From:服部 コースケ
こんにちは!
服部 コースケです。
↓ある生徒さんの話です。
「このシャフト、なんだか合わない感じがする・・・」
ともやもやした事を気にしながら、練習場を後にする。
そして、次の日
「今日の打球はどうだろうか。
やっぱりシャフトが合っていないんだろうか?」
と今日もクラブとシャフトのことが練習中に気になる・・・
そんな相談を受けました。
そして、生徒さんのシャフトの硬さを確認してみました。
その方、Sを使われていたのですが、
私が見る限りRが合っているようだったんですよね。
そして、Rで試打してみたところ、
飛距離も10ヤードほど変わったみたいで。
ちょうどいいシャフトを選べてよかったということでした。
もし、この生徒さんのように自分のクラブやシャフトに悩んでいて
自分のミスショットが全てクラブのせいに思えてくるようなら
その悩みの解決に今回のメールが役に立つかもしれません。
服部公翼プロフィール
1983年3月25日、茨城県潮来で生まれる。
代官山の会員制ゴルフレッスンアカデミー、
「K’s Island Golf Academy」の代表。
300yを超えるショットと、飛ばしのレッスンで話題を呼ぶ。
高校卒業と同時に、ゴルフの専門学校国際ゴルフビジネス学院に入学、ゴルフの基礎を徹底的に学ぶ。
その後、さらなる成長のために豪州留学。現地で競技経験を積むと同時に、ツアーにも足を運んでオーストラリアゴルフメソッドを学ぶ。帰国後、独自の飛距離アップ法を作り上げ、ティーチングを始める。その独自の飛距離アップ法が話題を呼び、ティーチングの道に専念。
自身のスイング研究から培った、美しく飛距離のでるスイングが持ち味。スイングからトレーニングまで、飛距離アップのトータルケアは万全。さらに、飛距離をテーマにしたDVD「ロングドライブプログラム」を2011年に発売。その他ゴルフ雑誌に関わらず、多方面のメディアにも出演経験をもつ。
レッスンでいつも生徒に伝えている想いは、、、「あと、30ヤード飛ばすと、ゴルフが100倍楽しくなる」
シャフトが合わない感じがする
シャフトというのは、硬さ・重さがそれぞれ違います。
あまりクラブフィッティングの経験などが無い方は
普通の重さ、普通の硬さということで選ばれているかもしれません。
ですが、ある程度ゴルフが上達するに合わせて
あなたのスイングの形というのが出来上がってきて、
そのスイングの形に合っているクラブが
ぼんやりながら出来上がってくるものです。
クラブフィッティングというのは
そのスイングの変化によって
オススメされるクラブも変わってくるところが
難しいかもしれませんが、
今の自分のスイングにあった
フィッティングをある程度知っておくということは
あなたのクラブ選びのレベルを上げることにつながりますので
知っておいていただきたいと思います。
クラブシャフトの硬さを選ぶ方法
シャフトの硬さにはみなさんご存知かと思いますが、
以下のような種類があります。
柔 ⇒⇒⇒⇒⇒シャフト⇒⇒⇒⇒⇒ 硬
J、L、A、 R、(SR)、S、X、(XX)
シャフトの硬さを選ぶとき、硬さはヘッドスピードに比例していて
ヘッドスピードが早い方はX、普通ならRといったように、
ヘッドスピードだけで選んでいる方も多いと思います。
つまり、先ほどの図で表すと・・・
遅 ⇒⇒⇒⇒⇒ HS ⇒⇒⇒⇒⇒ 速
柔 ⇒⇒⇒⇒⇒シャフト⇒⇒⇒⇒⇒ 硬
J、L、A、 R、(SR)、S、X、(XX)
という選び方をしている、ということですね。
実際、それは間違いではありません。
ですが、もう一つ重要なポイントがあるので
それを抑えておいてください。
それが、先ほどの方がシャフトが合っていないように感じる原因でした。
シャフトのしなり
クラブをスイングすると、シャフトというのは「しなり」ます。
この「しなり」によって、ダウンスイングの最下点で
一番早いヘッドスピードが出るのですが
この「しなり」が多すぎたり、少なすぎたりすると
そのシャフトが合っていないということになります。
ヘッドスピードが早い方はそれだけしなりが大きくなるので
しなりが少なくなるよう、硬いシャフト。
ヘッドスピードが遅い方はそれだけしなりが少ないので
しなりが多くなるよう、柔らかいシャフト。
という風に、ヘッドスピードがシャフトを選ぶ基準になるのですが、
もう1つ考慮して欲しいのが、スイングリズムです。
スイングリズム
スイングリズムもヘッドスピードと同様に人によって違いますよね。
スイングリズムが早い人というのは
切り返しでシャフトが強くしなります。
逆にスイングリズムが遅い人というのは
切り返しでシャフトは弱くしなるのです。
ですから、スイングリズムによっても
シャフトのしなりは違うので
スイングリズムが遅い、または早い方は
シャフト選びの時に考慮しなければなりません。
ヘッドスピードがやや速くてSを使っている方のスイングテンポが早い
としたら、切り返しでシャフトが強くしなるので
もう一つ上のXを検討してみる価値はあります。
逆に切り返しが遅くシャフトがあまりしならない方は
もう一つ下のRも検討してみてください。
ヘッドスピードだけのシャフト選びはやめてくださいね。
<<まとめ>>
遅 ⇒⇒⇒⇒⇒ HS ⇒⇒⇒⇒⇒ 速
柔 ⇒⇒⇒⇒⇒シャフト⇒⇒⇒⇒⇒ 硬
J、L、A、 R、(SR)、S、X、(XX)
※ スイングテンポが遅い方はもう1つ柔らかいものも検討する
※ スイングテンポが早い方はもう1つ硬いものも検討する
参考にしてくださいね。
服部コースケ