2023.11.05
From:大森睦弘
神戸の自宅より、、、
こんにちは、大森睦弘です。
さて、今回は
「しなりで飛ばすならココを意識」
というお話をさせていただきます(ビデオ&おまけあり)。
あなたにズバリ、質問です。
スイングでしならせやすくして飛ばすために
意識するべきところは、一体どこでしょうか?
答えは。。。?
(続きはビデオにて)
しなりで飛ばすならココを意識
パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
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(おまけ付き)
今回のメールマガジンの内容をPDFでもご覧になれます。
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弓を引いて手元をポンと離すだけの動き
ゴルフのスイングでも
弓を引いて手元をポンと離すだけの動きにできれば、
最高に高い精度で遠くまでボールを飛ばすことができます。
そのためには体やシャフトをしならせやすくしておいて、
下半身で上半身を引っ張り続けることが大切となります。
そこで、そのしならせやすくするために
意識するべきところはどこかというと。。。
左肩甲骨と広背筋
それは、左肩甲骨と背中側に
大きく薄く広がっている広背筋です。
左腕を右斜め上に伸ばそうとすると、
左肩甲骨につながった広背筋が伸ばされます。
両肩のラインに対して左腕を斜め上方向で
胸に近づける方向に動かすことで、
広背筋はしならせられることになります。
水平振りでしなりやすいポジションを確認
そこで、上半身がしなりやすい状態を
実際の動きの中で確認してみましょう。
それは真っ直ぐに立って
クラブを水平に振ってみるとわかります。
腕で振るのではなく、腰から上の体幹は硬い一枚の板にして
脚の動きで上半身を引っ張ってまさにでんでん太鼓のイメージで
クラブを振ってみましょう。
ただしでんでん太鼓とちょっと違うのは、
右に振るときは右腕は硬い棒のイメージで、
左に振るときは左腕が硬い棒のように使います。
手首は最高にリラックスさせて、
手首で折れる振り子のイメージにしましょう。
そうやって何回か左右往復素振りをやってみます。
往復するたびに特に左肩周りで邪魔する力がないかを慎重に確認し、
先ほどの体幹と腕を支えにする以外に少しでも力が入っていると感じたら
その力を抜いていきます。
何往復かしていると、下半身が先行して上半身を引っ張っている中で
下半身が止まってからヘッドがまだ動き続けようとしている感じが出てきます。
下半身を右にターンさせて限界までターンしたところから
腕とクラブはまだまだ右に振られようとしますから、
それを丁寧に感じましょう。
そうやっている中で、右にヘッドが目一杯動いて
これ以上は右にいかないところで止まってみます。
そうすると、左肩周りはどうなっていますか。
左腕は両肩のラインよりも少し斜め上にあがっていて
左腕は右に回転して左脇は開いて、
ヘッドの先端は右を向いていませんか。
これが左肩甲骨周りを最高にリラックスしたときの、
可動域が最大のポジションです。
可動域最大ポジションなら、
しなりのエネルギーはマックスに蓄積できます。
しかし、このときに問題となるのはヘッドの向きです。
ヘッドのトウ側は右を向いて、ヘッドは軌道に対して
開いている状態になっています。
このままゴルフの通常のスイングでのトップになっていると、
ダウンスイングではヘッドは軌道に対して開いて降りてくることになるので
どこかで閉じなければならなくなります。
そのまま降りてきて
インパクトというヘッドスピードが最高速に達しようとするときに
ヘッドを閉じようとしたら、かなり難しくて再現性の低い動きになります。
ヘッドスピードができるだけ遅いタイミングで
ヘッドを軌道に向けたいものです。
そこで、左肩甲骨が最大に動いたポジションまでに、
右手でシャフトを軸にして左に回して
ヘッドを閉じる動きでヘッドを軌道方向へ向けてみます。
そうすると、ヘッドのトウ側がシャフト方向へ動いた分は
ヘッドの振り幅は小さくなりますが、
左肩甲骨周りのしなりは同じように深く入った状態にできます。
この左肩周りの感じをトップでできれば、
トップでの最高の上半身の状態となります。
背中に乗った左肩甲骨の体の外側で上方向へのスライドで左脇が開いて、
背中側の広背筋が素直に伸ばされることを強く意識してみましょう。
そして、ダウンスイングでは下半身で広背筋を引っ張り続けて
インパクトさせるイメージにします。
それが、ボールをしなりで遠くまで飛ばすための極意です。
広背筋の詳細
ゴルフにおける飛距離アップと高い精度のショットの要は、
下半身で上半身を引っ張って上半身をしならせて
そのしなり戻りを使ってクラブが振られることです。
その上半身の中でも広背筋は
しなりで飛ばすための最重要な筋肉です。
構造的には体の中でも最も広く
上半身の中では最も大きく最も長い筋肉で、
骨盤から背骨など広い範囲に付着しています。
肩甲骨を下に向かってスライドさせる下制や、
肩をさげる下方回旋したり、
背中に寄せる内転に使われます。
広背筋は薄いのでまさにしなやかで伸ばされやすい構造ですから、
しなりのエネルギーをためやすいばかりか伸ばされながら収縮する
「伸張性収縮」向きです。
逆に太い筋肉は伸ばすというよりも、
自ら短くしようとして収縮させる「短縮性収縮」に向いています。
そして、広背筋は上腕の付け根の内側にある
小結節稜につながっていることで、
主に腕を引っ張ってそれが乗っている肩甲骨を動かします。
長い腱が腕につながっているので、
腕を上から下におろして体に引きつける作用(伸展)が
主体のように見えます。
しかし、腕と腕の付け根である肩甲骨全体をしなり戻りで
背中の中心に向かって斜め下側へ引っ張り寄せる動きにとっての要です。
大きくて長く薄い形で先端は細くなって
長い腱が腕につながりますから、
まさにしならせてしなり戻す動きに最適です。
肩甲骨に直接つながる大きな筋肉には
肩甲骨を背骨側へ引き寄せる(内転)僧帽筋中部繊維や、
下に引きさげる(下制)僧帽筋下部繊維もあります。
しかし、広背筋ほど長く薄くはないので
しならせるならやっぱり広背筋です。
広背筋で「伸張短縮サイクル」
そして、最も爆発的なパワーを発揮する仕組みは
「伸張短縮サイクル」で、
次のような連動性で大きな力を発揮します。
筋肉が伸ばされることで伸ばされた筋肉に対して
脊髄反射で収縮する方向へ力が発生します。
そして、素早く大きく伸ばされるほど大きな力で伸ばされた筋肉が
骨とつながる部分にある腱までも引き伸ばして
大きなエネルギーをためることになります。
それが一気にしなり戻ることで
「伸張短縮サイクル」として爆破的に力を発揮します。
広背筋は大きな筋肉が細くてしなりやすい腱を引き伸ばす構造ですから、
まさに「伸張短縮サイクル」を発生させるべく存在しています。
広背筋の腕への作用
また、広背筋は腕の内側につながっているので、
腕を内側へ回転させる作用(内旋)もあります。
そのため、広背筋の動きでできるだけ腕を振りたいなら
腕は内側へ回転したポジションになり、腕が内側へ回転した状態にすることで
腕と肩甲骨を一体として動かすことができます。
ストレートパンチを出したときに腕が内側へ回転しますが、
これは広背筋が引っ張られて腕の内側を体に引き付ける方向へ
力がかかるからです。
さらに、広背筋の下側では体幹全体を安定化させる働きもあり、
まさにゴルフの動き全体での要です。
広背筋のしなりを利用する動き
そして、肩甲骨を広背筋が伸ばされる方向へ動かすことは、
最大のしなりのエネルギーを上半身にためることに直結します。
「伸張性収縮」は動くスピードが速くなるほど
「短縮性収縮」よりもより大きな力を発揮できて、
その差は10倍以上にもなります。
ゴルフのインパクトに向かって
大きな力を発揮させるなら「伸張性収縮」です。
そして、「伸張性収縮」で大きくしなり戻ろうとしているところに、
さらに左脚の蹴りでその部分をさらに急激に伸ばすことで
大きな脊髄反射を発生させます。
そうすると、しなり戻りは「伸張短縮サイクル」として
爆発的なパワーを出します。
下半身で引っ張られてきた広背筋は、
左脚の蹴りで下半身の力を上回るような大きな力を発揮して
下半身の動きに打ち勝ってしなり戻ります。
腕を上にあげようとすると
しかし、バックスイングで高いトップをつくろうとして
腕を上にあげようとすると肩周りは硬くなり、
肩甲骨を正しくしなりやすいポジションにスライドできません。
当然、広背筋もしっかり伸ばせず、
しなりの大きなエネルギーはためにくくなります。
そして、ダウンスイングで広背筋がしなってしなり戻ろうとするとき、
左腕は内側へ回転される力を受けているために
左脇は開いた状態で左腕は斜め下に引き寄せられます。
左脇が開いた状態にあることで、
広背筋のしなり戻りに純粋に任されてクラブは振られます。
左脇を締める左腕を外旋である左に回転させながらインパクトに向かうと、
広背筋で内旋させられる力よりも強い力で外旋させる筋肉を
働かせることになります。
腕の外旋には主に棘下筋と小円筋が使われ、
補助的に三角筋後部繊維も働きます。
棘下筋や小円筋はそれほど大きな筋肉ではないので
負担をかけるとすぐに故障につながり、広背筋の動きを制限することで
広背筋の爆発的なしなり戻りを素直に利用できません。
インパクトでは左腕は内旋して左脇が開いた状態なら、
広背筋のしなり戻りの力を全てクラブを振ることに使えます。
背中側に大きく広がる広背筋の存在を強く意識して、
その広背筋がしっかり伸ばされてエネルギーをためるイメージを強めて
スイングしましょう。
では、また。
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