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30ヤード先にある自由

2013.11.01
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。

今日は「30ヤード先にある自由」ということについて
お話をしようと思います。

 「ん? 一体どういうこと?」

そんなふうに思う方も多いと思いますが、
私が時々レッスンをしているゴルフ場で行き来する道でのことです。。。

「ん? これはまさか。。。?」

私はそのゴルフ場への行き帰りは車を使っているのですが、
その道の途中に一つだけ、混雑しやすい交差点があるのです。

朝早いとそうでもないのですが、通勤時間帯に近づくにつれて、
朝でも混雑をすることがあります。

また、帰りの夕方ぐらいにも、その交差点は混雑していることが多いのです。
混雑するとその交差点を抜けるのに、3~4つの信号は軽く待つことになります。

ですが、しかし。。。

実は私は、この交差点を通らずに行くことのできる抜け道を知っていまして、
混んでいる時間帯にはこの道を通ることにしています。

これだけで、5分は確実に違います。
それなのに、でもなぜかみんな、そちらの道には行かないんですね。

私もその道を知らなかったころは、その交差点が混んでいるのを見て、

 「ああ、またか。。。」

と思ってばかりいたんですが、ある時ふと、前の車がひょいと曲がったんです。

 「ん? これはまさか。。。?」

と思ったので、私もその車を追って、曲がったんですね。

そうして、その抜け道を知りました。

「横道」の選択肢がないだけ

そこを曲がって、ゴルフの距離なら20~30ヤードほど先に(笑)、
その混んでいる道に並行して走っている道があるのですね。

ただ、ちょっと横道にそれるだけ。
それだけで、渋滞を避ける事ができるのです。

この抜け道の話、ものすごーく単純なことです。
それなのに、今でもその交差点は混雑をしている。。。なぜか?

それは、かつての私のように、抜け道があることを知らないからです。

ものすごく単純に言えば、
「横の道に曲がる」という選択肢がない、というだけなのです。。。

さきほどふざけて20~30ヤードと言いましたが(笑)、
これはもしかしたら、ゴルフでも同じことが言えるのかもしれません。

スコアをアップさせるために、使える方法や知っている方法が一つしかなければ、
その道を通る以外の方法を選択することがありません。

もっと簡単にボールをクラブヘッドに当てられる方法があるかもしれません。
もっと効率よく、スコアアップをさせることのできる方法があるかもしれません。

もっと確実に上達できる、別の方法があるかもしれません。

自由である=選択肢がある

私が提唱している、腰から腰のビジネスゾーンの練習もそうですが、
練習場に行って、そうした練習をしている人は少ないかもしれません。

みなさん、ドライバーでネットに向かって、ただ黙々と打つだけ。。。

もちろんそれが100パーセント無駄だと言うつもりはありません。

ですが、ビジネスゾーンの練習をすることで、
あなたは上達のための新たな「選択肢」を得ることができます。

しかも、比較的効率よく短期間に上達できて、
どんな人にもあてはまる再現性も持ち合わせています。

しかも、ある程度は自分一人で練習をすることもできます。

選択肢をたくさん持っていて、その選択肢から自分の意志で
何を選ぶかを決められる。。。

それを人は「自由である」と言います。
別にムリをして、不自由なままでいる必要はありません。

新しい選択肢を手に入れれば、先ほどの渋滞の例で言えば、
渋滞に巻き込まれることなく、スムーズに進むことができるのです。

そしてその選択肢は、たった20~30ヤードほど先にあります。

もしあなたが、ゴルフの上達ができないと悩んでいらっしゃるのなら、
今までとは違う、別の方法を探ってみることをオススメします。

それは別に車の道やゴルフに限らず、人生においてもそうかもしれません。

またメールします。

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不満ではなく不安

2013.10.31
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。

今日はあなたに、ちょっと恥ずかしい私の過去についてお話ししようと思います。

これは私がプロゴルファーとしてゴルフを教え始めた頃のこと。

とあるゴルフ練習場で、教えていた生徒さんと別れて、
トイレに行ったのですが。。。

トイレでの会話

その日のレッスンは、1対3ぐらいで行うグループレッスンでした。

ですのでまあ、全体に説明する時間があったり、
個別に見る時間があったりという感じだったんですね。

その中で私なりに、その人に合ったレッスン方法を模索しながら、

 「こんなことをしてみたらいいですよ」

 「こんな練習が役に立ちますよ」

ということをお伝えしていました。ですが、、、

練習場のトイレに行って、いわゆる私は「大」のほうに入ったんです(笑)。
そうしたら、先ほど教えた生徒さんに違いない人たちが入ってきました。

 「あのさっきの練習、ちょっとめんどくさい、、、」

 「なんであんな練習しなきゃいけないんだ?」

 「本当にあんな練習でうまくなれるのか?」

そんなことをトイレで口々に言っている声を、、、聞いてしまったんです。

怒りから無力感に。。。

内容としては、教えている練習方法からして、
私のレッスン内容のことを言っているのは明白でした。

その声を聞いて、はじめはその生徒さんたちに対して、
怒りの気持ちを抱きました。

 「何にもわかっていないくせに!」

しかしその一方で、同時に浮かんできたのは、
自分に対する無力感のようなものでした。

 「自分はアマチュア一人もうまくすることができないのか。。。?」

実際、自分が信頼されていないからこそ、
そのように思われてしまうのであって、そのことに無力感を感じていました。

そんなことがあって、私は何がいけなかったのか、
今までの何がいけないのかを考えるようになりました。

何が、悪かったのか? 答えは意外とすぐに出ました。

不満ではなく不安

その生徒さんたちは私のレッスンに不満を感じていたのは事実です。

しかしながら、それ以上にあったのは「不満」ではなく
「不安」のほうが大きかったのではないかと気づきました。

おそらく、私がレッスンで伝えた方法に、
「本当にそれでいいのか?」と不安になっていたのだと思います。

だからそれが

 「あのさっきの練習、ちょっとめんどくさい、、、」

 「なんであんな練習しなきゃいけないんだ?」

 「本当にあんな練習でうまくなれるのか?」

という、生徒さんの言葉に集約されていたのだと思います。

人間という生き物は、自分が分からないものに対しては
不安や恐怖を抱くようになっているようです。

 ・これをやったら、次に何が起こるのか?

 ・これをやったら、何がどうなるのか?

 ・この先に目指すゴールがあるのか?

こうしたことが見えないと不安になります。
そして、、、不安になると、人は行動しなくなるのです。

そしてこれは別に、私が教えるうんぬんのことだけに限りません。

教わる側、上達を望む側からすれば、次に何が起こるのかがわかると、
上達への行動がしやすくなるということです。

あなたももし、自分が行動できないと悩んでいるのなら、、、
自分が何に不満を感じているかではなく、何が不安なのか?

そしてその不安はどうすれば取り去ることができるのか?

そのことにフォーカスしてみると、何かが変わるかもしれません。

またメールします。

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【ビデオ】左足上がりのアプローチ

2013.10.30
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。

今週のウィークリーレッスンでは、
左足上がりのアプローチについてお話しします。

グリーン周りというのはスコアアップにおいて
非常に重要になってくるポイントですよね。

具体的な攻め方に関しては以前、
DVDでもまとめさせて頂きました。
(今は在庫切れになってますが。。。)

http://g-live.info/product/approach/

今日はその中から特に
基本となる打ち方について説明しますね。

動画が見れない方、スマホの方はこちら

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ゴルファーよ、大志を抱け

2013.10.29
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。

日本人の方は本当によく謙遜なさる方が多くて
先日のグループレッスンでも参加者の方が

「いやぁ、私には無理ですよ」

と、せっかくのアドバイスを
やらないと宣言なさったことがありました。

いかにも日本人らしい言葉です。

でもそれを聞いていた私は、、、

「もったいないなぁ・・・ もう少しなのに・・・」

と心のなかで思いました。

できないは、もったいない

ゴルフは難しい。

ゴルフを長くやられている方も、始めてすぐの方も
そう感じるとことがあると思いますが

少しでもそんな難しいゴルフが簡単に上達できたよ!
と喜んでいただければ、と日々試行錯誤しています。

みなさんに上手く伝えられればよいのですが、
先ほどの生徒さんに「私には無理ですよ」と言われてしまったシーンでも
生徒さんに良かれとしたアドバイスをしたときのことでした。

勿論、私の今までのレッスン経験の中で
間違いなく実践すれば結果がでるという練習をお教えして

「自分には、できないよ」

ということを伺ったときの残念さは
指導者として切ないものがあります。
(ただ、生徒さんにそうおっしゃった事情がいくつかあるのもわかっております)

上達への近道と回り道

難しいゴルフに、上達への近道のようなものを
用意するのが私の仕事なのですが、

その近道を用意しても、それを通っていただけないと
私はどうしようもありません。

ただ、振り返ってみると私自身

ゴルフで「◯◯出来ない」と投げ出してしまったこともありましたし
そういう言葉で自分の不出来さから逃げていたことがありました。

そのときの私は自分のスイングに自信も持てず
課題があるにもかかわらず、自分で練習に取り組みもしませんでした。

何をやっても満足できなくて、気分も落ち込んでいました。

ですが、その時の私を変えたのは
当時私が教わっていたゴルフの師の言葉でした。

「出来ないと言ったけれど、やりたいのか、
やりたくないのか、どっちなんだ?

やりたいならやればいいし、やりたくないなら
やらなければいい。」

という言葉。

そうです。そこには「私の意志」がかけていました。

ゴルフに関することを「できない」と逃げていて
自分がどうなりたいかを考えていなかったのです。

あなたに足りていないのは、
技術ではなく、意志だとしたら

それを省みることで一気に上達が用意に感じられますよ。

上達の近道には乗った方が絶対に得なのに・・・
あなたのゴルフへの志。再確認してくださいね。

またメールします。

小原大二郎

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「体」お腹を凹ませる

2013.10.27
omori

From:大森睦弘
六甲国際ゴルフ倶楽部より、、、

こんにちは、ETGA(江連忠ゴルフアカデミー)の大森睦弘です。

今回は、お腹を凹(へこ)ませることについて話してみたいと思います。

ところで、お腹を凹ませるって、一体何のためだと思われますか?

ちなみに多くのプロスポーツでは、運動中にお腹を凹めて
安定させることの有用性が認められているのをご存知ですか?

ご存じの方も多いかもしれませんが、実際に多くのトレーナーが、
この動作を練習メニューの中に取り入れるようになっています。

横文字ではドローインと言われたりしますね。
ブレーシングという言い方もあります。

ドローインはかなりしっかりお腹を凹め、胸で呼吸する事に対して、
ブレーシングでは、横隔膜呼吸といいますか、
お腹と胸を一緒に膨らませたり凹めたりして呼吸します。

ブレーシングの方が、動きの激しいスポーツ向き、
ドローインでは、比較的コンパクトな動きに有効かと感じています。

ゴルフでは、ドローインはショートゲームなどの正確性が必要な時効果があり、
ブレーシングはドライバーなどの飛ばす時に有効だと感じています。

ショートゲームはスコアに直結することから、良い成績をだすためにドローインは、
絶対取り入れるべき体の使い方となります。

さらに、お腹を凹めるだけですので、どなたでもやろうとすればできることです。

パターやアプローチショットの時、スイング開始前にお腹を凹めてみてください。
やらない場合よりも正確にヒットできるようになります。

パターでは方向性や転がりが良くなりますし、
ショットでは距離感や方向性が良くなります。

お腹を凹めるとなぜ効果があるのか?

では、どうしてお腹を凹めるといいのでしょうか?
それは、人の体の真ん中に走っている脊椎の構造を見ることで理解出来ます。

脊椎はお腹の後ろ側の腰椎と胸の後ろ側の胸椎では、構造が異なっています。

そして、その構造の違いから、お腹の後ろ側である腰のすぐ上の方は
あまりねじれない構造なのです。

ですから、この部分はできるだけ安定させて体を使った方が、
より正確で高いパフォーマンスを出すことができるようになっているのです。

そして、腰痛の改善のためには、腹筋を鍛えろと言われたりします。

しかし実は、海でかっこ良く見せるためのお腹の真ん中の6つに割れた腹筋
(いわゆる腹直筋)を鍛えるよりも、、、

お腹の周りの腹筋(腹横筋、腹斜筋、骨盤底筋)を鍛えるようが
腰椎を安定化できて、腰痛防止に効果的なのです。

なので、単に体を前に曲げるような運動で腹筋を鍛えるというよりも、
お腹を凹ませる動きをやった方が、腰痛には効果があるというわけです。

そういえば、100万部以上売れたとか言うお腹を凹ませる体操がありましたね(笑)。

正確なパッティングのために

腰椎よりも上の方にある脊椎では、すこしはねじれる構造となっています。

胸の後ろの背骨である胸椎は腰椎よりはねじりやすく、
ある程度動かすことでパフォーマンスを発揮出来ます。

さらには、肩関節が乗っかっている肩甲骨は、
体に対して浮いている形となっていて、かろうじて鎖骨で体とつながっています。
ということで、非常に動かし易い構造となっているのです。

ですから、胸から上の方は固定するのではなく、
ねじりやスライドさせて動かすといいのです。

パターでは、胸から下がびくともしないようにしてストロークすることで、
動く部分が少なく、よりシンプルにストロークできます。

単純な動きだとブレが少なくなるので、
パターヘッドの向きがブレなくなることで、方向性が良くなります。

つまり、パターヘッドの一定の所にボールが当たりやすくなるのです。
そうすると、転がりのいいところにボールを当てられるようになってきます。

ショットでは、下半身の動きが肩甲骨にダイレクトに伝わるようになり、
下半身のパワーが発揮しやすくなります。

お腹の凹ませ方

ちなみに、お腹の凹ませ方については、特に難しく考える必要はありません。
お腹を凹めて肋骨の下のラインが出っ張るようにします。

腹横筋、腹斜筋というお腹の周りの筋肉を収縮させるのですが、
お腹の周りにコルセットを巻いたように、
自分の力でコルセット装着時と同じようにすればいいのです。

パッティングやショットのセットアップルーティーンの最後当たりで、
お腹をギュギュギュと凹ませて、肋骨の下が浮き出る様にしてみましょう。

決して大げさな話ではなく、、、たったこれだけで、
ショートゲームに一筋の光がさしてくる感じがすることと思います。

以上、少しでも参考になってくれればうれしいです。

では、また。

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