From:大森睦弘
岐阜の自宅より、、、
こんにちは、大森睦弘です。
さて、今回は
「心・ショットで瞑想?」
というお話をさせていただきます。
瞑想というと、なんだか難しく考えていませんか。
あえて瞑想だとか構えなくても、
ゴルフを練習場でショットしていても、
ちょっと工夫すれば瞑想風効果を得ることができます。
というか、やりようによっては
瞑想以上の効果だってまんざらないわけではありません。
と、その話の前に。
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では、話を戻します。
瞑想の効果とは?
そもそも瞑想の効果とは主には次の3つです。
(1)今に意識を向けられるようになる
(2)感情にまどわされにくくなる
(3)自分をコントロールしやすくなる
この3つのことが示す心の状態とは、
ようするに、目的に向かって突き進む最高の状態です。
わくわくしながら目的を設定して、
それを実現するための段階的目標を明確化し、
その段階的目標をひとつずつこなしていく。
今の自分を第三者的に見つめ、
今何をすべきかを冷静に判断できる。
外から心を乱す感情変化を与える何かがやってきても、
びくともしない。
そんな人生を描くことができます。
ま、ここでは、なりたいプレーヤーの姿に向かって
自分を高所から見つめてゴルフに向かい、
ラウンドでもトラブルをむしろ上達の糧にするということですね。
瞑想は、その他さまざまな効果があると科学的に検証されています。
驚くべきは、脳の神経細胞に物理的な変化が発生するというものです。
ゴルフの練習で瞑想効果
ゴルフの練習で瞑想風効果を得るためには次の3つコツがあります。
(1)毎回同じセットアップルーティンを踏む
(2)ボールヒットの音に意識を向ける
(3)フィニッシュで左足の上に静かに立っている
緊張して筋肉にこわばりがあれば、
下半身の動きで上半身をしならせるなんてできません。
1時間打ち放題なんてあるなら、
ぜひサンドウエッジで15yキャリー(SW15yC)させる練習がおすすめです。
そして、「技・いつでもどこでもショット基礎アプローチ練習」でご紹介した、
お部屋の中でもできてしまうSW15yCができる環境があるなら、最高です。
また、練習場で1球いくらという状況なら、
ぜひ「力感8割ショット」でボールをいろいろ曲げたり出球の高さを操る
コントロールショットをやってみましょう。
とにかくドライバーを握りしめて、
どこへ飛んで行くのかわからないショットを打ち続けているより、
「力感8割ショット」のほうが良いスイングを作ることができます。
そして、ある程度コントロールすることができてきたら、
まさに瞑想しているような状態になります。
SW15yCなら毎回同じ音がするようになれば、しめたものです。
「力感8割ショット」で曲げたい方向に曲げたいだけ
曲がってくれるようになったら最高です。
そうなったら、まるで修行僧が修行を終えて
静かな心で帰ってきたようなものです。
では、また。
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え、もう終わりなんて、
今日は手抜きじゃないかって?
もちろんもっと話したいことはたくさんあるんですが、
ひとまずここまでのことができるだけで、効果はありますし、
長くなるので、ここでストップしてみました。
が、ちょっとまだ物足りないというあなたには、
さらにもうちょっと詳しい内容を続けてみます。
では、どうぞ。
できることをやる
SW15yCでも、「力感8割ショット」であっても、
できる範囲でのショットをひたすら精度アップすることが、
瞑想風効果を得るためには有効です。
SW15yCなら、ターゲットのどの範囲にキャリーしたらOKとするとかです。
「力感8割ショット」なら、スライスかフックのどちらか、
今から打とうとした方向へ曲がったらOKとするとかです。
そして、できることがより進化してきたら、
さらに難しい課題に挑戦すればいいです。
姿勢良くセットアップルーティン
同じ手順、同じ時間での
セットアップルーティンを行なうことは非常に大切です。
ま、状況により幾つかのバリエーションはあってもいいです。
そして、セットアップルーティンの動作では、
まさに姿勢を正す気持ちが大切です。
人は何回も同じ動作を行っていると、
だんだん洗練されて無駄な動きがそぎ落とされてきます。
姿勢にも無駄な力がぬけてきて、リラックスした状態になってきます。
それこそが、まさに下半身の動きで上半身をしならせて
ボールを強くひっぱたくための肝です。
さらに当然ですが、きちんとした良い姿勢でセットアップすることで、
セットアップの精度は良くなります。
そうすれば、クリーンヒットの確率もアップします。
あたかも戦いを目の前にした剣士が、静かにすきがなく構え、
相手の気持ちがゆらいだところを一気に切り崩す雰囲気です。
私は、ゴルフを大好きです。
その第一の理由は、このセットアップルーティンで心が無にできるからです。
現実のプレーという瞬間に、心を無にできるほど、
ものすごく深い瞑想だと思いませんか。
少なくとも、私は、いつもと同じセットアップルーティーンで
ボールにヘッドをセットして、足踏みをして
気持ちよく振れそうな足場を探している瞬間が大好きです。
そして、爽快にショットできたら、もうそれだけでゴルフはやめられません。
ボールヒットの音に意識を向ける
私はボールヒットの音は瞑想でいう
マントラみたいなものかもと思ったりしてしまいます。
毎回、カツン、カツンと乾いた心地よい音が聞こえたら、
なんだか不思議な世界に吸い込まれて行ってしまいます。
でも、ボールヒットの音はマントラなんかではありませんが。
とはいえ、このカツンという乾いた音は、
SW15yCでの良いショットの証拠です。
フルショットでのボールがつぶれる音ではなく、
何か木琴でも叩いているような音です。
ま、ヘッドとボールの構造や素材でカツンという音ばかりとは限りませんが。
心の乱れは音の乱れとして現れます。
心が乱れれば、体の動きも乱れ、
それがミスショットにつながりクリーンにヒットできません。
あたかも、座禅をしていて、雑念に心が動かされると、
バシンと背中を叩いてもらうことと似ています。
心の乱れをボールヒットの音が教えてくれます。
また、ボールヒットの音を聞くことで、
ショットの良し悪しがかなり判断できます。
アイアンショットなら溝の下から2本目でボールの赤道を打ち抜きます。
これが、アイアンの当てるべきポジションです。
ヘッドの重心より下でヒットすることで、
ギア効果により、バックスピンがかかります。
どのアイアンもこの下から2本目でのヒットで
バックスピンがかかりやすくなっています。
そして、下から2本目でヒットすると、乾いた心地よい音が聞こえます。
当然ですが、ヘッドの真ん中を狙ってヒットさせようとするより、
下から2本目のほうがクリーンヒットしやすいですね。
ですから、ボールをクリーンにヒットし、
この溝の下から2本目に入っているかを見極めるのが、音です。
ミスショットしたら
そうえいば、ミスショットした後、
次のショットまでの時間は通常よりも短くなります。
なぜなら、ミスショットでリズムが早くなってしまうからです。
リズムが早くなると、トップは浅くなります。
トップが浅くなると、下半身と上半身の関係はゆるみやすいので、
手打ちの度合いが増大し、そして、またミスを誘発してしまいます。
ですから、ミスショットしたときは、まずは深呼吸しましょう。
深呼吸は、まずは息を全部吐き切ります。
それから、おもむろに大きく空気を吸い込みます。
最初に息を吐ききることで、
肺の中の汚い空気がきれいに出ていってくれます。
そして、ついでに、ミスの原因となったよからぬことにも
一緒に体から出ていってもらいましょう。
また、息を全部吐いてしまうと、苦しくなり
次に自動的に大きく息を吸い込むことができます。
これなら、深呼吸一発でリズムを元に戻すことだって不可能ではありません。
フィニッシュで左足の上に静かに立っている
フィニッシュでは左足の上に静かに立っているするようにします。
おもしろいことに、フィニッシュで左足の上に静かに止まっていようとすると、
上半身が無駄な動きをしなくなってきます。
まさに、下半身の動きで上半身をしならせてショットしやすくなります。
また、フィニッシュで静かに左足の上に止まっていようとするだけで、
ショット以外の雑念に惑わされることも激減します。
そして、ターゲットに向かって飛んでいくボールを
静かに見つめることができます。
え、そんな良いショットなんて連発できない?
ここで、大切なことがあります。
それは、たとえミスショットしたとしても、
フィニッシュでは左足の上に静かに立っているようにすることです。
そうすることで、心の乱れを最小限に抑えることができます。
そういえば、苦しいときは笑えなんていわれます。
実は脳は賢いようで馬鹿なものです。
笑うなんて状況ではない場合でも、笑うことで表情筋を動かすと、
脳は「え、これってうれしい状況?」なんて勘違いしてくれます。
そして、苦しい状況でも、多少なりとも気持ちを楽にしてくれます。
それと同じで、フィニッシュをきっちり決めることで、
たとえミスショットであっても、そのショックは低減されます。
左足の上に静止したフィニッシュは、
まさに、感情に揺さぶられないことにつながります。
練習場でのショットから、
感情に左右されにくい対応をしておけば、ラウンドでも役立ちます。
ゴルフは意外と精度が必要なスポーツ
ゴルフはゴルフをはじめたその日からすでに、
意外と精度が必要なスポーツです。
そして、ツアープロであっても、1ラウンドの中で満足が行ったショットは
1つぐらいしかないとも言われます。
ですから、普通の人にとっては、
多かれ少なかれ毎回ミスショットのようなものです。
ゴルフはいろいろ心を乱してくれる出来事だらけです。
しかし、そんなさまざまな出来事の中でも、
感情に揺さぶられないでプレーすることが、
ゴルフの醍醐味なのかもしれません。
といことは、厳しい現実と向かい合うことの多いゴルフは、
心を作る最高の場を私たちに与えてくれているのですね。
ゴルフで強い心を築きあげ、その強い心でゴルフ、
いやゴルフだけではなく人生そのものを満喫したいものです。
ちなみに、SW15yCのレッスンを直接受けたい方は、こちらからどうぞ。
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これで、今日は本当のおしまいです。
では、また。
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