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見ていて幸せなマスターズ2022

2022.04.12
ezure

From:江連忠
宮古島の自宅より、、、

こんにちは、プロゴルファーの江連忠です。
 

さて、今回は、
 

 「見ていて幸せなマスターズ2022」
 

というテーマで、お話ししたいと思います。
 

あなたも御存知の通り、今年のマスターズは
スコッティ・シェフラーの優勝で幕を閉じました。

ハッキリ言って、今年のマスターズは。。。

徹夜で本気でマスターズ

ハッキリ言って、今年は久しぶりに徹夜で本気で、
マスターズを見た気がします。

それこそ全映像をテレビで見ながら、
コマーシャルが入ったら生配信Youtubeを見て。。。(苦笑)
 

なぜそんなふうに今年は見ていたかというと、
やはり復活したタイガー・ウッズ。

そして日本人であれば言うまでもなく
前回チャンピオンの松山英樹選手ですね。
 

正直言って、今回のタイガーは
いつもよりも打ってしまっていましたが、
本人がコメントで
 

 「勝つために来た」
 

と言っていたのも、まんざらウソじゃないと感じました。
 

そんなタイガーも含めて、全体の一番の感想は
どのプロたちを見回しても感じる
この4日間での「対応力」でした。

とんでもないところからのアプローチを打たされても
それに対処していて、その対応力の平均点の高さで
スコッティ・シェフラーが優勝した、という印象です。
 

今年は本当に見ごたえのある大会でした。

松山プロの明暗を分けたパッティング

あなたもご承知の通り、松山プロは怪我明けの
100%の本調子ではない中でのマスターズだったわけですが、

そんな中にあっても
松山プロはとんでもなくキラリと光るショットもありましたし
他のプロたちと同様、いいアプローチを打っていました。

ドライバーも左右両方に打ち分けていましたし
フィニッシュで手を離すことも少なくなったし、
アイアンショットも素晴らしかったです。
 

そんな中、3日目と4日目の1m弱のパーパット、
1.5mのバーディーパット。。。

昨年優勝した時よりは、明らかにパターが入っていませんでした。

この4日間、いろいな天候の中でやっている中で
今一つパターには自信が持てなかったんじゃないかなと感じます。
 

ですが精一杯やっているのは伝わってきましたし、
その中で流れをつかめなかっただけです。

今年も残り3試合、メジャーがありますので
たぶん残りのメジャーは全部勝つつもりで
松山選手は準備をしてくるはずです。

世界一自信が持てるパッティングで
さらなる勝利をと考えているはずですし、
ぜひ、頑張ってほしいです。

プロたちは、マスターズ出るために技術を磨く

基本的に、マスターズに来るレベルのプロたちはみんな
たいていはティーショットをフェアウェイに打ってきます。

そこから、オーガスタ・マスターズ委員会の
「スコアをあまり出させまい」とする
情熱、意気込みに跳ね返されるわけです。

今回のノーボギーも、最終日のローリー・マキロイ一人だけだったわけですし、
最終日に前半30で回ったミンウ・リーも、後半は40で回ったり。。。

人によっては、ちょっと難しすぎるという意見もあるかもしれませんが
見る側としては楽しく、見ごたえのある試合を提供してくれます。
 

マスターズ出てくるプロたちというのはそれこそ
「マスターズ出るために、技術を磨く」わけです。
 

飛距離、技術、メンタル。
 

自然や傾斜に対する柔軟性、そして対応力。
 

そして、どのように運を味方につけられるか、など。
 

まさしく、全ての総合力というか
それを見せつけられた今年のマスターズで、
改めて本当に素晴らしいと感動しながら見ていました。

シェフラーのスウィングににじむ「人間味」

何となくまとまりがない話になっていますが、
優勝したシェフラーはとにかく4日間を通じて
「流れ」がありました。

バッバ・ワトソンのキャディを務めた
テッド・スコット氏にキャディが代わり、直近6試合で6戦4勝。

キャディの力というのも感じましたし、
珍しくアメリカ的でない、現代打法的な選手ではないとも感じます。
 

背が高く、パッと見で無理矢理さも感じるフィニッシュなど、
キレイなスウィングとは言えない点もあるかもしれません。

最終日に同組だったキャメロン・スミスのほうが
むしろ教科書通りのスウィング、そしてパッティングのうまさ、
強気に攻めているなという雰囲気を感じさせます。
 

ですがシェフラーのほうが
なんとなく「人間味」が溢れているというか、
見ていてすごく冷静にプレーしている感じがしました。

そういう面では、去年マスターズを勝った松山君に
似ているところがあると言えるかもしれません。

状況を全て受け入れて、きっちりマネージメントをして
とんでもない難しいところからでも
奇跡的なパーを取っていく、そんな感じです。

最終日のシェフラーのパッティングはイマイチでしたが、
3日まではパットが良かったというのも
去年の松山選手と似ているなと思いました。

純粋に、一打一打のショットを楽しんで
(とにかくショートアイアンが良かった)
パッティングでのリズムもいい。

グリーンが伸びる下りで、速さが加わって難しいところでも
自分のリズムを通せて、ラインを読み切れた。

そこを読み切れて、打ち切れてというのが
今回の勝因の一つだったと思います。

タイガーが「流れ」をつかめなかった理由

タイガーについては、特に予選通過を決めた二日目。

序盤にボギーパー、ボギーボギーボギーと打って
そこから8番でようやくバーディ。

後半になってきて、13、14番でバーディを取ったものの、
15、16番がチャンスだったのに、バーディーが取れなかった。

この15、16番が取れていたら、決勝ラウンドでの流れも
少し変わっていたんじゃないかというのが、私の考えです。
 

タイガーは3日目はパター悪くて、3パット、4パット。
上がり3ホールの連続3パットとかもありました。

転がり自体は見ていて良い感じで行っていましたが、
もう相当に足に来ていたのでしょう。

足が痛い中、全ショットに下半身の強さと柔らかさ、
柔軟性が要求されるオーガスタの傾斜にあって
よくがんばってくれたなと思います。

タイガーの一挙手一投足に手に汗を握りながら
見ていて、素直に感動しました。

復帰戦で難しいとはわかっているのに、
ついつい期待してしまうのも
タイガーがタイガーたるゆえんだと言えますね。

見てて幸せなマスターズ

これ、そんなことは普通ないだろうと思いましたが。。。

最終日の18番で、ローリー・マキロイとコリン・モリカワが
二人してバンカーからのチップイン。

まさに「こんなことってある!?」という感じでした。
 

繰り返しになりますが、タイガーにしても松山選手にしても
勝てなかった理由は、流れをつかめなかったこと。

1個の流れ、1個のショット、
どこがバーディーで、どこがパーでというのが
尾を引いていきます。

ですが松山選手は、1ヶ月の間に試合をやっていない中で
見事なディフェンディングチャンピオンとしての仕事をしてくれましたし、

タイガーには、72ホールを軽々とやってくれたのに感謝ですし、

シェフラーという、現時点の世界ランク一位の強い選手が
運を練りに練って作ってきて、そして勝って
私たちを楽しませてくれました。

(ちなみに私は、大きい試合は今回のシェフラーのように
 「逃げ切り」で勝つのを見るのが好きです)
 

今年のマスターズでは、11番と15番が改造されて
昨年より距離がトータルで35ヤード伸びました。

11番の改造にしても素晴らしかったですし、
あとは15番のパー5でイーグルが一人も出なかったのは
1935~36年ぐらい以来だと聞いています。
 

どのホールもグリーン周りを含めて、とんでもなく難しいわけですが
その難しさが、見ているこちら側を楽しませてくれます。

特に私の場合は、片山晋呉のキャディや取材で現地に行って
どれだけ難しいのかを知っていますし、

僕らが行った時よりも、はるかにコースが難しくなっているのを
知っていることもあって、より感慨深いのかもしれません。
 

先ほども述べたように、ゴルファーたちの技術は
このオーガスタで勝つために、磨かれていきます。

今回もそうしたしのぎを削る戦いを見ることができて、
見ていて本当に幸せなマスターズでした。
 
 

 真剣であることが、唯一のゴルフの楽しみ方。

 ゴルフは人生を豊かにする素晴らしい方法。
 
 

江連忠でした。
 

<本日のオススメ>

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スコアを崩さない池越えショット

2022.04.11
img1

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます。
小原大二郎です。

「ゴルファーの最も崇高目的は、

人を驚かすような
すばらしいショットではなく。

ミスをひとつひとつ着実に
減らしていくことである。」

ージョン・ヘンリー・テイラー

さて、世界ゴルフ殿堂入りをしている
ジョン・ヘンリー・テイラーの言葉です。

ゴルフはミスを減らすスポーツだ
と言われているように、

ゴルフでのミスをへらすことは
スコアアップに繋げっていきますよね。

先日、世界殿堂入りを果たした
タイガー・ウッズ選手も、

「失敗することは問題ないんです。

失敗したからといって
あなたが否定されているわけではありません。

問題なのは、あなたが失敗にどう対処するかです。」

と、語っています。


プレッシャーとミス



ミス自体を減らすこと、
そしてミスをしたときの対処法で
スコアは大きく変わっていきます。

ただ、ゴルフのスキルだけでなく
メンタル面の維持も重要ですよね。

特に、同じ組のゴルフ仲間や
後続組に見られながらのショットで、

ついつい意識してしまって
普段どおりのスイングができずに、

池やバンカーといったハザードに
打ち込んでしまったり、

どうしても人の視線が気になったり。

例えば、池やバンカーを前にして、
入れたくないと無意識に強く感じ、

必要以上に意識してしまうことで、
それだけで身体が硬くなってしまうのです。

そこで今回はゴルファーが
ついつい意気込んでしまいがちな、

池越えショットのための
アドバイスをさせていただきたいと思います。

池越えショットで避けたいのは…



こういった池越えのショットで
一番気をつけなくてはいけないのが、ダフリですよね。

多少トップ目に入ったとしても
グリーンオーバーで芝生の上にボールが止まってくれます。

芝の上にさえ乗せることができれば
なんとかリカバリーすることもできるかもしれません。

しかし、こういった池越えのショットで
ダフってしまいますと、

池に入れて、ペナルティーが付いて、
大叩きの要因になってしまうことがあります。

スイング的にダフリを防ぐポイントを知っていれば、
かなりの確率でダフリを防ぐことができます。

ただ、先程、スイングのポイントと言いましたが、
実はここで重要なのはアドレスになります。

ハンドアップ



ダフリを回避し、
池越えでナイスショットを狙うためには、

いつもよりほんの少し
ハンドアップ気味に構えてみてください。

ハンドアップでは、
自分にとって最適な位置よりも、

両手が低い位置や高い位置で
構えることになるので、

今回は、1つのテクニックとして、
参考にしていただきたいと思います。

ここぞという状況で
ダフリを回避するために、

ハンドダウンに比べて、
ハンドアップはフェースの開閉が
少なくなります。

なので、インパクトで、
ボールをスクェアに捉えやすく、

ヘッドと手元が同じ距離感で
動くイメージがわきやすく
軌道も安定しやすくなります。

また、通常だとターフを
取っていくようなショットも、

ハンドアップにすることで
ボールをクリーンに捉えていくような
ショットとなります。

池越えショットという大事な局面で、

避けなければ行けないミスを
いかに防いで行くことができるかが

スコアアップには重要です。

特に、池越えのショットといった場面では
ダフリは致命的です。

このような場面がありましたら
いつもよりも少しハンドアップ気味で
構えることを意識してみていただきたいと思います。

ぜひ参池越えショットを克服して、
スコアアップへと繋げていってくださいね。



<本日のおすすめ>

もし、いまあなたが

・バンスが芝に引っかかり、ダフリが多い

・抜けが悪くてボールがショートしたり、
 トップしたりする

・ウェッジのバックスピンのかかりが悪い

・ボールを上げたり、転がそうとしたらミスが出た

・今持っているウェッジに、何らかの不満がある

こういった悩みを抱えているのなら、
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【ビデオ】ヘッドは振ろうとしないほどボールは飛ぶ

2022.04.10
ohmori

From:大森睦弘
神戸の自宅より、、、

こんにちは、大森睦弘です。
 

さて、今回は
 

 「ヘッドは振ろうとしないほどボールは飛ぶ」
 

というお話をさせていただきます(ビデオ&おまけあり)。
 

インパクトに向かって、誰でもヘッドを振ろうとするものです。

しかし、ボールを楽に遠くまで飛ばせるために、
強く意識して振るのはヘッドではありません。

実は、本当に振るべきなのは。。。

(続きはビデオにて)

ヘッドは振ろうとしないほどボールは飛ぶ


パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
動画の下部にある字幕アイコンまたは)をクリックすると表示をオンにすることができます。字幕をオフにするには、[字幕] アイコンをクリックし、[字幕をオフにする] または[なし] をクリックします。

 

(おまけ付き)
今回のメールマガジンの内容をPDFでもご覧になれます。
こちらからクリックしてダウンロードして下さい。

https://g-live.info/click/omrpdf220410/

※印刷してファイルなさる方にはこちらが便利です。

振り方とそのメカニズム

まだ100を切れていないお客様から
エージシュートを何回も達成されている方々まで、

私のコーチングで実績のある数ショットで
変化を実感できる振り方があります。

では、どこをどのように振れば良いのか、
その振り方とそのメカニズムをじっくり見てみましょう。

ヘッドを振ることに囚われる理由

確かに、ヘッドをきちんとフェースの向きや軌道までコントロールして
ボールにヒットさせるためには、ヘッドに意識を集める必要もありそうです。

また、ボールヒットではできるだけ
ヘッドの勢いがあったほうが、ボールは遠くまで飛びます。

これらのことから、ヘッドを振ることばかりに囚われることになります。

グリップエンドを振る

しかし、実は振るのはグリップエンドです。

グリップエンドを振ることを意識できると、
スイングは勝手に良い動きのオンパレードになってくれますから驚きです。

グリップエンドを振るなんて、多くのゴルファーは
まったく考えたことはないと思います。

ここで、テコをイメージしてみましょう。

ヘッドを高速に振るためにはテコの原理を使い、
強い力を大きな動きに変換します。

テコは力の大きさと、動きの大きさを変換する仕組みです。

脚の動きや左肩甲骨のスライド量はそれほど大きくはなくても、
その動きの大きさはテコの働きを使えば
何倍にもなってヘッドの動きになります。

しかも、脚や肩甲骨周りの大きな筋肉は爆発的な力を出せますから、
まさに、テコの原理によって力の大きさを動きの速さに変換します。

そうすると、ドライバーなら支点となる右手と
力点としての左手の間隔約4インチに対して、
右手と作用点であるヘッドまで40インチなら距離の差はほぼ10倍です。

テコの原理でドライバーぐらいシャフトが長いと、
ヘッドに対してグリップエンドは10分の1ぐらいの速度になります。

そのため、グリップエンドを振ろうとすればかなり遅く感じて、
もっと速く振りたい気持ちでいっぱいになります。

インパクトでどっちに振る?

そして、インパクトでグリップエンドを
どっちに振ろうとすれば良いでしょうか。

正解は、インパクトに向かって手元がボールを通過したら、
脚の力でグリップエンドを背中側へ引きあげるように上に振ります。

ところが、インパクトに向かって
ヘッドを水平に振ろうとするゴルファーは多いです。

ヘッドを振ろうとして発生する問題~その1「手打ち」

ヘッドを振ろうとすると発生する問題はたくさんありますが、
その中でも重大なことをいくつか見てみましょう。

まず第一は、手打ちになることです。

特にヘッドを振ろうとすると、右腕を伸ばそうとするものです。

右腕一本は下半身や肩甲骨周りの筋肉を
総動員するよりも圧倒的に弱いです。

そして、腕に意識が集まると、
下半身でのがんばりはおろそかになります。

さらに、ヘッドが高速に動くほど、
下半身では遅くてついていけない感じがします。

そうなると、下半身で体をターンさせることを
あきらめてしまいます。

本来は腕を横に振るよりも、腰から首の付け根までの体幹を
下半身の動きでターンさせたほうがより大きなエネルギーを出せます。

そんな下半身を使いきれないなんて、もったいないばかりです。

リリースが早くなる問題

そして、ヘッドを振ろうとする第二の問題は、
クラブのリリースタイミングが早くなりすぎる傾向になることです。

ヘッドを振ろうとすると
手元よりもヘッドを先に持っていこうとする動きが強くなり、
リリースのタイミングは早くなります。

ヘッドは加速中にボールヒットすることで当たり負けが少なく、
ヘッドスピードの割に遠くまで飛びます。

さらに、打点が芯から外れても
フェースの向きが不安定になりにくくしてくれて、
ボールの不意の曲がりを減らせます。

リリースは遅いほどボールを強く押せるとも言えます。

まさに体やシャフトのしなりが戻り切る前の
手元がヘッドに先行している状態でインパクトすれば、
当たり負けは少なくできます。

ヘッドスピードを限界まで振れない問題

さらに、第三の問題として、
高速に動いているヘッドをコントロールしようとして
限界までのヘッドスピードを出せなくなること
です。

人は自分がコントロールできる感じのする範囲でしか
動こうとはしません。

そうなると、一般男性の平均ヘッドスピードである40m/s、
時速にして144km/hものスピードの状態では
フェースの向きなど制御できないぐらいになります。

特にボールヒットに向かって前腕を左に捻って
軌道に対して開いたヘッドを閉じようとすると、
そっちが優先になりヘッドスピードはおろそかになります。

インパクトのできるだけ前にヘッドの向きも決めておいて、
テコの動きとシャフトのしなり戻りだけに任せたいものです。

そして、本来はしなったシャフトの先のヘッドは
実際のポジションを感知しにくいので、
しなり戻ったらここにくるとだけイメージすれば良いです。

グリップエンドを上に振るコツ

そこで、インパクトでグリップエンドを正しく上に振るための、
絶対にはずせないコツがあります。

インパクト近辺でグリップエンドを引きあげると言っても、
上半身から自ら出そうとする力でそうしようとするのではありません。

左肩はできるだけボールに向けておくイメージで、
右腕でシャフトを支えて下半身の鋭いターンによる
上半身のしなりとそのしなり戻りに任せましょう。

グリップエンドを振る力

グリップエンドを振る力の源をもう一度確認してみます。

ダウンスイングでは、下半身の動きで
上半身の中でも特に左肩甲骨周りをしならせてきます。

そして、インパクト近くで下半身の動きを正しく強めることで、
腰は左にキュッとターンします。

ただし、腰はターンさせようとするのではなく、
まさに左サイドにスペースを開けるイメージで左脚が地面を蹴る力の方向を
左のお尻を左後ろポケット方向へ向けるだけです。

そうすると、体幹全体はそれまでの前傾角度を維持して
左にターンします。

この体幹の左ターンで左肩甲骨は胸の方向へ
急激にスライドされる力を受けます。

この速さが速いほど、伸ばされた筋肉は脊髄反射で勝手に
縮もうとする「伸張反射」が発生します。

そうすると、左肩甲骨周りの筋肉は伸ばされながら収縮しようとする
「伸張性収縮」で、左肩甲骨を背中側へしなり戻そうとします。

「伸張反射」と「伸張性収縮」による大きな力の発生で、
普段は伸ばすことが難しい筋肉の付け根にある
腱までも伸ばされてエネルギーを溜めます。

そして、これらの筋肉と腱が一気にしなり戻る
全体の仕組みが「伸張短縮サイクル」です。

「伸張短縮サイクル」では、自ら出そうとする力である筋肉を
短くしながら収縮させる「短縮性収縮」に対して、
2倍以上の力が発生します。

さらに、動きの速度が速いほどその差は大きくなり、
10倍といっても過言ではないぐらいの
想像を絶する強大な力が発生します。

「伸張短縮サイクル」を左肩甲骨周りに発生させるのが
上半身はリラックス、下半身は目一杯のイメージです。

その大きな力でテコの力点としてのグリップエンドを引きあげ、
右腕はテコの支点としてしっかりグリップを支えることで、
作用点としてのヘッドは高速に走ります。

インパクト近辺でのコントロールを極力減らす

そして、インパクト近辺でのコントロールを極力減らして、
勝手にヘッドが走ることに任せるために大切なことがあります。

それは、左手のグリップを正しい向きにセットすることです。

それによって、インパクト前後で前腕を左に捻って
フェースの向きを操作する難しいコントロールを
減らすことができるからです。

セットアップでは左手の薬指の付け根である
3つ目のナックルが自分からしっかり見えているなら大丈夫です。

まずは小さな振り幅で試す

ドライバーショットでやってみてなんだか分からない感じなら、
まずは小さな振り幅で試してみましょう。

サンド・ウェッジで15y程度キャリーさせる
手元がトップで腰の高さ程度となるショットの
ゆっくりな動きの中でやってみると良いです。

まさに手元がボールを通過してから、
前傾している体幹をその前傾角度を維持して
下半身の動きで鋭く左にターンさせます。

左肩はできるだけボールに向けておくイメージで、
体幹のターンによる上半身での「伸張短縮サイクル」に任せて
グリップエンドを動かすことがキーです。

感じがつかめてきたら、サンド・ウェッジを使って
トップでシャフトが垂直となるぐらいのショットでやってみます。

かなり強い低めのボールが飛び出して、
バックスピンでいい感じで止まるようになります。

低くボールが出るのはリリースが早いすくい打ちではなく、
リリースが遅くなった分ロフトが被ってインパクトするからです。

同じ感じでドライバーショットまでやってみると
ボールは楽に強く遠くまで飛ぶので、
今までいかに手打ちだったのか実感できます。
 

では、また。
 

<本日のオススメ>

上手く行かないゴルファーがすべき
スコアアップのための第1段階のゴール。
それは「アプローチの精度を上げること」。

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【ビデオ】飛距離アップに大事な正しい腕の動きとは?

2022.04.09
服部hattori

From:服部コースケ
沖縄の自宅より、、、

おはようございます。
服部コースケです。

本日もメールをご購読いただき
ありがとうございます。

今日は飛距離アップに大事な「腕」の動きについて
アドバイスしていこうと思います。

大きな飛距離を出したり、
方向性をアップさせるために大事なことは
腕と身体が同調して動かせるようになることがポイントです。

しかし、どうしても飛距離アップを意識すると
正しい腕の動きができていない方が多いです。

「ドライバーを早く振ってみてください」

とお伝えした時に、多くの方は早くではなく
強く振っているんですね。

強く振るとどうなるかというと、
グリップに力が入りやすくなってしまい、
腕全体の動きがロックされてしまいます。

これによって体の回転が伴わず、
手の動きだけでボールを打ってしまいます。

いわゆる「手打ち」になってしまっているんですね。
これでは、クラブヘッドも走らず飛距離も出ません。

飛距離にはもちろん下半身の使い方も大事なのですが、
正しい腕の動きをしただけでも飛距離は大きく変わってきます。

まずは、あなたの普段のスイングを思い出してみてください。
練習場、ご自宅で実際にクラブを振ってみてもいいです。

腕に力が入ったスイングになっていませんか?

今日は、正しい腕の動きについてお話していますので、
ぜひ、チェックしてみてください。

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誤った手首の返し方とは?

アマチュアの人は、インパクトで右手の甲が下になって
「しゃくる動き」をしている人も多く見られます。

手首が下を向くと右ヒジが曲がってしまうので、
フォローが低くなってインサイド方向に流れる
動きになってしまいます。

飛距離アップにはインパクトで
手首をしっかり返すことが大切です。

正しい手首の返し方によってインパクト前後の
ヘッドスピードを上げることにもつながるので、
これだけでも飛距離アップの効果は大きいです。

HT

また、ヒッカケやチーピンが出てしまうという人は、
体の回転がきちんと出来ておらず、
手首を返してしまっている状態の方も多いです。

体の動きに合わせて手首を返せば、
ストレート弾道になっていきますので、
もしお悩みの方は意識してみてくださいね!

すっかり暖かい気候となり
ゴルフベストシーズンになってきました。

朝はまだ少し肌寒いときもありますので、
体調に気をつけて楽しんでいきましょう!

本日も最後までご購読いただきありがとうございました。

服部コースケ




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[ビデオ]最短でスコアアップの練習とは

2022.04.08
img1

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます。
小原大二郎です。

今週の月曜日の私のメールの中で、

「パッティングは得意ですか?」

と質問をしました。

「もう少し詳しく知りたい」

というお問い合わせも多かったので、
本日もパッティングについてお話していこうと思います。

まず、「ゴルフの練習と言えばなんですか?」と
こう聞かれた時、あなたはどんな練習を想像しますか?

おそらく大半の方が「打ちっぱなし」
と答えるのではないでしょうか。

実際あなたが「打ちっぱなし」に行かれた時に
どんな練習を行いますか?

恐らく、ドライバーやアイアンでのフルショット、
少しウェッジなどでアプローチ練習を行う、
という感じではないでしょうか。

もちろんショットの精度も重要ですが、
最もスコアに関連してくる技術というのは

・アプローチ

・パター

であることは明確です。

今日は特にパターに注目して解説していきたいと思います。

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パット数が変わると
劇的に変わるスコア

あなたは、1ラウンドの一般的な基準打数(Par72)の中で、
パターの打数が占める割合をご存知ですか?

・Par5のロングホールでは、ショット数が3、パター数が2。

・Par4のミドルホールではショット数が2、パター数が2。

・Par3のショートホールでは、ショット数が1、パター数が2。

このように各ホールで2ストローク分、
18ホールでは36ストローク分のパター数が含まれています。

Par72のコースでは半分がパター数となっている訳です。

300y飛ばすドライバーショットは
誰でも打てる訳ではありません。

最近は、ドライバーの進化も目覚ましく、
昔に比べて飛距離は伸びてきていますが、

スグに飛距離アップできるかと言ったら、
恵まれた身体、技術、筋力がないと
至難の業だと言えます。

しかし、パターならどうでしょうか。

もちろん技術は必要ですが、
恵まれた身体や筋力も必要ありません。

パター数はスコアに占める割合が多く
好不調がそのままスコアに結びつきます。

誰でも上達できるチャンスがあるパターですが、
その割にショットに比べて、
パター練習に割く時間が少ないのが現状です。

スコアアップのチャンスが詰まっている
パッティングをぜひ、極めていきましょう!

大人気ウェッジが
待望の再入荷!

本当に久しぶりの再入荷!

『徳嵩フィッター監修ウェッジ『TK-01』(3本セット)』

がついに入荷されました。

あなたもご存知の通り、
ゴルフクラブや用品の品薄状態が続いています。

そんな中の待望入荷!

上記でもお話したように、
スコアアップに直結するのは
「アプローチ」と「パター」です。

残り100ヤード以内という距離は様々で、
距離感、コントロールが難しいものです。

アプローチに悩まされている人は多く、
中には、この距離になってしまうと
苦手意識を持つゴルファーも多いのではないでしょうか。

・バンスが芝に引っ掛かり、ダフリが多い

・抜けが悪くてボールがショートしたり、トップする

・ウェッジのバックスピンのかかりが悪い

・ボールを上げたり、転がそうとしたらミスが出た

こんなミスで悩んでいる多くのゴルファーが
実は、単にウェッジ選択を間違えているだけだったとしたら?

私も使っている『TK-01』
ぜひ、この機会にチェックしてみてください。

詳しくはこちら

それでは、またメールします。

小原大二郎

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