From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
おはようございます、小原大二郎です。
前回の「3つのライン」についてのお話で、
「スタンスラインだけ変えてトラブル対処は正しいのか」
という話をしました。
今回はその話の続きとして、
“「3つのライン」についての考え方”
の続きについてお話ししたいと思います。
■スクエア以外のスイングは「個性」?
何回かにわたってお話ししているように、
基本スクエアに立ってスイングをしていったほうがいいです。
しかし、そのように言うと、このようなことをおっしゃる方がいます。
「だって、プロはみんなスクエアに立っていないのでは?」
「それでもやっぱりスクエアがいいんですか?」
確かに、プロゴルファーでも、いわゆる自分の「個性」として、
いわゆる教科書的ではないスイングをしている方も少なくありません。
しかし、ここでお伝えしておきたいのは、スイングのアクが強いというのは、
友人関係で言えば特定の人としか付き合えない性格の人と似ているところがあります。
このたとえに沿って考えれば、、、
結果の出せるプロゴルファーなら、特定の人としか付き合わないという
態度を貫くのもアリでしょう。
しかし、癖がある性格は
「合う人には合うけど、合わない人には合わない」
ということが起こります。
結果として、その日の体の状態やコースの状況によって、
得られる結果が全く逆に出てしまう可能性が高くなるのです。
これが、私が極端な形を目指すのをおすすめしない最大の理由です。
しかも、好不調の波が出やすいアマチュアゴルファーにとって
「アクの強いアドレス」「アクの強いスイング」
は、むしろ悪い面が強調されてしまいがちです。
その点、プロはアクという短所を膨大な練習量でカンを養いカバーし、
自分のスイングにしているのです。
■常に安定したプレーを
そもそもゴルファーにとっては
いつも安定したプレーをするのが最大の目標でしょう。
たとえば「スタンスラインだけ変えてトラブル対処」など、
スクエアよりも極端なアドレスにして今の問題を解決するのは、
その場しのぎのテクニックでしかありません。
極端な対処によって、その場では結果が出せるかもしれませんが、
長い目で見るとオールマイティに戦うことが難しくなります。
特に先ほどお話ししたスタンスラインなどは、
目で見て誰でも簡単に修正ができてしまうので、
考えなしにいじってしまいがちです。
もちろんスタンスによって出球をコントロールできるということは、
ゴルフの引き出しとして知っておくのはかまいません。
ですが、それを実践する前に
「スクエアの構えを身につけるのが優先」
というのが、私の率直な意見です。
それが結局は、安定したプレーにつながります。
以上、参考にしてみて下さい。
次回もこの「3つのライン」について補足的な説明をしていきます。
またメールします。
小原大二郎