2017.04.03
From:古賀公治
尼崎テクノランドより、、、
こんにちは、ティーチングプロの古賀公治です。
今日はあなたに、
「ゴルフ・燃え尽き症候群」
について、お話ししたいと思います。
燃え尽き症候群とは、何かについて努力をしたのに、
そこから望ましい結果を得られなかった場合に生じる
疲労感などのことを言います。
燃え尽き症候群は「バーンアウト」とも呼ばれています。
実は私の知人の中にもかつて、
ゴルフでバーンアウトした経験のある人物がいました。
ジュニアチャンピオンでさえも…
私の知り合いのインストラクターの話ですが、
中学の時に地方の「ジュニアチャンピオン」をとった者がいます。
家庭は裕福だったようで、
いわゆる「ゴルフ漬け」になれる環境にありました。
その後、大学に進学してゴルフ部に入ったものの、
目立った成績は残せずにいました。
そして研修生時代に遊びに目覚めてしまい。。。
結局、ツアープロを断念しました。
「バーンアウト(燃え尽き)」は
ジュニアレベルでよく起きることなのです。
彼らは20代になるとゴルフにすっかり飽きてしまい、
自分の人生を振り返って、10代のころにやれなかったことを
取り戻そうと、ゴルフをやめてしまうのです。
あのアニカ・ソレンスタムでさえも…
信じられないかも知れませんが、
アニカ・ソレンスタムがプロゴルファーになる前、
テニス選手だった頃もそうだったようです。
テニス界ではまだ人間形成が出来ていない若い頃から
世界に出る選手が多いのです。
そのため、バーンアウトはよく起きるのだとか。
アニカもある日突然、何もする気がなくなり、
勝った時でも完璧な内容でないと
おもしろくないと感じていたそうです。
そしてイライラして、不愉快になる。
周囲も、腫れ物に触るような態度で接する。
こうした悪循環を繰り返していたと言います。
最近では、すべての時間を両親にゴルフを強いられて
ゴルフばかりやっている子どもたちを
多く見かけるようになりました。
もちろんそうした環境の中では、
普通の10代の子どもたちと同じように
日々の生活を楽しむことはできません。
しかし、そんな状態が続いていれば
将来的にはバーンアウトしてしまう可能性が高くなります。
成績と人間性は、全く別のもの
もしあなたが、お子さんやお孫さんに
ゴルフをさせているなら。。。
試合に出て、たとえスコアが良くとも、悪くとも、
どうか常に同じ態度で接してあげてください。
ほめることはもちろん大切ですが、
スコアが悪いからといって、叱ってはいけません。
冷静に考えれば、当たり前のことですが、
成績と人間性は、全く別のものだからです。
初優勝したプロが、急に周りの態度が変わり、
チヤホヤされて天狗になっていたのが。。。
成績が悪くなると、周りに人間が離れ、
自信を喪失してしまうということをよく目にします。
成績がよいと「偉い人間」になったように思うから、
成績が悪いと「悪い人間」つまり人間性を否定されたと
感じてしまうのです。
これは、学校の学習面に置いても同様です。
これがスポーツ選手を駄目にする一つの要因です。
子どもを「ゴルフ漬け」にしないこと
ご両親は、スコアがどうであれ、
子どもに対する愛情は変わらないということを
常に語りかけていかなければなりません。
万一、子どもが天狗になりそうであったら、
成績がよいことが、偉いことではないということを、
理解させてください。
このように、小さな時から
成績と人間性を切り離す訓練をしていれば、
スランプが来たときでも、立ち直りは早くなるはずです。
そのためには、子どもをゴルフ漬けにしないことも重要です。
チームスポーツ、サッカーや野球など
連帯感を高めるスポーツもどんどん経験させて頂きたいのです。
これらのスポーツの中で
自分の潜在能力を発見するチャンスもあります。
チーム内でのいざこざも大切な経験となります。
解決するための術を探すことが、人間的に成長するからです。
子どもをスーパーアスリートゴルファーにするためには
「ゴルフ漬けにしない」こと。
一見相反することのように思えることですが、実はこれこそが
スーパーアスリートゴルファーにする秘訣だと、私は思います。
ここでお話していることは、別にジュニアのゴルフに限らず、
学習面全般や仕事においても通じることではないでしょうか?
今日はこんなところにしておきます。
もし疑問については、コメントいただだいたものから
お答えできる範囲で順次お返事を書いています。
画像付きでないと説明が難しいものについては
お答えできないことがあることをご承知ください。
なおお読みになった方は、
そちらについても再度コメントをいただけると
「既読」かどうかが私から見てもわかるのでありがたいです。
それでは、今日はこのへんで。
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