From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
おはようございます、小原大二郎です。
今日はちょっと趣向を変えて、算数の勉強についてお話しします。
あ、もちろんゴルフにつながるお話ですよ。
でも正直、私も「勉強」はあまり得意なほうではありませんし、
このメルマガをお読みの方の中には「学生時代の成績がよかった」
「有名大学卒業」なんていう方もかなり多いと思うので、
もしかしたらみなさんにうまく伝えられないかもしれませんが。。。
でも、思い切ってチャレンジしてみますので、
ちょっとだけお付き合いくださいね。
■2+3=?
これは何かのCMでやっていたような気がするのですが、
どうも日本の算数と、イギリスの算数の問題は根本的に違うのだそうです。
日本の算数の問題は、
2+3=[ ]
1+6=[ ]
4+5=[ ]
だいたいこんな感じでしょうか。
試しにお子さんやお孫さんのドリルなんかをのぞいてみてください。
でも、イギリスの足し算の問題は違うのだそうです。
[ ]+[ ]=5
[ ]+[ ]=7
[ ]+[ ]=9
こんな感じの問題なのだとか。
■結果と仕組みは違う
日本の足し算には答えが一つですが、
イギリスの足し算では、たくさんの答えがあるわけですね。
こうして見ると、日本の足し算の問題は結果が大切で、
イギリスの足し算は、足し算のそもそもの仕組みがわかっていないと
答えが出せないということになります。
足し算の結果だけにフォーカスするのと、
足し算の仕組みを知っていること。
この二つは一見似ているようでも、根本的には全く違います。
なぜなら、たまたま最初の「2+3=5」は切り抜けられたとしても、
「1+6=?」の問題が出てきたら、
それに答えられる保証はどこにもありません。
場合によっては「全ての答えを覚えなければ、、、」
なんて思うかもしれませんが、それではあまりに非効率です。
これはゴルフにも全く同じことが言えるのではないでしょうか?
たとえば自分の打つボールがスライスばかりしているとしましょう。
結果だけにフォーカスしている人というのは、日本の足し算のように、
おそらく結果のところにしかフォーカスしていません。
でも、結果だけにフォーカスしていると、
たまたま何かでそのスライスは切り抜けても、
次の問題に対処することはできないかもしれません。
それにゴルフでは、一つの問題に対して一つの答えしかない
ということはまずありません。
本当にたくさんの選択肢がありますし、
どの選択肢をとるのが最善かは、人によって変わってきます。
■表面上だけの結果は無意味
[ ]+[ ]=5
[ ]+[ ]=7
このイギリス式の計算問題は、足し算の仕組み、
プロセスがわかっていないと答えが出せません。
ゴルフにたとえれば、
「そもそもなぜ、ホールが曲がるのか?」
「曲がらないボールを打つにはどうしたらいいのか?」
「逆に、曲がるボールというのは、どうすれば打てるのか?」
こうした仕組みを考えるということですね。
ゴルフで大切なのは、冒頭の例にあげたような
「[ ]+[ ]=5」のような、ものごとの仕組みを知ること。
なぜなら、その仕組みさえ知ってしまえば、
あとは自分である程度のことは解決できるようになるからです。
応用がきくようになるんですね。
しかし、世の中に出ているゴルフ教材やゴルフ雑誌は
どちらかというと表面上の結果である
「2+3=?」に偏りすぎているように感じます。
それはおそらく多くのゴルファーが、
仕組みよりも答えを欲しがっているからなのかもしれません。
でも、たとえ表面に出ていることだけを直しても、
「やっぱりまたスライスが…」
「スコアがよくならない…」
近道をしているつもりが、回り道になっている、、、
そんなことになりはしないでしょうか?
2+3=[ ]
[ ]+[ ]=5
この二つのタイプの足し算問題。
自分はゴルフではどちらの問題を欲しがるタイプなのか、
ちょっと考えてみて下さい。
またメールします。
小原大二郎
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