2018.09.06
From:徳嵩力一
千葉の自宅より、、、
こんにちは。プロクラブフィッターの
徳嵩力一(とくたけ・かついち)です。
実は先日、姫路に行ってきました。
姫路といえば。。。
いの一番に「姫路城」を連想する人も
多いかも知れませんが、目的は違います。
そう、ゴルフ好きの方であれば、
もうピンと来た人も多いかもしれませんが。。。
藤本技工さんに行ってきました!
大阪弁天町店の日笠山(ひがさやま)フィッターと行ってきました。
日笠山フィッター、関西方面の方にはおなじみです。
藤本さんと打合せ。。。
左がお父さん。右が息子さんです。
実は、自分が「株式会社コンセプト」にいた頃、
息子の彼がフォーティーンにいたという仲なんです。
今後のクラブ試作サンプルを見ながら。
息子さんとバックフェース(キャビティ部)の加工をチェック。
サンプルの「顔」もチェック。。。
実は「TKウェッジ」の最初の原型がコレ。
ここから加工されて、TKウェッジになります。
ウチでちょうどオーダー入れているアイアンの研磨前のものがコレ。
同じく、ウチでオーダーしているアイアン。
フィッティングからオーダーが入ったものは
こうして完成品になっていきます。
ちょうど発注書と一緒に。。。(笑)
こうして発注書を見ながら、一個ずつ加工してくださっています。
実はこの機械で、キャビティアイアンの
バックフェースのへっこみ部分を削り出すしていきます。
(パターなんかも、これでヘッドを全部削っています)
こちらは鍛造アイアンの「種」(元の型)。
ここからオーダーを受けて削っていくと、
私たちが目にするアイアンのクラブヘッドになっていきます。
これもウェッジの原型ですね。
ライ角、ロフト、フェースプログレッションを調整中。。。
ウチが出している寸法値に調整していただいています。
しかも、一個ずつ手作業で。。。(汗)
こちらは研磨加工中。
日笠山さんが食い入るようにじーっと見てます。。。(苦笑)
息子さんの説明に聞き入る日笠山フィッター。
いつになく真剣です(笑)。
これは大型機械でバックフェースを削って、
これから研磨待ちの状態のもの。。。
目的は新商品の打合せ
写真をご覧になっていただいた通り、
藤本技工には新商品の打ち合わせに行ってきました。
はい、新しいアイアンです。
詳細について詳しいことはまだ書けませんが(笑)
準備ができ次第、このメールマガジン上でも
お知らせしたいと思います。
今回の打合せは、
・新商品のデザイン案の決定
・新商品の製造工程のチェック
・藤本さんが開発中の新技術の視察
このあたりがメインでした。
写真を見ていただくと、藤本さんの工場の中は
かなりクラシックな印象を受けるかもしれません。
まあ、言ってしまうのなら
いわゆる「町工場」的と言っていいような。。。(汗)
ですがハッキリ言って、藤本さんはそのへん
見た目とは大きく違います。
お父さんのアナログ世代の熟練した技術に加えて、
最近では息子さんたちの最先端の技術が融合して
実に個性的な、面白いモノづくりをしているんです。
古き良き部分の「ローテク」な部分と、
最新鋭の機械も導入した、ハイテクな部分との融合。。。
いくら老舗の藤本さんといえども、ローテクだけでは
これから先、生き残っていけないということなんですね。
ですので今回の打合せでも、
お願いしている新商品の話をさせていただきながら
・何か良い別の仕上げの方法ってないんですか?
・最近の何か新しい加工技術ってありますか?
・そういう技術を、これからの商品に転用できませんか?
こうした話を、大阪弁天町店の日笠山フィッターも交えて
自分たち販売現場の意見なども伝えつつ、
「意見交換会」みたいな感じで、お話をしてきました。
藤本技工さんの「本当の強み」とは?
通常、クラブ製造の工場に仕事を依頼すると、
「わかりました。じゃあ、図面を下さい。」
と言われることが多いんですが。。。
ですが自分はクラブの設計家ではないので、
図面を引くことはできません。
ですがその点、藤本さんの場合は
「こういうのを作って欲しい」というニュアンスを伝えると
ほぼ自分のイメージ通りに作ってくれるのです。
これは本当に有り難いです。
こうしたイメージを言葉で共有させていただけるのが、
藤本技工さんの最大の強みですね。
そして、藤本さんとお仕事をさせていただいていつも感じているのは
クラブに対して「製造する側の立場」だけではなく
・実際に使うユーザーの立場
・フィッターの立場
全ての立場の意見を吸い上げていただきながら
ものづくりできるのです。
欲しいクラブに対して直接、製造側と協議ができるので
「現場ではこういうのが求められているんですけど、
こういうことって、出来ますか?」
という意見交換ができて、それでいてかつ
「できる方法を考える」
「ベストを尽くす方法を考える」
ことをしてくださるので。。。
いっしょにお仕事をしていて、本当にやりやすいと感じます。
伝統や技術を持っていながら、同じところにとどまらず
時代の流れやニーズに対しての対応力もある
「かゆいところに手が届く」製造メーカーなのです。
大きな有名メーカーとかですと、
さすがにやっぱり、こうは行きませんから。。。(汗)
そんな藤本さんと今回、新商品を開発しているわけですが。。。
正式にあなたにご案内できるのはもう少し先なので、
もうちょっと、お待ち下さい。
それでは、また次回。
徳嵩力一
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