2015.10.04
From:大森睦弘
神戸の自宅より、、、
こんにちは、大森睦弘です。
さて、今回は
「体・距離感を鍛えるお散歩」
というお話をさせていただきます。
お散歩をしながら、ゴルフで役立つ
距離感覚を養おうというお話になります。
距離を測るというと「レーザー・レンジファインダー」
ゴルフライブの商品では「ベタピンスコープ」があります。
これを持っている方はもちろん、
持っていなくてもできるドリルです。
とはいえ、やることはとっても単純です。
距離感の大切さ
今、立っている所から、何か目標物を定めて、
そこまでの距離を宣言します。
そして、実際の距離を測ってみるということを、
お散歩をしながら繰り返すドリルです。
ショットは、ただ飛ばせばいいというものではありません。
100を切る前までは、とにかくダフらないこと、
トップしないで変なところにボールが行ってしまわないこと。
スライスして、コースの右サイドの、
わけのわっからないところに行って、
ボールを探しまくらなくてもよいことを目指すことに必死です。
でも、距離をイメージすることで、
めちゃ振りだけがゴルフの醍醐味ではないことが、わかってきます。
練習場では、たまたままぐれで打てた最大距離を、
そのクラブの距離だと思い込んでいます。
7番アイアンなら150ヤードとか、
5番アイアンだと180ヤードとかですね。
もっと、謙虚に7番アイアンは120ヤード、
5番アイアンは入れていないという、己を知り尽くした方にも、
たまには出会うこともあります。
距離というのは、本当は力感8割で
80%以上の確率で打てる距離のことを言います。
少なくとも、私はそうお伝えすることにしています。
トッププレーヤーは、試合で力感100%の
ショットをすることは、ほとんどありません。
また、永久シードプレーヤーである、片山晋呉プロは、
5番アイアンを入れることは、まずありません。
なぜなら、自分が思ったコントロールの範囲に打てる確率が、
目指す数字まで到達していないという気持ちもあります。
また、アイアンでなくても、
他のもっとやさしいクラブを使いこなす技を持っているからです。
とはいっても、練習で5番とか4番アイアンを打つ様子を見る限りでは、
5番ぐらいは使っても問題ないと、外から見ていると見えます。
でも、晋呉さん本人からすれば、
しっかりコントロールすることは、かなり条件が限定されたり、
自分の中では難易度が高いというイメージがあるのです。
ショットする前に距離感をイメージ
ショットする前に距離感をイメージして、それにマッチしたクラブを選択し、
それにぴったりなスタンスの幅や、フェースの傾きでセットアップします。
同じクラブでも、ちょっとフェースを立てる、
外見上はハンドファーストにするだけて、飛距離は変化します。
最近のアイアンは、6番と書いてある5番アイアンだったりします。
要するに、ロフトが立ち気味で、シャフトも長めということです。
何番アイアンの距離は何ヤードというより、こんな感じのセットアップで、
こんな感じのリズムと力感なら何ヤードキャリーして、何ヤード転がるか、
しっかりイメージできて、初めて使えるクラブとなります。
ま、実際には、そんなに再現性よくショットできないとしても、
練習場では、最低でも、何ヤードキャリーさせるかは
しっかりイメージしたいものです。
何ヤード先の目印に、
何ヤード以内でボールを落とそうとする練習が大切です。
そうしよとすることで、120%力を振り絞ったショットでは、
安定して狙った距離が出ないことがわかってきます。
やはり、打とうとしている距離をイメージして、
それに見合ったリズムと力感でショットする、
あなたご自身の姿を、ショットする前にイメージします。
それを、積み上げることで、飛距離重視というより、
ターゲット重視のショットができてきます。
そうすれば、ゴルフの本当の楽しみの世界に
さらに一歩深く踏み入れることができます。
距離感をショットに連動させる
距離感というのは、何ヤードと言われて、単純に目をつぶって
何ヤード飛ばすショットをすればいいというものではありません。
コースでは、距離感や、曲がりのイメージを
狂わせる設計をしてあるホールもあります。
とはいえ、視界全体からは、距離感などを狂わせられるとしても、
ボールが落ちてから後の部分に関しては、
目から入った情報で、距離を感じて、距離感を微調整します。
そして、「距離に立つ」という、
距離にぴったりなスタンス幅でセットアップします。
さらに「距離を作る」というイメージで、ショットの力感やリズムなどを、
セットアップまえの素振りではもちろん、スタンスを決めた後の、
ワッグルなどでもターゲットを見ながら確定させます。
ということで、距離を感じることが、正しいセットアップに大切です。
さらに、スイングのイメージを、体全体の細胞1つずつに浸透させ、
全身全霊をもって、ボールを打ちぬくためには、
なくてはならない重要な感覚です。
お散歩で距離感を鍛える
距離感の大切さを実感していただいたところで、
今回の本題である「お散歩で距離感を鍛える」のお話に移りましょう。
やることは、冒頭でご紹介したように
「今、立っている所から、何か目標物を定めて、
そこまでの距離を宣言してから、実際の距離を測る」
ということを、お散歩をしながら繰り返します。
まずは、1ヤードの距離を正確に歩測できる練習をします。
1ヤードは、91.44cmですが、大人の男性で
少し大股で歩いた時の1歩が、だいたい1ヤードです。
身長が165cmぐらいあるなら、大きめの1歩でなんとか調整できます。
でも、身長が低い場合は、3歩で2ヤードとか、
ちょっと計算しながらの調整が必要になることもあります。
いずれにしても、あなたの歩き方で、何歩歩いたら何ヤードと、
正確に歩数と距離を一致させる練習がベースです。
お散歩の道のどこかで、10ヤードなど、きっちり距離を測っておく所を、
何箇所か決めておくというか、作っておけばいいです。
目印としては、電信柱や、道路標識、
どこかの家の垣根など、さまざまな物が使えます。
草むらに、目印となる石や棒きれなどを、
こっそり置いておくというのも、まあまあ使える作戦です。
ちなみに、家の床に印をつけるというのは、やってもいいのですが、
実際には、靴をはいたりして、微妙に高さなどが実際とは変化するので、
それほどお勧めできる方法ではありません。
いずれにしても、外で靴を履いた状態で、10ヤードを、
きっちり10歩とか15歩とか、決めた歩数で歩けるようにすることが、
歩測する場合になくてはならない強力な武器です。
また、アプローチとかなどでは、レーザーレンジファインダーとか
GPSツールがあったとしても、歩測でしか測れなかったりします。
そして、微妙な距離やライの状態を確認するためにも、
あなたの体で距離を測り、実際に歩測した距離を感じることが、
良いアプローチショットのためには大切です。
アプローチショットは、イマジネーションです。
単に何ヤード打てばいいというだけのものではありません。
どれぐらいの高さで、何ヤードキャリーさせて、スピンがどんな感じでかかって、
何ヤードで止まるとか、そのままホールに沈むなど、
ボールが飛んで行くイメージを作ることが最初の一歩です。
その打ち出されるボールのイメージに沿って、使うクラブとか、
ショットのバリエーションを確定させます。
ということで、歩測は、あなたにとって、
距離やショットのイメージを作るために、必須のテクニックです。
パッと見て距離を宣言し歩測で距離を測る
歩測で距離を測れるようになったら、次のことを行います。
「パッと見て距離を宣言した後、歩測で距離を測ります。」
これを、ひたすら続けるだけです。
何ヤードか測ったことのない地点間を、
目測で検討をつけて、声を出してその距離を宣言します。
そして、歩測して、宣言した距離と合っていたかどうか確認します。
たとえば、50ヤード以上のところを、
5ヤード以下の誤差で言い当てられたらOKとします。
グリーンセンターを狙って、
前後左右5ヤード以内にボールを止められたら、十分ですから。
ショット誤差+距離計測ミスで、最大10ヤード狂ったとしても、
ピンではなく、グリーンセンター狙いなら、
とりあえず、グリーンには残りますね。
そして、そのOKの確率をアップさせるようにします。
高低差
高低差についても、考慮すると、さらに距離感のイメージが立体的になります。
高低差1ヤードは、飛距離でも1ヤードとすれば、まあまあ感じは一致します。
1ヤード打ち上げなら、距離は1ヤードプラス、1ヤード打ち下ろしなら距離は1ヤードマイナスという感じです。
どんな所に落ちるのかで、高低差と飛距離の関係は、微妙に変化しますので、なんとも言えないところですが、ま、こんな感じというのりで、まあまあ使える換算方法です。
ただし、打ち上げでは、ボールはキャリー後に、平坦での場合よりも、前に進む勢いがある分、ランは増えます。キャリーは減ってランが増えて、トータルでは飛ばないということです。
また、打ち上げでは、どうしても見上げてしまうので、スイングもアッパーブロー(上昇軌道でボールヒット)になりやすいです。そのため、距離は落ちたり、スピンが減ったり、ダフりやすくなったりするので、注意したいものです。
打ち下ろしでは、長い時間空中にあるので、風の影響を受けやすくなります。キャリーが増えて、ランは減り、トータルで飛距離は伸びます。
風対策としては、フォローを低めに出すイメージを忘れないようにしましょう。
などなどいろいろありますが、ま、高低差に関しても、敏感になると、また、ゴルフの楽しみが増えますね。
さて、高低差を歩測する方法で、わたしが最初に教えてもらったことは、計算なんかしなくても、上りでは歩幅が小さくなり、下りでは歩幅は大きくなるから、普段平地で歩測する感じでやれば、それでいいという考え方です。
ま、あまりにも下りだと、歩幅は大きくというより、むしろ小さくなったりしますが、わたしの経験としては、まあまあ正しく歩測できる方法です。
また、距離が短いほど、身長のため目線の高さは、水平距離に対して影響してきます。
特に近いほど、単に平坦での見た目の感じと、傾斜地でのイメージにズレが大きくなります。
近くて、高低差がある場所、例えば砲台グリーン近くからのアプローチでは、距離と高さ、さらには、キャリーとランの関係とスピン、特に芝を噛む分でのスピンなども単純ではありません。
砲台グリーンを攻略するためには、できるだけやさしくプレーできるための、戦略と、ターゲットへきっちりボールを運ぼうとする強い気持ちと、狙ったところにボールを運べる技術が、力を発揮してくれます。
「ベタピンスコープ」をお持ちの場合
レーザーで距離を計測できる「ベタピンスコープ」をお持ちなら、
いろいろな場所の間の距離を、簡単に測ることができます。
そのため、お散歩中、毎回同じところではなく、
さまざまなところで、いろいろな距離を、すかさずやってみることができます。
いままで、測ったことのない、所までの距離を、
まずは目で見て、宣言します。
そして、「ベタピンスコープ」で測ってみます。
それが、どれぐらい一致したかを、繰り返しやることで、
距離感を養うことができます。
普段のお散歩が、こんなにゴルフに役立つトレーニングに
変身してくれますから、楽しくなってしまいますね。
また、お散歩コースも、何パターンか作ったり、旅行に行ったときに、
やってみるということも、いろいろな景色で誤魔化されない目を養うことになります。
そして、このドリルの最大の収穫は、とにかく飛ばすことではなく、
距離を感じ、そのターゲットにボールを運ぶことが、
本当のゴルフだということを、少しは気づかせてくれることです。
では、また。
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