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コレであなたも一流ゴルファーの仲間入り!?

2022.10.20
ezure

From:江連忠
宮古島の自宅より、、、

こんにちは、プロゴルファーの江連忠です。
 

さて、今回は、
 

 「コレであなたも一流ゴルファーの仲間入り!?」
 

というテーマで、お話ししたいと思います。
 

 「そんな、一流ゴルファーと一緒なんて。。。」
 

そう思ったあなたにも、
ぜひお聞きいただきたい内容です。

前回のメールマガジンで

前回、以下のようなことをお話ししましたが
 

一流選手に学ぶ、ゴルフ上達の「基本」とは

https://g-live.info/click/221018_nikkan/

 

 「グリップは大切だけれど、基本ではない」
 

という話から、ゴルフの基本のことと
「スウィングの基本」としてのセットアップ、
 

 ◆1.ルーティンの確立

 ◆2.球筋をイメージさせるアドレス
 

について、お伝えしました。
 

せっかくですので、このスウィングの基本については
スウィングの始動から先のことについても
ここでお話ししておこうと思います。

「スッと自然に上がる」を実現する方法

始動について、まずは
 

◆3.リズム感のあるテークバック

テークバックは、スッと自然に上がるのが理想です。

これを実現するためにはもちろん
いいアドレスをしていることが条件になるのですが、
そのための練習方法として、

 ヘッドの後ろにオモリを置いて始動させるドリル

これが有効です。方法としては

 ・ヘッドの後ろ、ターゲット方向とは反対の方向に
  オモリのようなものを置いて

 ・そのオモリを動かしながらテークバックをする

というものです。

このドリルを行っていただくことで
体幹を使って始動しやすくなって、
結果、リズム感が出てくるはずです。
 

◆4.下半身主導の、重力を使ったダウンスウィング

次に、これはトップの位置がいいことが
条件にはなってきますが。。。

手の力ではなく、下半身のリードによって
クラブが重力によって自然に下がるダウンスウィングを
身につけていただきたいです。

そのための練習として、以前にもご紹介した

 ・ステップ打ち

など、脚を使ったショットが効果的です。

足を使うとは、こういうことだ!

https://g-live.info/click/210302_nikkan/

 

基本中の基本… 芯に当たる感覚を覚え込ませる

◆5.芯に当たる入射角と、フェースコントロール

そしていよいよ、次はインパクトゾーンです。

そもそも芯に当たるというのは、
ゴルフの「基本中の基本」です。

そのために、とにかく一番有効なのは。。。

 ・ティアップしたボールを

 ・ショートアイアンを使って

 ・コンパクトなスウィングで打つ

という、以前にもお伝えした練習です。

あなたがやって後悔しない練習はコレ

https://g-live.info/click/220426_nikkan/

これを続けていただけると、芯に当たる感覚を
身体に覚え込ませることができます。
 

◆6.左サイドリードを感じさせるフィニッシュ

一流のプロのスウィングは

 左サイドリードを感じさせる
 バランスの取れた、大きなフィニッシュ

これも共通した要素です。

これらを実現するためには、
左手一本だけでクラブを持って立ち、
「左手片手素振り」で素振りをしてみることをオススメします。

左手一本の素振りでスウィングを続けることで
求める左サイドリードの感じが、つかめてくるはずです。
 

前回からここまでお話ししてきた。。。
 

◆1.ルーティンの確立

◆2.球筋をイメージさせるアドレス

◆3.リズム感のあるテークバック

◆4.下半身主導の、重力を使ったダウンスウィング

◆5.芯に当たる入射角と、フェースコントロール

◆6.左サイドリードを感じさせるフィニッシュ
 

これら6点については
とにかく一流と呼ばれる人全てに共通しています。
 

前回の繰り返しになりますが、
グリップは確かに基本的なものではあるのですが
突き詰めれば基本ではありません。
 

ということで、前回と今回にわたってご紹介した
この6つについては
「スウィングの基本」と考えていただき。。。
 

これができるようになれば、
あなたも一流ゴルファーの仲間入り(!?)です。
 

どうか、参考になさってください。
 
 

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江連忠でした。
 

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本番でドライバーのヒール側に当たる原因

2022.10.19
kondo

From:近藤雅彦
神田のカフェより

おはようございます。
近藤です。

 
レッスンを受けてに来ていただいた生徒の方から、
最近こんなドライバーに関するこんなお悩みを受けました。

「ラウンド本番でやたらとヒールに当たるんです…」

 
ヒール側に当たるミスは、ボールが引っかかったり
右へ大きくスライスしたりするうえに、
前に飛んだとしても飛距離も出ないのが痛いですよね。

 
最近のドライバーは、寛容でインパクトエリアが広く、
多少芯を外しても飛距離が出るように設計されている物も多いですが、
大抵はトゥ側にエリアが広いことが多いので、
ヒール側でヒットしてはせっかくの親切設計も効果がありません。

 
そこで本日は、しっかりとドライバーでインパクトし
飛距離をしっかり出すための
ヒール側に当たるときの対策
についてお話しします!

要チェック!ヒールに当たる場合はアドレスを確認

生徒の方に、実際にドライバーのスイングを見せて頂こうと、
構えてもらった所、、、

「ストップ!ここですね!」

本人は自然に構えているつもりでも、
アドレスで構えた時点でボールとの距離が近かったんです。

 
これではアドレスの時点で窮屈な態勢になっているので、
スイングで遠心力がかかると腕が自然になるように前に離れていき、
ドライバーのヘッドも離れてしまい、ヒールで当たってしまう
というワケです。

 
過去に動画でもこの問題と原因を解説したので、ご紹介しますね。

 

本番で頻出してしまうのはなぜ?

アドレスが原因のミスですが、これは意外と練習場では抑制されていて、
本番でのみ起こってしまう方も多いです。

 
理由の一つが、練習場ではマットなどで立ち位置がある程度決められていることが多いのに、
本番では何も目印や指標となるものがないからです。

自分では普通に構えているつもりでも、
練習より近くに構えてしまったりしてしまてちる状態ですね。

 
なので、アドレスに入る前はなるべく焦らず、
試しに腕が窮屈でないかを素振りで感覚を確かめてから
アドレスするのも良いでしょう。

 

それでも直らない時は、、、

練習場でアドレスを見直してもヒールでのヒットが直らない時は、
スイングのインサイドアウトの傾向が強すぎる場合があります。

 
ドライバーは通常、アイアンよりもボールをターゲットラインの前方(飛球方向)に
ボールを置いて打つため、
(大体、構えた時の左脇の位置くらい)

インサイドアウトの軌道が極端ならば、
ヘッドがアウトサイド(外側)へ流れてから当たるため、ヒールに当たってしまうのです。

 
その時は、手打ちでスイングの軌道をコントロールしている場合が多いので、
脇を絞めて体の回転を意識したりして修正すると良いでしょう。

 
いかがでしたでしょうか?

 

ドライバーの成否はスコアにも響くので、
ヒールでのミスに不安がある方は、ぜひ本日の内容を参考に
アドレスやスイングを見直してみて下さい!

  
近藤


<本日のオススメ>

ドライバーショットと言えば、この方。

斎藤かおりプロ。

女性でありながら、それも怪我を抱えた状態で
330ヤード、340ヤードを超える記録を連発し
5年連続国内ドラコン日本チャンピオンに輝いたのですから、
その飛ばしの実力には敬服しますよね。

 
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一流選手に学ぶ、ゴルフ上達の「基本」とは

2022.10.18
ezure

From:江連忠
宮古島の自宅より、、、

こんにちは、プロゴルファーの江連忠です。
 

さて、今回は、
 

 「一流選手に学ぶ、ゴルフ上達の『基本』とは」
 

というテーマで、お話ししたいと思います。
 

あなたは「ゴルフの基本」と聞いて
どんなことを考えるでしょうか?
 

基本と聞いて、もしかしたら
「グリップ」と答えた人がいるかもしれませんが。。。

グリップは大切だけれど「基本」ではない

 「えっ、江連さん。
  でも、ゴルフを始めて最初に習うのって
  グリップの握り方ですよね。。。?」

 

はい、確かに最初に習うのはそうかもしれませんし、
 

 「グリップはゴルフの基本だから
  その基本が出来てないと、ゴルフはうまくならないよ」

 

そんなことを、あなたもゴルフの先輩方から
言われたことがあるかもしれません。
 

確かにグリップは大切なんですが、
グリップはゴルフの「基本」ではないというのが、
私の考えです。
 

そもそもあなたは、この「基本」という言葉について
どんな意味だと思いますか?
 

 ・
 

 ・
 

 ・
 

 ・
 

 ・

グリップは「オプション」

「基本」というのは
 

 万人に共通するもの
 

という意味です。
 

そもそもグリップの形というのは人によって全然違うわけです。
 

もちろん、グリップが悪かったりすると
やりたい動きができない可能性があります。
 

ですが、グリップについては
この形でないといけないというものはありません。
 

それと同じようにアドレスの形、
クラブや身体の動きなどについては
 

 ・プレーヤーの体型

 ・使用するクラブ

 ・打ちたいボール
 

などによって異なってきます。
 

そうしたプレイヤーの個性が反映される部分を
 

 オプション
 

と私は呼んでいます。

それなら改めて「スウィングの基本」は何か?

 「江連さん、グリップがオプションなのはわかりました。
  でもじゃあ、スウィングの基本って何なんですか?」

 

はい、これについてはいろいろな考え方があると思います。
 

ですが、一流プレイヤーに共通するものということで
考えていくと、いくつか挙げられるものがあると思います。
 

◆1.ルーティンの確立

ポジションごとに考えてみますと、
たとえば片山晋呉プロをはじめとした一流のプロたちは
みんなアドレスに入る順番は毎回同じです。

そのやり方は人によって様々ですが
そのルーティンは完全に確立されています。

ですのでこれについては「基本」と言って
よいものではないかと思います。
 

◆2.球筋をイメージさせるアドレス

アドレスの形というのは、一流プロの場合は様々です。

ですが、そんな多様なアドレスであったとしても

 ・どこを狙っているのか?

 ・どんな球を打とうとしているのか?

は、アドレスを見ればひと目でわかります。

逆に言えば、狙いがわからない構えをしている人は
基本が出来ていないということになります。
 

と、ここまでお話しすれば
 

 グリップは「基本的」なものではあるけれども
 「基本」ではない

 

ということが、少しでもご理解いただけるでしょうか。
 

どうか参考になさってください。
 
 

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江連忠でした。
 

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オーバースイングでショットが安定しない方へ

2022.10.17
img1

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます。
小原大二郎です。

先日、レッスン会に参加してくださった
ゴルファーさんからこんなお話を伺いました。

「自分でも気になっていたんだけど、

 ちょっと前にゴルフ仲間から
 オーバースイングを指摘されたので、

 オーバースイングを直すために
 コンパクトなスイングにしたら全く飛ばなくなって…

 飛距離は落ちるしダフリやらシャンクが
 出るようになってしまいました。

 どうしたらいいでしょうか…」

ご自身でもオーバースイングは
気になっていたようで

ゴルフ仲間からの指摘で
本格的に矯正を試みたようなんですが、

かえってスイングを崩す
原因になってしまったようです。


不安定なショットにお悩みなら…



オーバースイングと言うのは
クラブを振りかぶりすぎてしまっているスイングですよね。

バックスイングで必要以上にクラブを振り上げ、
ときには右手で振り上げたクラブヘッドが
左目の視界に入ってくることもあります。

このようなオーバースイングでは、
ボールが捕まらず正確なインパクトが
難しくなってしまったり、

スイング軌道が安定しない、再現性が低くなるなど、
一般的にミスを引き起こしやすいスイングとなります。

ただ、テレビ中継などでは
第一線で活躍しているプロの世界にも、

オーバースイングだとしても
素晴らしい結果を出しているプロがいます。

なので、一概にオーバースイングだから
矯正するべきとはいえませんが、

やはりクラブの動く範囲が大きくなるので、
ダフりやトップなどのミスヒットを招く原因となります。

またボールの曲がりも出てきてしまいますので
オーバースイングは不安定なショットになりやすいです。

もし、オーバースイング気味で
ボールのコントロールが上手くできないとお悩みでしたら、

オーバースイングを解消することでショットが安定し、
スコアも作っていきやすくなります。

正しい骨盤で矯正



オーバースイングにより
正確なインパクトができず、

ミスショットが多かったり再現性が低いという方は
オーバースイングを矯正することで、

安定したスイングを手に入れ
スコアアップに結びつけていくことができます。

ただ、このオーバースイングを直す上で、

「手を高く上げないようにしよう」

といったようにス、
ただイングをコンパクトにすることで
解決を試みる方がいらっしゃるのですが、

このオーバースイングと言うのは、
体の動きの中で特に、骨盤の動きに問題がある場合が多いのです。

オーバースイングでお悩みの方の中で、
正面から見たときにトップで
左腰が下がり右腰が高くなってしまっている方が
多くいらっしゃいます。

右腰が高くなるということは
自然と上半身の軸も傾いてしまうので、

結果として手が高く上がってしまって、
オーバースイングとなってしまいます。

正しい骨盤の動きになっていれば
必要以上に手を振り上げることができなくなります。

鏡の前でレベル回転



オーバースイングの改善のために
手の動きだけをコンパクトにしても
飛距離不足になってしまったり、

あるいはもっと深刻なミスが多くなってしまう
という事を招いてしまいます。

飛距離を損なわずにオーバースイングを
改善していくためには、

正しい骨盤の動きを
習得することが必要になります。

鏡の前で自分のトップの形を確認しながら、

骨盤が地面に対してレベル回転するように
チェックしながら正しい骨盤の動きを伴った
スイングを作っていくことで、

オーバースイングの修正が出来ていきます。

鏡の前でスイング矯正していく際のポイントとしては、

右のお尻の位置が横にはみ出ないように
後ろを振り向くようなイメージで
腰をレベル回転させていってください。

最初のうちは窮屈感や
物足りない感があるかもしれないのですが、

骨盤の正しい動きというものを意識しながら
繰り返し練習を行っていただくことで、

だんだんとオーバースイングを矯正していくことができれば
ミート率と方向性が共に良くなっていきます。

ぜひ参考にしてみてくださいね。



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【ビデオ】上半身の動き。コレ以外やっちゃダメ

2022.10.16
ohmori

From:大森睦弘
神戸の自宅より、、、

こんにちは、大森睦弘です。
 

さて、今回は
 

 「上半身の動き。コレ以外やっちゃダメ」
 

というお話をさせていただきます(ビデオ&おまけあり)。
 

ずばり、多くのゴルファーは
スイング中に手ばかりか上半身全体を大きく動かしすぎていて、
飛距離を無駄に落としています。

上半身の動きは、コレだけやって下さい。

(続きはビデオにて)

上半身の動き。コレ以外やっちゃダメ


パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
動画の下部にある字幕アイコンまたは)をクリックすると表示をオンにすることができます。字幕をオフにするには、[字幕] アイコンをクリックし、[字幕をオフにする] または[なし] をクリックします。

 

(おまけ付き)
今回のメールマガジンの内容をPDFでもご覧になれます。
こちらからクリックしてダウンロードして下さい。

https://g-live.info/click/omrpdf221016/

※印刷してファイルなさる方にはこちらが便利です。

上半身の無駄な動き

さらに、上半身の無駄な動きによってダフったり、
ボールが曲がるなどの多くの問題を抱えています。

では、本来の正しいスイングでは
手を含む上半身はどの程度の動きなのか見てみましょう。

SW15yCでの動き

そもそも小さな振り幅で、
手や上半身を動かしすぎていては話になりません。

そこで、例としてサンド・ウェッジで15y程度キャリーさせる
SW15yCでの動きを確認してみます。

スタンスの幅を左右の母指球の少し後ろの間隔が
腰幅程度の30cmぐらいにセットして、
脚の動きを使い切ります。

脚を使い切るというのは、右膝をしっかり伸ばして
左脚が腰の回転を邪魔しないことです。

このときに腰から首の付け根にかけての体幹は、
一枚の硬い板のままの状態にしておきます。

そうやってバックスイングで脚を使い切ると、
手元は腰の高さぐらいになります。

また、クラブを持たないで右手片手をグリップのポジションにセットしておいて、
脚だけでバックスイングすると手元は右足のくるぶしの少し前ぐらいにまで動きます。

右腕はセットアップでの形を変えないで
右肘の内側であるエクボが上を向いて、肘も少し曲がった状態です。

そこで、クラブを持っても手はこのままの動きを維持しながら、
ヘッドだけ振り出し後方へ真っ直ぐに動かしてみます。

そうすると、手首を親指側へ折るコックが入っています。

そして、左肩周りをリラックスさせて
グリップエンドの動きをできるだけ邪魔しないようにしてみます。

そうすると、ヘッドはそれまでの勢いで
腰より少し上にあがってきます。

結局ここまででの上半身の動きは、
手首のコックと左肩甲骨が胸の方向へスライドする動きだけです。

さらに、バックスイングで手首の力を抜くと、
ヘッドの重心がシャフトから離れているオフセットがあるので
ヘッドは軌道に対して閉じます。

多くのゴルファーのバックスイングでは

しかし、多くのゴルファーでは、右肘を曲げたり
腕を持ちあげて手元を浮かせてヘッドをインサイドに引き込み、
さらに手首の力を使ってヘッドを開く動きをやっています。

そして、体幹を右に捻る動きをプラスしていたりします。

本来必要な動きに対して、
かなり余計な動作が加わっていることがわかります。

さらにフィニッシュでは

そして、ダウンスイング以降での本来の動きを見るために、
SW15yCのフィニッシュで確認してみます。

SW15yCのフィニッシュから上半身全体を固定して、
脚だけセットアップでのポジションまで戻ってみます。

そうすると、どうなっていますか。

まさに、ダウンスイングにかけて左肩甲骨が胸の方向へスライドし、
手元は遠心力で少し浮いて、
コックは手首が右手甲側へ折れるヒンジに変化しています。

このことから、ダウンスイングで体幹の左ターンに対して
ヘッドが置いていかれる形で、上半身のしなりを強めたまま
インパクトしていることがわかります。

実はSW15yC程度の動きの速さでは、
筋肉が伸ばされて勝手に収縮しようとする脊髄反射は
ほとんど発生しません。

要するに、上半身で自ら出そうとする力でクラブを振っていなければ、
しなりが残った形でフィニッシュします。

その代わり、下半身はバックスイング同様しっかり使い切り、
まさにインパクト近辺では下半身を目一杯使って腰をターンさせます。

多くのゴルファーのダウンスイングでは

しかし、多くのゴルファーのダウンスイングでは
手でクラブを振りにいったり、体幹を左に捻っています。

まさに、上半身の力でクラブを振ろうとしています。

フルショットでは

そして、フルショットでSW15yCでのトップまでにプラスされる上半身の動きは、
本来は次のことだけです。

左肩甲骨が胸の方向へさらにスライドして、
右腕はシャフトに押されて少し曲げさせられることが
追加されるだけです。

そこで、SW15yCでの上半身の形に肩甲骨のスライドと
右腕が少し曲げさせれれることをプラスしておいてから、
上半身を固定して脚だけでバックスイングを進めてみます。

これだけで、理想のトップの形になっていることがわかります。

そして、ダウンスイングではSW15yCのときとまったく同じで、
上半身は自らは何もしません。

要は、SW15yCで正しくスイングした動きは、フルスイングでは
スタンスの幅を広げて下半身の可動域が増えた分の振り幅が大きくなって
しなりが深くなるだけです。

バックスイングでの下半身の動きはこれ

ここで、バックスイングでの下半身の動きを見てみましょう。

スタンスの幅を肩幅ぐらいに広げてゴルフで前傾した形から、
本気で右股関節にフックが付いているイメージで
体幹以外の左脚や両腕の力を抜いてみましょう。

うまくできるためには、体幹は一枚の硬い板のイメージも大切です。

そうすると、腰は右に45度以上ターンしていて、
しかも、それまでの前傾角度を維持したままになっています。

さらに、右脚は重さに耐えるために伸ばしている自分を発見できます。

この形のまま、クラブを持ってトップのポジションをつくってみます。

そうすると、楽に正しく最高のトップをつくれていることがわかります。

まさに、自分の体の重さで楽々脚を使ってバックスイングすることが味噌です。

インパクトに向かって

そして、インパクトに向かって特に左脚を強く意識します。

左のお尻を左後ろポケット方向へ押し込んで
左サイドに大きなスペースをつくろうとしながら、
遠心力に対応するイメージで頭を振り出し後方へ押し込みます。

このようにしてインパクト近辺で
腰を急激にターンさせようとしましょう。

そうすると、下半身の動きで上半身は一気にしなりを強め、
それまでよりも大きな脊髄反射が発生します。

このタイミングで上半身をできるだけリラックスさせるほど、
より大きなしなりのエネルギーが上半身にたまります。

そうやって下半身は目一杯使おうとしていても、
腰は45度ぐらい左にターンしたあたりで回転力のピークになります。

そうすると、下半身に対して負けて遅れてついてきていた上半身は
しなり戻りの力が下半身のパワーを追い越した瞬間、
爆発的にリリースされクラブが振られます。

脊髄反射はすごい

ところで、自ら力を出して動こうとすると、
筋肉を短くしながら収縮する「短縮性収縮」となります。

この筋肉の使い方では静止状態でも
能力の半分以下しか筋力を発揮できません。

しかし、筋肉が伸ばされることに耐えるように伸ばされながら収縮する
「伸張性収縮」なら能力の限界までの力を発揮できます。

さらに、動く速度が速くなるほど
「伸張性収縮」は「短縮性収縮」に対して大きな力を発揮できて
その差は1桁以上
大きくなります。

筋肉には長さを測るセンサーがついていて、
素早く大きく伸ばされるほど脊髄に向かって
より大きな信号が発せられます。

そして、脊髄からはその筋肉からの信号の大きさに従って
筋肉を収縮させる信号が返ってきて、
伸ばされた筋肉は収縮しようとします。

まさに、走り高跳びで蹴り脚では着地で脚の筋肉が急激に伸ばされ、
脊髄反射による「伸張性収縮」で強い力が発生します。

そして、筋肉が骨につながる部分にある硬い腱までもが伸ばされて、
筋肉と腱が同時にしなり戻ることで爆発的なパワーを発揮しています。

これが「伸張短縮サイクル」と呼ばれる
能力限界までの大きなパワーの原動力です。

階段を下るときでも、股関節には体重の10倍程度の力が発生し、
その源は「伸張短縮サイクル」です。

インパクトに向かってできるだけ多くの動作を
自ら出そうとする力である「短縮性収縮」ではなく、
外からの力に耐える「伸張性収縮」にしてあげましょう。

そうするだけでコントロールは楽で高い精度にできるばかりか、
能力の限界までのパワーを出せます。

上半身で自ら力を出そうとして無駄な動きを積み重ねても、
ボールは飛ばないばかりか曲がったりダフったりするだけです。

まずは、SW15yCで本来あるべき正しい体の使い方を体験しましょう。

そして、それを50yショットでも実現させれば、
ドライバーショットでもできるようになります。
 

では、また。
 

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