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【ビデオ】本番で上手くいく人、いかない人

2023.11.21
ishii-150x150

From:石井忍
東京のゴルフスタジオより、、、

こんにちは、ゴルフインストラクターの石井忍です。

私の過去のメールマガジンの記事については
右のバックナンバーからご覧いただけます。
よろしければどうぞ。
 

さて、今日は
本番で上手くいく人、いかない人というのは
何が違うのか
について、お伝えするビデオです。

ズバリ、何が違うのかと言うと…?

ビシビシとターゲットに飛んでいたのに…

ツアーの会場に行って
練習のレンジでプロが練習しているような
シーンを思い浮かべてみてください。

とあるプロは、
「150y」のターゲットに向かって
ビシビシ球が飛んでいます。

もう、絶好調です。

 「本当に調子がいいんですね~」

という言葉の後で
たとえば私が一つだけ条件をつけ加えて

 「あの150のターゲットの
  ちょっとだけ右に、打ってみてくれる?

  左になるべく、行かないように」

そんなふうにお願いしたところ…
 

あんなに絶好調でビシビシと
ターゲットに行っていたボールが
ペラペラっとした球になってしまった…
 

 「えっ!? 一体どうしたのよ」

 「いやいや、そんな余計なこと言うから…」
 

ですがこれこそがまさに
 

 練習場と本番の差
 

みたいなことなわけです。
 

それは一体、どういうことか?

そして、こうならないためには
どうしたらいいか…?

今日はビデオでそのへんについて
お伝えしていきたいと思います。

それでは、どうぞ。
 


パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
動画の下部にある字幕アイコンまたは)をクリックすると表示をオンにすることができます。字幕をオフにするには、[字幕] アイコンをクリックし、[字幕をオフにする] または[なし] をクリックします。


 

ここでは、より本番の状態に近づける
二つの条件についてお伝えしました。

この二つの条件の両方を
うまく組み込んで行ければ
質の高い練習ができるようになります。

当然、本番もうまくいくようになります。

今日お伝えしたようなことを意識して
やってみてください。

BSフジ「DEEP・ゴルフ」に出演します

一昨日の日曜日、BSフジさんの
「DEEP・ゴルフ」に出演しました。

ますだおかだの岡田圭右さんが
MCをしていらっしゃる番組で、
今週末の日曜日も、引き続き出演します。

よろしければ、ご覧になってみてください。
 

それでは、また次回お会いしましょう。

石井忍
 

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打つ前、本気の素振りをしてしまうあなたへ

2023.11.21
ezure

From:江連忠
宮古島の自宅より、、、

こんにちは、プロゴルファーの江連忠です。
 

さて、今回は、
 

 「打つ前、本気の素振りをしてしまうあなたへ」
 

というテーマで、お話ししたいと思います。
 

ティーイングエリアで、ドライバーを手にして
打つ時と同じぐらいのスウィングスピードで
素振りをしてしまっていませんか?
 

ですが、そういう素振りをするプロは
ほとんどいないんです。なぜか?

やっているプロは、ほぼゼロ

前回のメールマガジンでは、プロのスウィングではなく
格好いい「しぐさ」をマネしてほしいとお伝えしましたが、
 

プロのスウィング、ココはマネるな!

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この「本気の素振り」を避けたほうがいいのは
ティーイングエリアでボールの横でやっているプロは
ほぼゼロと言ってもいいからなんです。
 

とはいえ、プロにも例外はいて
女子プロには、何人かいると思います。
 

ですが男子プロですと、私の知る限りで
ボールの横でショット同様の素振りをして打つというのは、
デービス・ラブ3世ぐらいではないでしょうか。
 


 

それ以外にはほぼいないくて、
他のプロたちはたいていタイガー・ウッズのような
こんな軽い素振りをしているはずです。
 

1番ホールだけはちょっと特別な場合も…

前回、プロたちの1番ホールを
参考にしたほうがいいともお伝えしましたが、

おそらく全選手が緊張して、
かつ全選手がやる気に満ちあふれているときに
どういう素振りをしているかは、ぜひ観察してみてください。
 

選手によっては、1番ホールのティーイングエリアで
強く素振りをするプロも、実際にいます。
 

ですがそれでも、しっかりと振った後にはゆっくりと振り、
素振りを終えてからは、クラブヘッドを「ドン!」
自然落下させるように地面に落としているはずです。
 


 

ローリー・マキロイの映像、0:55あたりで
「ドン!」とヘッドを落としていますよね。
 

これについては、このメールマガジンでも
何度か取り上げていると思いますが、
この「ドン!」というのは
 

 ・何より、重力を感じられること(力感ゼロ)

 ・そして、地面を感じられること
 

という面で、ものすごく大事なことなんですね。
 

「たったそれだけのことで?」と思われるかもしれませんが
これができているだけで、実はスゴいことなんです。

アイアンは100%、軽く振っている

ということで、ボールの横で
ショット同様の素振りの選手はほぼ皆無で
 

 ・ティーアップして

 ・すぐ後ろに来て、軽く1~2回の素振りをして

 ・ヘッドを「ドン!」と振り下ろす
 

90%以上の選手は、先ほどのマキロイのような
素振りの感じだと思います。
 

ですがこれがフェアウェイからのアイアンショットは
もうほぼ100%軽く振って、当て方をイメージしながら
シャドースウィングしているはずです。
 

 ・スライスを打つ素振り

 ・低く強めに出して、少しドロー系統の素振り
  (あるいは右に行くのを防ぐ素振り)

 

といった具合で、そうしたことが
注意深く見ていると、わかってくるんです。
 

そして、それがわかった上でやってみることが
私があなたに常に求めている
「かっこよさ」にも、繋がってきます。
 

そしてもちろん、本番での成功度にも繋がってきます。
 

もちろん、すぐにはできないかもしれませんが
ぜひ、お試し下さい。
 
 

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江連忠でした。
 

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無意識に陥るコースの罠を徹底攻略

2023.11.21
kondo2

From:近藤雅彦
神田のカフェより、

おはようございます。
近藤です。

 
先週は
打ち下ろしのショートホールの注意点についての
お話をしましたが、

 
このような高低差による無意識のミスのポイントは、
ゴルフコース設計の基本的な要素の1つです。

 
そのため、無意識にプレーをしていると
いつの間にか練習場と違うスイングに誘導されてしまい
思わぬミスや飛距離の低下を招いてしまいます。

 
そこで本日は、高低差の要素をバッチリ攻略出来るように
打ち上げホールのティーショットについても
注意ポイントを確認していこうと思います。

無意識にミスが多くなる高さの罠

打ち上げのホールの場合、
ターゲットが自分よりも高い位置にありますので
自然と目線が高い位置を向きます。

 
すると自然と右肩が下がるような、
必要以上に打ち上げるようなクラブ軌道になりやすく
右足側に重心が残ってしまいがちです。

 
そうした無意識のミスを防ぐために、
まずはショットの前に状況を確認し
いつも通りのショットが出来るよう

本日の動画のポイントを踏まえて
対処してみて下さい!

上り坂を見ると、
必要以上にボールを高く上げなくてはと
意識してしまいがちですが、

球を高く上げればその分飛距離は落ちますし、
普段からそこまで違うことをする必要はありません。

 
大切なのは、以下に練習でやってきた事を
正確に再現できるか。底そこに尽きます。

 
ぜひ、本日の内容と先週の内容で
高低差のあるコースの攻略を万全にして
最高のスコアを目指してみて下さい!
 

 
近藤
 
 
 
 
 
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それは太陽光

日差しの強さはもちろん夏場が一番強いのですが、

実は秋冬は太陽の高度が下がり
太陽が視界に入りやすくなるため
眩しさを感じる時間帯が長い季節なんです。

 
しかも落ち葉や枯葉も多いため、
それらが光で反射して
打ったボールを見つけるのも一苦労・・・

 
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ミート率を上げるための2つのポイント

2023.11.20
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 
おはようございます。
小原大二郎です。

 
先週は一気に寒さが訪れ
冬が到来したような天気でしたね。

 
朝晩の気温差が激しく、
温度調節が難しい季節ですが、

 
ゴルフを万全にたのしむためには
防寒対策を意識しなくてはいけません。

 
これからの季節は気温がぐっと下がり、
体が縮こまって可動域が狭まってしまいます。

 
普段どおりスイングしているつもりでも
スムーズな動きができなくなってしまって、

 
思い通りのショットを打つことができず
せっかくのラウンドでスコアを崩してしまいます。

 
そこで本日はこれからの季節で
意識していただきたい

 
ミート率のポイントを
お話させていただこうと思います。

スイングはキレイ、だけど・・・

スイング自体はきれいなのに
なぜかミスショットをしてしまうという方。

 
そんな方はもしかしたら、
ミスの原因はミート率にあるかもしれません。

 
ダフリやトップ、シャンクなど…

 
ミート率が低ければ、
様々なミスの引き金となってしまいます。

 
反対に言えば、ミート率が高ければ、
精度の高い安定したボールを打ち出すことができるので、
高スコアを狙いに行くことができます。

 
ショットごとに極端にミート率が変わってしまうと
狙ったとおりにボール打つ出すことができません。

 
なので、ミート率を高い水準で
安定させられるようにしていくことも
大切なポイントです。

 
ゴルフはミスをなくすスポーツと言うように、

 
できる限りミスを減らして
スコアのロスを減らしていくことが
スコアアップの肝となります。

 
そこでミスの原因となる
ミート率を安定させるポイントを
2つご紹介したいと思います。

ミート率高いインパクトを

 
まずは1つ目。

 
ミート率アップには
左右のブレが軽減が大切です。

 
クラブフェースとボールが
しっかりとインパクトを迎え、
ミート率は上がっていきます。

 
そこで行っていただきたいのが
ベタ足のスイング。

 
ベタ足をしっかりと意識することで
スイング中の体の左右のブレが
起こりにくくなります。

 
肩から肩までのスイングをベタ足で、

  
バックスイングやフォローでも
足を地面から離さないよう
スイング中は意識をしてください。

 
そして2つ目。

 
ミート率を低下させてしまう原因の中に
スイング中の目線があげられます。

 
バックスイングのときに
「しっかりと当てよう!」という意識から

 
せっかくアドレスをしたときは、
下を向いてボールに視線を向けていたのに、

 
バックスイングのときにクラブヘッドを
無意識に目で追ってしまうと、
 

当然、ボールから視点がズレてしましますよね。

 
しかし、スイングをするときには、
頭を固定するよう意識するようにすることで、

 
スイング中の背骨の軸を保ちながら
スイングをすることができ、

 
結果的にミート率高いインパクトを
迎えることができます。

アドレス時の視界を変えずに打ち抜くことで
ミート率が格段に安定していきます。

 
2023年も終わりのカウントダウンが
スタートしています。

 
今年のゴルフに悔いのないように
気持ちのいいナイスショットを打ち出してくださいね。

 
 

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【ビデオ】大きな筋肉で効率よく飛ばす秘密

2023.11.19
ohmori

From:大森睦弘
神戸の自宅より、、、

こんにちは、大森睦弘です。
 

さて、今回は
 

 「大きな筋肉で効率よく飛ばす秘密」
 

というお話をさせていただきます(ビデオ&おまけあり)。
 

上半身のパワー発揮のためには
肩周りの関節を安定化させて、

大きな筋肉でパワーを出そうとしたときに
関節に安全に効率よく力を伝えて
動かすことが重要です。

そのために日頃から
やっておくとよいことがあります。
それは。。。?

(続きはビデオにて)

大きな筋肉で効率よく飛ばす秘密


パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
動画の下部にある字幕アイコンまたは)をクリックすると表示をオンにすることができます。字幕をオフにするには、[字幕] アイコンをクリックし、[字幕をオフにする] または[なし] をクリックします。

 

(おまけ付き)
今回のメールマガジンの内容をPDFでもご覧になれます。
こちらからクリックしてダウンロードして下さい。

https://g-live.info/click/omrpdf231119/

※印刷してファイルなさる方にはこちらが便利です。

ローテーター・カフの強化

それは、ローテーター・カフ(回旋腱板筋)と言われるものです。

小さくて力は出せないけれど
肩の動きを本来のポジションで動かすために活躍する筋肉群を
強化することです。

筋肉で言うなら棘上、棘下、小円、肩甲下筋をバランスよく
しなやかでしっかり働くようにすることをめざします。

それによって、肩のくぼみに上腕の骨頭を安定に収めることができて、
大きなパワーと高い精度での動きをサポートしてくれます。

ローテーター・カフは大きな負荷で強化するのではなく、
こんなに楽でいいのという程度の軽い負荷で動かすことで
使える状態になります。

強い力を出そうとすると大きな筋肉が代償動作として働き、
肩甲下筋は大きいですがその他の小さな筋肉群で構成されている
ローテーター・カフは鍛えられません。

そこで、柔らかいゴムとして
3本の輪ゴムをつなぎ合わせたゴムを伸ばすという、
非常に軽い負荷でトレーニングします。

また、親指を上に向けて腕を外旋させた状態で
腕をあげるフル・カンは、
棘上筋に集中的に負荷をかけることができます。

そこで、具体的には次のようなトレーニングをやってみましょう。

トレーニング1(棘上筋):
真っ直ぐに立って両腕を降ろし親指を体の外側へ向けておいて、
両腕を体の真横で45度ぐらいまであげて戻します。

肩を上にあげないで、腕を横にあげていって(外転)
止めて降ろします。

正しいポジションで丁寧におこなうことが、
他の筋肉を動かさないまま棘上筋を
しっかり活動させるために大切です。

トレーニング2(棘下、小円筋):
3本つなぎ合わせたゴムを中指に引っ掛けて両肘を直角に曲げて
両前腕を体の正面方向へ出し、上腕は体に付けたまま手首を動かさないで
上腕を左右に回転させるようにして手が体の外側に出る程度まで
ゴムを伸ばして戻します。

トレーニング3(肩甲下筋):
3本のうちの2本のゴムを中指に引っ掛けて両肘を直角に曲げて
両前腕を体の正面方向へ出し両手をクロスにして、
手が体の外側に出る程度までゴムを伸ばして戻します。

上腕は体に付けたのポジションをキープすることと、
手首を動かさないで上腕を回転させるだけにすることで
狙いの筋肉群を正しく動かせます。

腕を体から離すようにして動かしたり手首を曲げ伸ばししていては、
ローテーター・カフを正しくきっちり動かせませんから注意しましょう。

ゴムは机の上やポケットなどに忍ばせておいて、
気が向いたときにちょくちょくやるとよいです。

また、ゴムなどがないとか肩が痛いときなどの場合には、
筋肉が長さを変えないで収縮しようとする等尺収縮収縮で
腕を固定した状態で力を入れることでも効果を出せます。

そこで、両手を組んで外側へ開こうとするとか、
両手を合わせて内側へ押してもよいです。

どのトレーニングも1往復1秒で
ターゲットの筋肉や肩の内側がだるく感じることを目安に、
30回ぐらいを2~3セットやりましょう。

最初は非常に軽い負荷で正しい動きを身につける意味でも、
輪ゴム1本ずつをつなぎ合わせたものでやってみます。

そして、動きも完全になって
30回やってもだるくもなんともないなら、
輪ゴムを2本とか3本束ねるなどで負荷を大きくしましょう。

弱い力で運動することは意味がないことと思いがちです。

しかし、大きなパワーを出す筋肉で正しく骨格を動かすためには、
関節を安定化させる筋肉群をバランスよく強化することは重要ですから
地道にやりましょう。

肩周りの関節の仕組み

腕の付け根である上腕骨の端である骨頭は球状になっていて、
それが肩甲骨のくぼみ(関節窩)にはまってぐるぐる回ることで
肩はさまざまな動きを行なっています。

この関節を肩関節(肩甲上腕関節)といいます。

そして、腕の丸い骨頭を肩甲骨のくぼにしっかりはめておいてくれるのが、
ローテーター・カフ(回旋腱板筋)と言われる
棘上、棘下、小円、肩甲下筋
です。

広背筋などの大きくてしなり戻りの爆発的パワーを
精度よく発揮させるためには、ローテーター・カフががんばって
肩関節を安定化してくれる必要があります。

棘上筋は腕を上にあげる(外転)、棘下筋と小円筋は腕を外回転させて
前腕を外に広げる(外旋)、肩甲下筋は腕をうち回転させて
前腕を内側へ閉じる(内旋)などで主に活動します。

関節安定化では筋肉を収縮させながら伸ばされる「伸張性収縮」なので、
筋肉を自ら出そうとする力で収縮させて短くする「短縮性収縮」に比べて
桁違いの大きな力を発揮します。

骨格を動かす筋肉を鍛えるなら

そして、関節を安定させる準備が整ったら、
まさに骨格を動かす大きな筋肉を
素早く動かせるようにしたいものです。

その飛ばすために重要な速い動作で活動する速筋は、
ちょっと工夫することでゆっくり動作させる中で
安全に強化することができます。

筋肉は素早く動けるけれどすぐに疲れる速筋と、
ゆっくりしか動けないけれど疲れにくい遅筋に分類できます。

そして、速筋を鍛えるためには、軽めの負荷で速く動かす
ウェイトトレーニングというのが一般的です。

しかし、おもしろいことに片道3~5秒程度ゆっくり動作させても、
それを緩めないまま行うなら速筋を鍛えることができます。

これを「筋発揮張力維持法」(LST:Low-intensity resistance
training with Slow movement and Tonic force generation)と言います。

そして、回数は使っている筋肉が疲れたと感じるまで行います。

楽なままでははやり効果は得られません。
そして、2セット以上はできるとよいです。

1回しかあげられない重量を1RM(Repetition Maximum)と言います。

LSTなら1RMの50%程度の負荷50RMで効果を発揮できます。

通常のウエイトトレーニングでの50RMは
30回できる程度の負荷です。

LSTではそれぐらいの回数ができる負荷で、
1分間10回ぐらいの連続動作で疲れたなと感じる程度が目安です。

そして、次のような仕組みでゆっくり動いても
速筋を鍛えることができます。

筋肉を収縮さるほど血管は押されて血流は低下し、
低酸素状態に傾きます。

そして、筋肉は低酸素で活動するほど筋肥大します。

低酸素だと乳酸が発生し、
乳酸の増加で成長ホルモンが分泌されることで
筋肥大につながります。

腕や脚に加圧チューブを巻いて血流を低下させた状態で行う
加圧トレーニングも同じ原理になります。

50RMでのスロートレーニングなら週2回3ヶ月やると、
80RMの負荷で行ったのと同じぐらいの約6%の筋断面積増加と
15%程度の筋力アップを得られます。

ゆっくりで軽くてよいなら、関節や腱とか当然のことながら
筋肉にとっても安全でより怪我をしにくいことになります。

さらに、ゆっくりならリアルタイムで動きを確認できますから、
正しいポジションで動き続けることも習得しやすいです。

さまざまな相乗効果でゆっくり動くことは最高です。

60歳を超えたらガシガシ重い重量をあげるのではなく、
軽めをゆっくり動かすスローな動作での筋力強化を
しっかりやりたいものです。

公園でもできる

また、ゴルフの上半身でしなりのエネルギーをためて
それを一気に爆発させることでボールを遠くまで飛ばすために
一番使われるのが広背筋です。

広背筋は上腕の付け根の内側にある小結節稜に付着し、
体の中でも最も広く上半身の中では
最も大きく最も長い筋肉です。

広背筋の作用としては腕と腕の付け根である肩甲骨全体を
下側へ引っ張り寄せるときに使われます。

さらに、腕を内側へ回転させる内旋作用があるので、
腕を内旋した状態にすることで腕と肩甲骨を安定して
動かすことができます。

その広背筋を鍛えることはジムに行かなくても十分できます。

それは、公園などでの低い鉄棒での斜懸垂です。

ここでゴルフで使う広背筋の動きをできるだけ再現するために
チェックするポイントが2つあります。

(1) 順手

(2) 両肩甲骨を引き寄せるように斜め下へスライド

順手でやることで腕は内側へ回転させたポジションになり、
上腕の内側につながっている広背筋を
まさにゴルフで使いたい方向へ鍛えることができます。

また、まさに肩甲骨をしっかりスライドさせることで
大きな力を精度よく発揮できますから、単に腕を曲げると言うよりも
肩甲骨を動かすことを強く意識してやりましょう。

体を引きあげる最初で肩甲骨をスライドさせるようにしてから
腕を曲げる感じです。

そして、懸垂などを普通にやる動きでは収縮が遅い遅筋を
発達させてしまう傾向にあり、ゴルフのスイングで使いたい
素早く収縮する速筋をあまり鍛えることはできません。

そこで、3秒ぐらいかけてゆっくり引きあげ、
また3秒程度の速さでゆっくり最下点の
少し手前まで降ろします。

これを1分間で10回ぐらいできると
スロートレーニングモードとなります。

そうすると、動きの遅い遅筋はもちろん、
実はゆっくり動いているにもかかわらず素早く動く速筋までも
同時に鍛えることができます。

だいたい30回ぐらい動かせる負荷で
2〜3セットできると効果的です。

斜懸垂なら体の角度を浅くすることで
負荷を減らすことができます。

まずは、関節を安定化させる筋肉群をバランスよく強化し、
それができてきたら大きなパワーを出す筋肉で
正しく骨格を動かすトレーニングもやってみましょう。
 

では、また。
 

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