From:徳嵩力一
千葉のクラブ工房より、、、
こんにちは。プロクラブフィッターの
徳嵩力一(とくたけ・かついち)です。
今日なんですが、あなたに
「ダウンブローに打ちたいのにすくい打ちに…」
という話をしたいと思います。
アイアンをダウンブローに打ちたい。
でもなかなかそれができない。。。
そのようなお悩みの方も、少なくないかもしれません。
ですが、ダウンブローに打てないのは
そもそもクラブに「問題」がある場合もあるのです。
どういうことか?
アイアンの飛距離が1クラブ落ちた…
はじめに、こんなお便りをいただきました。
> 大阪府に住んでおり
> 毎週徳嵩様のメールを拝見させていただいております。
>
> 貧乏なのでクラブの買い換えは出来ませんが
> 参考にさせてもらっています。
>
> 最近悩んでいるのはアイアンの飛距離が
> 1クラブ落ちたことです(特に7I、8I)。
>
> ハンドファースト、ダウンブローを心がけておりますが、
> すくいうちになってしまいます。
>
> ちなみにクラブは2009年のテイラーメイドのRです。
> アドバイスをお願いします。
ご質問、どうもありがとうございます。
正直、スイングを見せていただかないことには何とも言えませんが、
ダウンブローに打てないということにお悩みのようですね。
この質問者さんも「ハンドファースト」とおっしゃっているように、
ダウンブローに打てるようになるためには、
まずはスイングを改善する必要があります。
まずは、そこがきちんと実現できているかを
自分でチェックしてみてください。
ところで、これをお読みの方も、
もしかしたらこの方と同じような悩みを抱えていらっしゃる方も、
いるかもしれません。
もちろん、これはスイングに問題があることがほとんどなんですが。。。
でも実は、ダウンブローに打てない原因は
もしかしたら「クラブ」ということも、あり得るんですね。
どういうことか?
アイアンの特徴による違い
実は、アイアンの中には
「そこまで意識してダウンブローに打たなくてもいいアイアン」
というものが存在するんですね。
つまり、プロたちのアイアンショットでやっているような
極度にターフを取っていかなくてもいいアイアンがある、ということです。
もちろん、こうしたアイアンであっても、
全くの払い打ち、すくい打ちというのは問題かもしれませんし、
どういう打ち方になるかは、ライよっても変わってきます。
では、どういうアイアンが、それに当たるのかというと
「低重心でソールの幅が広いアイアン」
こうしたアイアンは、それほどターフを大きく取らなくても
アイアンの性能が出るような設計になっています。
本来は薄く取っていっていいアイアンなのに
「ダウンブローに打たなきゃいけない」という考えが強すぎて
重心よりも上でインパクトをしてしまうと。。。
おそらくスコアラインの1~2本目に当たればよいアイアンを
スコアラインの5本目ぐらいにヒットさせてしまって、
飛ばなくなってしまうのです。
※スコアライン:アイアンの溝のこと
あなたが「低重心&ソール幅広」のアイアンをお使いだった場合、
ダウンブローに打っても上がらないからということで、
自然と「すくい打ち」になってしまう可能性はあります。
復習…クラブによって異なるボールの位置
「アイアンはダウンブローに」
これについてはこのゴルフライブの講師たちも
レッスンなどの様々な場所でそのように伝えていると思います。
とはいえ、クラブによって打ち方を分けているわけではありません。
ボールの置く位置が変わって、重心の移動があるだけで
・アイアンは勝手にダウンブローになるし
・その先のフェアウェイウッドならレベルブロー
・ドライバーは最下点が左にあるからアッパーブローになる
といった具合に、自然となっていくわけです。
「あくまでダウンブローは結果」と言われるゆえんです。
ここでボールの位置を間違えてしまうと、
クラブの性能を引き出すことができません。
そうしたボールの位置を踏まえた上での
アイアンの性質の話、です。
前述の通り、アイアンを打ち込む感じで打つことを
想定されていないアイアンにもかかわらず、
打ち込んでしまえばヘッドが跳ねたりダフったりしてしまいます。
とはいえ、先ほども言いました通り、
全くダウンブローに打たないわけでもありません。
アイアンの入射角が緩くて大丈夫な物がある、
という程度の認識で大丈夫です。
ちなみに、この質問者さんがお使いだという、
テーラーメイドの2009年のモデルについて
ちょっとだけ調べてみました。
ネットに上がっていた2009年のカタログで見ると
「フォージド」と書いてあるモデルと「TP」と書いてあるモデルは
比較的ダウンブローに打った方が良いアイアンです。
一方、「MAX」などと書いてあるものは、
ダウンブローが緩やかでも大丈夫なモデルです。
参考にしてみてください。
ここまで、いろいろ話が飛びながらになりましたが、
アイアンにも様々な性能のものがあって、
その性能を知っておいて損はないということ。
今回のお話で、そのことについて大枠のところが
わかっていただけたのであれば、とてもうれしく思います。
それでは、また次回。
徳嵩力一
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