From:古賀公治
尼崎テクノランドより、、、
こんにちは、ティーチングプロの古賀公治です。
今日はあなたに、
「ゴルフ版・宮本武蔵『巌流島の決闘』」
について、お話ししたいと思います。
とはいっても、当時の宮本武蔵が
ゴルフをしていたというわけでは
もちろんありません。
あの宮本武蔵が取った「戦術」が
ゴルフにも通じるところがある、ということです。
どういうことかというと…
今回もあのレジェンドが…
前回のメールマガジンにもご登場いただいた、メジャー大会「11勝」の
ウォルター・へーゲン(Walter Hagen, 1892 – 1969年)のお話です。
ちなみに前回のメールマガジンはこちら
↓
ウォルター・へーゲン「ベストを尽くせ!」
2018.12.03
http://g-live.info/click/181203_yuukan/
ウォルター・へーゲンは、
ゴルフの勝負の心理作戦に巧みであったそうです。
マッチプレー戦では、ほとんどの試合で試合時間ぎりぎり、
非公式の場合はしばしば遅刻することさえあったのだとか。
相対する側はこれを
「へーゲンのじらし戦法」だと非難しました。
そのためゴルフ用語で「レイト・アライバル」
(late arrival=スタート時間に遅れること)を
「ザ・レイト・ウォルター・へーゲン」
と呼ばれていたのだそうです。
花の香りをかぎたまえ
まさにゴルフ版「巌流島の決闘」といった感じですね。
(ですが、宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘で
わざと遅れてくるというのは、
どうも吉川英治さんの創作のようなのですが。)
それはさておき、ウォルター・へーゲンは
自分が遅れてくることなんて
平然とお構いなしだったとのこと。
自分のリズムでプレーに臨むことが、
自分の最高のゴルフをつくるのだと
身をもって知っていたのでしょう。
逆に、待たされてイライラする相手に対して
こう言い放ったそうです。
「ほんのしばらくゴルフ場にいるだけだ。
慌てることはないし、心配することもない。
花の香りをかぎたまえ」
この「名(迷)セリフ」。。。
イライラしている相手は
さらにイライラせずにいられなかったことでしょう。
ゴルフにおける真の「ハザード」とは?
ヘーゲンの心理作戦は、
この「宮本武蔵戦法」だけではありませんでした。
ヘーゲンはマッチプレー戦では他にも、
・ティショットをわざと短く打って、
第2打を先にピンそばに付けたり。。。
・セカンドショットのクラブ選択を
あれこれ悩んでいるふりをして、
相手の判断を撹乱(かくらん)したり。。。
本当にいろいろなことをやっていたそうです。
もちろん、こうした行為は
決して褒められたものではないでしょう。
その行動の是非はさておき、
こんなこともヘーゲンは言っています。
「ゴルフが始められて以来
今日まで変わらぬただ一つのハザード、
それは相手の気質である。
相手の気質を知るのは、
ストロークプレーよりマッチプレーで特に重要である」
これはまさに、孫子の兵法にもある
「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」
にも通じるところではないでしょうか。
私も、この話に改めて触れて、
今年相対したマッチプレー戦のことを
ちょっと思い出してしまいました。
↓
サッカーワールドカップとゴルフの関係
2018.07.16
http://g-live.info/click/180716_yuukan/
ゴルフは勝敗の付くスポーツである以上、
まずは相手の性格を知ること。
そして何より、相手を観察できるだけの
余裕を持っておくということ。。。
ゴルフではこれらが何より大切だということを、
ウォルター・へーゲンは教えてくれているのかもしれません。
今日はこんなところにしておきます。
もし疑問については、コメントいただだいたものから
お答えできる範囲で順次お返事を書いています。
画像付きでないと説明が難しいものについては
お答えできないことがあることをご承知ください。
なおお読みになった方は、
そちらについても再度コメントをいただけると
「既読」かどうかが私から見てもわかるのでありがたいです。
それでは、今日はこのへんで。
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