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なんでスプーンって使っちゃダメなの?

2019.05.09
tokutake

From:徳嵩力一
千葉の自宅より、、、

こんにちは。プロクラブフィッターの
徳嵩力一(とくたけ・かついち)です。
 

さて今日は、こんな質問をいただきました。
 

 「スプーンそんなに難易度が高いんでしょうか?

  私はスプーンで210ヤード、
  ドライバーで220ヤードしか飛ばないので、
  広いところではドライバーを持ち、
  不安があると迷わずスプーンです。」

 

いつも、どうもありがとうございます。

うーん、まあ
開き直って言ってしまいますが、

「使いたいのなら、使ってもいいのでは?」

なんだか突き放したキツイ言い方に
聞こえるかもしれませんが。。。
 

ですが、どうしてもスプーン(3W)が使いたいのであれば、
使っていただくのはゴルファーそれぞれの自由です。

14本のうちであれば、どのクラブを入れてもよいわけで、
それについて自分がとやかく言うことはできませんので。。。
 

まあおそらく、このような質問が来るのは、
自分が以下のようなことをたびたび
お伝えしていることが原因だと思います。
 

[ビデオ]3Wより5Wのほうが飛んでしまう方へ
2019.02.14

http://g-live.info/click/190214_nikkan/

 

スプーン(3W)は入れてOK?まだ早い?
2015.12.10

http://g-live.info/click/151210_yuukan/

 

それはさておき、
質問者さんに一つだけお聞きできるのであれば
 

 「今、スコアいくつで回っていますか?」
 

これだけは聞けたらな、とは思いました。 

質問者さんがドライバーで220ヤード、
スプーンで210ヤードも打てているのであれば、
うまく打てていると思います。
 

ですが、その飛距離がどれぐらいの確率で
出ているのでしょうか?

コンスタントに210yならOK。でも…

自分のベストの飛距離が210ヤードで、
それがコンスタントに出ているのなら、申し分ありません。

ムラなくコンスタントに打てているのであれば
そのスプーンは武器になるから使ったほうがいいし、
むしろ積極的に使うべきです。
 

ですがもし、そのナイスショットに
ムラがあるのであれば。。。
 

申し訳ないですが、正直言って
「クエッション。。。」になってしまうかもしれません。
 

 「なんだよ、さっきまで自分の好きなクラブを
  入れればいいって、言っていたじゃないか!」

 

はい、それはおっしゃる通りなんですが。。。
 

自分がフィッティングをしていても時々困るのですが、
お客様に「(そのクラブは)何ヤード飛びますか?」
と質問させていただくと、
 

 自分の「目一杯の最大飛距離」を回答する
 

どうもゴルファーというのは
そのような習性のある生き物のようです(笑)。
 

ですが、これをお読みの賢明なあなたはご承知の通り、
ゴルフというのは「確率」のスポーツです。
 

 そのショットが、コンスタントに出るのか?

 毎回再現性良く、同じ距離が出るのか。。。?
 

大切なのはそこで、それがスコアに大きく
影響を与えるわけです。
 

 「いい飛距離も出るけど、チョロも出る」
 

ゴルフはスコアを作っていくのがゴールである以上、
 

 「それでは、ちょっとお話にならない。。。」
 

厳しいようですが、そう言わざるを得ません。

フィッティングでの「よくある答え」

フィッティングにいらっしゃるお客様の中には
 

 「ちゃんと当たれば、○○ヤード飛びます」

 「ナイスショットすれば。。。」

 「当たるときもあります」
 

このようなご回答をいただくことも、少なくありません。
(これもゴルファーの習性。。。? 苦笑)
 

いや、ぶっちゃけむしろ
そのような方のほうが大多数、もう圧倒的です。
 

先月もクラブの重量フローについて
少しお話をさせていただきましたが

ドライバーの調子が悪い…クラブのせい?
2019.04.18

http://g-live.info/click/190418_nikkan/

 

お客様が今現在お持ちのクラブの
重量フローがズレているのをグラフなどで
お見せしたりするのですが、
 

 「いやー、確かにズレているのかもしれませんけど、
  でも、ナイスショットすることもあるんですよ」

 

はい、それはそうです。
 

それがクラブの形をしていて、
球が打てる形状をしているのですから。。。(笑)
 

クラブとしてヘッドとシャフトとグリップとが付いている
「棒」であれば、ナイスショットが出ないわけがないのです。

ですがたとえばこれが、
ヘッドがついていないシャフトだけの棒なら。。。
 

いくらがんばっても、
ナイスショットは打てないとは思います。

それにヘッドがちゃんと付いていれば
ナイスショットが出る可能性はゼロではないのです。

ゴルフパフォーマンスの「こだわり」

繰り返しになりますが、ゴルフは確率的に
平均的に打てることが重要です。

ですから、自分たちのスタジオ、
「ゴルフパフォーマンス」であれば、
うまくスプーンが打てたとしても。。。

正しいスイングだったからいいボールが出たのか、
それともミスショットだったから、
ナイスショットが出てしまったのか、

それが偶然なのか、必然なのかについては、
クラブの面、そしてスイングの面からも
きちんと追求するようにしています。
 

偶然で出たナイスショットなのか、
必然的に出たナイスショットなのか?

それは同じナイスショットでも、大違いです。
 

偶然打てたナイスショットは、偶然に過ぎず
偶然が来ない限りは、再度当たりません。

そこに再現性はありません。
 

逆にそれが必然のショットであれば、
正しい裏付けのショットですから
次もナイスショットが出る可能性があります。

きちんとスイングの問題を問題として、
理屈がわかって動かした結果
当たるわけですから。。。
 

結果それが、スコアにどう反映されるのか。

たまたまなのか、必然なのか。
 

その差が歴然なのは、言うまでもありません。

ティーショットでの使用は、話は別

というわけで、スプーンの話に戻しますが、

まずは、スコアを聞いてから
どのぐらい可能性で、そのスプーンで
ナイスショットが出ているのか?
 

ミスがほとんど出ていないのであれば、
それは間違いなく、入れたほうがいいです。
 

そして(これは可能性は低いですが)ドライバーが220ヤード、
3番ウッドが210ヤードをミスがなく打てていて、
それでスコア100が切れていないのなら。。。

まず間違いなく、他の要素に問題があるはずです。

ティーショットが14ホールほぼほぼすべて
ちゃんと飛んでいたのなら、
まず変なスコアにはならないはずだからです。
 

もうここまで言うとくどいですが。。。
ということで、全員にスプーンがダメというわけではありません。

その人のゴルフのレベルがどれくらいかによっても
変わってくる、ということになります。
 

ちなみに、最後にちょっとだけ蛇足ですが。。。
 

スプーンというクラブは、
ティーアップして打てるのであれば
それほど決して難しいクラブではありません。
 

ご承知の通り、ドライバーは毎回ティーアップして打つ、
それ以外のクラブは地面から打つのが大前提かと思います。

ですが人によっては(この質問者さんもそのようですが)
スプーンをティーアップ限定で使っているという人も
いるかもしれませんので。。。

そのような方の場合、ティーショットで
ティーアップ限定で使うのであれば、スコアにさほど関係なく
入れていただいて構わないかと思います。
 

自分が「スプーンは難しい」と言っているのは
地面から打っている前提での話。。。
ということを、最後に付け加えさせていただきます。

「チーム徳嵩」フィッティング

もしあなたがこうしたクラブ選択でお悩みなら、
クラブをトータルに診断し、スコアアップに貢献する
「ゴルフパフォーマンスのフィッティング」。。。

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東京千葉大阪
各3店舗でお申込みいただけます。

しかしながら、こちらからのお申込みで予約確定ではなく
後日担当者から連絡が行きます。

そこでのやり取りの上での日程確定となりますので、
その点、あらかじめご了承ください。
(必ずご連絡は行きますので、ご安心ください)
 

繰り返しになりますが、
ゴルフパフォーマンスのフィッティングは有料で、
かつ、ゴルフクラブのご提案もさせていただきますが。。。

必ず購入していただく必要は全くありませんので
どうぞご安心してご来場ください。

この機会にぜひ、下記よりお申込み下さい。

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それでは、また次回。

徳嵩力一

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【ビデオ】連休中に何発OB打ちました?

2019.05.08
kondo

From:近藤雅彦
神田のドトールより

おはようございます、近藤です。

今回は大型連休ということもあって
沢山の方からラウンド報告をいただきました。

「5日連続でラウンドしたんですよ」
「ベスト3打更新しました」
「娘と初めて一緒にラウンドしてきました」

といったような嬉しい報告から

「スライスが…」
「OBが…」
「ダフリが…」

といったお悩みまで色々いただきましたが
やはりティーショット関連のお悩みは
一番多くいただきます。

それもそのはず。

なぜなら、この季節はボールが
冬に比べて1番手から2番手くらい
多めに飛びます。

飛ぶということはそれだけ
ボールの方向性は反比例で
悪くなるのでドライバートラブルが続出します。

そこで、今日はボールの方向性について
アドバイスをさせていただきたいと思います。

是非、参考にしていただければと思います。


<本日のオススメ>

スイングを鍛えれば
ゴルフは上手くなる…

もしそう思っているのなら、
是非このお手紙をお読みください。

なぜなら、ゴルフの上達には
「脳」をダマす必要があるからです。

まだ、自分の脳を上達出来る思考に
変換出来ていないならこれは必ず
見てください。

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アドレス時の左ひざ…どれだけ曲げる?

2019.05.07
ezure

From:江連忠
神戸の自宅より、、、

こんにちは、プロゴルファーの江連忠です。
 

今回は、
 

 「アドレス時の左ひざ…どれだけ曲げる?」
 

というテーマで、お話ししたいと思います。
 

このような質問をいただきました。
 

 「私はアドレスの時に突っ立ちすぎると言われます。

  ゴルフ仲間からは

  『もう少し両ひざを曲げて構えたほうがいい』

  と言われたのですが。。。」
 

はい、とても難しい質問なんですが、
まずはじめに知っておいていただきたいのは、

質問の全文

> 私はアドレスの時に突っ立ちすぎると言われます。
>
> ゴルフ仲間からは
>
> 「もう少し両ひざを曲げて構えたほうがいい」
>
> と言われたのですが、曲げすぎると動きにくくなるし
> その度合いがわかりません。
>
> アドレスの時、ひざはどのくらい曲げたらよいのか
> 教えて下さい。

 

とても難しい質問なんですが、
まずはじめに知っておいていただきたいのは、
 

 ・ひざというのはスウィング中、
  自然に曲がったり伸びたりする

 ・しかし、決して自分の意志で曲げたり、
  伸ばしたりするものではない

 

ということです。
 

アドレスの際の適正なひざの角度は人によって様々で
自分に合ったひざの角度を見つけることが、とても大切です。

そして、自分に合ったポジションであれば
実は極端な話、それが突っ立っているように見えようが
問題はないのです。

では、自分に合ったポジションはどこか?

その話に入る前に、まず
ひざの役割を再確認してみましょう。
 

ひざ(関節)は、
 

 ・スウィング中に発生した衝撃を
  クッションとなって受け止める

 ・体のエネルギーをクラブ、ボールに
  効率よく伝える

 

こうした役割を果たしています。
 

この根本的な役割を見落としていて、
適切なヒザのポジションが見つけられずにいる
アマチュアの方が多いと感じます。

それを前提として、私の考える
理想的なヒザのベストポジションの見つけ方ですが。。。

膝の角度がキープしやすいポジション

ポジションの見つけ方の手順は、
 

 1.ややヒザを曲げる

 2.スクワットの要領で、腕を前後に大きく振る

 3.真横から見てヒザの高さが変わらない位置を見つける
 

この動作を、ヒザの角度をいろいろと変えながら
試してみてください。
 

そうすると、ヒザを曲げすぎても、伸ばしすぎても、
ヒザのポジションが安定しないことに気づくと思います。
 

そうやって、真横から見て
ヒザの高さが変わらないポジションを見つけてみましょう。

理想的なヒザの角度で構えると、
誰かに体を押されてもバランスを保つことができます。
 

あるいは、アドレスのスタンスで立った状態で、
軽くジャンプしてみるのもよいやり方です。

着地した時のヒザの形、角度は、
クッションとなって受け止める
理想に近いものになっているはずです。
 

このようにして、自分に合ったひざの角度が見つかったら
あとは伸び伸びとスウィングを楽しんで下さい。
 

他の人に何を言われても、もうこれで大丈夫です。
 

簡単にできるので、ぜひお試しください。

追伸:このメルマガ読者限定のご案内
(特別セミナー開催)

実は今月、ゴルフライブで私のセミナーを開催します。

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練習が面倒くさいと感じたら…

2019.05.06
obara小原

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。

「練習の虫」なんて言葉がありますが、
それはどちらかというと少数で
多くの人は練習を

「出来ればそんなにやりたくない」

と考えていることが多いです。

それに、

「昔ゴルフはしてたんだけど
練習が嫌で一旦止めてた」

という話をよく聞きます。

なぜ、こんな話をするのかと言うと
実は私練習嫌いだったんです。

ただ、今ではむしろ大好きです。

変わるキッカケがあったんです。

というのも、、、

練習という言葉の意味、説明出来る?

私の娘も習い事をしているのですが、
習い事の練習をしても上手くいかない
時期がありました。

その時にふと、

「練習しても上手くならないのに
どうして練習しなければいけないの?」

と聞かれ、思わず言葉が出ませんでした。

それがキッカケで、ちゃんと言葉の意味を
考えるようにしたのですが、一般的に練習は

「出来ないことを出来るようにする」

ことが目的です。

なので「時間」や「回数」というのは
手段であって目的ではありません。

練習を嫌いになってしまう方の多くは
この「時間」や「回数」を目的に
してしまう方なんですね。

たとえば、回数を目的にすると
「その回数ができない→いけないこと」に
なってしまったり、

時間を目的にすると
「その決められた時間が出来ない→いけないこと」に
なってしまうので、練習が出来なかった場合など、

「出来なかった自分」を認めなくてはいけなくなり、
どんどん自分の中にストレスを溜め込んでしまうのです。

そして「練習が嫌い」になります。

どうすれば練習が楽しくなるのか?

ここからは私からの提案なのですが、
もし練習が億劫に感じてしまう方は

「プロのスイングを研究」してみてください。
(研究をするだけで真似るわけではありません)

自分の好きなプロで構いません。

まずは自分の言葉でなぜ
そのプロのスイングが良いのかを
説明出来るようになってほしいんです。

次に、

「このプロのスイングの
この部分は自分にも役立つんじゃないか?」

という仮説を立ててほしいんです。

そして、本当にその仮説が
正しいのかどうかを確かめに
練習場に行ってほしいんです。

そうすれば、その仮説が
良いのか悪いのかは
自ずとわかりますよね。

この実験は、人それそれで
答えが変わってきます。

なぜならゴルファーのスイングは十人十色。

理解力はもちろんですが体格、年齢、
モチベーション、性格などあらゆる条件が伴うからです。

そういったことを繰り返すことで、徐々に
「自分のスタイル」が確立されていきます。

結局のところ、誰にでも
通用するような正解はないのです。

確かにビジネスゾーンはゴルフにおける
1つの正解として長年支持されています。

ですが、ビジネスゾーンを初めて知ったゴルファーが
が「正解」と思わなければ正解にはなりません。

また、その正解は「時期」によっても違います。
1年前の正解と1年後の正解は違って良いのです。

なぜなら、
1年前のその人と1年後のその人は違う人間だからです。

まとめ

練習する気が持続しない方、
練習を億劫に感じてしまう方、

やはりいらっしゃると思いますし、
私にもそういう時があります。

なので、そういう時こそ
いつもとは違う方法を試してみてください。

新しい世界が開けると思います。

追伸

私のプログラムの中でも
特に上達出来たというお声を頂く

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ビジネスゾーンのスイングについて
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【ビデオ】ドライバーでもダウンブローイメージが飛ぶ?

2019.05.05
ohmori

From:大森睦弘
岐阜の自宅より、、、

こんにちは、大森睦弘です。

さて、今回は
 

 「ドライバーでもダウンブローイメージが飛ぶ?」
 

というお話をさせていただきます(ビデオ&おまけあり)。
 

まずはちょっと見ていただきたいスイングがあります。
コチラの映像なんですが。。。

(続きはビデオにて)

ドライバーでもダウンブローイメージが飛ぶ?

スマホの方、動画が見れない方はこちら

パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
動画の下部にある字幕アイコンまたは)をクリックすると表示をオンにすることができます。字幕をオフにするには、[字幕] アイコンをクリックし、[字幕をオフにする] をクリックします。

 

(おまけ付き)
今回のメールマガジンの内容をPDFでもご覧になれます。
こちらからクリックしてダウンロードして下さい。

http://g-live.info/click/omrpdf190505/

※印刷してファイルなさる方にはこちらが便利です。

私のドライバーショット

私のドライバーショットで、
普段よりもティーを高くして飛ばす場合のショットです。

通常ドライバーショットは上昇軌道である
アッパーブローでヒットさせると言われていますので、
その辺りに注目して見てみましょう。

どうですか?

上昇軌道であるアッパーブローで
ボールを打ち抜いているように見えたことと思います。

ダウンブローの意識が飛ぶ

しかし、私の意識はダウンブローです。

ただし、ボール位置が左足踵よりも振り出し方向にあり、
シャフトも正面から見てほぼ垂直にしているので、
いくらダウンブローのイメージでもそうはなりません。

飛ばしたいときだけティーもボールが全部ヘッドから出る
高いティーアップにすることで、
アッパーブローでヒットしやすい高さにしています。

ハイティーの罠

ティーを高くすると、ハンディ20ぐらいの腕前なら
4yぐらい飛距離が伸びるとする統計があります。

ところが普段からティーを高くしたままショットしていると、
陥りやすい罠があります。

それはすくい打ち傾向になって、ヘッドが加速ではなく
減速しながらヒットする罠です。

上昇軌道であるアッパーでヒットすることで飛びますが、
減速でのヒットでは当たり負けが多くなり
ヘッドスピードの割にボール初速はあがりません。

そして当たり負けではフェースの向きも不意に変化するため、
大きく曲がることもあります。

さらに高いティーのためにヘッドの上側すぎにヒットして、
天ぷらになることもあります。

このようにすくい打ちではがんばったつもりなのに、
曲がって飛ばないショットとなってしまいます。

結果を見るとアッパーブローだとして、
それをスイング中にやろうとすることは
まさにすくい打ちを助長することになります。

なお最悪なのはセットアップでは
シャフトが振り出し方向へ倒れているハンドファースト傾向なのに、
スイングはすくい打ちとなることです。

適切な上昇軌道はセットアップで作るようにしましょう。

またヘッドが加速しながらボールを打ち抜くためには、
フォローのヘッドが腰の高さ辺りで
ヘッドスピードが最大になるイメージが大切です。

そうするとボールヒットでは実際はそうではないとしても、
まだヘッドが下向きの軌道を降りてきている感じとなります。

さっそく練習場へ行って、
セットアップでのボール位置とシャフトの角度を意識して、
イメージだけはダウンブローでドライバーショットしてみましょう。

普段すくい打ちだとしたら、
ボールを強く打ち抜けている感じがしてきます。

ダウンブロー意識の詳細

ボールを地面に置くショットでは当然としても、
私はドライバーでもダウンブローのつもりでスイングしていますが
そのことを少し詳しく見てみます。

私のドライバーでのスイングの結果は
アッパー軌道になっているように見えていても、
イメージはダウンブローです。

またフェアウェイウッドはレベルブローで、
ボールの手前からヘッドを滑らせるぐらいの軌道で振ると
良い結果が出やすいです。

しかし、そのレベルブローの結果を出すのは
スイングではなくあくまでもボール位置です。

いいですかドライバーでもフェアウェイウッドでもアイアンでも、
ここで重要なのはセットアップでのボール位置とシャフトの角度です。

ドライバーではセットアップでのボールは
左足踵よりも振り出し方向、
シャフトは正面から見てほぼ垂直です。

セットアップでこれだけ準備しておけば、
後はダウンブローのつもりでスイングしても
実際の軌道は上昇しながらのボールヒットになります。

そして、むしろダウンブローの意識のほうが
すくい打ちにはならないので、
すくい打ちのさまざなま問題を克服することにもなります。

ティーを高くしたほうが飛ぶ統計の中身

ティーを高くすると、飛距離が伸びるとする統計が
ゴルフマガジンにあります。

ここで高いティーとはヘッドをソールして置いた場合に、
ボールがほぼ全部ヘッドから出る高さです。

標準的なちょうど良いティーの高さとは、
ボールが半個分ヘッドから出る高さです。

ハンディ20の場合、標準よりもハイティーのほうが
約4y飛んだと言う結果となっています。

ただしこれはティーを高くしたすぐ後の飛距離の調査で、
その後ずっと高いままのティーだとどうなるのかは見られていません。

ティーを高くして飛ぶ場合の飛距離アップの理由は
打ち出し角度が高くなり、
さらにヘッドの上側にヒットしてバックスピンが減るからです。

練習でのティーは標準的な高さで行う

練習場でショットを作るとか、スイングの微調整を行うときは
ティーは標準的な高さであるヘッドの上に
ボールが半個分出る高さにしましょう。

そうすることですくい打ちにはなりにくいとともに、
ヘッドの狙うべき所にヒットさせる練習にもなります。

標準的なティーの高さでちょうど良いアッパーブローになると
ヘッドの手前が最下点で地面すれすれにヘッドが入ってきて、
そこから上昇しながらヘッドの重心より少し上にヒットします。

この標準的なティーの高さで練習することで、
精度の高い最適な軌道がつくられます。

オートティーなどでは高さは35〜40mmぐらいが、
ちょうどヘッドの上にボールが半個分出る高さとなります。

ドライバーのヘッドは厚みが色々あるので、
それに合わせて確認すれば良いです。

飛距離が出るボールの飛び方

ボールが一番飛ぶボールの打ち出し方が、
SRIスポーツ(株)の山口哲男氏によって
シミュレーションで計算されています。

その結果は平均的なヘッドスピードである40m/sの場合に
一番ボールが飛ぶのは、打ち出し角度が25度で
バックスピンが1500rmpとなっています。

rpmとは一分間に何回転するかと言う数字で、
普通は面倒なので1500回転などと言っています。

そこで女子ツアープレーヤーの打ち出し角度と
バックスピンの平均を見てみると、14度で2500回転です。

一般男性平均では12度で4000回転と言う統計もありますが、
最近のドライバーの進化でバックスピンを減らす工夫がされ
3500回転ぐらいとも言われています。

何にしても明らかに女子ツアープレーヤーの方が
一般男性よりも打ち出し角度も
バックスピンも理想に近い数字となっています。

同じような体力で考えた場合、
高打ち出し&低バックスピンを狙えば
ボールは飛ぶことになります。

そして高打ち出し&低バックスピンと言えば、
ハイティーです。

ここ一発飛ばしたいとき

ドラコンホールなど、ここ一発飛ばしたいときだけ
ハイティーにすれば良いです。

とは言っても上手く打たなければ、4yプラスどころか曲がったり
天ぷらでむしろ飛ばずトラブルにもなります。

では、ハイティーで飛ばすときはどうすれば良いか。

それは、ボールヒット直前に遠心力に対応するイメージで
頭を振り出し後方へ押し込むことです。

上手くいけば20yぐらいはスッと伸びます。

標準的に6kgもある頭の重さを有効利用すれば、
ハイティーでの飛びに繋げることができます。

ドライバーは全てのホールでがんばって飛ばしていては、
大きなトラブルを連発してしまいます。

ほとんどのホールでは適当に打って、
まずはフェアウェイにボールを置くことが肝心です。

飛距離が他のゴルファーよりも足りないから、
ドライバーを使う全てのホールで目一杯やっても
まだ次のショットが長い距離になる。

だから、ドライバーショットは
全てがんばって振らなければならないんですなんて思っていては
ゴルフになりません。

楽に下半身を使って上半身をしならせて
飛ばしたときの飛距離を自分の距離だと認識して、
それを戦略に取り入れてプレーを組み立てましょう。

そして、しなりを使って飛ばすならダウンブローイメージです。

では、また。
 

 

 

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