From:大森睦弘
神戸の自宅より、、、
こんにちは、大森睦弘です。
今回は
「技・クラブ以外の物を 振る絶大な効果」
について、お話しします。
普段さんざん振っているクラブ。
重さや長さが最適にセッティングされているものばかり振っていると、陥ること。
それは、慣れてしまって、意識にはあがってこないいろいろな動きを追加してしまうことです。
今回は、そんなマンネリから脱却して、無駄な動きを発見できたり、逆に無駄な動きができなくすることで、本来の体の使い方にめざめる方法をお伝えします。
あなたも、重いクラブとかを売っいることはご存知かと思います。
また、野球のバッティングパワーをアップするための長いバットもあります。
ということで、重いとか長いということで、普段とはちがった状況に身を置くことで、技術力や体力アップを狙ったものは多いですね。
当然、それらの重い、長いという方向へのずらせかたも効果的ですが、逆も実はあるのです。
逆というと、軽い、短いですね。
そういえば、短いという考え方では、ミニクラブも売られています。
ということで、次のような観点で、それぞれ、普通のクラブとは何が違って、どんなことを意識して練習したらいいのかを、まとめてみます。
わざと軽いことのメリットを狙った商品がないのが残念です。
軽いと何が起きるのか、最後の方でお話します。
(1)長い物
(2)短い物
(3)重い物
(4)空気抵抗の大きい物
(5)軽い物
長い物
シャフトが長いクラブを振ってみたら、なななんと、スイングプレーンがトップからオン・プレーン。
しかも、トップから上半身が突っ込む悪い癖もゼロ。
こんなことも夢ではありません。
ヘッドの軌道を良くしたければ、一番いいのは、ハィティーのドライバーショットです。
ハィティーのドライバーショットでは、トップでクラブを上に上げるということが激減します。
普段のスイングでも、軌道が悪くなる原因の第一は、トップに向かって、必要以上に腕でクラブを上にあげようとすることです。
正しくセットアップして、素直にテークバックし、ヘッドが動きやすいように謙虚にトップまで行ったら、クラブはちょうどいい高さにあがります。
ところが、上にあげるほと飛ばせるというか、腕力を出しやすくなると感じて、トップに向かって、腕、特に右肘を使って、クラブを上に押し上げ過ぎている方は非常に多いですね。
そんな、無断にクラブを押し上げる動きは、ハィティーのドライバーショットでは、激減できます。
なんせ、手でクラブを上にあげたら、ボールにちゃんと当たらなくなってしまいますから。
ハィティーのドライバーショットでのティーの高さは、腰の高さぐらいまであってもいいです。
膝の高さぐらいあれば、かなり効果的です。
しかし、こんなに高いティーは、用意することが難しかったりします。
また、かなり横振りになりますから、普通の練習場では、後ろの打席が空いていなければ、危なくてできません。
たとえ、後ろが空いていたとしても、マナー上、隣にヘッドがはみ出すようなショットはしない方がいいですね。
となると、ハィティーのドライバーショットは、効果が高いけど、なかなか練習できないというのが、現実です。
また、ハィティーにしなくても、シャフトがものすごく長くなれば、同じ効果となります。
でも、この長いシャフトのクラブがあったとしても、使える場所は限られてしまいます。
そうなると、とりあえず、ボールは打たなくってもいいから、それなりの効果があるものは、ということになります。
それは、素振りで長い棒を振ることです。
これなら、広い場所さえ探せばできますね。
軌道を習得する練習では、重くて長い棒がいいのですが、重すぎると、逆に腕の力を使わざるをえないので、やはりちょうどいい重さがあります。
私が大好きなのは、丸い棒で、直径2.5cm前後、長さは150cm前後、重さは750g前後の鉄管を、コーティングした物がお勧めです。
私はカインズホームセンターで買いました。
プロや一般の方にも、この長さで、この重さが一番気に入ってもらっています。
右素振りだけではなく、左素振りや、往復素振りをやると、クラブってこうやって動きたいんだ、ということがよくわかります。
最低でも、右素振りをやったら、左素振りもやっておいてください。
重くて長い棒は、それなりに体に負担がかかるので、左右のバランスを整えておきたいからです。
また、左素振りの方が、意外と棒に振られる感じができやすいので、右素振りでのヒントにもなります。
クーリングダウンとしては、左右往復素振りを、ゆったり下半身から動いて行うといいです。
短い物
シャフトは長くなれば長くなるほと、クラブの力を使ってショットしやすくなります。
クラブの力というのは、体がちょっと回転するだけで、ヘッドがたくさん動くとか、シャフトがしなって、しなり戻りを使って加速しやすいとかです。
しかし、シャフトが短くなるほと、クラブの力は使えなくなってきます。
ということは、体の動きが、そのままボールに伝わるということになります。
ですから、体をしっかり使ってスイングする練習には、短いクラブが最高です。
床に置いてショットすると、腰などに負担がかかり過ぎるという場合は、ハイティーにしてショットします。
9番アイアンとかに、グリップのさらに先の方に、すべらーず(ゴム素材でできた、滑り止めになるぺらぺらのマット)を巻いて、ちょうどいい太さにしたものを使って、ショットしてみてもいいです。
練習場なら、ティーを一番高くして、ティーショットするといいです。
あまり、短く握りすぎると、グリップエンドが胸にあたるので、短く持ち過ぎには注意してください。
また、短いクラブの方がいいのですが、サンド・ウエッジなどのロフトがあるクラブだと、短く持ったときに、ヘッドでボールを押していく感じになりにくく、体を使た感じとしては、9番ぐらいまでです。
普通に長く持つ分には、サンド・ウエッジでもボールを押す感じはあるのですが、短く持つと、その感じが得られにくくなるのです。
重い物
重いものは、スイングパワー強化にはいいと言われたりします。
でも、やり方を間違えると、効果が激減します。
力づくで振ると、筋力としては強くなるのですが、本当に使いたい体の使い方ができなくなってしまいます。
体はしならせて、解放する使い方ができると、最高のパワーが出せます。
そんな風に体を使えるためには、単に筋力を付けただけでは、筋力がアップした割に、結果が出ないという状況となります。
この話は、ちょっと長くなりそうなので、また別の機会にでもお話させていただきますが、効果が出せる体の動かし方をお伝えしておきます。
体をしならせるというのは、下半身から先行して動いて、それに上半身が連動して動くことで、上半身の筋肉と腱がしっかり引き伸ばされて、ボールヒットでそれを解放させるということです。
ちょっとでも、手先から先に動いたら、効果は激減します。
ですから、重い物を振るときは、この順番、下半身から動き、上半身、腕、手首という順番で動くことを死守してください。そうすれば、最高のパワーを身に着けることができます。
空気抵抗の大きい物
シャフトの先に羽のようなものが付いていて、重くはないし、長くもないけれど、振ると速く振れないぐらい空気抵抗が大きくなる練習器具があります。
パワーを付けるというよりも、スイングのイメージつくりには役にたちます。
しかし、トップからいきなり振りに行くと、気持ちよくもなんともないし、逆にスイングを崩す練習となってしまいます。
苦労したのに、スイングを悪くするなんてのは、最悪です。
トップから静かに腕を下に落としてきて、胸の少し下あたりから、下半身を使って、一気に振ります。
そこで、空気抵抗が急激に大きくなり、比較的ゆっくりした時間の中で、しっかりパワーを出すイメージで体を動かせます。
問題としては、意外とすぐに飽きてしまうという点です。
フェース面がないので、フェース面の向きがわからないし、気持ちよく振った感じはあまりないからです。
単純な棒だと、逆にフェース面とか、ヘッドのシャフトからのオフセット(シャフト中心からヘッドの重心が離れていること)がない分、気持ちよく振れます。
フェース面のコントロールを忘れて、振ることに専念できるからです。
もし、フェース面を意識したければ、別にヘッドは付いていなくても、左手の甲とか、右手の平の向きを意識すれば、その向きがフェース面と連動するので、意識しようとすれば意識できます。これは、単純な棒でも同じです。
軽い物
実は、これが無駄を取り去るために、ものすごく効果的です。
試しに、30cmの物差しでもいいです。
手に取って、シャドースイングをしてみてください。
シャドースイング中の物差しの動きを見てみると、あっちゃこっちゃ変な方向を向いていませんか。
物差しではわかりにくいという方。
普通のクラブぐらいの長さの、平たい棒でシャドースイングをやってみてください。
わたしがシャドースイングでいつも使っている、大好きな平たい棒があります。
カインズホームで購入したものですが、寸法は次に様なプロポーションです。
910 x 6 x 27mm
この平たい棒が、妙に、グリップの形から、スイングの無駄まで、スイングのほぼすべての問題を明らかにしてくれるのです。
この様に、普通のアイアンぐらいの長さで、すごく軽いもので、シャドースイングをすると、
その先端は、体の動きにものすごく敏感に動いてくれます。
例えば、テークバック開始で、ちょっとでも、手でインサイドなどに引いたら、その先端は、あっという間に、インに入ってきて、これはちょっとおかしいいぞ、ということが、簡単にわかります。
ダウンスイング開始で、もし、ちょっとでも、手で引き下ろしたりしたら、その先端は、あっという間に、アウトサイド・インに降りてきて、まさにスライス軌道になります。
ボールヒット直前で、前腕をねじってヘッドを腕の力で閉じるような動きをしたら、とんでもなく閉じてきます。
普通のクラブでは、ヘッドやシャフトの重さがあり、多少無駄な動きをしても、隠ぺいされてしまって、わからないのです。
でも、超軽い物でシャドースイングをしてみると、なななんと、ゴルフを始めたばかりの方でも、こんな動きは、絶対おかしいと、簡単に、気づけるのです。
とにかく、この軽いもので、シャドースイングをやってみてください。
やってみなければ、その驚異の働きは理解不能です。
やっていると、いくらでもチェックしたいポイントが出てきます。
ダウンでコックが胸の高さに降りて来るまでに、すでに解けているとか、ボールヒットでヒンジ(右手甲側に折れること)が解放されきっているとか、ボールヒットで手元がセットアップの時の左股関節のところまで来ていないで、右にずれてそこでヒンジが解放されてしまっているとか。
本当に、ここでそれぞれのことを書き始めたらきりがないぐらい、いろいろなことが起きます。
しかも、この軽いものでのシャドースイングは、いつでもどこでもやりやすいですね。
よく駅のホームで、傘でシャドースイングしている人とかいますが、実は、最高の練習だったのです。
駅のホームでこそっとやるには、あまりにも、もったいないというか、傘でシャドーに失礼なというう感じです。
では、また。
追伸
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