From:森崎 崇
ゴルフパフォーマンス新宿店より、、、
こんにちは森崎です。
今日はあなたに、
「自分のスイングにオノマトペはありますか?」
という話。
先に説明すると、
オノマトペとは、音や声や物事の
状態や動きを音で表現すること。
日本語では擬音語とか擬声語などと
言われる言葉ですね。
このオノマトペですが、
ゴルフに限らず、スポーツでは
非常に重要な要素です。
有名なスポーツ選手では
あの国民的スターがこのオノマトペを
使いこなしていたことで知られています。
それは誰かというと、、、
「ビューッと来たら、バシンと打て」
このようなアドバイスで打撃指導を
していたのは、かの有名な長嶋茂雄氏。
以下の言葉も、指導時におっしゃっていた
そうなので、ご紹介すると、、、
『球がこうスッと来るだろ。そこをグゥーッと構えて腰をガッとする。あとはバァッといってガーンと打つんだ。』
『シャーッときてググッとなったらシュッと振ってバーンだ。 』
変化球の打ち方については、
『ボールがキューッとくるだろ。そしてググッとなったらウンッっと溜めてパッ。』
僕もレッスンをさせてもらっている
立場ですが、そういう視点で見るとスゴイです。
体のココをどうこう、、、といった言葉が
1つもありませんが、こういったアドバイスで
松井秀喜選手のようなスター選手が実際に生まれていますよね。
では、ゴルフではどうでしょうか?
ゴルフ界で非常に有名なオノマトペと言えば、
「チャー・シュー・メン」
ですね。
これはスイングのリズム感を表現する時に
使われますが、単純に「1・2・3」よりも、
「チャー・シュー・メン」の方がイメージしやすいと思います。
あなたはどちらが好きですか?
「テークバックをする際には、
30cm真っ直ぐ引くと良いですよ」
というのは、よくある一般的な教え方。
片や、
「テークバックをする際には、
スーッと真っ直ぐ引くと良いですよ」
というのは、オノマトペを使った教え方。
他にも切り返しで言えば、
「切り返しはクラブから遠いところ、
つまりは左足→腰といったような順番で
始動するとプレーンで振れますよ」
というのと、
「切り返しはまず左足をグッと踏み込んで、
腰をクイッと入れると、ビュッとクラブが振れますよ」
この2つでは、同じようなことを言っていても、
聞く側の印象としては、まるで違います。
ただし、、、
新しいことを覚える時はまず理屈で
意味をある程度理解するようにしてください。
テークバックは30cm真っ直ぐ引くという言葉を
理解してから、スーッと引くイメージで、、、
というようにした方が効果的です。
先に「スーッと」や「ビュッと」というような
言葉だけで覚えると、基本に立ち戻る時に
難しくなってしまいます。
ゴルフは型だけではない
ゴルフは理屈だけでは理解しにくいことが
たくさんあります。
そういった時に、自分なりの言葉で良いので
フィーリングやイメージを言葉で
表現できる能力は必要不可欠です。
実際、僕の経験則として上手なゴルファーほど
こういったイメージを言葉にする能力に
長けている傾向にあります。
是非、あなたも次の練習の際には
自分自身のスイングイメージを言葉で表現する
練習をしてみてくださいね。
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