From:ツアープロ梶川武志
愛知の自宅より、、、
皆さん、こんにちは。
ツアープロ梶川武志です!
さて、今日は
「梶川が見たマスターズの『意外な見どころ』とは?」
について、お話をしてみたいと思います。
マスターズ、あなたはご覧になりましたか?
(もしかしたら、昨日まで寝不足だったのでは)
やはりマスターズは、見ていて興奮しますね。
コースは美しく、そしてかなり難しそうです。
ですがそれよりも何よりも。。。
選手のパフォーマンスの高さ
難コースを攻略していくその選手たちを
早起きして興奮しながら見ていた方も
多いのではないでしょうか?
マスターズが開幕する前までは、
・タイガー・ウッズ選手の復活優勝
・松山英樹選手の日本人メジャー初制覇
こうした期待は高かったと思いますが、
残念ながらそれはもう少し先という事に
なってしまいました。
それにしても、最終日は白熱の優勝争いでした。
3日目に素晴らしい勢いでスコアを伸ばしたのが
パトリック・リード選手
ローリー・マキロイ選手
最終組の2人は優勝を意識するでしょうし、
(マキロイ選手はグランドスラムもかかっていましたし)
前日までのプレーがなかなか出来ません。
ですがそんな中、やっぱり来ましたね。
ジョーダン・スピース選手!
マスターズでは必ず優勝争いに加わってきます。
16Hを終え9つのバーディーを獲り
(最終ホールは残念ながらボギーでしたが)
首位のリード選手に1打差に迫ってきたのは流石でした。
また、前半静かにプレーしていた
リッキー・ファウラー選手
8番、9番ホールで連続バーディーを奪うと
その後もバーディーを重ね。。。
最終ホールも2mに付けて
バーディー首位のリード選手に1打差に迫りました。
ですがそんな中、
リード選手はプレッシャーにも崩れることなく
逃げ切りました。
最終日はパターのタッチが弱めにはなっていましたが、
アイアンの切れは4日間、素晴らしかったですね。
マスターズは録画している方も多いと思うのですが
僕がぜひ、リード選手で注目して見てもらいたいのが
アイアンのフィニッシュ時の「フェース面」
リード選手は、アイアンのフィニッシュを
肩の高さで止めているショットが多かったのですが。。。
その時のフェース面が、美しいのです。(^-^)
誤解のないように言っておきますが
打った後に芝がついていないとか、綺麗に磨いてあるとか、
そういう美しさではありません(笑)。
フェース面の角度が
「ラインが出そうな角度」
をしているのです。
ちなみにウェッジでは
ほとんどの選手がそのように打ちます。
ですがリード選手は、6~7番アイアンでも
ウェッジのようにラインを出しているように見えました。
ですがそんなことを言うと。。。
「それじゃあ、梶川プロもそう打てば?」
そんなふうに言われてしまいそうですね。。。(^_^;)
ちなみに僕が6番アイアンでリード選手のように打つと
・ボールが上がりきらない
・スピン量が少なくなる
ということになってしまい、
グリーンで止まりにくくなってしまいます。
ですから、僕からあなたへは
PWまでを、リード選手のように打ってみる
ということをお勧めします。
もちろん、リード選手のように背中、腕の逞しさがある方は
6~7番アイアンまで、真似してみて下さい。
フェース面のコントロールは非常に難しいのですが
マスターズ新チャンピオンのフェース面は
本当に美しかったです。
グリーンジャケットを羽織った
パトリック・リード選手のこれからにも
注目していきたいですね。
それではまた、次回も楽しみにしていてください。
ーツアープロ 梶川武志