜(岐阜県各務原市)
6/18(日)・6/19(月)・6/20(火)
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では、話を戻します。

実は案外できていない

こんなあたりまえとも思えることが、実は案外できていません。

そして、ゴルフでの先入観は重大な勘違いを生んで、
あなたのゴルフの楽しさに蓋をしてしまいます。
 
 

その先入観からの勘違いは、数えあげるときりがありません。

例えばとりあえず5つぐらいあげるとしたら、次のようなことです。
 

(1)捻転差は大きいほど飛ぶからとバックスイングで下半身を固定する

(2)スイング中、膝の高さを変えると伸びあがってしまう

(3)ボールヒットに向かって前腕を左に捻る必要がある

(4)グリップは体の真ん中にセットするのが自然

(5)腰は水平にまわす
 

この他にもたくさん先入観からの勘違いがあり、
ひとつひとつ詳しく分析すると恐ろしくなります。

このような先入観を鵜呑みにして、
余計に多くの問題を抱えてしまわないようにしたいものです。

では、また。
 

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「えー、大森さん、
 今日はあまりに短すぎますー!」

 

今回は、技術的なお話ではなく、先入観によって思考が歪められたり、
重要なポイントを見逃してしまっている事実に、
あなたに少しでも気づいていただきたくて、筆をとりました。

今回はゴルフでの勘違いのすべてをお話する場ではないのですが、
それでもちょっとだけ、簡単に見てみることにしましょう。
 

というわけで、続きをどうぞ。

捻転差は大きいほど飛ぶことの勘違い

(1)の捻転差は大きいほど飛ぶからと
バックスイングで下半身を固定するということについて、
言葉だけを聞いてしまうと体の動かし方を勘違いしてしまうことになります。

捻転差をバックスイングで作ろうとすると、
上半身には無理な力が入ってしまいます。

特に、バックスイングで下半身を固定して、
上半身を右に捻る動きで下半身と上半身の捻転差を作ろうとすると、
ボールヒットでは逆にブレーキになってしまいます。

というのは、上半身を右に捻ろうとすると、そのときに使った筋肉が
ボールヒットでのクラブの加速のためのブレーキとなります。

体幹を右に捻り、右肩甲骨を背中側にスライドさせようとし、
左肩甲骨は胸の前にスライドさせ、右腕や左腕も力で体に対して
右に動かそうとしてしまいます。

筋肉は一旦収縮させると完全に緩むまでには約0.4秒かかります。

ところが、トップからボールヒットまでは平均約0.3秒です。

ということは、バックスイングで右に捻るために使った上半身の力は、
ボールヒットでもまだ残っているということになります。

そうなると、バックスイングで上半身を右に捻ろうとした力は、
ボールヒットでブレーキになるという恐ろしい結果です。

下半身と上半身の捻転差を作ると、しなりは確かに大きくなります。

しかし、まず上半身でしならせる場所は体幹ではなく、
左肩甲骨まわりが中心です。

また、体幹を右にたくさん捻るためには、
体幹そのものをゆるめなければなりません。

そして、バックスイングで体幹をゆるめてしまうと、
ダウンスイングでも体幹は安定させることはでません。

そうすると、下半身のパワーで体幹を捻転させて、
その先にある肩甲骨まわりをしならせたいのに、
肩甲骨ではなく体幹をしならせようとしてしまいます。

しなやかなものほど同じ力でしならせるなら、
よりたくさんエネルギーを溜めることができます。

そして、体幹よりも肩甲骨のほうがよりしなやかに動きますから、
体幹をしならせるよりも、肩甲骨まわりをしならせたほうが
より多くのエネルギーを蓄積できます。

さらに、バックスイングではなく、
トップに向かう切り返しからダウンスイングの序盤で
下半身に対する上半身の捻転差を作るようにすることが、
正しい捻転差の作り方です。

トップにヘッドがまだ向かっている最中に、
下半身を先行させるように、両脚で地面を踏もうとする動きを行います。

そうすると、ヘッドと下半身が真逆の方向へ動くことになり、
左肩甲骨まわりをしならせ始めることができます。

そして、バックスイングで背骨の前側の重い内蔵や両腕が
右斜め上にあがってきて、位置エネルギーとして溜めたものを、
切り返しでの下半身先行動作のエネルギーとして使います。

これなら、楽に無理なく大きなしなりを作り始めることができ、
ゴルフが楽しくなります。

ただ単に捻転差をつくろうとして、大きな勘違いをしてしまっては、
ゴルフ人生もったいないです。

言葉を鵜呑みにして、先入観から行動してしまうと、
とんでもない無駄な努力を行ってしまうという例でした。

ついでに股関節を曲げるときの勘違い

勢い余ってもう一つだけ、
5項目のリストには書いていないことですが、
ゴルフで勘違いした体の使い方をしてしまうことをもう一つ
とりあげさせていただきます。

それは、セットアップで股関節を曲げる曲げ方です。

本来は、単純に股関節を体の正面方向に曲げて、
骨盤から前傾を作るようにすればそれでいいです。

しかし、ここで、あまりにもまじめに考えすぎて、
股関節を前に曲げながら、背中をそらせようとしてしまう人がいます。

セットアップで股関節を体の正面方向に曲げて
骨盤から上の上半身を曲げて行きますが、
このとき、上半身はそんなにがんばらなくていいです。

基本的に骨盤から肩にかけての体幹は、
一枚の厚みの厚い板とイメージします。

しかし、その板も少しはたわみます。

ですから、骨盤から上を体の正面方向へ倒していくと、
頭とか、体幹そのものの重さで体幹は少し前側にしなってきます。

この少ししなる分まで固めてしまおうとして、
お腹の後ろ側の腰椎を背中側にそらせようとしてしまうと、
体幹に連動した肩甲骨周辺にも力が入ってしまいます。

猫背は、両肩を力で体の正面方向へ曲げようとしてしまうことです。

重さで前側に曲がる分は問題にはなりません。

ようするに問題となるのは、
お腹の後ろ側を後ろに反らせた形である棚尻という形です。

そうすると、スイング中に上半身のしなりとしての
肩甲骨の体の前後へのスライドが、素直にできなくなってしまいます。

そして、上半身がしなってそのしなり戻るという、
エネルギーをじっくり溜めてそれを一気に吐き出して
ボールを強くひっぱたく動きができなくなります。

腰椎を後ろに反らせると、
姿勢としてはビシっとしていてかっこいい感じですが、
がんばった行動が結果的には逆効果となります。

ですから、体幹は形を作ろうとするのではなく、
素直に前傾させた姿を安定させるようにすればいいです。

そのための第一歩はお腹を凹めることです。

セットアップ終盤に、両股関節が入って前傾角度も決まりそうになったら、
息を吐きながらお腹を凹めていって、肋骨の下側を浮き出させるイメージで、
おなかを目一杯凹めます。

先ほどお伝えしたように、股関節を曲げる動きで
骨盤から上を体の前側に倒して前傾していくと、
体幹全体は少し体の前側に重さでしなります。

この少し前側にしなった体幹の形をキープするイメージで、
お腹を凹めるようにすれば良いです。

このお腹を凹めることは、
スポーツ用語ではドローインといわれている行為です。

ドローインを行なうことで、下半身のパワーを体幹を通じて
肩甲骨のしなりを効率よくつくることででき、パフォーマンスがあがります。

デンデン太鼓の力を加える柄の部分が下半身なら、
太鼓の部分が体幹、紐と重りの部分が腕やクラブという感じです。

キーワードという恐ろしいもの

キーワードとは、何かを理解しょうとする場合に、
その手がかりとなる言葉で、話せば長い話になることを
一言でイメージできるようにすませようとして準備された言葉です。

私は昔、会社生活をしていて、キーワードに反応するだけで、
中身を見ていない人たちがあまりにも多くて、憤慨したものでした。

さらに、多くの人達が世の中に出回っているキーワードを散りばめたプレゼン資料を
わんさか作っている状況を悲しんだものです。

私は現在はそんな会社生活からは離れているわけですが、
ゴルフの世界でもキーワードに反応する状況をよく見ることがあり、
その恐ろしさを実感しています。

自分だけはキーワードに反応するだけにはならないようにしようと思いつつ、
知らないうちに自分もキーワードの表面を追いかけてしまっているにちがいないと
思ったりします。

でも、ふと目をさましてそんな危ない自分をリセットして、
キーワードの奥にある本質をしっかり見つめようとする努力だけは、
怠らないつもりでいます。

キーワードは便利です。
しかし、その便利さで思考が停止してしまうことになりますから、
注意したいものです。

練習場探索での状況

私はできるだけお客様の近くでコーチングできるようにと、
いろいろなゴルフ練習場でコーチングさせていただけるよう、
常に探しまわっています。

遠くは九州の熊本から、北陸の富山、
そして、現在、定期的には関東の千葉、中部の岐阜、関西の大阪で
ワンデーコーチングの企画を実行させていただいています。

そして、これから神奈川県の厚木でも
定期的にワンデーコーチングを企画させていただこうとしています。

そこで、どんな風に練習場に打診しているのか、
ちょっとお話させていただこうと思います。

なぜ、そんな話題を取りあげるのかと言うと、
そこには重大な先入観からの悲しい物語があるからです。

場所探しは次の手順で行っています。

(1)ネットで場所の便利さと練習環境を確認

(2)ホームページの問い合わせフォームがあれば、
   そこに企画内容を書いて問い合わせる

(3)ネットからの問い合わせフォームがないとか、
   問い合わせても反応がない場合は直接電話

最初の(1)場所の利便性と練習環境に関しては、
最近はネットでかなりわかるようになってきています。

実際にホームページがないところでも、
ポータルサイトから情報を得ることができたり、
グーグル・マップの航空写真でかなりのことまで把握できます。

ところが、(2)の問い合わせフォームへの書き込みに
反応してくれる練習場はほとんどありません。

そのため(3)の直接電話での問い合わせをして、
練習場の管理責任者の方に取り次いでもらいます。

そして、私はどんな人間で、
どんなことをやらせていただきたいと思っているのかなどを
お伝えしようとします。

しかし、多くのところでは、
あ、うちはすでにレッスンやってるのでダメです、
ということをいきなり言われます。

そこで、私達はネットで集客させていただいていて、
現在練習場で行われているレッスンとはお客様はほとんど被らない
という説明をさせていただこうとします。

ところが、とにかくうちは外からは入れませんと言われることが多いです。

しかも、電話では通じないかもしれないと思い、
直接お伺いしてお話したこともありますが、
もう先入観でシャットアウトということもありました。

ということで、コーチングさせていただける練習場探しは苦戦しています。

このようにしっかり説明もさせていただけないで、
断られることが多いのですが、
ここにも練習場側の先入観があるのではないでしょうか。

現在のレッスンのお客様を取られるのではないか、
なんだかめんどくさそうとか。

しかし、練習場もどんどん潰れていく中、
少しでもお客様を集めることができるなら、それを積みあげて行くことをしないと、
ますます厳しくなるのではないでしょうか。

研究開発現場での出来事

もうひとつ、先入観の恐ろしさを物語るお話をさせてください。

私は某家電メーカーで研究開発を行っていたころ、
消費電力削減プロジェクトにかかわったことがあります。

通常はたくさん電力を消費している要因から順に、
電力消費を抑えることを考えるというように、
優先順位を付けて対策を施します。

ところが、プロジェクトをやっていてわかったことがあります。

それは、小さいことでも一生懸命に削減しょうとすることで、
それまで見えなかった本質的な問題が見えてくるということです。

そして、さらにちりも積もれば山となるということで、
小さなことでもたくさん集めると思った以上に大きくなります。

確かにまずは一番効果のある部分を叩くということを行なうことは当然です。

よく2-8の法則などと言われます。

お金の8割は2割の富裕層が持っているなどというのが、
2-8の法則の意味するところです。

確かに、小さいことを積みあげたって、
たいした数字にはならないような気がします。

しかし、そんな小さそうに見えることは、
それまで見落としていた重大な問題に気付かさせてくれたのです。

ようするに、先入観で大きなところだけを削ろうとしていては気付かなかった、
より根本的な問題が見えてくるきっかけが、
小さいことの積みあげの中に潜んでいたのです。

そして、消費電力全体を削減する大きな要素が見えてきたのです。

やはり、先入観で、小さいことなんか積みあげたって、
工数がかかるばかりで無駄と決めてしまうと、
世界とは戦えなかったという印象が、今でも頭の中に残っています。

その理由は、だれだって今目の前に目に見えている
大きなところを削減しょうとしているので、
同じことをやっているだけでは、凡人並で終わりですから。

そして、他社からは何をやったらあんなに消費電力を削減できたのか
まったくわからないということになります。

それはそうです、頭を使って先入観では得られない、
さらに深いところを追い詰めていないとわかるはずがありません。

通常は、考えていないようなところを深く追求することで、
多くの会社が気づけなかった、より本質的で重要な問題にたどり着くことができます。

どうでしたか、先入観の恐ろしさを感じていただけたでしょうか。

キーワードなどから勝手に間違った先入観を抱いてしまうのではなく、
本質としっかり向き合う時間と労力を大切にしましょう。

まったく別の世界を、あなたのゴルフに見出すことができるかもしれません。

冒頭でもご案内した私のワンデーコーチングでは、
そんなゴルフにまつわる先入観を取り去っていただけるように
レッスンをさせていただいています。

よろしければ、下記よりお申込みの上いらしてください。

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これで、今日は本当のおしまいです。

では、また。
 

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アマチュアゴルファーは、
女性のスイングを参考にした方がいいと言われていますが…

そんな女性の中でも最も効率良く飛ばせるのが
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真っ直ぐ飛ばない。しかも左右あちこちに…

2017.06.10
mongo

From:モンゴ
千葉の自宅より、、、

お楽しみ様です、モンゴです!

ゴルフ、楽しんでますか~?^^

さて、今日は

 「真っ直ぐ飛ばない。しかも左右あちこちに…」

についてお話しようと思います。

当たり前ですが、ボールの方向が安定しないと
どうしてもスコアメイクが厳しくなりますよね(泣)。

ですが、そんなときにやるべきことの他に、
やってはいけないことがあります。それは。。。

こんなお悩み相談をいただきました!

> 真っ直ぐ飛びません。
> また、左右一定せず様々な方向へ飛びます。
> 何をしてよいのかわからなくなり途方にくれています。
> これを機に自分を見つめ直してみようと思います。

 

なあるほどお。。。

「自分を見つめ直す」すごくいい決断ですね~!^^
 

ちなみにこういうにっちもさっちもいかない時に、
絶対に避けたほうがいいことがあります。
それは。。。
 

 「いろいろなものに手を出してしまうこと!」
 

何をしていいのかわからないという時ほど、
いろいろな物を取り入れようとします。

ですが、それは避けて下さい。
余計に、わけがわからなくなりますから。。。
 

こういう時は、根本的な練習が必要です。
それは。。。もうわかりますよね。
 

 「ビジネスゾーン!」
 

もう、これですね。

「またか」と思われたかもしれませんが、
でももう、解決策はコレしかないんですよ。。。

まっすぐ飛ばしたい時に出る「お化け」

おそらく質問者様がまっすぐ飛ばないと
嘆いているのはドライバーではないかと思います。

まっすぐ飛ばない時に、まっすぐ飛ばしたいからと
ついついやってしまうのが。。。

 「手を使いまくってしまう!」

これですね。。。

もちろん気持ちは分かるんですが、
本当にこれはもったいない!

「もったいないお化け」が出ちゃいます!

2017-0610_1

※そういえば「もったいないお化け」って
 こんなCMありましたね~(笑)
 

すみません。まあ、それはさておき。。。
このゴルフの「もったいないお化け」のさらに怖いところは
 

 「手が器用なので、手を使ってうまいこと
  まっすぐ飛ばせちゃうときもある」

 

ということなんです。。。

そして、こっちのほうがはるかに怖いんです。
だから、騙されちゃいけません!
 

だからまあ、四の五の言わずに「下半身先行」の動きを
ビジネスゾーンでやるのが一番早いんですけど。。。

その時に、ビジネスゾーン練習で
どんなことをすればいいのか?

30yのアプローチをいっぱいやって下さい!

たとえば、腰から腰のビジネスゾーンで
9番アイアンであれば、ちょうど30ヤードぐらい。

7番アイアンであれば、
キャリーで30ヤードぐらいでしょうかね。
腰から腰で、おおよそその距離です。

クラブは何でもいいと思うんですが、
あえてオススメするとすれば
ピッチングウェッジ(PW)でしょうか。

サンドウェッジ(SW)でもいいんですが、
クラブの性格上、ボールを上げたくなるので、
つい手を使おうとしてしまうことが多いようです。

もちろん、ピッチングも手ですくう感じがありますが、
サンドほどではないので。PWがオススメです。
 

それと。。。できることならなんですが、
クラブについては
 

 「フィッティングを受けて欲しい!」
 

これはモンゴもお客様にオススメしていますが、
短いクラブだけでも、自分に合ったクラブにしておくと
そこから先の上達も早くなります!

自分のクラブが合っていないまま
練習を続けるのはもったいないので。。。

短いクラブのフィッティング、
モンゴはオススメです!(∩´∀`)∩ワーイ
 

以上、少しでも参考になればうれしいです!
 

それでは、今日も楽しいゴルフを!
 

<本日のオススメ>

OLをしながらゴルフを始めて
その上達ぶりを江連忠プロにも認められた
女性ドラコンチャンプ…

大森コーチが彼女の飛ばしの秘密について
密着取材を続けていたこともありました。

その結果生まれたのが、この
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