From:古賀公治
尼崎テクノランドより、、、
こんにちは、ティーチングプロの古賀公治です。
今日、あなたにお話ししたいのは、
「環境が揃っても上達しない本当の理由」
についてです。
最近ちょっと骨太なゴルフの話が続きますが、
やっぱりこういう話がとっても重要だと感じます。
最近のジュニアゴルファーは
まだ環境の改善の余地はあるものの
10年、20年前に比べれば圧倒的に恵まれています。
それなのに、なぜ本当の意味で世界で戦える人材が
出てこないのでしょうか?
10年連続フェアウェイキープ率1位。カルビン・ピート
その話をさせていただく前に、あなたは
カルビン・ピートというゴルファーをご存知でしょうか?
ゴルフ史上有数の正確性を誇るプレーヤーである
カルビン・ピートは、PGAツアー12勝。
タイガー・ウッズが登場する前の時代の、
黒人最高のプロゴルファーです。
なにより目を引くのは、1981年から1990年まで
10年連続フェアウェイキープ率1位という偉業を達成しています。
その数字は「フェアウェイキープ率82パーセント以上」。
まさに群を抜くショットの正確性です。
彼はフロリダ州の貧農地帯に13人兄弟のひとりとして生まれました。
学校は日本でいうところの中学校中退。
家族のために肉体労働を続けるしかありませんでした。
将来に何の希望も見い出せない状態。
そこから脱出しなければ、そのままだったでしょう。
そんなカルビン・ピートは、ある時新聞で、
「ジャック・ニクラウスがゴルフで100万ドル稼いだ」
という記事を目にします。
それを読んだピートは、
「自分も同じ方法で生計を立ててやる」と決意をしました 。
ピートの想像を絶する練習
ピートはペーパーバックのゴルフ教本を地面に置いて、
高校の運動場を練習場にして練習を重ねました。
しかしピートは、身体にハンディを抱えていました。
子ども時代の事故で、左腕がゆがんでいたのです。
それでも教本の写真を研究し、
可能な限り真似てボールを打ち続けました。
練習やプレー出来るゴルフ設備も利用できず、
使えるお金もわずか。
指導者もいませんでしたが、
それでもピートはゴルファーとして成功したのです。
彼がPGAツアーで優勝を12回もできたのは、
そうなろうとする強い決意があったからこそのことです。
学習とは何か?
こうしたことに「たられば」は禁物ですが、
もしピートに恵まれた環境があったとしたら、、、
ここまでのプレイヤーになれたでしょうか?
おそらくそうはならなかったと思います。
世界で最高のゴルフのプレゼンテーション、正確無比な情報、
完璧な設備と可能な限りの学習教材。。。
これら全てがそろっていても、
学ぶ側の生徒さんにに学習意欲がなければ
ほとんど何の価値もありません。
反対に、強い動機づけ持った人々は、ピートのように最も粗末な環境にあっても、
指導上のサポートが手に入りづらくても、
何らかの方法をやり方を見つけて、学習して行きます。
陳腐な言い方になりますが、
「学習したいという心の底からの願い」
やはりこれが最も重要ということです。
理論的には、学ぶことは永遠に継続できます。
学ぶ側がやり続けようとする意欲を失った時に、
その学習は止まってしまいます。
ゴルフも、学ぼうという意欲がなくなった時点で、
学習は停止し、ゴルフの劣化が始まります。
これは別にゴルフでも仕事でも同じことですが
とても大切なことなので、今回書かせていただきました。
今日はこんなところにしておきます。
もし疑問については、コメントいただだいたものから
お答えできる範囲で順次お返事を書いています。
画像付きでないと説明が難しいものについては
お答えできないことがあることをご承知ください。
なおお読みになった方は、そちらについても再度コメントをいただけると
「既読」かどうかが私から見てもわかるのでありがたいです。
それでは、今日はこのへんで。
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ご存知でしたか?
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加用さん(facebookより)
良いことですね、是非お話してあげてください。
Akira Hommaさん(facebookより)
ティーチング冥利に尽きるお言葉ありがとうございます。引き続き頑張ってください!
挑戦状を見ていますゴルフを半世紀以上しています 今まで色々のプロに指導を受けましたが今迄のプロは少しずつ小出しに云ってくれるのです そこでいつも思うのですが早く終わりの部分を云ってくれればいいのにといつも思っていました古賀プロのように一度に云ってもらえれば有難いです 先日尼崎のテクノランドで20年ぶりにお逢いしました でもプロが急いでおられたのでお話出来ませんでした 色々聞きたい事がありますので是非会いにいきます
兼田さん
私も情報過多にならないように少しづつ出しますが、どういう結論に繋げるために必要な練習かは必ず説明するようにしています。
面談の件、ぜひお越しください。楽しみにしております。
いつも心に響くコメントをありがとうございます。私はむらけがあって、これが一番の敵なんです。しまった、と思うと慌てて一生懸命練習するんですが、しばらくすると飽きちゃってパタッと練習しなくなっちゃうんです。なので、スコアもいい時と悪い時で20位ちがっちゃって残念な思いです。今はルーチンで最低これだけはしよう、と素振りだけはしています。ラウンドする人の中には、結構安定したスコアで廻っているのに、練習は全然しない、コースを廻りながら練習してるだけだ、と言う人がいるのですが、やはりそういう人は運動感覚がいいんでしょうか?焦ります。私は私で地味にやっていきます。
あけさん
そういう人は、上達が途中で止まりあとで後悔される場合が多いですよ。
「うさぎとかめ」
かめの勝ちです。頑張りましょう!
生涯、勉強と思ってクラブを振っていきます。力を抜くという行為は中々、体得できません。疲れたり気を抜くとダフリ、トップが出ます。メンンタルの強化をしていきます。
保﨑さん
力を抜くというのは上半身の話です。飛ばすために力みは必要です。ただし下半身です。
プロの仰る通りです。人は一生勉強し続けなければならないとおもいます。
それは仕事であろうが趣味であろうがです。
自分でもそう思いながら頑張ろうとしているのですが、この年になっても「楽をする」
誘惑に負けてしまいます。
でも、プロの教えが分かってきたのかスイング時の腕の力が抜けてきたような気がします。
これからも頑張ります。よろしくお願いします。
松村さん
何に対しても一生懸命でいきましょう!
こちらこそよろしくお願いします。
いい言葉ですね、
学ぶことをやめる、
いつまでも、勉強ですね!
人生
romaro さん
はい、そうですね。
やる気が出なくなってしまったら、 とにかく一番身近な目標を達成するようにしましょう。