2021.05.09
From:大森睦弘
神戸の自宅より、、、
こんにちは、大森睦弘です。
さて、今回は
「トップを頑張る前にやるべき切り返しの動き」
というお話をさせていただきます(ビデオ&おまけあり)。
ダウンスイングでいきなりクラブを振ろうとしていませんか。
ですがそれでは、がんばった割にボールは飛ばず曲がります。
そうならないために、トップに向かう切り返しで
こんな意識をすると良いです。それは。。。?
(続きはビデオにて)
トップを頑張る前にやるべき切り返しの動き
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(おまけ付き)
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切り返しの意識
無駄に力を浪費してしまうダウンスイングから脱却するために
トップに向かう切り返しで意識すると良いことを見てみましょう。
それは、ヘッドのアウトからインへ向かうループと、
手首が親指側へ折れるコックと
それが右手甲側へ折れるヒンジへの変化です。
アウトからインへのループ
ループの方向をアウトからインへ向かわせる、
その理由は何でしょうか。
色々あるとしても実はスイング全体に対して
大きな影響力がありますから、そのわけをしっかり覚えておいて
アウトからインへのループを強く意識しましょう。
「間」ができる
まず、一番の理由は「間」をつくるためです。
まさにトップからいきなり力で振りにいくのではなく、
ダウンスイング序盤から中盤では下半身の動きで
上半身をしならせてエネルギーを溜めるタイミングです。
そして、下半身で大きなパワーを出せるためには、
両脚で地面を踏む体勢が重要です。
トップでは右脚に多く乗っていて、
左脚は浮いたぐらいの状態です。
それでは、右脚でしかパワーを出せないばかりか、
バランスも悪いので能力の限界までの力を発揮することはできません。
まずは、下半身がパワーを出せる体勢が必要で、
それがトップに向かう切り返しでの「間」です。
ヘッドがバックスイングの勢いでトップに向かっている最中に、
下半身では両脚で地面を踏める方向へ先行して動く「間」は
ボールを楽に飛ばすための要です。
そして、ヘッドがループを描くことでヘッドの移動量が多くなれば、
この大切な「間」もよりわかりやすいタイミングで、
さらに長くつくることができます。
結果として、「間」を大きくとるほど
上半身のしなりはしっかり入れ始めることができます。
ダウンスイングでしなりやすくする
アウトからインへループさせるもうひとつの理由は、
ダウンスイングに向かってしなりやすい体勢にするためです。
ダウンスイングで手元がインパクト面からできるだけ離れないで、
近くにあるほど体はしなりやすいポジションになります。
手元がボール方向へ出ることで、
斜めになったインパクトの面に対して手元は浮きます。
それよりも、手元がもっと
インサイド寄りのインパクト面に乗っているほうが、
左肩甲骨周りはより大きくしなります。
そして、この手元をインパクト面に素早く乗せるための動きが、
ヘッドのアウトからインへのループです。
ヘッドの運動量を増やしてしならせるパワーに使う
そしてもうひとつ、アウトからインへのループの理由は、
ヘッドの運動量を多くすることで
より多く体とシャフトをしならせるためです。
ヘッドがたくさん動いてくれるほど、先ほどお伝えした
下半身のヘッドに対する先行動作で上半身をしならせる効果も高くできて、
ボールを遠くまで飛ばせます。
切り返し近辺での上半身の動き
ここで、トップに向かう切り返し前後での
上半身の動きを見てみましょう。
バックスイングで体が右にターンすると、
腕から先はイン寄りに動きます。
そして、上半身は前傾して斜めになっているので、
上半身の形を変えなければ手元やヘッドは
体の回転だけでも右斜め上にあがります。
このバックスイング序盤で右脚をしっかり伸ばして、
腰から首の付け根である体幹を右にターンさせて
ヘッドに脚の動きで勢いを付けます。
脚を使えるコツは、脚の動きでの体幹の右にターン中に、
手元と体の関係をできるだけ変えないようにしようとすることです。
そして、バックスイング序盤でしっかり脚を使い切ったら、
後はそれまでのヘッドの勢いに任せるようにすると、
上半身は極限までリラックスできた切り返しができます。
リラックスした体はより
多くのしなりのエネルギーを溜めやすくなりますから、
ボールを飛ばすためには上半身のリラックスがかなり重要です。
また、バックスイング開始ではヘッドをできるだけ低く
振り出し後方へ真っ直ぐに1mぐらいは動かせば、
手首のコックも自然に入ってきます。
ついでながらこのときに、ヘッドを閉じるほど右腕はロックされて
余計な動きを排除しやすくなり、
コックだけを純粋に入れることができます。
実際、コックは入ったほうがスイングは楽です。
その理由は、コックが入るほど体の動きに対してヘッドは大きく動き、
勢いを増しやすくなるからです。
そして、バックスイング後半では、ヘッドの勢いでヘッドに引っ張られて
手元は体の回転での上昇以上に高くあがってきます。
そうすると、ヘッドに対して手元がインサイド寄りにあることで、
ヘッドをアウトからイン方向へ引く力が自然に出ます。
そうやって、ヘッドがアウトからインへ向かうループを描き始めると、
今度は逆にヘッドの慣性力が手元をインサイド方向に引っ張って
インパクト面に運んでくれます。
この一連の動きはそれほど大げさに行わなくても、
通常は目に見えないぐらいわずかな動きでも絶大な効果を発揮します。
手元もヘッドも低く動かす
ところで、バックスイングでクラブをあげようとすると、
どうしても右肘を曲げるなどの動きで手元を自ら出そうとする力で
上にあげようとすることで筋肉が硬くなります。
そうすると、上半身はしなりにくい状態になります。
イメージとしては手元は絶対にあげないで
できるだけ低く動かそうとすれば、手あげではなく脚の動きで
バックスイングしやすくなります。
そして、ヘッドは振り出し後方へ真っ直ぐに、
しかもできるだけ低く動かそうとしてみましょう。
そうすると、手元はインサイドでヘッドが真っ直ぐに動くことで、
手首が親指側へ折れるコックが入れるつもりがなくても
自然に入ってきます。
バックスイング後半はヘッドの勢いがあるほど、
体をしならせやすいのでボールを飛ばすために有利です。
ただし、バックスイングの出だしは脚から先に動くことで、
ヘッドを一番最後に動かせば、
ヘッドの動き出しはゆっくり丁寧に動かすことができます。
ヘッドの動き出しの精度が高ければ、
その後のトップまでのヘッドの軌道も再現性の良いものとなり、
スイング全体が安定した動きになります。
コックはしなりを反映
まさに、コックは単に手首を折ることだけではありません。
正しいコックは体のしなりを反映します。
右腕を支えにして、コックを入れるとどうなりますか。
グリップエンドは左肩から離れますから、左腕が引っ張られ、
左肩甲骨は胸の方向へスライドする形でその周りの筋肉はしなります。
右腕が支えにならないとコックは体のしなりを誘発してくれませんから、
ボールを飛ばすための要としてのしなりのためには
右腕を自らは絶対に曲げないことは重要です。
しかし、右腕を突っ張りすぎていてはヘッドの運動量が少なくなるので、
右腕を支えにすることとヘッドの動きの兼ね合いの最適状態には
個人差があります。
要は、左肩甲骨周りをリラックスさせておいて、
左肩甲骨を最も大きくスライドできる右肘の曲がり具合が
しなりのエネルギーを最大に溜めるために重要です。
そして、スイングの動きの中で、できるだけ体幹の回転に対して
ヘッドを遅らせることで、体とシャフトをしならせる時間を確保できるほど
楽にボールを飛ばすことができます。
コックはヒンジに変化
ところで、ダウンスイング序盤までの手首のコックは、
ヘッドが体幹の左回転に対して置いていかれることで
右手甲側へ折れるヒンジに変化します。
そのヒンジへの変化でコックとしては浅くなり、
その分、ヒンジが深く入ってきます。
そして、ヒンジはコックが上半身のしなりの現れであったことと同じで、
やはり上半身の中の特に左肩甲骨のスライド量に直結します。
ヒンジではまさに手元とヘッドがヘッドの軌道方向を向いた状態で、
上半身がしなった結果となります。
まさに、手元に対してヘッドが遅れてついてくる
ハンドファーストの状態です。
そして、ボールヒットに向かって左脚を伸ばすように蹴ることで、
左のお尻を左後ろポケット方向強烈にへ押し込めば、
腰から首の付け根である体幹が前傾を維持して左回転します。
そのときヘッドが置いていかれることで、
左肩甲骨周りは急激に伸ばされます。
そうすると、左肩甲骨周りを収縮させて
左肩甲骨を背中側へスライドさせる信号が脊髄反射で発生します。
左肩甲骨が左腕を引っ張り、右腕が支点としてシャフトを支えているなら、
テコの原理でヘッドが走ります。
ヘッドの運動量をアップさせる
何にしても、ヘッドの運動量を多くすることは、
パワフルなスイングのために重要です。
トップ近くでヘッドをループさせることで、
単にインパクト面をたどるよりもヘッドの移動量が多くなります。
手首のコックやヒンジも深く入るほど、
体の動きに対してヘッドの運動量が増えます。
そして、ヘッドの運動量が多いほど、
体の回転に対してヘッドは置いていかれることで
しなりのエネルギーはより多く溜まります。
意外に高い精度が要求されるゴルフは、
体の動きはできるだけコンパクトな中でヘッドがたくさん動くほど
高い精度を維持して大きなパワーでボールを遠くまで飛ばせます。
そのための要がヘッドのループとコックと
ダウンスイングでコックから変化したヒンジです。
これらのことを丁寧にしっかり行えば、
トップから頑張って振りにいこうとすることが
いかに力の無駄遣いだったのか体験できます。
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では、また。