From:ツアープロ梶川武志
愛知の自宅より、、、
皆さん、こんにちは。
ツアープロ梶川武志です!
さて、今回のメールでは、
いただいている質問に答えてみたいと思います。
質問をくれたのは、僕のレッスン会に
よくいらして下さるIさんからです。
「メルマガで回答してください」とのリクエストでしたので、
この場を借りてご紹介させていただきます。
内容は「アプローチについて」なので、
皆様にも必ず参考になると思います。
ぜひ、楽しみに読んでみてください!
いただいた質問
Iさんからの質問は、こんな感じです。
> 「鉄板アプローチ」についてなのですが、
> 最近練習マット上ではそこそこ出来てきたように思うのですが
> 実際コースにでるとなかなかうまくいきません。
>
> 失敗するパターンは
>
> A:ダフリ気味に入ってバンスがはじかれトップして大オーバー。
>
> B:キャリーとランの比が不安定でランを見込んでアプローチしても
> グリーンオンして直ぐに止まって大ショート
>
> このどちらかが多いのが実情です。
>
> 使用ボール(スピン系とディスタンス系)の違いや
> PWでのランニングアプローチが良いと思う場面でも
> 練習と思って強いて鉄板アプローチを試しているせいも
> あるとは思うのですが、次の点につきご教示いただければ幸いです。
>
> 1:Aのパターンはベアグランドに近い硬いライで多い気がしますが
> 鉄板アプローチに向いたライあるいは
> 避けるべきライなどあるのでしょうか?
>
> 2:打ち方のイメージは、バンスを地面に滑らせながら
> フェースの上をボールが転がるイメージ
> (いわゆる払いうち?)なのか?
> 通常のアイアンショット同様リーディンングエッジを
> ボールの真下に打ち込んで行く感じなのか?
>
> 3:距離感に関してはある程度実践でのなれも必要とおもいますが、
> プロは距離の調節をクラブの振り幅で行っているのか
> フェースの開き具合で行っているのか?
> スイング速度で行っているのか?
> 4:鉄板アプローチが使える限界の距離はあるのか、
> あるとすればどのくらいか?
>
> P.S.レッスン時に頂いたスピン系のボールは
> いままで何となく使うのが勿体無くて
> 大事にしまってありましたが、
> アイテムは「使ってなんぼだ」と思い直し
> 先日のラウンドで初めて使ってみました。
> 幸い心配したDWでのOBもなく
> 使ったのはハーフラウンドだけでしたが
> 1個のボールで回れました。
> アプローチではグリーン上で確かによく止まってくれました。
>
> ただ最近変えたパターでは打感が硬すぎて
> ロングパットの距離感が合わなかったので
> 今度は以前使っていたフェースが柔らか目のパターで試してみます
「鉄板アプローチ」とは?
「鉄板アプローチ」と言うとみなさん
「鉄板の上から打って練習するのか?」
などと思ってしまいそうですね(笑)。
ですがこれは先日、ゴルフ雑誌のアルバの取材で
「プロが調子を落としたとき、
『この練習法は鉄板だ』という練習法はありますか?」
という質問をいただいたときに
「アプローチではこんな練習をよくします」
ということで、SWで低く出して
スピンを入れる打ち方をご紹介しました。
そのアプローチのことをIさんは
「鉄板アプローチ」と呼んでくれています。
実際、僕はコースで7割ほどこの打ち方を使います。
せっかく「鉄板アプローチ」と言ってくれているので
このゴルフライブでは「鉄板アプローチ」ということで
呼びたいと思います。
Iさんの質問への回答
さて、Iさんのご質問ですが、まず1の
> 1:Aのパターンはベアグランドに近い硬いライで多い気がしますが
> 鉄板アプローチに向いたライあるいは
> 避けるべきライなどあるのでしょうか?
硬いライということですが、
練習という意味で使ってくれている分には
素晴らしい向上心ですね。
練習して自信がつけばベアグランドでも
普通に使えるようになります。
※ベアグランド:芝生が生えていなくて、地面の土がむき出しのところ
スコアを出したいとき、試合やIさんが月例などで
いいスコアが出そうなときなどには
自信がないときは他の打ち方でいって下さい。
バンスがはじかれやすいので、きっちりインパクトが
ボールに入ってくることが重要になります。
自信がないときはPWなどでランニングでいくか、
パターで打てる状況ならばパターが一番安全だと思います。
次に2ですね。
> 2:打ち方のイメージは、バンスを地面に滑らせながら
> フェースの上をボールが転がるイメージ
> (いわゆる払いうち?)なのか?
> 通常のアイアンショット同様リーディンングエッジを
> ボールの真下に打ち込んで行く感じなのか?
これはどちらもありです。
バンスをすべらせる打ち方の方が少しボールが柔らかく
飛んでいく感じです。
上から打ち込んでいく打ち方の方は出球が速く
スピンが効きながら少しランが多めになる感じになります。
柔らかくスピードがないグリーンには
後者が有効な打ち方になる場合が多いです。
そして3ですね。
> 3:距離感に関してはある程度実践でのなれも必要とおもいますが、
> プロは距離の調節をクラブの振り幅で行っているのか
> フェースの開き具合で行っているのか?
> スイング速度で行っているのか?
プロはすべての感覚を駆使して距離感をつかみます。
アマチュアの方は最初は振り幅が一番距離感に有効だと思います。
振り幅に関しては大きくて
インパクトが緩んでしまう方を多くみかけます。
インパクトをしっかり出来るバックスウィングの大きさを
見つけられると距離感も合いやすくなってきます。
そして4ですね。
> 4:鉄板アプローチが使える限界の距離はあるのか、
> あるとすればどのくらいか?
僕は50ヤードですね。
おそらくIさんは40ヤードほどでしょうか。
ヘッドスピードの速い方なら60~70ヤードまでいけるでしょう。
平均的な女性の方なら30ヤードほどでしょうか。
最後に。。。
> ただ最近変えたパターでは打感が硬すぎて
> ロングパットの距離感が合わなかったので
> 今度は以前使っていたフェースが柔らか目のパターで試してみます
ボールによってパターの距離感、
アプローチの距離感は変わってきます。
パターを変えてみるというのも一つの方法としていいと思います。
ボールについては自分の気に入ったボールを1つ
見つけられるといいですね。
ちなみに僕はタイトリストのV1Xを使っています。
Iさんが気に入るボールは?
あなたが気に入るボールは。。。?
これについては是非、見つけてみてください。
ーツアープロ 梶川剛奨
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