From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
おはようございます、小原大二郎です。
先日、ある生徒さんの紹介で、ゴルフのレッスンをすることになりました。
この方、Nさんはベストスコアが92。
何度か80台が出そうになることもあるようですが、
そんな時はいつも「95」とか、残念な結果になるとのこと。
90を切って、ゆくゆくは安定して80台が出せるようになりたい、という要望でした。
そこで、今の状況を確認するためにヒアリングをしました。
小原 「Nさんの1ラウンド当たりの平均パット数は?」
Nさん「うーん、わかりません。」
小原 「え、計測したことないんですか?」
Nさん「ええ、平均スコアやハンディキャップは計算していますけど・・・」
小原 「うーん。。。」
「平均パット数」の他にも、「フェアウェイキープ率」「パーオン率」
「パーキープ率」などもあります。
おそらくドライバーのOBの数ぐらいはわかる人も多いと思いますが、
ほとんどのゴルファーの方は、こうした数字に無頓着です。
以前、100を切った人で「自分の平均スコアがわからない」なんていう人もいました。
■見るべき数字、見なくてもいい数字
少し細かい話に思えるかもしれませんが、
こうした数値が分からなければ、どこに問題があるかわからず、
当然、どこを改善したらいいのかもわかりません。
もちろん「平均スコア」や「ベストスコア」も数字の一つです。
「フェアウェイキープ率」「パーオン率」「平均パット数」「パーキープ率」
こうした数字のほうが大事だと断言することができます。なぜでしょうか?
◆理由1 改善ができる
スコアをアップしようとするなら、
何がスコアに原因を与えているのか、その原因を知る必要があります。
・ティーショットがうまくいっていないのか?
・アプローチがうまくいっていないのか?
・パターが入らないのか?
それらは数字から課題を発見してはじめて、行動することができます。
たとえば、ドライバーが飛ばないからスコアが上がらないと考えていたのに、
実はスコアが上がらないのは、アプローチのパーオン率が低いから、、、
なんていうことも少なくありません。
数字にできないものは改善できないのです。
◆理由2 モチベーションアップ
何かの練習をしてから、スコアにそれが反映されるまでには、
どうしても時間差があります。
あともう少しがんばれば、スコアに反映されるのに、
途中で成果が出ないとあきらめて、やめてしまうことはよくあります。
それでは、あまりにもったいないですよね。
しかし、
「フェアウェイキープ率」「パーオン率」「平均パット数」「パーキープ率」
こうした数字は、把握しておくと比較的すぐに数字に反映されます。
そうすると「お、うまくなってるな!」と感じることができます。
スコアではないにせよ、目に見える形で前進していることがわかれば、
その後もがんばるモチベーションになります。
◆理由3 共有が可能
何から何まで数字化するというのは、人の血が通ってないように感じる方も多いようです。
もちろん、スコアアップを本気で考えないのなら、
そのへんの数字は何となくでもかまわないでしょう。
しかし、たとえばレッスンを受けたり誰かに相談したりというのであれば、
そういうわけにはいかなくなってきます。
もちろん、長い時間一緒にいれば、どこに問題があるのかはいずれは分かりますが、、、
どれぐらいの時間がかかるでしょうか?
ならば、誰とでも共有できる数字を把握して共有をするほうが
早いですし、便利です。
■スコアは結果に過ぎない
要するに、スコアというのは結果でしかないのです。
そのプロセスである数字を把握し、それを改善する方が楽だということです。
私の経験上、パフォーマンスを数値化してうまく行かないことはありません。
たとえば、「メンタルが弱くて、、、」というのも、
何が原因なのか、数字を見ていけばわかります。
過去5回分ぐらいのスコアカードを見て、
前半のスコアが振るわないことがわかったら、
いつもより早く家を出て、練習を入念にするなどの対策もできます。
あるいは、後半で大きくスコアが崩れるという人は多いですが、
それなら前半と同じ気持ちで回れる工夫を考えればいいでしょう。
まずは、あなたのスコアに直結する数字は何かを把握しましょう。
そして、その数字を普段から追いかけるようにしてください。
きっとこれだけで、成果が上がりやすくなりますよ。
またメールします。
小原大二郎