From:大森睦弘
岐阜の自宅より、、、
こんにちは、大森睦弘です。
さて、今回は
「ピンが誘う泥沼の道への回避作戦」
というお話をさせていただきます(ビデオ&おまけあり)。
グリーンに挿してあるピンを見ると、
なんだか誘われてしまいます。
しかも、打ちあげなどでは
グリーン面が見えなくても、ピンは見えるものです。
ですが、ピンの甘い蜜に誘われていては、
プレーは泥沼の道に誘導されます。
どういうことか?
(続きはビデオにて)
ピンが誘う泥沼の道への回避作戦
パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
動画の下部にある字幕アイコン(または)をクリックすると表示をオンにすることができます。字幕をオフにするには、[字幕] アイコンをクリックし、[字幕をオフにする] または[なし] をクリックします。
(おまけ付き)
今回のメールマガジンの内容をPDFでもご覧になれます。
こちらからクリックしてダウンロードして下さい。
↓
https://g-live.info/click/omrpdf201108/
※印刷してファイルなさる方にはこちらが便利です。
まずは「知ること」から
そこで、そんな罠にはまらないための、
知識をまずは頭に叩き込みましょう。
案外、ショット以前の問題が満載です。
グリーンに近づくと発生する状況
グリーンに近づくと、
そこからがまさにゴルフの醍醐味となります。
良いゴルフ場では、コースの管理費の80%以上を
グリーンに当てているらしいです。
ゴルフを楽しくするためにはグリーン面は重要であり、
グリーン周りもラフやハザードも大切な役者たちです。
そして、ティーショットから色々あったにしても、
グリーンがはっきり見えてくると誰でも風で揺らめく
旗がついた旗竿が目の中にはっきり飛び込んできます。
特に100y以内ぐらいからグリーンを眺めると
ゴルフをはじめたばかりのゴルファーであっても、
ここからなら乗せられる気持ちがあるというか、
乗せて当たり前と思うものです。
ところが、その時間がゴルフでの中でも、
ある意味で最も戦略を練らなければならないときです。
グリーンから戦略を練って、ティーショットやそれに続くプレーを
イメージしているゴルファーもいます。
それぐらいグリーン周りの状況は、
ホール攻略のための戦略に大きな影響を与えています。
しかし、100を切れていないぐらいだと、
ティーショットではまずはドライバーを使って
とにかくグリーンに近づくことばかり考えてしまいます。
それはそうかもしれません。
ドライバーを打ったとしても、
それが思ったところに飛んでいくことは稀なために、
戦略そのものが立てられないことを承知だからです。
グリーンを狙う場合の鉄則
とは言っても、せっかくピンが大きく見えてきたときに、
しっかり考えておくことを意識しているだけで
スコアを良くすることができます。
そこで、グリーンを狙うショットでの鉄則がありますので、
是非、覚えておきましょう。
それは、10y以内に寄せる自信がなければ、
ピンは無視してグリーンセンターなり安全なサイドを狙うことです。
ハンデがゼロ以下になれば、
ピンをデッドに狙うことは必要になります。
しかし、ハンデゼロになるまでは、
ピンに10y以内に寄せられる自信のある距離より
遠い場合はピンは狙わないようにしましょう。
もっと具体的に言うと、
一般ゴルファーでのその距離の目安はだいたい30yです。
30y以上ピンから離れていたら、
グリーンセンターなり平らだとかピンへの登りとなる
パッティングに有利なところを狙いましょう。
そんなに近いの、と感じていませんか。
そう感じることから、罠にハマることになります。
ピンに対して簡単なサイド
そして、ピンに近い側に外すほど、
高い精度が必要となり難しいショットになることがあります。
要するに、距離が遠くなったとしても、
グリーンの外のピンに遠い側からのショットのほうが、
近い側からのショットよりもやさしくなることがあります。
なんだか間違っているのでは?と思っていませんか。
でも、間違っていません。
なぜなら、ピンに近くても
サンド・ウェッジでボールをあげる必要があるかもしれませんが、
ピンに遠くなったとしても
9番アイアンの転がしやパターで十分かもしれません。
基本的にファーストバウンドはグリーン上にするべきなので、
グリーンまでキャリーさせる必要があります。
グリーン手前にキャリーさせると芝はもちろんだとしても、
良からぬ凹みや石などの影響を受けるかもしれないからです。
次のプレーをなるだけ簡単な状況に持ち込むことと、
距離とのバランスを考えて狙い所を選択することも
かなり重要なことが分かります。
旗竿という、それが大きく見えてからの甘い誘惑に惑わされないで、
冷静な判断をしましょう。
30y以上からはグリーンセンターを狙う
ところで、ピンを狙わないで
グリーンセンターなどの狙いにする距離の目安としては、
案外近い30yでした。
この、ピンに10y以内に寄せられそうな距離が
30y以内であることは、統計から納得できます。
マーク・ブロディ氏の調査では平均スコアが110のプレーヤーの場合、
カップから20〜60yでのショットの場合、
打つ距離の25%ぐらいに打ったボールの半数が収まります。
それから計算すると、30yなら
だいたい8y、40yで10y、50yでは13yとなります。
ついでながら、カップから60〜100yでは18%に収まるので、
100yなら18yぐらいです。
そのため、多少マージンを考えて、
目安として30y以内なら成功確率50%以上で
カップに対して10y以内に寄せることができそうです。
また、30y以内なら通常のクラブをパターのように使って、
通常の肩甲骨の可動域があれば
サンド・ウェッジでも30yぐらいに運ぶことができます。
そして、通常のラウンドではピンが切ってあるところから、
一番近いエッジまでの距離は5〜10yといったところです。
ツアーでは4y以上エッジから離れたところにピンを切ることになっていますが、
一般のコースでは4yに切ることは難しすぎるので
プレーを速くする意味でもほぼないと言えます。
アプローチするよりも、ボールをグリーンに残してパッティングできるほうがそこからの平均打数は少なくなりまから、同じ距離残すならグリーンに置くことがスコアの要です。
これらのことを総合すると、平均スコアが110のプレーヤーの場合には、
10y以内のブレ幅に収めてボールをグリーンに置くことができるのは
30y以内ぐらいからとすれば良いです。
30y以上からグリーンを狙うなら、
ピンは忘れてグリーンセンターなり広くてピンまでなるだけ
平らか登りとなるポイントを狙いましょう。
グリーンセンター狙いのさらなる理由
そして、実際のピンポジションは
大体しかわからないことが多いです。
しかし、グリーンセンターなら、
GPSナビなどでピンポジション設定の必要はありません。
そのため、ピンではなくグリーンセンターまで30y以内の安全なところを、
レイアップショットの狙い目とすれば良いです。
そして、トラブルにならない範囲で
グリーンセンターに30y以内に近づくほど、
平均としては良いスコアになります。
レイアップするとしても、単にちょこんと出せば良いだけではなく、
グリーンセンターに対して30y以内にレイアップできそうかどうかを
しっかり判断しましょう。
短い距離で陥りやすい大トラブル
ところで、フェアウェイの絶好のポジションで
まさに距離を合わせてピンを狙えば良いだけのときに、
案外、大きな失敗でスコアを棒に振っていませんか。
そんな短くて簡単そうな距離からの大ダフりとかトップ、
さらにはシャンクでショックを受けた経験は多いのではないでしょうか。
飛ばす必要もなく簡単で方向とタッチだけ合えば良い、
普段練習場でも練習しなくても良いと思えるところからの
大トラブルはまさに想定外な出来事です。
しかし、それには考えてみれば当たり前の理由があります。
30y以内などのフルショットに対して距離が余っているということは、
トップが浅いためしなりが少なくなることで
ダウンスイングでゆるんで手打ちになりやすいものです。
さらに、ヘッドの勢いをイメージできていないために思ったよりも大振りになり、
それを感じてダウンスイングで脚の動きをゆるめてさらに手打ちに傾きます。
もし、グリップがウィークでボールヒットに向かって
前腕を自ら出そうとする力で左に捻らなければならない状況だと、
シャンクもあります。
それは、振りが弱くなる分、捻る動きも緩慢となって
フェースが開いたままボールに向かうからです。
フェースが開くとシャンクになりやすい理由は、
ヘッドの重心を中心にフェースが開くからです。
ボールヒット近辺ではクラブは遠心力で引っ張られているので、
ヘッドの重心の軌道はあまり変わりません。
しかし、ヘッドは重心を中心にして回転しやすいです。
そのため、フェースが開くほど
ヘッドの重心の周りにヘッドが右にターンしていることになるので、
シャフトの付け根はボールに近づきます。
そして、ヒール側が先頭になりヒール寄りに当たりやすく、
シャンクしやすい状態となります。
その他、シャンクの原因は、手打ちによる
アウトサイド・イン軌道でボールに向かうケースです。
アウトサイド・イン軌道だと手元が浮いて体から離れやすいため、
ヘッドのヒール側がボールに近づいて通過しやすくなります。
本来はウィークすぎるグリップやトップからの打ち急ぎを修正すべきですが、
とりあえすコースで短い距離からのアプローチでシャンクが出たら
次のことを意識しましょう。
ボールヒットに向かっては左脚をしっかり縦に使って、
左サイドに大きなスペースをつくろうとすれば良いです。
距離余りでのスタンスの向き
また、距離が余っているほとんどの場合が
グリーンを狙っていたり林から出そうとしているなど、
飛びすぎると次のプレーが難しくなるとかトラブルになる状況です。
この場合に、スタンスの向きがクローズになっていたらどうなるでしょうか。
ボールヒットに向かって左サイドには手元が抜けていくスペースが狭くなり、
手元が詰まってフェースが閉じてロフトが立ちます。
そうすると、ショートアイアンでは確実に狙った距離よりも飛んでしまいます。
ヘッドスピードが速いほど長めのアイアンでも飛んでしまうことになりますが、
長いアイアンほど出球が低くなるだけで飛びすぎにはなりにくいです。
しかし、ボールが低く出ることで、
グリーン手前のバンカーに捕まったりしやすくなります。
さらに、トップが浅いとしなりが少なくなることで、
ダウンスイングでゆるんで手打ちになりやすいでした。
ゆるみにくいためには、セットアップから左肩甲骨周りに
少しでも張りをつくっておけば良いです。
このためにも左肩の向きはそのままで、
首の付け根から腰までの体幹と下半身全体をオープンにしましょう。
そうすれば、ボールヒットに向かってゆるみにくいばかりか、
左サイドにスペースができるので振り抜きやすくなり
左へ引っ掛けにくくなって大失敗を防止できます。
グリーンに対しても曲げの戦略がある
そして、グリーンに対しても、曲げの戦略があります。
グリーンセンターなどの安全な所を狙いながら、
左右どちらかに少しだけ曲げます。
真っ直ぐに打つことは基本的には難しく、
必ず曲げるつもりでショットします。
真っ直ぐに打とうとしたら、
どっちに曲がるか分かりません。
ホールと反対側へ曲がってしまうと、
思った以上にボールまでの距離が遠くなります。
曲げる方向はミスしても安全な方向であったり、
グリーンセンターからピンに向かう方向にします。
そして、逆球、要するに曲げたい向きの反対方向に曲がるボールが、
出ないようにすることを練習しておきたいものです。
クラブ選択を考える
ところで、グリーン近くからは
サンド・ウェッジを使ってプレーするものだと
決めつけていませんか。
それでは、簡単にプレーできるクラブがあるのに、
難しいショットをわざわざすることになる場合も多くなります。
左足あがりなら、パターでもボールは結構浮いてくれて
ファーストバウンドをグリーンに落とせる距離も案外あるものです。
さらに、9番アイアンなどをパターのように使って、
少しだけ浮かせてから転がすことも考えたいものです。
ピンが大きく見えてからは、こんなにも考えることがありました。
しかし、まだまだ考えておくことはたくさんあります。
ピンを狙うだけにエネルギーを注いでしまう罠にはまらないように、
最低でも今回見てきたことをいつも考えながらプレーしたいものです。
では、また。
<本日のオススメ>
ダブルカウンター理論で
ヘッドスピードを爆発的に上昇させる…
最新シャフトを装備してパワーアップした
圧飛びドライバーが公開されました。
実際、このドライバーを使って、
かつてない飛びを手に入れたお客様からの
お喜びの声を多数掲載しているので…
今すぐ以下のページをチェックしてください。
↓
商品の詳細はコチラをクリック!
本数限定。残数わずか