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こんな経験↓ありますか?(シャフトの硬さの話)

2013.11.14
hattori

From:服部 コースケ

こんにちは!
服部 コースケです。

↓ある生徒さんの話です。

「このシャフト、なんだか合わない感じがする・・・」

ともやもやした事を気にしながら、練習場を後にする。

そして、次の日

「今日の打球はどうだろうか。
 やっぱりシャフトが合っていないんだろうか?」

と今日もクラブとシャフトのことが練習中に気になる・・・

そんな相談を受けました。
そして、生徒さんのシャフトの硬さを確認してみました。

その方、Sを使われていたのですが、
私が見る限りRが合っているようだったんですよね。

そして、Rで試打してみたところ、
飛距離も10ヤードほど変わったみたいで。

ちょうどいいシャフトを選べてよかったということでした。

もし、この生徒さんのように自分のクラブやシャフトに悩んでいて
自分のミスショットが全てクラブのせいに思えてくるようなら

その悩みの解決に今回のメールが役に立つかもしれません。

服部公翼プロフィール

1983年3月25日、茨城県潮来で生まれる。
代官山の会員制ゴルフレッスンアカデミー、
「K’s Island Golf Academy」の代表。
300yを超えるショットと、飛ばしのレッスンで話題を呼ぶ。
高校卒業と同時に、ゴルフの専門学校国際ゴルフビジネス学院に入学、ゴルフの基礎を徹底的に学ぶ。
その後、さらなる成長のために豪州留学。現地で競技経験を積むと同時に、ツアーにも足を運んでオーストラリアゴルフメソッドを学ぶ。帰国後、独自の飛距離アップ法を作り上げ、ティーチングを始める。その独自の飛距離アップ法が話題を呼び、ティーチングの道に専念。
自身のスイング研究から培った、美しく飛距離のでるスイングが持ち味。スイングからトレーニングまで、飛距離アップのトータルケアは万全。さらに、飛距離をテーマにしたDVD「ロングドライブプログラム」を2011年に発売。その他ゴルフ雑誌に関わらず、多方面のメディアにも出演経験をもつ。
レッスンでいつも生徒に伝えている想いは、、、「あと、30ヤード飛ばすと、ゴルフが100倍楽しくなる」

服部公翼のスイング動画

シャフトが合わない感じがする

シャフトというのは、硬さ・重さがそれぞれ違います。

あまりクラブフィッティングの経験などが無い方は
普通の重さ、普通の硬さということで選ばれているかもしれません。

ですが、ある程度ゴルフが上達するに合わせて
あなたのスイングの形というのが出来上がってきて、

そのスイングの形に合っているクラブが
ぼんやりながら出来上がってくるものです。

クラブフィッティングというのは
そのスイングの変化によって

オススメされるクラブも変わってくるところが
難しいかもしれませんが、

今の自分のスイングにあった
フィッティングをある程度知っておくということは

あなたのクラブ選びのレベルを上げることにつながりますので
知っておいていただきたいと思います。

クラブシャフトの硬さを選ぶ方法

シャフトの硬さにはみなさんご存知かと思いますが、
以下のような種類があります。

柔 ⇒⇒⇒⇒⇒シャフト⇒⇒⇒⇒⇒ 硬
J、L、A、 R、(SR)、S、X、(XX)

シャフトの硬さを選ぶとき、硬さはヘッドスピードに比例していて
ヘッドスピードが早い方はX、普通ならRといったように、

ヘッドスピードだけで選んでいる方も多いと思います。

つまり、先ほどの図で表すと・・・

遅 ⇒⇒⇒⇒⇒ HS ⇒⇒⇒⇒⇒ 速
柔 ⇒⇒⇒⇒⇒シャフト⇒⇒⇒⇒⇒ 硬
J、L、A、 R、(SR)、S、X、(XX)

という選び方をしている、ということですね。

実際、それは間違いではありません。

ですが、もう一つ重要なポイントがあるので
それを抑えておいてください。

それが、先ほどの方がシャフトが合っていないように感じる原因でした。

シャフトのしなり

クラブをスイングすると、シャフトというのは「しなり」ます。
この「しなり」によって、ダウンスイングの最下点で
一番早いヘッドスピードが出るのですが

この「しなり」が多すぎたり、少なすぎたりすると
そのシャフトが合っていないということになります。

ヘッドスピードが早い方はそれだけしなりが大きくなるので
しなりが少なくなるよう、硬いシャフト。

ヘッドスピードが遅い方はそれだけしなりが少ないので
しなりが多くなるよう、柔らかいシャフト。

という風に、ヘッドスピードがシャフトを選ぶ基準になるのですが、
もう1つ考慮して欲しいのが、スイングリズムです。

スイングリズム

スイングリズムもヘッドスピードと同様に人によって違いますよね。

スイングリズムが早い人というのは
切り返しでシャフトが強くしなります。

逆にスイングリズムが遅い人というのは
切り返しでシャフトは弱くしなるのです。

ですから、スイングリズムによっても
シャフトのしなりは違うので
スイングリズムが遅い、または早い方は

シャフト選びの時に考慮しなければなりません。

ヘッドスピードがやや速くてSを使っている方のスイングテンポが早い
としたら、切り返しでシャフトが強くしなるので
もう一つ上のXを検討してみる価値はあります。

逆に切り返しが遅くシャフトがあまりしならない方は
もう一つ下のRも検討してみてください。

ヘッドスピードだけのシャフト選びはやめてくださいね。

<<まとめ>>
遅 ⇒⇒⇒⇒⇒ HS ⇒⇒⇒⇒⇒ 速
柔 ⇒⇒⇒⇒⇒シャフト⇒⇒⇒⇒⇒ 硬
J、L、A、 R、(SR)、S、X、(XX)

※ スイングテンポが遅い方はもう1つ柔らかいものも検討する
※ スイングテンポが早い方はもう1つ硬いものも検討する

参考にしてくださいね。

服部コースケ

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【ビデオ】スライスの直し方(いつもと別の角度から…)

2013.11.13
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。

実は今風邪をひいてしまいまして・・・
ちょっとひどい声になってます。

ビデオを先日撮っておいてよかったです^^;

さて、今日のテーマはスライスの直し方についてです。

今までも何度かスライスについてはお話ししてきましたが、
今日はいつもと別の角度からお話ししています。

動画が見れない方、スマホの方はこちら(Youtube)

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あれもやりたい、これもやらなきゃは上達しない

2013.11.12
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。

先日担当した生徒さん、ゴルフ初めてからまだ2年で
アベレージ120ほど。

ラウンドレッスンでお話をしたのですが
ここ最近自分の「課題」「やること」が多すぎて
どうしたらいいかわからないよという感じがするそうです、、、

私がメールなどでお教えしていることもあるし、
その他色々な方や雑誌などから教わることがある。

ラウンド中に自分自身気づいた箇所もある。

色々とやることが多くてどうしたらいいか
わからない、というお悩みを伺いました。

うーん、確かにどれから始めたらいいかわからない
ということで悩んでしまう方もいらっしゃるかもしれませんよね。

これは、ゴルフを頑張っている方、
特に真面目にゴルフと向き合っている方に出がちな症状なのですが

効率がよい練習を沢山勉強して取り入れているはずなのに
悩んでしまって全然効果がでない症状です。

新しい練習法を知っただけで
ゴルフがより上達するようになったか?

というとそれは逆で、どちらかというと、
前より自分で取り組む時間自体が減ってしまっているようなんです。

おそらく、まじめに練習法を色々と勉強してくださった結果、
自分の課題がたくさん見えて、「あれもやらなきゃ」「これもしたい」
と思えて・・・

じゃあ何から始めればいいんだろう?

と悩んでしまったのかもしれません。

アレもやりたい、これもやらなきゃ・・・

そんな風にしているうちにやることリストがどんどん積み上がって
結局練習自体をやらずじまい。

実際のところ、どうすればそのような
練習をやらずに終わってしまう状態を解決できるかというと

素晴らしく結果を出している生徒さんというのは
やりたいと思った練習を全てをこなしている、というよりも、、、

一つの練習をしっかりとこなしている場合がほとんどです。

例えば、ビジネスゾーンの練習。
ここに特化していくことに時間をかけた方が私の生徒さんでは
結果が出るケースが多いです。

色々とやりたいことはあると思いますが、
自分に一番重要な部分の練習に集中することで

あなたの時間を有効に使うことが出来ます。

ビジネスゾーンをしっかりと構築するにも
継続的な練習は必要ですし、大変ですが

ビジネスゾーンを放っておくとすぐに、その基本も忘れてしまうので注意が必要です。

練習は100点じゃなくていい

先ほどの生徒さんの話に戻りましょう。

1つの練習に集中しなければならないのはわかるが、とてつもなく難しい。
どうすればいいか。

「どうやって一つのことに集中し続けるのか?」

はっきり行って、ものごとをスタートするのは非常に簡単。
しかしものごとを”やらない”と決めたり
”断捨離”したりするのは非常に難しい。

私や他のコーチが教えてくれる
練習を一つ一つ備忘録、練習ノートなどに記録することも
いいことだと思いますが、

記録していて、「やらなければ」
と思っているだけでは全く意味がありません。

なぜなら練習メニューが増えただけで
あなたの練習量が増えたわけではないからです。

選択肢が増えただけで、
練習量と質が変わったわけではないと。。。

なので、1日に実践する練習メニューの数をしぼり、
その練習に集中するようにして下さい。

練習の質は100点でなくていいので
十分な時間を取るようにしましょう。

練習の断捨離を進めると
あなたの頭もスッキリして

もっと基礎的な練習に取り組むことができるでしょう。

またメールします。

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「技」踏めているってどういうこと?

2013.11.10
omori

From:大森睦弘
六甲国際ゴルフ倶楽部より、、、

こんにちは、ETGA(江連忠ゴルフアカデミー)の大森睦弘です。

先週のETGAからのプレゼントにはたくさんの方にご応募いただきました。
どうもありがとうございます。

当選は商品の発送を持ってかえさせていただきます。
あらかじめご了承ください。

さて今回は「技」(スキル)の分野の話で、
「踏めているってどういうこと?」と題して話してみたいと思います。

前回は「体」ということで、
足裏での地面の捉え方の話をさせていただきました。

今回は「技」という観点で「踏む」ということをご一緒に考えてみましょう。

まず、話の前提として、、、
空中でジタバタしてもクラブをしっかり振ることはできませんよね?

しっかり地面を両脚で捉えて地面との力のやり取りを行なってこそ、
持てるパワーを存分に発揮できることになります。

しっかり地面を踏みしめることができるかどうかが、
飛距離のみならずコントロールショットにとっても大切になります。

しかし、ちゃんと地面を踏めている人は、意外と少ないのです。

今回は、地面をちゃんと踏む事ができることを目指して、
いろいろお話してみたいと思います。

踏めるための要素

踏むということは簡単なように見えますが、
ちゃんと踏むためにはしっかりとした意識が必要なのです。

例えば両脚で立てと言われると、普通の人なら簡単に立っていられます。

しかし、それを片脚で立つようにとなると、少し難しくなり、
あまり長い時間は立っていられません。

「そんなの当たり前じゃないか」そんなふうに思う人もいるかもしれませんが、
これは一体、なぜなのでしょうか?

片脚で立つのが難しい理由。それは重心の位置が揺らいでいて、
無意識にいろいろ筋肉を動かして、バランスを脚の裏に集めていいるのです。

しかし、その筋肉が疲れてくると、だんだん使えなくなってきて、
仕方なく意識的に他の筋肉を使ってバランスを取ろうとします。

それも疲れてくるとうまく働かなくなり、
ついにはバランスを保持できなくなるということです。

しかし実は、踏みやすいところに乗っていれば、
筋肉もあまり使わずにすむため、長い時間バランスをとりやすくなります。

バランスを保持できないということは、
もうしっかり地面を踏めなくなっているということです。

倒れてしまったり、片脚立ちの限界に達して、
上げている方の脚を床について体を支え直すということになります。

踏めているというのは、踏みやすいところに向かって
真っ直ぐに力をかけている状態のことを言います。

踏みやすいところを正確に踏んで、初めてしっかり踏めたと言えるのです。

力の大きさというより、正確性が重要で、うまく踏めているときは
自分では頑張っている感じではありません。

自然に地面に自分のエネルギーを100%伝えている感じです。

この100%伝わっているということがものすごく大切な事で、
地面を押したらその押した力が、100%自分に返ってくるという感じでしょうか。

踏むための基本的動作

よく「体重移動」という言葉が使われます。
しかし、踏むということは単に体重を移動させるということではありません。

右脚で踏みなさいとい言われて、右に体重を移動させようとすると、
だいたい移動しすぎて地面を真っ直ぐ踏めなくなります。

というか、地面をしっかり踏むには難しい体勢になってしまうことが多いのです。

この事はスウェーと言われますが、テークバックで右脚が右サイドに流れたり、
ダウンスイングで左膝が打ち出し方向に流れたりすることですね。

このように地面をまっすぐに踏めない状態があると、
地面とエネルギーのやり取りを効率よくできなくなります。

したがって、100%のパワーを地面に伝えることができません。

テークバックで体が右にターンすると、背骨の前側にある内蔵は重いため、
向いた方向に重心が移ります。

それだけで、ほぼ十分に右に体重は移動出来ています。

それ以上に右に動こうとすると、右へ動きすぎて、
右脚で地面を踏みにくくなってしまいます。

そこで踏むためには、地面を押し付けるようにすることです。

押し付けるためには、荷重がかかっている状態で、
脚を伸ばす動作を行えば、地面を強く踏むことができます。

スイングではどうやって踏むのか

ここまでお話したことで、踏むということの基本的なことが
わかっていただけたかと思います。

いったん体が横に流れてしまうと、しっかり踏める最適なポジションに
戻ることは難しくなり、たくさん練習しなければうまく打てなくなります。

さらに、体の前後への移動も問題となります。

足裏の最も踏みやすい所にピンポイントで荷重し続けることで、
無駄な力を使わないで、地面と100%に近づく効率でエネルギーをやりとりできます。

実は最適な点に向かって正確に荷重(かじゅう)ができると、
足裏全体で地面を踏みしめているように感じます。

親指の付け根、小指、踵の3点で、全体としては拇指球の少し後ろぐらいに
荷重の中心を持って行く感じでしょうか。

最適なポイントは個人差がありますので、
もう少しつま先寄りだったり、踵寄りの場合も有ります。

拇指球の少し後ろあたりに荷重して強く地面を踏みしめつづけると、
最終的には体が地面から浮いて、踵側から空中に浮いて来ます。

ドライバーショットで左踵が浮いているような格好となります。

決してつま先に荷重しているのではなく、
3点荷重で拇指球の少し後ろ位が荷重ポイントとなるように強く踏んだ結果、
足首がリリースされて、踵から浮いて来るのですね。

前回にお話しした「板乗りショット」で、しっかり拇指球の少し後ろあたりに
荷重してショットした後に、まだ板の上に乗っていられる。。。

これはつまり、たとえ足が中に浮いたとしても、
重心は板の垂直線上に残っているということですね。

例えば悪い例では、テークバックで右の踵側に乗ってしまったり、
ボールヒット直前で左の踵側に乗ってしまうと、うまく地面を踏めなくなります。

これだと、拇指球側に荷重できていないんですね。

また、ダウンスイングで右膝が体の前に出過ぎてしまうと、つま先側に重心が移動してしまい、
やはり拇指球のちょっと後ろぐらいにコンスタントに荷重できなくなってしまいます。

踏むための脚の動き

ここで、地面を踏むためにやってみていただきたい脚の動きがあります。

ひとつは、テークバックで右膝を伸ばすようにして
右後ろポケット方向へ右のお尻を押し込みます。

この動きで、テークバックで右脚で地面をしっかり踏む事がわかってきます。

上体が右へ向くことで右足の裏に重心が移動して来ると同時に、
右脚を伸ばすようにして地面を押し付けるんです。

もう一つ、ボールヒットに向かって左膝を伸ばすようにして
左後ろポケット方向に左のお尻を押し込む動きです。

膝をほとんど伸ばさないでも、それなりにうまく踏める人はいますが、
短い時間で踏み込む必要があり、タイミングは難しくなります。

また、テークバックで右股関節をしっかり使った右後ろポケット方向への押し込みができると、
その反射運動で、ボールヒットに向かって左サイドもうまく動けます。

テークバックの動きを正しく意識できるだけて、
スイング全体を通じて、下半身の動きが良くなるんです。

再び板乗りショットの勧め

前回ご紹介したドリルですが、板乗り(平均台)ショットをやってみると、
うまく踏めているかどうかすぐに分かります。

いい所に乗り続けてスイングできないと、板の上から落ちてしまいます。
一人で練習していても、うまく踏めているのかどうかが簡単にわかります。

地面に立っている時は、足裏3点の三角形の中のどこかに荷重されていれば
立っていることができます。

しかし、幅の狭い板の上では、板の幅の中に荷重ポイントを収めなければなりません。
それだけ、荷重ポイントが安定化されている必要があるのです。

本来、足の裏のどこに荷重の中心が来るのかは、足裏より上の動き、
特に股関節の動きで、前後左右への重心の動きをコントロールした結果です。

ですから、膝から上の動きが悪くて足裏に力づくでの荷重コントロールをさせてしまっていると、
この板乗りショットですぐにわかってしまうんですね。

足裏より上の動きを良くして、足裏は一点で支えられていても、
バランスをくずさないというのが理想です。

これも以前にお話ししたかもしれませんが、3点荷重で足の親指を上に上げるようにすることで、
拇指球で踏みやすくなるというお話をしました。

同じように板乗りショットでも、足の親指を上に上げるようにすると、
拇指球がしっかりするので、踏みやすくなります。

慣れないうちはやりにくいかもしれませんが、
やっているうちに、コツがわかってきます。

ちなみに、台としての板の上では、つま先も踵も台からはみ出しています。
ですから、足の指を使って踏むことはできません。

そして、普通なら踵側に重心が移動しても強い踵の力で
無理に重心を戻すことができますが、板からはずれた踵は役立たずとなります。

何はともあれ、8cm~5cmぐらいの幅の板の上に乗って、
落ちないようにしてボールを打ってみてください。

踏むってこうゆう事かという感じが、言葉ではなく、
体の感覚として理解できることと思います。

踏めることの重要性を実感した瞬間

ゴルフとは少し離れたお話になってしまい恐縮なのですが、実際の私の経験で、
いつまでも記憶に残っている驚きの経験を、おまけで簡単に話させていただこうと思います。

以前、アルペンスキーのトレーニングのために、夏場はインラインスケート
(タイヤが縦に4つ真っ直ぐに並んだもの)でスキーのように坂道で練習していました。

しかし、雨が降ると横にスリップして、
とてもまともにターンなどできなくなってしまうのです。
車などでも、雨の日は滑りやすいですね。

ところが、ふとインラインスケートでしっかり踏みつけた状態でコントロールすると、
ほとんど横滑りしないということに気づいたんです。

しっかり踏むというのは、上から真っ直ぐにインラインスケートに圧力を掛ける感じで、
地面からの圧力を100%受け止め続ける様にするんです。

このように、圧力をタイヤに対して真っ直ぐにかけていると、
なんと楽々ターンをコントロールできて、路面が乾いた状態と同じぐらいに、
斜面を滑り降りることが出来たんです。

重く荷重されたものをコントロールするようにしたことで、新しい世界が見えてきたんですね。

逆に、しっかり押せていない状態でコントロールしようとしても、
空蹴りといいますか、自分の動作がうまく地面に伝わらないんです。

 「なるほど、これが踏めているという状態なのか!」

初めて体で理解することができた瞬間でした。

極端に言えば、地面をしっかり踏まなければ、小手先のことをやっても、
大した効果はないという感じでしようか。

では、また。

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「アウトサイドインがいけない」は本当?

2013.11.09
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。

今日あなたにお話したいのは、、、
ちょっと批判を受けてしまう部分もあるかもしれません。

ですが、あなたにゴルフを上達していただく上で、
どうしても知っておいていただかなくてはいけない部分でもあります。

あなたがどのように受け取られるかはわかりませんが、
意を決して、書かせていただきますね。

アウトサイドインを直したい

ちょっと前のレッスンでのことです。
私が教えることになった、40歳代のMさん。

Mさんはスコアが100前後で、調子がよければ100を切りますが、
切れないこともけっこうあって、スコアが不安定。

そんなわけで、私のところにいらっしゃいました。

ゴルフで何かを学ぶという姿勢はかなり貪欲なほうで、
いろいろな雑誌や教材で学んでいらっしゃるようでした。

ゴルフ特有の言葉にもかなりお詳しい様子。
そんなMさんが初めて私のところに来て、こんな話をさせていただきました。

Mさん「私の場合、肝心なときにドライバーでスライスが出てしまって、
    それでスコアを崩すことが多いんです」

小原 「なるほど、そうなんですね」

Mさん「このスライス、スイング軌道がアウトサイドインだからだと思うんです。
    だから小原先生には、これからのレッスンで
    アウトサイドインを直す方法を教えて欲しいんですが。。。」

小原 「はい、じゃあとりあえず、何球か打っていただけますか?」

Mさん(何球か打つ)

小原 「うーん、なるほど。。。」

Mさん「やっぱりアウトサイドイン気味にスイングがなっていますよね?」

小原 「ええ、そうですね。
    でもMさん、確かにアウトサイドインなのはそうなんですけど、
    直したほうがいいのははむしろ、そこではないような気がしますけどね。。。」

Mさん「え、どういうことですか?」

本当の原因は。。。

Mさんの場合、確かにスイング軌道がアウトサイドインなのはそうだったんですが、
そのアウトサイドイン自体を直すのはあまり効果がない感じだったんですね。

というのも、原因はもっと別のところにあったのです。それは、、、

 「アドレス時の肩のライン」

Mさんがアドレスをしている時、その時点で肩のラインが開いてしまっていて、
それが原因でスライスになっていたんですね。どういうことかというと、、、

Mさんはアドレスの時点で、いわゆる肩のラインが開いてしまっていたんですね。

肩のラインが開いていると、バックスイングでは
その肩のライン上にクラブが上がっていくことになります。

そして、インパクトのスイング軌道は、アウトサイドインになっていた。。。

というわけです。

もちろん、Mさんは自分がアウトサイドインになっているのは知っていたので、
それをスイングでどうにか修正しようという意識はありました。

しかし、それはどちらかというと腕の動作でどうにかしようということになって、
必然的にスイングを崩しやすい身体の動きをしてしまうことになります。

そのことが、スイングの不安定にし、
スコアも不安定にしていたのだろうと思います。

中上級者でもハマりやすいワナ。。。

これは少し言いにくいことですが、もし今回Mさんがそのまま自分で
「アウトサイドイン」を何とかしようとしていたら、、、

以前よりも上半身で何とかしようというスイングになって、
余計にスイングを崩してしまっていた可能性もあります。

そういう意味では、Mさんが今回プロに処方箋をもらおうと決心したこと、
私が指摘したことを素直に受け入れてくれたのは幸運だったかもしれません。

私の生徒さんは、Mさんの例のようにどの方もみなさんゴルフに真剣、
一生懸命で研究熱心な方ばかりです。

ですので、自分なりに問題点、課題点を見つけて、
それを何とかしようという気持ちを持っていらっしゃいます。
ですが、、、、、

逆にそうした研究熱心さが、逆に自分を追い込んでいることもあるようです。

人によっては「気にするべきはそっちじゃなくてこっちですよ」みたいなことを言うと、
気分を害される方もいらっしゃるようです。

スイングが悪いと言っている中上級者の方でも、よくよく拝見させていただくと、
実はそもそもグリップ、アドレス、スタンスがよくなかった、、、

そんな例も、実は少なくないのです。

ここで、ゴルファーのあなたに覚えておいていただきたいのは、、、

 「プロから『自分の考えと違うことを言われたらチャンス』と考える」

ということです。

誤解を恐れずに言わせていただけるのであれば、、、

そもそもやり方が間違っていたわけですから、
そのやり方を改めないことには、先に進むことはできません。

それなのに、自分の考えに「同意」を求めるためだけに受けるレッスンでは、
そもそもレッスンを受ける意味がないのではないでしょうか?

 「アウトサイドインが原因だと思うんです」

 「いや、原因はそこじゃないみたいですよ。。。」

こうしたプロのコーチとのやりとりがあってこそ、
自分が変われるきっかけを得られるのではないか。

ちょっと厳しい言い方になってしまったかもしれませんが、
少なくとも私は、そう思っています。

またメールします。

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