From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
おはようございます、小原大二郎です。
この前、髪の毛を切りに行ったときのこと。
たまたま初めて行った散髪屋さんで
おそらくそこのご主人(?)の方に切っていただきました。
それでまあ、散髪屋にありがちな世間話的にお話をしていました。
今日はその時のお話です。
■ご主人のお悩み
ご主人「ずいぶん日焼けされていますねえ…
お仕事は何をされているのですか?」
小原 「えーと、ゴルフの仕事です」
ご主人「ゴルフ場のお仕事ですか?」
小原 「いや、実はプロゴルファーをやってまして…」
ご主人「え、そうなんですか!? そりゃあすごいですね。
実は私もゴルフが大好きでしてねえ…
20年ぐらいやってるんですが、ぜんぜん100が切れなくて」
私の髪を切りながら、ご主人は話を続けました。
ご主人「いやあ、先週も休みの日にラウンドしたんだけど、
どうもアイアンの調子がよくなくってね…
プロ、ちょっと教えてもらえませんか?」
小原 「え・・・?」
■店に出てきたゴルフクラブ
・・・そう言って店の奥から出てきたのは、ご主人のゴルフクラブ。
たまたま他のお客さんがいらっしゃらなかったからでしょうが、
10分ぐらいの即席レッスン会が始まってしまいました。
あのう、まだ髪を切り終わってないんですけど。。。(汗)
一応ご主人の問題点を指摘させていただいた上で、
「こんな練習をしたらいいですよ」
というところまでお話しました。
もちろんその後、ご主人に髪を切っていただき、
代金を払ってお店を出ました。
「また来てね」と、ご主人もとても満足そうにされていました。
でも、、、なんか心に引っかかるものがあったんですね。
■ご主人は「本当にやるのか?」
お店を出てから、私の中に一つの疑問が浮かびました。
「あのご主人、私が教えた練習を本当にやるんだろうか?」
もちろんご主人次第ですが、
「きっとこの人はやらないんじゃないかな、、、」
そんなふうに思ってしまったんですね。
これはどんなことでもそうですが、、、
人間というのは苦労して手に入れたものしかやりませんよね。
その散髪屋さんのご主人は100が切れなくて
悩んでいらっしゃいました。
これはたとえばですが、もしご主人がたとえば5万円を払って
私のアイアンの10分レッスンを受けたとしたら、、、
聞いたことを一言も聞き逃すまいとしてメモもするだろうし、
もしかしたら、教わった練習やチェック項目を書いた
チェックリストのようなものを作るかもしれません。
■習い上手な人はリスクを負っている
上達していく人、習い上手な人というのは、
自分にわざとリスクを作って、そのことを実践します。
効率よく仕事を終わらせて、
時間を作って、
お金も払って、、、
結果を出せる人というのは、こうしたことが自然にできます。
一方、結果の出ない人は、やっていることを調子よく聞くだけ。
でも、結果としてやらない。。。
そもそも、そのへんからして違うんじゃないかなあ、、、
そんなふうに思います。
ここで言っておきたいのは、ご主人も悪気があって
「教えてくれ」と私に頼んできたわけではないということです。
お話ししていて、ゴルフが本当に大好きなことは伝わってきました。
だからおそらく、無意識にやっているだけです。
でも、、、あなたに考えてみていただきたいのは、
こうしたことを自分でも無意識にやっていないか、ということです。
「上達するために、自分はしかるべきリスクをちゃんと取っているか?」
「テイク・ア・リスク」の精神。
それがあなたをもう一段上のレベルに引き上げてくるはずです。
またメールします。
小原大二郎
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