From:近藤雅彦
千葉の自宅より、、、
おはようございます!
近藤雅彦です。
「壁を作れ!」
こんな言葉を雑誌や本、
もしくはレッスンで聞いたことはありませんか?
壁なんて言われても感覚的でわからん!
難しい!できない!無理!
そんな方も多いかもしれません(苦笑)
感覚的な言葉って
スポーツの世界ではとても多いですよね。
例えば野球をやっていた方なら
ピーーンとくるかもしれませんが、
「タメを作れ!」
「ボールにキレがないぞ!」
「腕を上からたたきつけろ!」
「腕ヒジから出せ!」
「下半身をつかえ!」
よく野球の指導者はこんな言葉を使いますよね。
僕も子供の頃、草野球をやってたんですが、
こういった指導をされてもなんのこっちゃわからん!
とずーーーっと思ってました。
こういった言葉を言われれば言われるほど、
フォームは崩れ、コントロールと速度が
おかしくなったのを覚えています。
何となく説明をされても、
やっていくうちに自分の考え方に落とし込んでしまって
本来の意味とは違う受け取り方をしていたのが
原因かなと思っています。。。
ゴルフでも同じですよね。
こういった言葉の意味を紐解いて、
しっかり説明するのが僕らプロの役目と思っています。
そこで今回は「壁を作る」ということを
ちょっと説明させて頂こうと思います。
これは飛距離アップにおいて非常に重要になる部分です!
スイング中の左右のカベと
よく耳にすることがあると思います。
右側はなんとか意識できるけど、
左側は全く意識できない。
流れてしまっているような感じがする
という話をよく聞きます。
左の壁とはインパクトの付近で自分の左サイドに壁が
あるような意識で身体が流れなかったり、
周りすぎなかったりする感覚意識のことです。
バックスイング側はわりとスピードがゆっくりなので、
右股関節の入った、しっかりしたカベを作りやすいですが、
ダウンスイングからフォローはスピードが乗っているので、
左サイドのカベ意識するのはとても難しいですよね。
この左側のカベが流れてしまうと、
バックサイドで溜めた力を効率よくボールに伝えることができません。
そしてクラブフェイスもリリースするタイミングを失い、
開いて当たることが多くなります。
そこで左のカベを体感できる、
いい練習方法を1つ紹介したいと思います!
通常のスタンスより
左足つま先を内またにアドレスして
そのままの状態で打っていきます。
(ぜひ今やってみてください^^)
そうすることで普段よりもダウンスイングからフォローで
左側に強い抵抗を感じることが体感できます。
左サイドにカベができることによって、
インパクト以降、勢いよくクラブヘッドが体を追い越し、
たまった力が解放されます。
左下半身にブレーキがかかり減速することにより、
クラブヘッドが加速します。
釣りをやったことのある方はイメージできるかもしれませんが、
ちょうど、投げ釣りでオモリを遠くへ投げこむときの動きです。
キャスティングと呼ばれ、バックストロークでしなった竿が、
手元を止めることで逆しなりをおこしてリリースされます。
このストッパーの役割をするのが、
ゴルフスイングでは左サイドのカベにあたります。
フィジカル的には反復横跳びや、
左右斜めにジャンプして片足で着地するトレーニングは、
さらにこの加速と減速の力を高めてくれますので、
ヘッドスピードアップには有効です。
ぜひこの加速と減速のメカニズムを体感して
飛距離アップに役立ててください!
少しでも参考になれば嬉しいです。
またメールします。
近藤
追伸:
ご要望があれば、
今後も「感覚的な言葉」を紐解くシリーズを
定期的にお送りしたいと思っています。