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分かりますか?力を入れるほど飛ばない原因

2025.12.25
ezure

From:江連忠
宮古島の自宅より、、、

こんにちは、プロゴルファーの江連忠です。
 

さて、今回は、
 

 「分かりますか?力を入れるほど飛ばない原因」
 

というテーマで、お話ししたいと思います。
 

一生懸命振っているつもりなのに、
なぜか球が飛ばない。

これは、多くのアマチュアの方が
長年抱えている悩みではないでしょうか?

ですがここではっきり、言っておきますが。。。

飛ばないのは、力不足が原因ではありません

飛ばしたい。
もっとヘッドスピードを上げたい。
 

だから、力で何とかしようとする。
 

ですがそのやり方は、逆効果です。
 

それだと上体に力が入りすぎて、
腕が固まり、クラブがムチのように使えません。
 

やるべきことと、逆なんですね。
 

前回のメールマガジンで
「しなり」の考え方についてお伝えしましたが

しなりのあるスウィングで飛ばしたい貴方へ

https://g-live.info/click/251223_nikkan/

 

これは色々なところで言っていることで
それでも大切なことなので、繰り返しますが

しなりが使えない原因は
力が足りないからではありません。
 

力を入れれば入れるほど、
クラブを速く振ろうとすればするほど。。。
 

シャフトは「しなる余裕」を失っていきます。
 

すると、どうなるか?
 

 エネルギーが、溜まらない。

   ↓

 溜まらないから、解放もされない。

   ↓

 結果として、頑張って振っている割に飛ばない
 

この悪循環が、ボールが飛ばない
一番の原因です。
 

繰り返しますが、飛ばない原因は
力不足ではありません。

「一生懸命振っている人」ほどハマる落とし穴

 「もっと振らなきゃ」

 「もっと力を出さなきゃ」

 「もっと速く動かなきゃ」
 

そう考えた瞬間に、
体は頑張りすぎてしまいます。
 

そうすると、
 

 ・肩が固まる

 ・腕が突っ張る

 ・手首が早くほどける
 

これらの動きが連鎖的に起こります。
 

一見「力強く振っている」ようには見えても
クラブの中では何も起きていません。
 

しなりが生まれず、
まさに「ただ振っているだけ」の状態
なってしまいます。
 

そして、しなりに対する誤解として多いのが
 

 振っているものが現実に
 曲がっているかどうかは問題ではない

 

どういうことかというと、
たとえば野球のバットを例にとると
 

あんなに硬いバットでも、上体を脱力して
腕をムチのように使って振ると。。。
 

ダウンスウィングでヘッドが少し遅れて
インパクト付近で一気に走る感覚が出ます。
 

ゴルフクラブも同様で、硬いシャフトであっても
しなりは感じられますので
 

 ・しなり=シャフトが大きく曲がる

 ・柔らかいシャフトじゃないと無理
 

そんなイメージはいったん払拭しておいて下さい。

現実に曲がっているかどうかは問題ではなく、
 

 「遅れが生まれて、最後に走る」
 

それが「しなりを感じる」ということであって
この流れがあれば、立派な「しなり」です。

しなりは「技術」ではなく「考え方」

そして、ここまでの話を踏まえて
もう一つだけ、お伝えしておきたいことがあります。
 

それは、
 

 しなりは、テクニックではない
 

ということです。
 

 ×フェースをどう返すか
 ×どこで手首を使うか
 

そういった細かい技術論ではありません。
 

 ・力を抜く

 ・溜める

 ・待つ

 ・一気に解放する
 

多少抽象的に感じるかもしれませんが、
これらの考え方ができてはじめて
しなりが生きてきます。
 

ですので、繰り返しますが
 

 「もっと振らなきゃ」

 「もっと力を入れなきゃ」
 

そう思っているうちは、
しなりはなかなか使えないというわけです。
 

このしなりが使えるようになると、
ゴルフは「力比べ」から「感覚のスポーツ」へ
大きく変わっていきます。
 

それはすなわち、年齢に関係なく
まだまだ上達できる余地がある、ということです。
 

ぜひ、今日お伝えしたようなことから
今一度、自分のスウィングを見直してみてください。
 

あなたのゴルフは、必ず変わります。
 

ぜひ、お試しください。
 
 

 真剣であることが、唯一のゴルフの楽しみ方。

 ゴルフは人生を豊かにする素晴らしい方法。
 
 

江連忠でした。
 

<本日のオススメ>

この飛ばしの秘密は、

 「もっと正確に、もっと遠くに飛ばしたい」と
 常にドライバーの進化を求め、暇さえあれば
 ゴルフのことばかり考えてしまう…

そんなあなたのためのものです。

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練習マニアが継続している、珠玉のドリル

2025.12.24
kondo2

From:近藤雅彦
神田のカフェより、、、

おはようございます!
近藤です。

 
ゴルフの上達に悩んでいる方や、
久しぶりにゴルフを再開する方、
これからゴルフを始めてみようという方から、
よく聞かれる質問があります。

それは、

「結局、何からやればいいんですか?」

というものです。

 
レッスン動画も多い、
SNSを見れば数えきれない練習法やドリルがあふれている。

でもその分、

・何が正解かわからない
・あれもこれも気になって迷ってしまう
・結局、練習が散らかってしまう

そんな状態になっている方も多いのではないでしょうか。

 
まず大前提としてお伝えしたいのは、
まず抑えるべきことは、意外と多くありません。

 
土台となる基礎を押さえ、
そのうえで「整えるための練習」を積み重ねる。

この順番を間違えなければ、
遠回りせずに上達していけます。

 
そしてもちろん、
基礎といえばビジネスゾーン

 
これは今も昔も変わりません。

ただし、それとは別に
スイングのズレを修正したり、
正しい感覚を体に覚えさせるための
“ドリル”による練習が存在します。

 
実は僕、
自他ともに認める「ドリルマニア」です。

 
レッスンプロとして
知っておくべき、という責任感もありますが、
それ以上に、

・このドリルは何を直すのか?
・どんなミスに効く狙いのものなのか?
・なぜこの動きが身につくのか?

こうしたことを考えるのが、
シンプルに好きなんです。

 
これまで試してきたドリルは、
軽く100種類以上。

正直、
一度試して終わったものもあれば、
理論的には良くても
「これはオススメしづらいな…」というものもあります。

 
ですがその中で、
スイングを整える効果が高く、
私が今でも変わらず継続しているドリルが3つあります。

 
今日はその中から、
1つ目をご紹介します。

このドリルは、

・球が左右にばらつく
・フェースコントロールが安定しない
・手先で合わせてしまう

こうした悩みを持つ方に、
特に効果を実感してもらいやすい内容です。

素振りからでも実践できますし、
是非練習に取り入れてください!

動画はこちら

いかがでしたか?

今回ご紹介したドリルは、
手の感覚を極端にすることで、
体とクラブを同調させる感覚を養うためのもの
です。

 
その結果、

・手首や手先で操作しようとすると違和感が出る
・体の回転とクラブがズレるとすぐ分かる

という状態が生まれます。

逆に言えば、
体でクラブを動かせたときの
「これだ」という感覚が、とても分かりやすい。

 
フルスイングで無理に直そうとするより、
こうしたドリルで感覚を整える方が、
結果的に近道になることも多いです。

 
ぜひ日々の練習に、
このドリルを継続して取り入れてみてください。

 
次回は、
このドリルと並んで今も続けている
別のドリルをご紹介します。

繰り返しになりますが、
いっぺんにまとめて練習やドリルを詰め込むのは
逆に体得を遠ざけてしまいます。

 
一つずつ着実に、実践していってください。

では今年も残りわずかですが、
体に気を付けてお過ごしください!

近藤

  

<本日のオススメ>

ゴルフで一番、
「できれば避けたいのに、なぜか入る場所」
それがバンカーです。

・練習場で切る環境が少ない
・コースでは突然ぶっつけ本番
・しかも脱出失敗かホームランなど
 リカバリーしにくいので
 スコアを崩す要因になりやすい

一般ゴルファーにとって、
これほど“経験値を積みにくい障害物”はありません。

 
だからこそ、
多くの方がこう考えます。

「バンカーは一か八か」
「出れたらばOK」

でも実は、
バンカーほど“構造”で簡単にできるショットも少ないんです。

 
そこでご紹介したいのが、
バンカー特化型ウェッジ
「バンカー名人」です。

このウェッジの最大の特徴は、
“上手く打とうとしなくていい”こと。

・フェースを開かない
・特別な打ち方を覚えない
・「適度に砂を爆発させる」意識も不要

いつものアプローチに近い感覚で振るだけで、
自然とボールが浮いて、前に出る。

それを可能にしているのが、

・極端なミスを防ぐソール形状
・ロフト角70°という割り切った設計
・ダフってもトップしても致命傷になりにくい構造

 
つまり、
「技術」ではなく「クラブ構造」で成功率を上げる
という発想です。

このバンカー専用ウェッジで、
バンカーに入った瞬間のため息を、
ぜひ自信に変えてみてください。

https://g-live.info/click/bunkerch2512/


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しなりのあるスウィングで飛ばしたいあなたへ

2025.12.23
ezure

From:江連忠
宮古島の自宅より、、、

こんにちは、プロゴルファーの江連忠です。
 

さて、今回は、
 

 「しなりのあるスウィングで飛ばしたいあなたへ」
 

というテーマで、お話ししたいと思います。
 

初めにズバリ言ってしまいますが、
多くのアマチュアの方は、この「しなり」
感じないまま、クラブを振っています。

ボールを遠くに飛ばすために
しなりを利用することは不可欠です。

では、そのための具体的な方法とは。。。?

「しなりを感じられないんです」

本題に入る前に、しなりというのはゴルフ、
あるいはゴルフクラブの話の中では

実は分かったつもりになっていて、
意外と誤解されている話かもしれません。
 

またあるいは
 

 「しなりというものを
  あまり感じることが出来ないんです」

 

そんなふうに言われることも、少なくありませんし
 

 「カーボンのシャフトはともかく、
  あんな鉄製のスチールシャフトが
  本当にしなるんですか?」

 

そんなふうにおっしゃる方もいます。
 

もしあなたも同じように感じているのであれば
ここで一つ、意を決して
言っておかなければなりません。
 

それは。。。

しなりを感じられない=クラブを“殺している”

結論から言ってしまうと
シャフトは、ただの棒ではありません。
 

どんなに硬いシャフトであっても、必ずしなります。
 

そして、その「しなり」が使われてはじめて
クラブは仕事をするのです。
 

ところが、かなり多くのアマチュアの方は
悲しいことに、この「しなり」を感じないまま
クラブを振ってしまっています。
 

その状態を言い表すとすれば
 

 「クラブが生きていない」
 

ちょっと厳しい言い方になりますが、
これではクラブがかわいそうです。
 

前にもお話ししたことがありますが、
昔、私が師匠である棚網良平先生から
このように言われたことがあります。
 

 「シャフトは、しなって初めて仕事をする。
  しなるというのは、
  一度死んだものが生き返ることだ。」

 

「しなる」というのは
止まっているものが息を吹き返すこと。
 

エネルギーがいったん溜まり
そこから一気に、解放される。
 

それが、しなりの根源的な意味なのです。

しなりが使えないスウィングの共通点

しなりが使えないゴルファーのスウィングには
いくつかの共通点があります。
 

一番代表的なのが、
 

 手首のリリースが早い
 

ダウンスウィングで、インパクトの前に
シャフトが伸び切ってしまっています。
 

そうすると、ヘッドが手元より先に出てしまい
いわゆる「逆しなり」の状態になります。
 

この状態ではヘッドをコントロールすることができず
方向も、距離も、再現性も、すべてが不安定になり
 

 「当たったり、当たらなかったり」

 「今日はいいけど、明日はダメ」
 

そういうゴルフになりやすいです。
 

もしあなたが、ボールが飛ばない
距離や方向性もバラバラとお悩みなら。。。
 

まずは素振りから、しなりを感じられるように
振ってみることをオススメします。
 

ぜひ、お試しください。
 
 

 真剣であることが、唯一のゴルフの楽しみ方。

 ゴルフは人生を豊かにする素晴らしい方法。
 
 

江連忠でした。
 

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そのアドレス、冬の芝ではミスが増えます

2025.12.22
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 
おはようございます。
小原大二郎です。

 
12月も終盤。

 
最近は冬とは思えない
暖かい日もありましたが、

 
ですが、年の暮れだけあって、

 
ゴルフ場では「冬らしさ」を
痛感する場面が増えてきています。

 
特にグリーン周り。

 
「いつもと同じ打ち方なのに、
 急にダフったり、トップしたりする…」

 
そんな違和感を覚えている方も
多いのではないでしょうか。

 
実はこの時期、
アプローチが急に難しく感じるのには
はっきりとした理由があります。

 
それが冬特有のライの変化です。

冬の芝生は、想像以上にシビアになる

冬が深まるにつれて、
芝生は徐々に枯れていきます。

 
芝が薄くなり、
土が見えてくるような状態。

 
いわゆる
「ベアグラウンドに近いライ」が
グリーン周りに増えていきます。

 
この状態になると、

 
・少し手前に入ればダフり
・それを嫌うと今度はトップ

 
というミスが
一気に出やすくなります。

 
その結果、無意識のうちに、

 
「ボールを上げよう」とする動きが入りやすく、
ミート率がガクッと落ちてしまうケースが
多くなってしまうんです。

 
ですが安心してください。

 
こういったケースの場合、
スイングそのもとというよりも、
アドレスに原因があることが多いんです。

ミスが増える人に共通するアドレスとは

まず、ミスが頻発しやすい
アドレスの特徴からお話しします。

 
それは、
右肩が極端に下がっているアドレスです。

 
右肩が下がると、
背骨の角度が地面に対して斜めになります。

 
この形になると、

 
・クラブが下から入りやすい
・すくい打ちの動きになる

 
結果として、

 
ダフり → トップ → またダフり

 
という悪循環に陥ってしまいます。

 
では、どうすればいいのか?

 
ポイントはとてもシンプルです。

 
アドレス時、背骨を地面に対してできるだけ垂直にする。

 
これだけで、
インパクトは大きく変わります。

 
背骨が安定すると、
クラブヘッドは自然とボールの先に最下点がくる
ダウンブローの形になります。

 
テレビでプロのアプローチを見ていると、

 
ボールを打ったあとに
目標方向の芝が削れているシーンを
見たことがありますよね。

 
あれが、正しいインパクトです。

 
そのインパクトを作るためには、

 
実はスイングよりも
アドレスの背骨の角度が重要なのです。

地面に対して「スッ」

ぜひ一度、鏡の前で
ご自身のアドレスを確認してみてください。

 
・右肩が下がりすぎていないか
・背骨が斜めになっていないか

 
もし思い当たるところがあれば、
背骨を「スッ」と地面に対して
立てる意識で構えてみましょう。

 
そしてその角度を保ったまま、
コンパクトにスイングする。

 
これだけで冬の難しいライでも
ミート率は確実に上がっていきます。

 
冬芝は確かに難しいですが、
正しいアドレスを身につければ
決して怖いものではありません。

 
ぜひこのポイントを意識して、

 
これからの冬ゴルフも
安定したアプローチで楽しんでくださいね。

 

<本日のおすすめ>

飛ばしを求める
全てのゴルファーにオススメできる
新時代のスイング練習器具

「Swing Sharp(スイング・シャープ)」

・朝一に最高のティーショットを打つ
・練習時間の少ない方の飛距離アップ
・スイング軸を安定してショットの精度を上げる

など、ラウンド開始前、
これを使った練習を5分間取り入れるだけで、

簡単に球筋が安定したり
1番ホールからでも最高のショットを
手に入れることができるでしょう。

飛距離アップしつつ、スコアも良くするための
小原プロ監修の最新飛距離アップ練習器具。

この一本に隠された秘密をご一読ください。

https://g-live.info/click/swings_obarass/
※このご案内は小原プロのメールマガジンご購読者様への
 特別なご案内となっております。

 

 

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【ビデオ】パッティングで手を使わない方法

2025.12.21
ohmori

From:大森睦弘
神戸の自宅より、、、

こんにちは、大森睦弘です。
 

さて、今回は
 

 「パッティングで手を使わない方法」
 

というお話をさせていただきます(ビデオ&おまけあり)。
 

パッティングではつい手元を動かして
ストロークしようとするものですが、

そうならないためには、コレ一択です。

(続きはビデオにて)

パッティングで手を使わない方法


パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
動画の下部にある字幕アイコンまたは)をクリックすると表示をオンにすることができます。字幕をオフにするには、[字幕] アイコンをクリックし、[字幕をオフにする] または[なし] をクリックします。

 

(おまけ付き)
今回のメールマガジンの内容をPDFでもご覧になれます。
こちらからクリックしてダウンロードして下さい。

https://g-live.info/click/omrpdf251221/

※印刷してファイルなさる方にはこちらが便利です。

パッティングストロークの原動力

多くのゴルファーが、パッティングで
手元を横方向へ動かす動きが目立ちます。

しかし、これではヘッドは安定して動かないために
方向性やタッチが悪くなります。

そこでまずは、どのような意識で
ストロークしたらよいのか見ていきましょう。

肩甲骨の間の筋肉を意識

パッティングストロークのイメージは振り子です。

背骨を支点としてパターが振り子のように
動くようにイメージします。

その振り子の動きのためには
パッティングで左右の肩甲骨をスライドさせます。

そして、そのスライドをうまくできるために
意識するとよい筋肉は、左右の肩甲骨と背骨の間にある
菱形筋(りょうけいきん)です。

この部分をしっかり意識してストロークすると、
背骨を支点とする安定した振り子の動きができます。

手首の力を抜いて振り子運動

確かに、つい手元を動かしてストロークしようとするものですが、
それは脳の中でも手に関係する部分は筋肉量の割にかなり多いからです。

そのことは手を器用に使うことにつながっていて、
つい手で何かしようとすることになります。

それはそれで、まさに器用な動きをやりやすいので
よいことのように感じるかもしれません。

しかし、再現性という点では不利になります。

さらに、手元を横方向へ動かそうとするほど、
手首が極端に折れてハンドファーストになり過ぎたり、
逆にヘッドが遅れないように手首に力をいれてしまいます。

手首の力を抜けばグリップに対して
横方向への力を入れることができなくなって、
パターは勝手に振り子運動主体となります。

ヘッドは0.9度ぐらいインサイドから直線的に入れる

そして、やっぱり手の動きを使う弊害は多いです。

バックスイングでインサイドに引きすぎて、
ヘッドは大きく開くことになって
インパクトに向かって閉じるヘッドの開閉動作も大きくなります。

フォローではまたインサイドに引っ張って
さらにヘッドを閉じる動きが入ることで、
インパクト前後でのヘッドの向きは安定しません。

このヘッドの開閉は打ち出し方向を狂わせる原因ですから、
できるだけ減らしたいものです。

そのためにも、ヘッドの軌道は直線的にするほうが
ヘッドの向きも安定させやすくて、
パッティングは簡単になります。

そして、パッティングが上手いツアープレーヤーの統計では、
真上から見ると平均約0.9度のインサイド・アウトで
かなり直線的です。

実際、タイガー・ウッズ選手はパッティングに関して、
インサイド・アウトのアッパーブローで
「高いドローボール」のイメージで打つ
と言っています。

インから入れると肩甲骨のスライドを使いやすい

いずれにしても、誰でも1度弱ぐらいインサイドから入れると
タッチが合いやすくなりますが、
その理由は肩甲骨のスライドを素直に使えるからです。

体幹をねじるとか回転させる動きではヘッドは円弧を描き、
ヘッドの向きは打ち出し方向に対してどんどん変化するので
打ち出し方向を維持することは難しいです。

ところが、肩甲骨のスライドなら
打ち出し方向に対するヘッドの向きを変えないまま、
ヘッドを直線的にインサイドから入れやすくなります。

そこで、先ほどお伝えしたように
左右の肩甲骨の間にある筋肉である菱形筋を意識すれば、
肩甲骨をなめらかに正確にスライドできます。

この菱形筋を使えるための最強のドリルは、
指が白くなるほどきつく握ったまま左右往復素振りして
ヘッドの残像が直線的に見えるようにストロークすることです。

左右の肩甲骨と背骨の間にある筋肉である菱形筋をしっかり意識して動かして、
パターを振り子のように揺らしてパッティングをどんどん上達させましょう。

インパクトに向かう肩甲骨の動き

インパクトに向かっては
左腕を体に対して広げる腕の外転動作となります。

その場合に肩甲骨は内転しながら
上方回旋する協調動作によって、腕の外転が円滑に行われます。

肩甲骨の内転は肩甲骨と背骨の間にある菱形筋を収縮させて、
肩甲骨を脊柱方向へスライドさせる動きです。

肩甲骨の上方回旋とは肩甲骨が外側・上方向へ回転する動きで、
肩甲骨のこの回転で肩甲骨の上側に付いている腕は
背骨側に寄るように頭の方向へあがってきます。

肩甲骨が内転しながら上方回旋する動作では
主に菱形筋群と僧帽筋群が協調して働き、
肩甲骨を滑らかにスライドさせてくれます。

特に肩甲骨の上方回旋は腕を上にあげる場合に不可欠で、
肩甲骨と上腕骨が衝突せずスムーズに動くことによって
肩関節の可動域を広げます。

この肩甲骨の動きはゴルフスイングのフォローでも
自然に発生します。

インパクトでのヘッドの向きが打ち出し方向をほぼ決定

NASAのエンジニアだったデビッド・ペルツ氏は
パッティングの科学的な分析で知られますが、
弧の軌道は複雑だと言っています。

弧ではなくよりシンプルで再現性の高いストレートを推奨していて、
打ち出し方向に対する軌道の影響は17%ぐらいだとしています。

また、ポール・ハリオン博士は
多くのツアープレーヤーのコーチを務める
世界的なバイオメカニクスの権威です。

超高速度カメラを用いた弾道測定器を用いて
フェースの向きの打ち出し方向への影響を約92%としていて、
ペルツ氏の研究よりもさらにフェース向き重視です。

これは現代の硬いカバーのゴルフボールと、
ミーリングなどの複雑なフェース面を持つ
パターの影響とされています。

いずれにしても、パッティングでは
インパクトでのフェースの向きに90%ぐらい依存して
ボールが飛び出します。

そのため、1度弱インサイドから入れることでは
ほとんど右には出ません。

前傾してライ角があるので、
体に対して円軌道でストロークすると真上から見ると
イン・ツウ・イン軌道に見えます。

しかし、肩甲骨のスライドなら真っ直ぐに動かすことができ、
肩甲骨の動かしやすさからバックスイングでは
イン寄りに動かすと滑らかに動けます。

ヘッドの向きの打ち出し方向への影響を見るために、
インパクトでのヘッドの向きを打ち出したい方向に向けて
軌道を極端にインサイド・アウトに打ってみます。

打ち出し方向はヘッドの軌道の影響は
受けにくいことがわかります。

打ち出し方向性精度の目安

ところで、5mのパットでは平らなグリーン面で
50cmオーバーぐらいの強さで打った場合に、
ホールインするためには打ち出し方向のズレは0.5度以下です。

ライン読みの誤差なども考えると、
打ち出し方向性精度は0.5度以下を目指したいものです。

ゆるみないストローク

また、バックスイングの出だしでヘッドをスッと動かすと、
ストローク全体にゆるみが少なくなって安定します。

肩甲骨のスライドならヘッドは淀みなく
スッと動き出してくれます。

さらに、フォローでヘッドの真下を振り出し方向へ向けるイメージや、
フィニッシュでしっかり止まることもゆるみ防止に最強です。

小さな振り幅ではまさかヘッドの底が振り出し方向を向くまでにはなりませんが、
そのままストロークしたらヘッドの裏側が振り出し方向を向く感じにします。

そして、フィニッシュしたらボールが止まるあたりまで
ヘッドを止めたまま、ヘッドが打ち出し方向を向いて
少しアウトサイドに残っていることを確認しましょう。

そうすると、ゆるみなく1度弱のインサイドから
ほぼストレートの狙ったストロークをできるようになります。

加速しながらインパクトすることは当たり負けやロフトの変化を減らして、
ヘッドのエネルギーを安定してボールに与えることで
タッチを出すために重要です。

ところが、インパクト前に動きがゆるんで手元が減速すると、
手首がリリースされたりシャフトのしなり戻りが発生します。

そうすると、狙ったロフトより大きくなり、
タイミングも変化することでインパクトロフトが変化して
転がりに影響を与えて結果としてタッチを狂わせます。

左右の肩甲骨と背骨の間にある筋肉である菱形筋に意識を集めて、
きっちりストロークして最高のパッティングストロークを
ゲットしましょう。

では、また。
 

<本日のオススメ>

大森睦弘コーチ監修の
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