From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
おはようございます、小原大二郎です。
今日は「何となくうまくなりたい」というのは
絶対にいい結果を生まない、、、そんな話をします。
ゴルフをやっているほとんどの人は、
このようなことをわかっていると思うのですが、
なかなかそうではない場合も多いようで。。。
■何となく100切り。。。
かなり前に教えた生徒さんなんですが、
平均スコアがだいたい115~120ぐらいで、
「100を切りたいです」
という要望で、レッスンを受けることにしました。
私が教えている時には、自分の目標がどのあたりを望んでいて、
そうなりたい理由というのをできるだけ明確にしてレッスンをしています。
そんなわけで、その生徒さんとお話をしていたのですが、
小原 「目標は100を切りたいんですよね?」
生徒 「はい」
小原 「100を切りたい理由というのは何かありますか?」
生徒 「うーん、そうですね。やっぱりゴルフやっていると、
何となく100切りっていうのがいいのかなと思って」
小原 「なるほど。。。そうですか。
だったら、自分のどこを修正すれば、
100切りの目標が達成できそうですか?」
生徒 「うーん、考えたことないですね。。。」
この生徒さんの場合、初めはこんな感じでした。
■目標が明確で悪いことは絶対にない
こういう場合、たいていの人は
「ドライバーが飛ばないから、まずは飛距離を伸ばしたい」
「アプローチのトップが多いので、そこを何とかしたい」
「パターが入らないので、そこを教えてほしい」
それが適切か、見当違いかは置いておいて、
何か自分なりの「答え」のようなものを持っている場合が多いです。
でも中には、先ほどの方のように、
ただ何となく100を切りたいんですよね、みたいな人もいます。
当たり前のことですが、目標を達成するには、
自分の目標の下位目標のようなものが絶対に必要です。
そうした「小さな目標」を持つことで、
大きな目標もより具体的なものになるので、
それで悪いことというのは一つもありません。
この生徒さんの場合、最終的には無事100を切って、
目標を達成することはできたのですが、、、
初めの何となくの目標のままのことがしばらく続いて、
他の人よりも達成まで時間がかかってしまいました。
■売上を150%にしたいなら。。。
目標を達成するために、たとえばお店をやっていらっしゃる方なら、
現状の売上を150%にしたいという目標を立てたとしましょう。
そのときに、単に「売上を上げる」と言っているだけではなくて、
「今のお客さんの数をさらに15%増やそう。
そのためにはどんな広告をすればいいだろう?」
「今のお客さんに10%多くお金をいただきたい。
そのためにはどんな工夫をすればいいだろう?」
「お客さんがお店に来ていただく頻度を月平均5回から6回にしたい。
そのためにはどんなサービスをすればいいか?」
こんなふうに3つに細分化して、
そこからさらに具体的にやることを決めていくのでないでしょうか?
あ、ちなみにこの場合、
115%×110%×120%=151.8%
(お客様)(単価)(来店頻度)
になりますね(合ってますか?)。
ゴルフもこのお店の売上アップと似たところがあって、
「3パットをなくすことで合計で6~7打は縮めて。。。」
「頻発しているトップボールをラウンド中に2回までに減らして。。。」
「ドライバーのOBを最低でも1回までにとどめて。。。」
そんなふうに考えていくと、
「やっぱり1mのパット練習を徹底的にやろう」
「トップを減らすためにビジネスゾーンの練習を家で毎日やろう」
「ティーショットでドライバーを無理に打たずに
場合によってはフェアウェイウッドやアイアンも使おう」
そんな気持ちになってくるものです。
もちろん、お店の売上アップもゴルフのスコアアップも
現実はそう簡単ではないかもしれませんが、、、
このように考えることで、いろいろなアイディアが出てきますよね?
まず目標があって、その目標を達成するために何をすればいいか、
そんなイメージを働かせられるかどうかが、スコアアップのカギになります。
またメールします。
小原大二郎
追伸
ちなみにさっきの生徒さん、後でよくよく話を聞いてみたところ、
実はスコアが目標というよりも、
「一緒に会社の部下と回っていて、恥をかきたくない」
というのがホントのところだったようで。。。(笑)
でも、スコアがよくなって、おかげえ恥をかかなくなってよかったと、
とても喜んでいらっしゃいました。
そういう裏ニーズもあるんですね。。。