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残り50yのバンカーでも安心して打てる方法

2015.09.29
kajikawa

From:ツアープロ梶川武志
愛知の自宅より、、、

皆さん、こんにちは。
ツアープロ梶川武志です!

前回のメルマガでは、残り50ヤードのバンカーでの
クリーンヒットをお伝えしました。

当初いただいた質問では

 「中間のバンカーからの打ち方」

というリクエストでしたので、残り50ヤードの
バンカーからの打ち方をお話ししたのですが。。。

どうやらちょっと早とちりしてしまったようです。
何かといいますと。。。

どうも勘違いだったようです

実は、「中間のバンカー」というのは

 「残り距離150ヤードから180ヤードのバンカーからのショット」

というリクエストだったようです(笑)。

こうしたフェアウェイバンカーからのショットについては、
また改めてお伝えしたいと思っています。
どうぞ楽しみにお待ち下さい。

さて、今回は前回お約束した

 「50ヤードのエクスプロージョン」

についてです。

僕が50ヤードのバンカーを打つ場合、
圧倒的にエクスプロージョンを選択することが多くなります。

クリーンヒットとエクスプロージョンは
人によってイメージが出やすい出やすくないの違いがあります。

僕は圧倒的にエクスプロージョンの方が
イメージを出すことが出来ます。

さて、肝心の打ち方ですが、僕の場合
52度(PSやAWと同じです)で少しフェースを開きます。

大きく開いてしまうと飛ばせなくなってしまいますが、
多少でもバンスを使いたいので、
フェースを真直ぐには構えず少し開きます。

ボールはスタンスの中央にセットします。

右足寄りに置くとボールが低くなってしまう事と
クリーンに当たってしまう確率が上がってしまう事が心配です。

振り幅ですが、僕の場合全力で振った時の60%~80%で振ります。

少し幅が広いと思うでしょうが
砂質によって飛ぶ砂と飛ばない砂があります。

砂質の見極め方は簡単ではありませんが、
基本的には表面が固く締まっている状態は飛びます。

逆に、砂が柔らかくフカフカしていると飛びません。

前者の場合は60%、後者の場合は80%、
その中間くらいだと感じたら70%で打ちます。

クラブの落とし所は?

そして最も大事なのがクラブの落とし所ですね。

バンカーはバンスを落とすと散々申し上げてきましたが、
52度だとそんなにバンスは効きません。

という事でリーディングエッジを
どこに落としていくかという事で話を続けます。

2cmだとかなりいい感じに飛んでいき、スピンもかなり効きます。
グリーンの固さによっては戻ります。

こういうショットができると
同組の方にビックリされたり称賛されたりしますね。

ゴルフは一発のスーパーショットが出ることも大きな楽しみのひとつです。

さて、5cmだとどうでしょう。
ここに入ってもいい感じで飛んでいきます。

2cmの戻るほどのスピンは効きませんが
グリーンでピタッと止まってくれます。

2cm~5cmはいい感じで飛んでいくことが分かりました。

もともと非常に難しい距離なので、5mに寄ってくれたらナイスです。

では、落とし所が7cm~10cmになるとどうでしょう。
ここに入るとキャリーが足りなくなります。

エクスプロージョンは砂を多くとるとボールの勢いが無くなるため
転がってくれて寄るという事はありません。

という事で、10ヤード~20ヤードはショートしてしまいます。

15cm以上に入ると半分(25ヤード)以下しか飛びません。

やはりエクスプロージョンはセーフティー

エクスプロージョンはクラブの落とし所がかなり重要です。

ここまでの話を聞いて、難しく感じる方もいるかもしれません。

ですがクリーンヒットの場合はハーフトップを含め1cmの範囲に
リーディングエッジを入れなければいけません。

それに比べて、エクスプロージョンは2~5cmの3cmの範囲
(もしかしたらもうちょっと大丈夫です)
に入れればいいわけです。

ですので、エクスプロージョンに慣れてくると
バンカーショットも安心して打つことが出来るようになります。

是非あなたも「エクスプロージョン慣れ」をしてみてください。

ちなみに余談ですが先日、ゴルフライブで初の

 「アプローチバンカーレッスン会」

を開催しました。

参加者の中にはシングルの方もいらっしゃいましたが
皆様バンカーが特に自信が無いとおっしゃっていました。

バンカーは普段から練習できる環境も少ないので
苦手な方は非常に多いです。

もちろんレッスン会の間にすぐに
ビシビシ寄るようになるわけではありませんが、
みなさまにはバンカーのコツを覚えて、喜んで頂きました。

また、たびたびお話している鉄板アプローチ
(低く出てスピンが効く)のレッスンもしました。

こうした低く出てスピンが効くボールは
プロの専売特許だとみなさんは思っているかもしれません。

参加者のみなさんも自分に出来るとは思っていない方が多く、
自分が打てるとビックリして喜んで頂きました。

今回のレッスンは非常に好評だったこともあり、
事務局からも再度開催の要請を受けています。

近く事務局から案内があると思うので、お楽しみに。

それではまた、次回も楽しみにしていてください。

ーツアープロ 梶川剛奨

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グリップの3つの見直し方

2015.09.29
小原obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。

あなたが私と同じタイプなら、常に
「どうすればもっと上手くなるかな~、もっとミスが減るかな~」
と考えていると思います。

そうであれば、今日のグリップの話はきっと役立つと思います。

きっとあなたはゴルフライブ以外にも
メルマガをとったり教材を買ったりしたことがあるでしょう。

だとすれば、グリップの話はたくさん聞いてきたと思います。

なのでグリップの握り方みたいな
初歩的な部分は省略して
グリップのポイントだけお話します。

もしあなたがスライスやトップ、ダフリで悩んでるなら、
グリップの見直しを試してみた方が良いと思います。

私のレッスンでもグリップを直すだけで
簡単にミスが修正できることは多々あります。

なにより、プロゴルファーの間では
「グリップがゴルフ人生を決定する」
と言われるほどとても大事なポイントです。

ボールを真っすぐ飛ばすには?

ボールを真っすぐ飛ばすためには
3つのポイントがあります。

それは、

・クラブを正しくグリップすること
・正しくアドレスすること
・正しく振ること

この3つの要素が揃っていなければ
ボールを真っすぐ飛ばすことは出来ません。

その中で最も効果が大きく
そして簡単に直せるのがグリップです。

ボールとクラブの唯一の接点である
グリップはスイングの土台となります。

色んなテクニックを覚えても
土台がしっかりしていなければ
スイングは崩れてしまうわけです。

スクウェアグリップを目指そう

ゴルフグリップには大きく3種類あります。

・スクウェアグリップ
・ストロンググリップ
・ウィークグリップ

と呼ばれる3つです。

グリップはこうでなくてはいけない
という決まりはありません。

しかしグリップを個性的にすると
スイングも個性的にしなければ
真っすぐ飛ばせないという現象が生まれます。

綺麗なフォームでしっかり真っすぐ飛ばす。

これは誰もが望むことでしょう。

スイングの格好がおかしい、
ボールが真っすぐ飛ばないなど
問題を抱えている方はまずはスクウェアグリップをマスターしましょう。

正しいスクウェアグリップが身に付くと、
持ち球はほとんど曲がらない、ストレートボールになります。

ストロンググリップはダメ?

ストロンググリップは
飛距離が出しやすい、スライスが出にくいと
メリットをよく挙げられます。

ストロンググリップにすると、
最初からフェースが閉じた形になるので
たしかにスライスは出づらくなります。

しかし、フェースを閉じることで
ボールの捕まりが良すぎてしまい
チーピンや引っかけが起きてしまうのです。

・引っかけ=真っすぐ左にボールが飛ぶ
・チーピン=極端に左に曲がる

すると頭の中で自然にそれを避けるようになり、
身体が勝手に右側に開いたり、インサイドアウト軌道になりがちです。

つまりストロンググリップに慣れ過ぎると
スイングがへんてこになってしまう方がとても多いのです。

絶対にダメというわけではありませんが
私の理論では最も効率的なスイングを目指していきますので
あまりお勧めはしていません。

自分のグリップを確認するには?

鏡の前に立って、真正面からグリップをしてみましょう。

鏡に映した時に
左手の人差し指〜中指のこぶしが見えるようであれば
「スクエアグリップ」と呼べるグリップです。

見えていなければスクウェアグリップ寄り、
見えすぎていればウィークグリップ寄りです。

これをひとつの基準として
自分のグリップを見直してみてください。

ゴルフの理論は様々あれど、
グリップは変わりません。

私もレッスンに来た人には
まず正しいスクウェアグリップを定着してもらうようにします。
(例外はもちろんありますが)

あなたのスライスやトップ、ダフリ、
意外と簡単に治せるかもしれません。

またメールします。

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初心者必読・絶対やってはいけない練習とは

2015.09.28
koga

From:古賀公治
尼崎テクノランドより、、、

こんにちは、ティーチングプロの古賀公治です。

今日はあなたに、

 「初心者がやってはいけない練習」

についてお話ししようと思います。

 「え、自分は初心者じゃないしな。。。」

そのように思っている人でも、初心を忘れないように
ぜひともご一読いただきたい内容です。

また、ある程度ゴルフをやってきて、
ビギナーに教えるような機会がある方にも、
ぜひお読みいただきたいと思います。

思わぬ「ファン」からのメール

その話をする前に、先日面白いことがありました。
とある「ファン」の方からメールをいただいたのです。

 「古賀さんのDVDを拝見して、もっと他の教材が欲しい」

ものすごく短く言うと、そのような内容でした。

聞けば、私が今年の夏にゴルフライブでリリースした

 「IMPACT IS ALL」(インパクト・イズ・オール)

というゴルフ教材を買ったそうです。

あまりに熱心に連絡をくださったので、
その後メールのやり取りをしていました。

その方はMさんという方なのですが、
Mさんがこんなことを言ってきたのです。

「実は私、インストラクターをやっています。

 仕事柄、初心者やジュニアにレッスンをすることが多いのですが、
 古賀さんの教え方が初心者に教えるのに非常にわかりやすいです。

 これからもゴルフ人口普及のために参考にさせてください。」

私としては、正しいやり方が広まっていくのは嬉しいことなので、
こういうメールをいただいて、ありがたいことだと思いました。

Mさん、これからも一緒に頑張っていきましょう!

コレ、ゴルフ歴何年に見えますか?

今日は特別に、こんなビデオをお見せします。

あなたは、この女性のスイングを見て、
ゴルフ歴何年だと思いますか?

実はこの女性の映像、
ゴルフを始めてまだ10ヶ月の時のものです。

ご覧になっていただければわかると思いますが、
一番に注目すべきはアドレスです。

アドレスがスイングの基礎であり
何より重要であることが、
このスイングから読み取っていただけるでしょうか?

きちんと順序立ててスイングを身に付ければ、
10ヶ月でここまで行くことは
全く不可能なことではないんですね。

では、私が初心者にレッスンをする際に、
一番気をつけていることは何だと思いますか?

絶対にフルスイングさせない

大抵のレッスンプロというのは、
最初にフルスイングをさせようとします。

ですが私の場合、ボールを打たせずに
まずは体の使い方をマスターしていただきます。

私が紹介している、様々なドリルをやってもらいます。

私はレッスンの理想は、本当はグリーンから
ティーグラウンドに戻るのがベストだと思っています。

まずはパター。
そしてパター延長のチッピング。。。という具合ですね。

たとえば女性の場合であれば、パターを下半身を止めずに
ショット的に振らせてまっすぐ30~40パンパン飛ばせれば、
大抵のショットは真っ直ぐ行きます。

そして、上手投げができないと
肘の使い方がわかってないということになるので、
そのドリルもさせたりしています。

とまあ、確かにそんな感じで
確かに初心者に教える引き出しは多いです。

もしあなたが初心者や初心者を教えているのなら、
初めからフルスイングはせずに(させずに)、
ゴルフスイングの動きを学ぶ(学ばせる)ようにして下さい。

今日はこんなところにしておきます。

もし疑問については、コメントいただだいたものから
お答えできる範囲で順次お返事を書いています。

画像付きでないと説明が難しいものについては
お答えできないことがあることをご承知ください。

なおお読みになった方は、そちらについても再度コメントをいただけると
「既読」かどうかが私から見てもわかるのでありがたいです。

それでは、今日はこのへんで。

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ゴルフと人生って本当似てるな〜

2015.09.27
服部hattori

From:服部コースケ
東京・代官山のスタジオより、、、

こんにちは、服部コースケです。

最近、生徒さんからこんな相談を受けました。

「ゴルフは大好きなんですが、
 最近ストレスが貯まるんです。

 練習場で上手く行かなかったら
 ストレスがたまるし、

 そんなときにラウンドに誘われると、
 行きたい気持ちもあるんですが、
 中々気が重くって…

 せっかく誘われたゴルフを1週間前にキャンセルしてしまいました。

 迷惑かけたなと反省しましたが、
 どうしたらいいと思いますか?」

う〜〜ん、難しい質問ですね!

ゴルフって、ストレス解消になると同時に
ストレスが貯まるってこともあると思います。

例えば、ゴルフをしていてこんなことがあると思います。

・思ったようにボールが打てない
・入ると思ったパターが入らない
・ミスが続く
・シャンクが出る
・思ったスコアが出ない
・昨日良かったのに、今日は全くダメ
・アイアンが良かったら、ドライバーが全くダメ
・体が痛くなってきた
・打ったボールが見えない
・ライを読み間違えた
・クラブが合っていない気がする
・他人に負けるのが許せない
・ベストスコアを更新できない
・ラウンド中にわけが分からなくなってくる
・イップス気味になってきた
・誰かに相談したいけど、できない
・同組でマナーの悪いやつがいる
・カップルでゴルフに来ている人が許せない(笑)

などなど・・・

いかがですか?

私も思うに、
これって、日常生活と全く同じなんですよ!

仕事でも同じだと思います。

例えば、今回ご相談頂いた生徒さんは
とっても真面目なんです。

お仕事もきっちりしたことをされていて
目標をきっちり決めて、期限どおりに進められる優秀な方なんじゃないかと思います。
(もちろん、一緒にお仕事したことはないのでわかりませんが)

でも、ゴルフというスポーツが
常に計画通りに行くかというと
全くそんなことはないんですね。

シングルプレーヤーや
プロでさえ自分の思い通りにいかない
というプレーヤーが多いです。

全てのショットが思い通りに行ったら
それはもう伝説的なゴルファーになれますね。

だから大切なのは、
あなたの技量よりも
まずは心の持ちようです。

シングルになれたら…
100が切れたら…
あんなショットが打てたら…
アプローチがもうすこし上手くなれたら…

もちろん、上達の目標は大事ですが
たらればばかりでは、
自分の心が持たなくなってきます。

顔で笑って、心で泣くゴルフは
やっぱりストレスが貯まります。

私も今ではお遊び程度のラウンドしかしませんが
競技を目指していた時は、真剣だったので
自分のミスショットを許せなくなっていきました。

なぜ、こんなところで。
またスライスを打ってしまった。
あんなに練習したのに。

すると、この考えが尾を引いて次のショットまで悪くなります。
そして、スコアが悪くなります。
さらに、スコアが悪いと練習する気がなくなります。
さらにさらに、下手になっていきます。

これは、下手になる悪循環ですね。

だからこそ、ゴルフでは心のもちようが肝心です。

ストレス解消のために
ゴルフを続けている人からすれば
全く理解に苦しむかもしれませんが、

ゴルフに真剣になればなるほど、ストレスがたまります。

ゴルフの中で、ストレスを解消する方法を
身につけなければゴルフは続かないでしょう。

ゴルフのメンタルの種類2つ

ゴルフのメンタルには2つの種類があります。

1.ショット前後のメンタル

2.プレー時以外のメンタル

1つ目のショット前後のメンタルというのは、
そのまま、スイングの大きさやフォームに影響します。

前回のミスを引きずって、
適当にスイングしてしまったり、

パターを適当に打ったり。
ボールを見すぎてしまったり。

毎回のショット後の切り替えが非常に重要です。
そのためには、ミスしたときに”身体を叩く”と良いと思っています。
刺激を与えて忘れさせるんですね。

2つ目のプレー時以外のメンタル。
これは、あなたの今後の上達に関わります。

練習する気になるかどうか、
どれくらい真剣にゴルフと向き合えるかに関わります。

上達するために何ができるか?
しかし、真面目すぎてもよくありません。

今の自分が上手くなるために
大事なものはなんなのか?

そして、そのために自分ができることを
毎回ちゃんとこなしているのか?

少ない練習量で調子の上下を嘆いていないか。
確認してみてください。

最後は練習量があなたを支えてくれるでしょう。

それでも辛くなったら、仲間やコーチに相談して下さい。
私も相談を受けますよ。

ー服部コースケ


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「技」ティアップ・サンドウエッジ・ショット

2015.09.27
ohmori

From:大森睦弘
神戸の自宅より、、、

こんにちは、大森睦弘です。

さて、今回は

 「技・ティアップ・サンドウエッジ・ショット」

というお話をさせていただきます。

ショットのベースを作るには最高のドリルです。

しかも、練習場では、まあまあいいショットが出るのに、
コースに行くと、どうもダフリやトップが多いというあなたには、
必見のドリルとなっています。

練習の方法

やり方は単に、練習場で、ティーを一番高くして、
その上のボールを、サンドウエッジで
クリーンヒットさせるだけのドリルです。

ティーを高くすることで、サンドウエッジのシャフトの長さでも、
ミドルアイアンぐらいの前傾角となり、
通常ショットに近い体の動きになります。

ところが、そのドリルには、妙にいろいろご利益があり、
トーナメントのトッププロから一般の方まで、
絶対にやるべき練習となっています。

練習場での問題点

練習場のマットだと、ボールに上から入って下に抜けて、
ボールの先にターフをとるようなダウンブローでのショットは、
マットにヘッドが当たり、打ちにくいです。

その点、ティーアップしておくと、
適正なダウンブローでクリーンヒットしたときは、
本当に気持ちよく打ち抜けて、ゴルフが楽しくなります。

また、ティーアップ=簡単、と考えてしまい、
そんな簡単なショットは練習してもしかたないと思っては、
もったいないですね。

ちょっと五感を使うと、実は
「ティーアップ=簡単」
ということにはならないことがわかります。

また、練習場で、マットの上のボールを打っていると、
実は、ちょっとだけダフった方が、
ボールはいい感じで飛んでくれます。それが、最大の問題です。

理由は、滑りの良いマットからだと、ちょいヒールダフリでは、
ヒール側が抵抗を受けて遅くなることで、
フェースが閉じてきてボールが捕まり、強めのボールが打ち出され、
それを良いショットだと勘違いするからです。

練習場で打っていて、アイアンのドローが出たと、
喜んでいる場合ではなかったりします。

まぐれもまぐれ、実はいいショットでのドローではなく、
ちょいヒールダフリだったということもあります。

そのため、少しトウ・アップして構えて、
ちょいヒールダフリを一生懸命打とうとするはめになります。

それだと、コースでは、本当にダフリになりやすいです。

さらに、ヒールダフリでちょうどよく捕まるボールを打っていたということは、
ヒールがダフらなかったら、フェースが開いてボールヒットした、
弱々しいスライスだったかもしれません。

ま、綺麗なストレートだったかもしれませんが。

ということで、ダフっていて、さらに勢いのない、
へたをするとスライスとなる練習を、一生懸命にやっていることになります。

クラブのヘッドは、誰でもほんのちょっとだけ
トウアップにして、セットします。

極端にトウアップにする方もいますが、
少なくともヒールアップをノーマルショットにしている人は皆無です。

トウ側を少し浮かせてセットアップするトウアップの理由はいろいろあります。

第一は、セットアップの時よりボールヒットでは、腕が伸びて、
手元が少しだけ上に浮いてトウが下がる(トウダウンがある)からです。

その分だけトウアップしているなら適正なトウアップです。

ところが、練習場のマットの上での練習が多い方は、例のちょいフェース開きで降りてきて、
軽いヒールダフリでヒットでフェース閉じだと、よさそうなボールが出ることを、
本能でわかっていて、ボールヒットでも、少しトウアップでヒットさせたいからです。

いつも芝の上で練習しているトーナメントプロなら、
多少ダフっても、フェースが閉じて、ダフって飛距離が落ちる分をカバーしてくれるということもあります。

しかし、本当に才能のあるプレーヤーは、練習でもほとんどダフることがないので、
そんな必要はなく、トウアップをしていたとしても、
その程度はボールヒットでのトウダウン分ぐらいです。

また、トウ側を少し上にあげてセットアップしていると、
フェースのヒール寄りにボールヒットしやすくなります。

そのままボールヒットすると、ボールの外側にヘッドの重心があり、
ボールヒットで少し当たり負けしてフェースは閉じる方向で、
ボールはつかまりますが、引っかかりにくくなります。

引っかかりにくいというのは、ギア効果のおかげです。

ギア効果は、ヘッドが回転すると、ヘッドとボールは
ギアが咬み合っているような動きとなり、ボールにはヘッドの逆回転がかかることです。

ヒール寄りヒットでは、ヘッドはほんの少し左回転するので、
ボールにはわずかに右回転がかかり、ちょとだけスライス寄りになります。

用語としては、ヒールスライスと言います。

ただし、これは、軌道に対してヘッドがまっすぐにあたった場合ですから、
最終的にボールにどっち方向の回転がかかるかは、
ボールヒットでのフェースの向きとギア効果の合算の結果となります。

いずれにしても、ヒール寄りヒットでのギア効果で、多少左へまがりにくくなります。

ヒールダフリでフェースが閉じて左回転がかかった分を、
少しは減らしてくれます。

ということで、ほんのすこしのヒールダフリなら、ボールは捕まった感じがして、
ボールはそれほどひどく引っかかって左にそれほど行きにくく、
ある意味、気持ちのいいボールが出ます。

ま、微妙なことの合算ですから、ダフリの程度、フェースの閉じ具合、
ボールの当たる位置、ヘッドの軌道、ヘッドの加速度のわずかな違いで、
ボールライトは変わります。

このいろいろなことの微妙な関係は、マットの上のボールを打つ場合だけではなく、
ダフリの影響以外は、ティーアップでも同じです。

ですから、ダフリの影響を取り除いたティアップでの、
たかがサンドウエッジで、力感8割でショットするという、
一見簡単に見えるショットでも、一定のボールを打ち続けるということは、
かなり難しいことになります。

とても、飽きるなんて言っている場合ではない練習となります。

さらに、ティーを高くして短いシャフトですから、
強めのトウアップをした状態となり、フェースは左を向きます。

このちょっとフェースが左を向いた状態で、左に引っ掛けないように打つためには、
前腕を左へねじる動きは絶対に禁物です。

そうなると、下半身をしっかり使いきって、体で打つショットである、
上半身を下半身に連動させる動きが必要になります。

この動きは、コースでついつい縮こまりがちなスイングを、
ゆったり大きくしてくれることになります。

それなら、フェースの動きはなめらかになり、ひっかけにくくなります。

それだけで、不意のボールの曲がりは、減らしてくれます。

なとなど、ティーアップ・サンドウエッジ・ショットには、まだまだ魅力がたっぷりです。

SWティーアップでは何が起きる

SWティーアップで打つと、ちょっとダフっても、
ティーに当たる嫌な音がします。

トップすれば、普通のトップと同じように、
上にあがらないでボールが高速に飛んで行く、
コントロールが如何にも効いていないボールになります。

そして、うまくクリーンヒットすると、カツンという乾いたいい音がします。

あたかも、木琴でも叩いている音です。

ま、木琴はコンという音かもしれませんが、
ま、乾いたイメージの音ということで、私は木琴サウンドと呼んでいます。

また、ティーアップの状態は、マットの練習場でも、
芝の上でも同じ状態で練習できます。

練習場で作り上げてきたスイングを、
試合のウオーミングアップで芝の上にティーアップすれば、
同じ条件で確認できます。

ティーアップ・サンドウエッジ・ショットの打ち方

さて、サンドウエッジで、
できるだけ高くティーアップしたボールを打つ打ち方について。

振り幅はサンドウエッジでの通常のノーマルショットと同じにします。

しかし、スイングリズムをゆったりにします。

そして、ショットの力感は、ノーマルショットより、
リズムをゆったりさせた分、落とします。

58度のサンドウエッジのノーマルショットが80yぐらいなら、
65yぐらい飛ばす感じになります。

ま、力感8割というところでしょうか。

力感と距離はリニアではないので、本当に出すパワーとして、
8割というわけではないのですが、
距離を2割落とすぐらいと考えていただければいいです。

また、打ち出されるボールの高さは、
ショットに使っているサンドウエッジのロフトの
半分ぐらいの高さであることを確認します。

サンドウエッジのヘッドを足で踏みつけると、
シャフトがだいたいロフト角度程度で斜めに起き上がります。
その角度の半分ぐらいというのが目安です。

なぜ、ロフトどおりではないのかというと、
大きな理由としては2つあります。

一つの理由は、ボールヒットでは、セットアップの時より、
手首が右手甲側へ折れるヒンジが深くなっているからです。

別の言い方をするなら、セットアップよりも、ハンド・ファーストになっていて、
フェースは、より立った状態でボールヒットします。

もう一つの理由は、軌道がダウンブローになっているからです。

打ち出されるボールの方向は、ヘッドにどれだけボールが張り付いているかによって、
軌道とフェースの向きの影響の度合いが変化します。

ヘッドスピードの遅いパターやヘッドに直接ボールが触らないバンカーショットでは、
ボールはフェースの向きにかなり依存して飛び出します。

ヘッドスピードが速く、ボールがフェースの上で潰れている時間が長い、
ドライバーショットやアイアンのフルショットなどでは、
ボールはフェースの向きというよりも、まずは軌道方向へ飛び出し、
それから軌道に対するフェースの向きに曲がってきます。

サンドウエッジでの力感8割ぐらいのヘッドスピードでは、
それほどボールは潰れるショットではありませんが、
ボールを潰せたほど、打ち出し方向は軌道方向へ近づきます。

うまく打てると、カツンと乾いた木琴サウンドで、ボールはロフトの半分ぐらいの高さで、
ゆっくりと飛んで行くと、覚えておきましょう。

低いけど、ゆっくり。これが、ポイントです。

なんだか、難しそうにも見えますが。
それを目指すことで、簡単そうな練習も、楽しくて没頭してしまうこと間違いなしです。

低くてゆっくりだと、本当に、良くコントロールされたという感じのボールに見えます。

高さといい、ボールの飛んで行く速さといい。
まるで、リモコン操作でボールが飛んで行く感じを受けると言っても過言ではありません。

ところで、なぜうまく打てるとボールがゆっくり飛ぶのかというと。

木琴サウンドが出るときというのは、
フェースの溝の下から2本めぐらいにボールヒットしています。

そして、その位置に当たると、ボールのバックスピンは、
ギア効果も効いて、最大となります。

そこが、サンドウエッジの本当の意味の狙って当てたい芯です。

通常は、もっと上にあると意識していて、
そのことそのものがダフる原因だったりするので、
芯の位置は注意して正しく意識してショットしてください。

さらに、ヘッドが最大に加速している状態でボールヒットするほど、
フェースの上でボールは潰れやすすなり、より長くボールをこすることで、
スピンがかかりやすくなります。

バックスピンが多いほど、ボールは落ちにくく浮き、前に進むスピードは、
位置エネルギーに変換され遅くなるばかりか、空気抵抗も増えて減速します。

ということは、最大加速中に芯でヒットするほど、
ボールはゆっくり飛んで行くように見えます。

できれば、片手ショットもやるといい

また、ティーアップしていると、ダフっても手にこないので、
気軽に片手ショットができます。

でも、クリーンヒットしたかどうか、
ヒンジのリリースがうまく溜められてリリースできたかどうかは、
はっきりとわかります。

そして、片手では、手で無理やり操作しようとしても、
なかなかうまくできません。

特に、左手片手はなおさら無理はできません。

プロでも女子選手の場合は、左手片手はみんな苦手です。
それは、力が弱くて、なおさら手でこねたりできないからです。

体で打てなければ、片手ショットはうまく打てません。

両手でも、右手片手でも、左手片手でも、
まったく同じボールを打てるようになると最高です。

あくまで、理想ですが、そうなろうとすることが重要です。

ということで、ティアップ・サンドウエッジでの片手打ちは、
完璧クリーンヒットを体で打つための、非常に良い練習になります。

うまく打てるためのコツ

ティアップ・サンドウエッジ・ショットがうまく打てるためのコツは、
通常のショットがうまく打てるためのコツと本当は同じです。

テークバック開始はもちろんスイング中ずっと、
ヘッドに対してできるだけ遠いところから順に動きます。

足の裏からヘッドまでの約3mの長さの中で、
どの部分も足の裏より先に動くことがなく、
足の裏の動きが、順に約3m先のヘッドに伝わって行きます。

どこか途中で勝手に動く部分がないようにすればいいだけです。

そんな、簡単に言わないで、という声が、あちこちから聞こえて来ていますが、
本当に、これだけのことを考えて、ティアップ・サンドウエッジ・ショットを、
まずは両手でやります。

そういえば、テークバック直前に、お腹をしっかりへこめて、
お腹の後ろ側の腰椎を安定させると、打ち出されるボールの高さは低めになり、
高さのばらつきは少なくなります。

はやり、腰椎は安定させると、ショットの連動性と精度があがります。

いいですか、カツンという乾いた木琴サウンド、
打ち出されるボールの高はロフトの半分ぐらい、
なんだかゆっくり飛んで行く感じで、妙に距離感が合っている。

めちゃ振りのフルショットで、ああだこうだと悩むより、
こんなボールを追い求めてみるのも、楽しいものです。

本当は、砂がいい

ティーアップする練習よりも、さらにいいのが、
バンカーなどの砂の上にボールを置いて、
クリーンヒットで15y~30yキャリーさせる練習です。

参考のために、私が1年間、バンカーの砂の中で8~30yキャリーの
クリーンヒットショットの練習専用に使った、ウエッジのフェース面をお見せします。

ohmoriショット基礎アプローチ練習でのSWの減り方_rs

バンカーなので、ヘッドのリーディングエッジ(ヘッドの下の端)が
ボールの先で砂に入るので、リーディングエッジ全体も削れていますが、
溝の下から2本目ぐらいにボールが当たって、フェース面を押し上げるように変形しています。

バンカーではなくても、ティアップして2本目の溝でボールを打ちぬいてください。

バンカーの砂では、ボールが少し砂に沈む分、ティーアップより難しくなります。

また、ターフの形とか深さや長さを見ると、いろいろ楽しい情報が見えてきます。

本当は、砂や土の上にボールを置いて練習することも大のお勧めです。

とはいえ、一般的にバンカーで練習できる環境はそれほど多くはないし、
さらにバンカーからたくさんボールを打てるところも、どこにでもあるわけではありません。

そういった意味では、ティーアップならどこででもできますね。

では、また。

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