2016.02.07
From:大森睦弘
神戸の自宅より、、、
こんにちは、大森睦弘です。
さて、今回は
「技・ボールを曲げてみよう」
というお話をさせていただきます。
ボールを曲げることの楽しさを、あなたに是非お伝えしたくて、
曲げるということを徹底解説させていただきます。
そして、ボールの曲がり方や打ち出す高さのコントロールの
正確な知識があるだけで、あなたのゴルフはこれを読んだその日から、
戦略性に富んだゴルフになります。
スライスが嫌ならフックを
戦略を考えることができるという理由は、
知識だけではうまく曲げられるとは言い切れませんが、
・曲げようと思って練習したくなったり、
・コースでも状況しだいで曲げたほうが簡単かもと
考えることができるようになる
からです。
また、スライスやフックなどでお悩みのあなたには、
是非、頭に入れておいていただき、
スイング修正の指針としてもご利用いただけます。
スライスばかりでお困りなら、
フックを打つ練習をしてみればいいのです。
以前、ボールの曲がりに関して、
詳しくお話するとお約束していましたので、
今回は、かなり詳しくお伝えすることにします。
まずは、これだけ頭にいれよう
木などを前にして、大きく曲げると決めたら、
セットアップに入る前に、グリップをボールを曲げたい幅分、
手の中で回します。
セットアップ前に手の中でグリップを回す方向は、
右に曲がるスライスを打つならフェースが開く方向である右回り、
左へ曲がるフックならフェースが閉じる方向である左に回します。
フェースはターゲット方向に向けてセットアップして、
気持ち良く振れそうな足場を、足踏みをしながら探します。
フェースはターゲット方向に向けることに関しては、
私がこだわる深い意味がありませので、
その理由はその他もろもろのことも含め、後で詳しくお話します。
そして、向いた方向に新しいターゲットがあるとして、
向いた方向に向かって本気で振ります。
手の中でグリップを回してフェースを開くほど、
気持よく振れそうに感じる、足元、腰、肩の向きである体の向きは、
ターゲットの左方向となるオープンスタンスになります。
手の中でグリップを回してフェースを閉じるほど、
気持よく振れそうに感じる体の向きは、
ターゲットの右方向であるクローズドスタンスになります。
このフェースの向きのセットと、気持よく振れそうな足場を、
足踏みで徹底的に探す作業は、安定して曲げるためにはかなり大切です。
曲がりの大きさは、フェースの向きに対する軌道の角度と
ボールヒットでのヘッドスピードでコントロールできるので、
これだけは知識だけではなく、
実際にあなたのヘッドスピードでの感じをつかむ必要はあります。
出球の方向は、向いた方向よりも
かなりフェースの向き寄りになります。
たったこれだけのことを、まず頭に入れておけば、
うまく曲げられるようになります。
しかし、その理由を納得しないでいると、
あれこれ悩んで、結局曲げることはあきらめて、
真っ直ぐに打つことばかりに固執して、視野の狭いゴルフになてしまいます。
曲げ方を混乱させる要因
体の自然な反応などを無視したとすると、
実は次のようにすることが、理にかなっています。
ターゲット方向ではなく、打ち出したい方向へ
フェースを向けてセットアップします。
次に、曲げたいと思う方向とは反対方向に体全体を向けます。
ところが、この方法での問題は、ターゲットに対して
正確にフェースの関係を保つことは難しくなり、
きちんとした基準がないまま曲げようとする練習をすることで、
当然、本番でもばらつきが大きくなります。
曲がる原理を再現性の高い体の使い方を理解して、
それを信じる心があれば、どこを調整すればいいのかが見えてきます。
そして、知識として頭に入れるべきことと、
練習して感覚をつかむべきことがあります。
ボールが飛び出す方向は、ボールヒットでのフェースの向きに
かなり依存しますが、そのことに関しては、
いろいろ深い内容がありますので、後でお話します。
また、いつも決まった方向に曲がりやすいなら、
その逆に曲がる打ち方をやってみると、
問題がよくわかってきたりするものです。
実は、100切り前から曲げてみるといい
100をなかなか切れないうちは、
ついつい真っ直ぐに飛ばそうとばかりするものです。
しかし、実は曲げるほうが、真っ直ぐ飛ばすよりも簡単です。
そして、どっちかの曲げようとして、
その逆方向である逆球が出ないようにする方が、
戦略を立てたゴルフができます。
スライスしか出ないなら、
その曲がり幅を少しコントロールできるようにすれば、いいのです。
また、曲げようとすることで、無理にトップから振りに行ったりしないで、
コントロールすることに意識が行くようになります。
さらに、力感8割で曲げる練習をしていると、
だんだん飛距離が伸びてしまい、力感8割のつもりだったのに、
飛距離は目一杯振ったつもりの時よりも伸びていたなんてこともあります。
コントロールしようとすることで、
スイングの無駄な動きがだんだん少なくなって、
結果としてスイングの邪魔をしなくなることで、飛距離が伸びるという現象です。
特にドライバーは、邪魔をしなかったら飛ぶクラブですから。
あなたも、曲がる理由を納得して、不意なボールの曲がりを修正したり、
曲げるということの楽しさを味わいましょう。
そして、いつの間にか飛距離もゲットしてしまいましょう。
寒い中、辛い思いをして1回練習場やラウンドに行く以上の変化を、
あなたにプレゼントさせていただきます。
練習場へ行く代わりの、頭の練習として、
是非、最後まで今回のお話とお付き合いいただけたらと思います。
私の上達の経緯
私もゴルフを始めたばかりのときは、軌道はアウトサイド・インで、
軌道に対してフェースが開きながらボールヒットして、
左に出て右に大きく曲がるスライスでした。
そして、前腕を力づくで左にねじりながらボールヒットすることで、
スライスの程度が段々少なくなりました。
さらに、軌道がアウトサイド・インだったものを、
これも力ずくで、ヘッドがインサイドから垂れて降りてくるようにして、
インサイド・アウトに引っ張るようにして、
なんとかストレートに近い軌道にしていました。
この前腕のねじりとヘッドをインから落とす
力ずくのスイングでのスライス修正は、
半年ぐらいは、かなりうまくいき、スコアも飛躍的に伸びたのでした。
ところが、半年もすると、
今度は、コントロールできないフックに悩むことになったのです。
そして、体が動かない朝一のティーショットで、
左に出てさらに左へ曲がるチーピンや、フックをいやがったり、
右に出てそのまま真っ直ぐ飛ぶプッシュアウトや
プッシュアウトスライスが出るようになりました。
プッシュアウトスライスでは、
曲がるわりに飛距離もでやすく、一番OBになりやすいボールです。
そして、なにより、どっちに曲がるか確定できないので、
戦略を組めなくなり、不安ばかりが膨らむゴルフとなってしまったのです。
これらの修正には、何年か費やしてしまいました。
そして、この問題を修正するために、最も効果的だったことがあります。
それは、サンドウエッジで15yキャリーさせる小さな振り幅のショットで、
下半身の使い方の徹底修正と、上半身では無理やり力ずくで前腕をねじったり、
ヘッドだけをインから入れてくることを地道に修正することでした。
腕とクラブは自然に下に落ちるようにして、腕とクラブが一体となって、
外から振り下ろすのではなく、インパクトの軌道に早い段階で近づけばいいのです。
上半身は肩と手首を可能な限りリラックスさせておいて、
下半身の力を受けるだけです。
さらには、チーピンやフックで悩んでいた時に、
曲がりの知識がしっかりちゃんと頭の中に入っていたら、
もっと早く修正できていたのにと、無駄にした時間を悔いたものです。
また、打ち出し方向や曲がりに関して、
意外と正しく情報を伝えられていないことが多いです。
その後、私も、アカデミーで、コーチとして
多くのコーチの方々と一緒に仕事をしていたときは、
話を合わせるためもあり、ボールが飛び出す方向や、
曲がる方向は、ささっと説明できる話にどどめていました。
良く言われる9種類のボールの飛び方があり、
打ち出し方向は云々、曲がりの方向は何々という言い方です。
今回は、話は長くなってしまいますが、このボールの飛び方に関して、
一度まとめてお話しておくことが、あなたのためになると思い、書いてみました。
体はすぐには反応できなくても、
まずは、頭で正しい方向に向かって思考を巡らすことができれば、
上達は早くなります。
それは、ゴルフのレベルとは関係ありません。
ボールの飛び方を決める物理というのは、
ゴルフがうまい下手は関係ありません。
頭を使えるところは、徹底的に使い倒すことが大切です。
詳しく解説させていただいた今回の本題は、
別ファイルでお伝えしていますので、ご覧にいただけたらと思います。
「ボールを曲げてみよう」
↓
http://g-live.info/click/2016-0207ohmori/
では、また
追伸
今月の2/17(水)に、レッスン会を開きます。
もしあなたが本気でうまくなりたいと思うのなら、
最大限のサポートをさせていただきますので、
ぜひ、ご参加下さい。お待ちしています。
↓
http://g-live.info/click/ohmr1602/
<本日のオススメ>
安定してフェアウェイをキープし
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※公開は明日2/8(月)まで。お早めに!