From:徳嵩力一
千葉のクラブ工房より、、、
こんにちは。プロクラブフィッターの
徳嵩力一(とくたけ・かついち)です。
今日なんですが、あなたに
「ドライバーの交換を検討中の方へ」
という話をしたいと思います。
お客様の中で一番多いのが、
「ドライバーを今よりいいものに変えたい」
という要望です。
そうした時に、失敗しない選び方について
今日はお話ししておきたいと思います。
あ、もちろんドライバー以外の交換を検討中の方にも
役に立つ内容なので、ご安心下さい。
「本当に合ってるか、わからなくないですか?」
ある時、ドライバーを変えたいというお客様と、
こんなやりとりがありました。
(フィッティング中のドライバーを一球打ち終わった後で)
徳嵩 「はい、じゃあ次は自分の7番アイアンを打ってみて下さい」
お客様「わかりました」
(自分が持ってきた7番アイアンを一球打った後で)
徳嵩 「なるほど、じゃあ次はこっちの違うドライバーで」
お客様「はい」
(もう一本別のドライバーで一球打った後で)
徳嵩 「おお、じゃあ次はご自身の5番ウッドで打って下さい」
お客様「えっ。。。? はい、わかりました」
(5番ウッドの後、また別のドライバーを一球打って)
徳嵩 「はい、じゃあ次は9番アイアンで。。。」
お客様「すみません、徳嵩さん、これって一体、どういうことですか?
できるなら、同じドライバーで何球か打たせてほしいんですけど。
これだと本当に合ってるか、わからなくないですか?」
徳嵩 「いいえ、そんなことはありません。
めんどくさいと感じるかもしれませんけれど、
実はこの作業がとっても重要なんですよ」
今の手持ちクラブと繰り返す
ドライバーに限らず、私がお客様と
「一本だけをフィッティング」する場合は、
・新しいクラブと、7番アイアン
・新しいクラブと、フェアウェイウッド
これらを1球ずつ打っていく作業を、ひたすら繰り返します。
(もちろん、お目当てのドライバーもとっかえひっかえしつつ)
実は、残るクラブと、新しく投入するクラブで
マッチングを試すには、この方法が一番なのです。
一番やってはいけないのが、新しく投入するクラブを
ひたすら打ち続けて感覚を試してしまうことです。なぜか?
答えは簡単です。
たとえば今回の冒頭に例にあげたドライバーの場合であれば、
ドライバーを変えたら、旧ドライバーはバッグからなくなります。
新規で加入するクラブと、古いクラブを交互に打って、
お互いが打ち解けられるのか、これがとても大事なのです。
それに(これは以前もお伝えしたことがありますが)
いくら合ってないドライバーであったとしても、
人間というのはその合っていないものにアジャストしようします。
そうすると、ゴルフクラブがフィットしているかどうかの評価を
適切にできなくなる(=合っていると勘違いしてしまう)んですね。
逆に、同じクラブを何度も打って「気に入った!」と言って
クラブを購入する人というのは、後になって
「いや、この前ドライバー変えて、
最初は良かったんだけど、最近アイアンの調子が
悪くなっちゃったんだよね。。。
アイアンも変えたほうがいいんですかね?」
お客様に話を聞いていると、
そのような結果になっていることが、多いようです。
クラブを見せていただいて、
いわゆるチグハグなセットを使っている人というのは、
試打を繰り返しして選んでいる傾向があります。
「異端児」を生まないことが大切
たとえばあなたがドライバーを変えたいのなら、
変えた後のドライバーが性能が上回らなければ、
そもそも買う意味がありませんよね?
それどころか、ドライバーを変えたことで、
他のゴルフクラブまで調子を落としてしまったら。。。
お金の無駄遣いになってしまいます。
良くしようとしたのに(おまけに他のクラブまでが)
悪くなってしまったんですから。
「朱に交われば赤くなる」ではないですが、
クラブを一本変えたことで、それがたまたま異端児で
そのせいで他のクラブの調子が悪くなることは、けっこうあります。
「自分は大丈夫だろう」と思っているかもしれませんが、
あなたが思っている以上に、そうした事態は起こり得ます。
その原因は、買い換えるクラブそのものしか試打をせず、
今ある手持ちのクラブと合わせながらの試打をしないからです。
ですが、ゴルフクラブというのは、
キャディーバッグに入ったときが勝負です。
バッグに入って、機能するのかしないのか?
実はこれを念頭に置くだけでも、
自分一人でも、クラブは選びやすくなるかなとは思います。
新しいクラブと古い(別の番手の)クラブ。
これらを交互に打って、どちらかにミスが出ているのなら、
どっちかが合っていない可能性があります。
もちろん、そもそもスイングが安定していないという問題で
ミスが出ている可能性はありますが、打っているうちに
合っている、合っていないの感覚がつかめることはあるはずです。
余談ですが、合っていないことでミスショットが出るということを
体感として理解していただきたいお客様がいらした時に、
こんな「意地悪」を仕掛けさせていただくことがあります。
何かというと、フィッティングをさせていただいている時に、
「異端児」となりそうなクラブを、
合っているクラブを打った次に、打っていただくんです。
そうすると、ギャップの大きいものを打つので
ほぼ100%、何らかのミスが出ます。
そうした時にすかさす、このように伝えます。
「いかがですか? 実は今のミスが、
クラブが合ってない時に出るミスなんです。
でももしかしたら、
この後同じクラブで2球目を打てば
うまく打ててしまうかもしれません。
でも、ゴルフは1球しか打てませんよね?」
あ、こんな舞台裏を公開してしまっていますが、
いつもこんなミスショットをわざとさせるようなことばかり
やっているわけではありません。。。
あくまでお客様にクラブの重要性を知っていただき、
スコアをよくしていただきたいという気持ちからです。
ですので、そのへんはどうぞ安心して、
自分のフィッティングにいらしてください(笑)。
それでは、また次回。
徳嵩力一
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