2012.12.19
From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
おはようございます、小原大二郎です。
今日は、ゴルフの限界に挑戦するというお話をします。
ゴルフでも仕事でも、どんなことでもいいのですが、
あなたは限界に来たなと感じた時、どのような行動を取るでしょうか?
今日はそんな話です。
■頑張っているのに。。。
私がゴルフを教え始めて1年ほどになるKさんのお話です。
Kさんは40代後半。
私のところにきた時にベストスコアが107。
何とか100を切りたいと考えて、私のところにやってきました。
そして3ヶ月後に無事100を切って、
その7ヶ月後には90切りのベストスコア89も達成。
めきめきと腕を上げていきました。
しかし最近、そのベストスコア89が更新できずに悩んでいました。
Kさん「小原先生、最近思ったように成果が出なくて悩んでいます」
小原 「確かに、スコア的にはそうですね」
Kさん「ええ、以前のようにベストがポンポンと出ることがなくなって、
これが自分の限界なんじゃないかと思ってきました。。。」
小原 「いや、そんなことはありませんよ。
スコアの結果は付いてきていないように見えますけど、
スイング的にはさらにいい方向に向かっていますよ」
Kさん「そうですか? でも、もしそうだとして、
なんでそれが結果に結びついてこないんでしょう?
これだけ時間も練習もしているのに。。。」
小原 「うーん、それはもしかしたら、
Kさんが逆に練習しすぎているからかもしれませんよ」
Kさん「え、どういうことですか?」
■あなたの限界はどこですか?
何事においても、実際の限界というのは確かにあると思います。
そして限界を作っているのは、時間や労力、
忍耐といったものの中にあります。
あるいは、お金というのもあるかもしれませんが。
しかし実際、ゴルフというものにある程度の時間や労力を割いてくると、
このKさんのように、限界をより早く感じてしまうようになるという声を、
生徒さんからよく聞きます。
これはどういうことかというと、、、
ゴルフに時間もお金もかけている人というのは、
たいていの場合、多くのことに手を出してしまっていることが多いのです。
・ドライバーの飛距離をアップさせたい
・プロのようにロングアイアンが打てるようになりたい
・ドローボールが打てるようになりたい
などなど。。。
そのために、実際の上達の効果が薄まってしまっているのですね。
■「選別」「先延ばし」「取捨選択」
たくさんのことをやっているために、限界が早くやってくる。。。
これでは意味がありません。
では、どうするか? ここで大切なのは、
「やることとやらないことを取捨選択する」
やらないと決めたことは先延ばしにして、
それを再び取り上げる時期を決めて、その時までは無視するのです。
今はそれをやる時期ではない、今はこれをやったほうがいい。
今の自分にあった方法でやるわけですね。
今の自分に起こっている変化、身の周りに起こっているた変化を
適切かつ冷静に判断して、時にはプロの力も借りながら、
ゴルフ上達という目標に近づいていく必要があります。
私が教えている多くの生徒さんも、選別、先延ばし、取捨選択をすることで、
結果を出してきました。
・ビジネスゾーンの練習をするだけで100を切った
・パターの練習を集中してやることで、スコアを10打縮めた
・ドライバーの飛距離を求めるのではなく、
ショートゲームの練習を徹底することで90を切った
などなど。あげればキリがありません。
■その先も集中しかない
そうした目標を達成したとしても、
同じように選択と集中の上乗せをしていきましょう。
そうすることで、その伸びをさらに伸ばすことができるはずです。
あるいは、階段の踊り場となっているのなら、いったん肩の力を抜いて、
次の上達の道に向かってゆっくりと着実に歩んでいくのも悪くありません。
すぐに次の階段に急いで行くことで、
逆にスコアを崩してしまうということもありますから。
実際、その後Kさんと話していて、
パターの練習が以前よりもおろそかになっていることがわかりました。
そこで初心に戻って、ショートパットの練習を徹底的に
やるようにと伝えたところ、、、
なんと、ベストスコアを更新して、87を達成!
今回も、選択と集中の大切さを改めて感じました。
ゴルフが競技スポーツである以上、スコアは目指したい。
でも、ゴルフを楽しむという気持ちを忘れてはいけません。
特に、アマチュアゴルファーであれば、なおさらです。
そのためにも、あなたにとってのゴルフの「成功=ゴール」とは何なのか?
自分に合った「成功」とは何なのかを明確にしてみましょう。
そうしないと、間違った「成功」に向かってしまうかもしれませんし、
行き過ぎてしまうかもしれませんから。
今日はちょっと抽象的な内容になってしまいましたかね。。。
またメールします。
小原大二郎