From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
おはようございます、小原大二郎です。
今日はスコアアップに欠かせない考え方についてお話しします。
もしあなたがスコアアップを望んでいて、
それが実現できていないのだとしたら、、、
これから書くような「落とし穴」にハマっている可能性があります。
■次は90切りだ
「どうすれば100が切れますか?」
「90を切るには何の練習をすればいいんでしょう?」
「いつかはシングルになりたいんですけど…」
こんな感じのことを、たくさんの方から相談されます。
この前、最近100を切ることができたと喜んでいた
Sさん(50代男性)とのレッスンのこと。
「次はやっぱり90切りを目指したいと思ってるんです。
小原先生、私が次にやるべきことって何でしょう?」
Sさんは4ヶ月ほど前に、私のところにやってきました。
その時はパターとグリーン周りが苦手だったので、
そのへんを徹底的に指導、練習することにしました。
そのおかげもあって、4ヶ月で見事に100切りを実現。
「ショートゲームだけで、こんな簡単に成果が出るなんて…」
Sさんは喜びと同時に、とても驚いていました。
そしてその後で、Sさんは私に言いました。
「やっぱり90を切るとなると、これからはドライバーや
セカンドショットなんかも重要になってきますよね?
これからのレッスンでは、そっちも教えてほしいんですけど…」
■よくある病気
Sさんの気持ちは痛いほどよくわかったのですが…
私はあえて言いました。
小原 「Sさんは、こちらにいらした時がだいたい平均スコアが
だいたい110ぐらいでしたっけ?」
Sさん「そうですね。だいたい110~120ぐらいですね」
小原 「それで今回はショートゲームを練習して、100を切った」
Sさん「はい」
小原 「だから、今度はドライバーやセカンドを練習すれば、
さらに10ぐらいはスコアを縮められるんじゃないかと、
そんなふうに考えていらっしゃるということですよね?」
Sさん「そうですね」
小原 「でも、、、やっぱりそれはちょっと違う気がしますね。
それは、、、言ってしまえば『よくある病気』なんですよ」
誤解しないで欲しいのですが、、、
Sさんはゴルフに対してとても真面目で、そのおかげで今回
100を切るという結果を出すことが出来ました。
この調子で行けば90切り、もしかしたらシングルも夢ではないかも、
というぐらいの素質をお持ちでいらっしゃいます。
しかし、今回はゴルファーにありがちな間違いをしていると思いました。
これはもしかしたら、あなたもやってしまっているかもしれません。。。
■ダイヤモンドを探せ
昔話に、こんなお話があるそうです。
ある男がダイヤモンドを探して旅に出る話なのですが、
どんな話か、簡単に説明すると、、、
ダイヤモンドを探して、家から出て、あちらこちらに旅に出て、
いろんな所に行った結果、家に戻ってくる。
そうすると、家の床下にダイヤモンドが埋まっていた、、、
というような話である。
言うまでもないかもしれませんが、この話の教訓は
「大切なモノは目の前にある」ということです。
このダイヤモンドの話は、Sさんにも通じるところがあるのです。
Sさんの場合もまさに、ダイヤモンドを探して旅に出ようとしていた。
4ヶ月やってきた「ショートゲーム」にさらに磨きをかけるという
ダイヤモンドが目の前にあるにもかかわらず、
外に新しいダイヤモンドを探しに行こうとしていたんですね。
これはアマチュアゴルファーが陥りがちな罠、病気のようなものです。
多くのゴルファーは、この病気に打ち勝つことができずに、
さらに1ステージ上の段階に上がれないことが多いです。
■別のところに答えがある?
自分がやっていないことというのは、なんだか今までにない別の結果、
思いもよらない大きな成果が出るように見えてしまいがちです。
しかし実際にやってみると、思ったほど成果が出なかったり、
結果が出るどころか、今までうまくいっていたところが
うまくいかなくなって、大きなしっぺ返しを食らう。。。
そんなことだってあります。
簡単に言えば、現実はそんなに甘くはないということです。
もちろん、新しく始めたことが上手く行くこともあるかもしれません。
でも、このSさんの例で言えば、
◇ 今までのアプローチで5m以内に寄せられていたものが
2~3m以内に寄せられる確率が上がる
◇ 今までよりも1mのパターの精度が上がる
こちらのほうが、スコアを縮められる可能性は高いです。
しかも、今までの延長として練習をすることができるので、
実現のイメージもしやすいのではないでしょうか?
繰り返しますが、あなたのダイヤモンドは目の前にあります。
新しいことを始めるのは、そのダイヤモンドを
磨き終わってからでも遅くありません。
まずはそれをやって、100切りから90切りを実現する。
そのほうが、より早く結果が出るはずです。
またメールします。
小原大二郎