2022.10.09
From:大森睦弘
神戸の自宅より、、、
こんにちは、大森睦弘です。
さて、今回は
「パターはコレだけで最短スコアUP」
というお話をさせていただきます(ビデオ&おまけあり)。
ずばり、多くのゴルファーのパッティングで
ストロークを難しくしている「ある動き」があります。
これを変えるだけで簡単にスコアアップが
実現できるんですが、それは。。。?
(続きはビデオにて)
パターはコレだけで最短スコアUP
パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
動画の下部にある字幕アイコン(または)をクリックすると表示をオンにすることができます。字幕をオフにするには、[字幕] アイコンをクリックし、[字幕をオフにする] または[なし] をクリックします。
(おまけ付き)
今回のメールマガジンの内容をPDFでもご覧になれます。
こちらからクリックしてダウンロードして下さい。
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※印刷してファイルなさる方にはこちらが便利です。
パッティングでストロークを難しくする動き
それは、手首を動かしすぎることです。
そしてもうひとつ、脚が動くことです。
ツアーの映像を見ていると、手首の微妙な動きで
絶妙なパッティングを決めているシーンは多いです。
しかし、本当に手首をうまく使えている選手は、
パッティングの上位10名ぐらいだと私は感じています。
そして、パッティングのうまい選手は、下半身だけ見ていたら
いつストロークしたかわからないぐらい安定しています。
そこで、ツアープレーヤーほどの能力がなくても、
自分なりの最高のストロークを手に入れることができる
ドリルがあります。それは。。。
左前腕にグリップ密着
それは、左前腕にユーティリティクラブなどの
長いシャフトを密着させてパッティングすることです。
長いユーティリティクラブなどを
左肘の少し下まで左前腕に密着させます。
そのままストロークしながら、
グリップが左前腕から離れないままストロークして
ボールを打ち抜いてみましょう。
そうやって練習していると
通常のパターでのストロークが劇的に良くなって、転
がりの良いボールを出せてショートするミスは激減できます。
まさに両腕でできる三角形を維持したまま、
肩甲骨のスライドでストロークする理想の動きを
簡単に体験できます。
そもそも、左前腕にグリップを密着できないなら、
普段から左手首を甲側へ折りすぎていて
セットアップからすでにパンチを入れやすい形になっています。
セットアップで左手甲側へ手首を折っているほど、
インパクトでは手首を動かしやすくまさにパンチを誘発します。
ボール位置
また、転がりの良いボールを打ち出すためには、
ボールは両目のラインの真下からボール半個分まで外の範囲で
左目の真下より少し左寄りにセットします。
そうすると、ヘッドは上昇しながらインパクトすることで
1〜4度のロフトにも助けられて
グリーンの芝に沈んだボールを浮かせてくれて転がりやすくなります。
しかし、上昇軌道では重力に逆らうことになるので
減速しながらのインパクトになりやすく、当たり負け対策として
インパクトでヘッドを加速させなければなりません。
確かに、押しながらインパクトするために
少しパンチ気味に入れる作戦もあります。
では、普通のパターで難しい手首でのパンチは入れないで、
どうやってストロークしたら良いでしょうか。
肩甲骨のスライド
真っ先に意識することとして、手首ではなく
肩甲骨のスライドでヘッドを加速させながら
インパクトさせることを狙います。
やっぱり上半身の中でも最も大きな筋肉に絡み、
背中の上でスライドする動きをする肩甲骨を使えば
ヘッドは楽々加速できます。
また、腰から上の体幹の捻りでストロークすると、
ヘッドは円軌道を描くことになるので
ストローク中でのヘッドの開閉は多くなります。
ヘッドは閉じながらインパクトすることで
ボールを捕まえるという人も多いですが、
これもヘッドの向きをセットアップの向きに戻すためには難しい動きです。
そこで、首から下の体幹全体と腰や脚もガッチリ固定しておいて、
肩甲骨だけをスライドさせます。
バックスイングでは右肩を上に向かってあげ、
ダウンスイングでは左肩を上にあげるようにします。
そして、左右往復連続ストロークをやりながら、
ヘッドの残像が真っ直ぐに見えるように素早くやってみます。
そうすると、左右の肩甲骨をどんな感じで動かせば
ヘッドが真っ直ぐに動くのかがわかってきます。
特に最近多くなった慣性モーメントの大きなヘッドのパターでは、
ヘッドの開閉は少なくするほど簡単になります。
まさに、左前腕に長いシャフトのクラブを密着させて
肩甲骨のスライドだけでパッティング練習すれば、
パッティングの基本を素早く身につけることができます。
実は青木さんのように打ちたい
ツアープレーヤーの青木功さんは、
手首のパンチを使ったパッティングの名手です。
そして、世界のトッププロたちもその技に挑戦しましたが、
誰ひとりとして成功できませんでした。
あの強烈な手首でのパンチは、
青木さんの特殊な能力や技です。
以前、私が数人の女子ツアープレーヤーと
宮崎シーガイヤのパッティング練習場で練習していたときです。
たまたま別の企画で来ていて青木さんがふと寄ってきて、
パッティングを教えてあげると言って
目の前でいろいろやってくれました。
まさに、手首だけをうまく使う動きには驚いたものです。
一般的にはヘッドが上昇軌道で
加速中にインパクトすることで当たり負けを減らして、
転がりはもちろん打ち出しの方向性を良くすることができます。
しかし、青木さんのパンチはその真逆で、
転がりを悪く打つことで強く打つことができて傾斜や芝目の影響が少なく、
ホール近くで急激に減速してポトンと入ります。
青木さんほどではないとしても、
手首をうまく使う選手の真似をしてパンチ気味にしようとして
ストロークを崩しているなんてこともあります。
青木さんの打ち方は真似ができないので、
誰でもできる転がり良く打ち出す方法を選択することで
結果を出しましょう。
理想のパター
また、誰でもヘッドを加速中に当てることができる
「アキュロックエース」(AccuLock・ACE)という
人間工学の粋を集めてつくられたパターがあります。
ヘッドに対してシャフトが斜め前方に傾いている形が特徴的な
最高のパターです。
実際、片山晋呉選手がゴルフショーで見つけ自前で購入し、
コカコーラー東海クラシックでいきなり使って優勝した
なんてこともありました。
しかし、それも特殊過ぎて万人受けするには時間がかかるというか、
その特殊な形状の故に売れ悩んだという経緯があります。
とはいえ、パッティングストロークを良くする練習器具として、
先ほどの長いシャフトを左前腕に密着させる
練習以上の効果があり私も使っています。
左目の真下の少し外
速さが12フィート以上のツアーのグリーンでは、
左目の真下にボールがあると
ちょうど1〜2度のアッパー軌道でのインパクトになって
転がりが良くなります。
一般のグリーンでは10フィート以下で芝の刈り高も高いので、
その分だけボールを浮かす必要があることから
2〜3度ぐらいの上昇軌道を狙うとよいです。
そのためには、ボールは両目のラインの真下から
ボール半個分まで外の範囲で、
左目の真下より少し左寄りにセットします。
セットアップでのボール位置や
肩甲骨でのストロークをしっかり行って、
パッティングでもスコアを稼ぎましょう。
ロングショットは上達に時間がかかりますが、
パッティングは要点だけ押さえれば急激に良くなったりしますから
スコアアップの狙いどころです。
では、また。
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