2024.03.10
From:大森睦弘
神戸の自宅より、、、
こんにちは、大森睦弘です。
さて、今回は
「真っ直ぐ飛ばすボールは最悪です」
というお話をさせていただきます(ビデオ&おまけあり)。
多くのゴルファーは
真っ直ぐ飛んでいくボールを打とうとしています。
ですがそれって実は最悪なんです。どういうことか?
(続きはビデオにて)
真っ直ぐ飛ばすボールは最悪です
パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
動画の下部にある字幕アイコン(または)をクリックすると表示をオンにすることができます。字幕をオフにするには、[字幕] アイコンをクリックし、[字幕をオフにする] または[なし] をクリックします。
(おまけ付き)
今回のメールマガジンの内容をPDFでもご覧になれます。
こちらからクリックしてダウンロードして下さい。
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※印刷してファイルなさる方にはこちらが便利です。
スコアアップにつながる弾道
ところが、ラウンドでスコアアップにつながる弾道があります。
それはどんな弾道かというと、
左右どちらかに曲げること
実は、曲げることで戦略を練ることができます。
ボールは真っ直ぐ飛ばそうとしないで、
左右どちらかに曲げたほうが安全です。
真っ直ぐ飛ぶボールを打ちたい気持ちはわかります。
しかし、真っ直ぐ飛ばそうとするから、
右にも左にも曲がります。
どっちに曲がるかわからないと、
コースでは戦略を立てることができなくなって最悪です。
そういった意味で、
どっちかに絶対曲げるというコントロールは
コース攻略の要です。
ボールを入れてはいけないハザードに向かって打ち出し、
ハザードから離れる方向へ曲げることが
ラウンド戦略の基本となります。
思った方向の逆に飛んでしまう逆球が減るだけで、
戦略的ゴルフへの第一歩がはじまります。
とはいえ、見た目でぐんぐん曲がるボールは
止まる地点をコントロールしにくいものです。
曲げるといってもほとんどストレートに飛んでいって、
落ちぎわで左右に少しだけ曲がる程度が最高です。
必ず思った方向へ曲げる
理想の曲げのコントロールはできないとしても、
逆球だけは防ぐ方法があります。
それは、グリップの上で
左手の親指のポジションを調整することです。
親指の左右への1mmの違いはグリップの太さから計算すると
だいたい6度になりますから、100y先では方向だけでも10y、
曲がりも含めると20yぐらいになります。
ここで、分かりやすいように
極端に左に曲げる場合をやってみます。
グリップを右にずらせてからヘッドをターゲット方向へ向けて
ボールの後ろにきっちりセットして、
足踏みをして気持ちよく振れそうな足場を探します。
そうすると、体全体はターゲットの右を向きます。
そして、体が向いた方向へ新しい仮想のターゲットを設定して、
そっちに向かって真剣にスイングします。
左に曲げるフックならグリップを右にズラせて
ターゲットに対して右向きに、右に曲げるスライスなら
グリップを左にズラせて左向きに構えることになります。
クラブのロフトが大きいほど曲げにくいですが、
練習では9番アイアンを力感8割ぐらいでショットして
色々曲げてみましょう。
スライス対策としても
また、スライスがましになると、
100切りできるともいわれます。
特に左に曲げる練習は100切りにとって重要で、
グリップがウィークすぎていることを
気づかせてくれたりします。
グリップを1mmズラすだけで100y先では20yぐらい変化しますから、
練習場でグリップを少しずつ右にズラせてショットしてみましょう。
普段スライスで悩んでいるなら、
左手のグリップがウィークすぎている場合は多いです。
さらに言うなら、本来の左手のグリップの向きは
左手でストレートパンチを出したときの向きです。
真剣に左でストレートパンチを出してから
そのまま向きを変えないで腕を下におろせば、
それが本来あるべき左手の向きになります。
練習場では飛ばすことばかりではなく、
曲げて楽しく練習してみましょう。
さらに理想的に曲げる
そして、真っ直ぐ打とうとするよりも、ほぼ真っ直ぐに出て
落ちぎわで少しだけ狙った方向へ曲がるボールを目指せば
シングルプレーヤーです。
打ち方としては、ダウンスイング序盤で
ヘッドをインサイド寄りに少し落とせば左に曲がるドロー、
少しだけアウト寄りから落とせば右に曲がるフェードになります。
そして、ヘッドをインサイドと言うのは
ダウンスイングで背中側へ落とすイメージにすれば良いです。
また、その動きがスライスを防止する方向に働いてくれます。
基本は手元はダウンスイングのできるだけ早いタイミングで
インパクト面に乗って、ヘッドだけ少しインやアウト寄りから
手元に対してついてくる感じです。
あくまでも手元の感じは同じで、ヘッドだけを微調整して
右手の人差し指と親指へのシャフトの圧力の差を
感じるようにしてみましょう。
ただし、この動きで曲げをうまく調整できるためには、
手元はインパクト面にダウンスイングの早い段階で
乗っている必要があります。
さらに、上手くなってくれば打ち出し方向の30yぐらい先の左側に
大きな木があるとイメージするとドロー、
右側にあるならフェードです。
まさに、イメージだけでちょうどよい曲げを
つくることもできます。
ドローの動きでフェードを打つ
ターゲットの右に出でターゲットに戻すドローは
やっぱり体をしならせやすいこともあり一番飛距離を出しやすいので、
普段はドローを中心に打つのが得策です。
しかし、左へ曲げるだけでは
コース戦略が難しくなる状況もあります。
そんな場合にわざと右に曲げることが必要になります。
そこで、本来の良い動きで自然に出るターゲットの右に出て
ターゲットに戻るドローのスイングとしての動きはそのままに、
右に曲げる方法をやってみましょう。
それは、インテンショナルスライスの構えで対処することです。
インテンショナルとは意図的という意味で、
セットアップを変えるだけでスイングはそのままです。
先ほど簡単にお伝えしたことをスライスを打つと言う観点から、
もう少し詳しく見てみましょう。
曲げたい分だけ手の中でグリップを右に回しておいて、
ヘッドをターゲットに向けてセットします。
気持ちよく振れそうな足場を足踏みをして確定し
スタンスの方向へそのまま振ることです。
そうすると、ターゲットに対してヘッドはアウトから入って
軌道に対してはヘッドが開いていることで
右に曲がる回転がかかってくれます。
基本的な最良の動きであるドローを打つ動きはそのままに、
セットアップの調整で右に曲げることは便利ですから
練習場でやっておきましょう。
出球方向と曲がりの原理
出球の方向はボールヒットでのフェースの向きに
かなり依存しています。
パターでは90%、ドライバーでは80%、
アイアンでは75%フェースの向きに依存して
ボールは飛び出します。
ボールがフェースに当たっている時間は
1万分の5秒という非常に短い時間です。
その短い時間の中でボールはフェースの上で潰れて
その潰れた歪が元に戻ることでフェースから離れます。
ヘッドのスピードよりも歪が戻る速度がかなり速いため
フェースの向きにほぼ依存してボールが飛び出し、
フェースの向きは軌道の方向に引っ張られやすいです。
そのため、アウトサイド・インの軌道なら
フェースはターゲットよりも左を向きやすく、
インサイド・アウトなら右を向きやすくなります。
そして、ボールが曲がる方向は
軌道に対するフェースの向きでほぼ決まります。
軌道に対してフェースが右を向いてボールヒットすれば、
ボールには右回転であるスライス回転がかかって
ボールは飛び出してから右に曲がります。
逆に軌道に対してフェースが左を向いていたなら、
左回転であるフック回転がかかって左に曲がります。
また、ボールの曲がりはボールヒットでの軌道に対する
フェースの向き以外の要素も少し影響します。
例えば、打点のずれによるギア効果での曲がりだとか、
ヘッドの加速度や速度での曲がりの程度の変化などがあります。
ついつい練習場では飛ばすことばかりが先行しますが、
本来ゴルフはバラツキをいかに少なくして
その中で戦略を立ててプレーすることが楽しみの醍醐味です。
力ずくではなく体をしならせてしなり戻りを正しく利用するとか、
トップから手ではなく体重と腹筋で加速できるようにするなどの
正しい飛距離アップの動きが必要です。
そういった飛距離アップの練習の合間でもよいですから、
曲げてターゲットにイメージした弾道で
ボールを運ぶ楽しみも味わってみましょう。
では、また。
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