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ハービー・ペニックに訊け「やりすぎという罠」

2013.09.01
omori

From:大森睦弘
六甲国際ゴルフ倶楽部より、、、

こんにちは、ETGA(江連忠ゴルフアカデミー)の大森睦弘です。

今日のメールのタイトルを見て「おっ?」と思った方、、、
あなたは相当なゴルフマニアかもしれません。

 「ハービー・ペニック」

あなたはこの伝説の名コーチの名前をご存知でしょうか?

ハービー・ペニックってどんな人?


ハービー・ペニック(1904-1995)は、1923年にプロゴルファーの職を得てから
亡くなるまで、トッププロからアマチュアゴルファーまでを教えた、世界的な名コーチです。

このハービーさんは、トッププロもアマチュアも分けへだてなく
「1時間5ドル」という、あってないような報酬でレッスンをし続けました。

そして有名な話が、ハービーさんが60年以上にもわたって、
教えるときに感じたり気づいたことが書いてきたノートは門外不出とされ、
同じくゴルフコーチをしていた息子以外には愛弟子たちにも決して見せなかったそうです。

しかし、ハービーさんが87歳のとき、その門外不出のノートを出版しようと思い立ち、
そして出版されたのが、リトル・レッド・ブック(Little Red Book)という本です。

今では全世界で100万部以上読まれている「伝説のレッスン書」となりました。

中でも印象的なのは、晩年は耳が遠くて電話では直接話せないため、
奥さんを介して電話レッスンまで行ったことです。

自分はどんな状態であったとしても、何かの救いを求めて来てくれる人たちには、
お金も体調も関係なく、できるだけのことをしてあげたということだと感じています。

ハービーさんはすでに天国の人となってしまいましたが、
その教えはいつまでも私たちの心の中に響いています。

そして、何よりもありがたいことに、
前述の「Little Red Book」という貴重なメモを残されています。

ここでは、私が尊敬するハービーさんのメモをもとに、

 「ハービーさんだったら何とおっしゃるだろう?」

という、私の想像の中でのハービーさんのご意見を
私、大森との「対談形式」でお届けしようと考えています。

やりすぎという罠

(大)ハービーさん、お願いしたいことがあります。

(ハ)何じゃ、ゴルフを愛しているお前のことなら、
   わしもできるだけのことはやってあげるぞ。

(大)ハービーさんと対談して、
   それを現世のみなさんにも聞いてもらいたいのです。

(ハ)そんなことなら、おやすい御用じゃ。

(大)さっそくですが、私の生徒さんで非常に意欲的な人がいるんですが、
   がんばっている割にはうまくなれないんです。
   ついやりすぎてしまうというか。

(ハ)。。。。。

(大)どうしてやったらいいのでしょうか。

(ハ)。。。。。

※ハービーさんは思いをめぐらして大切な一言を考えていらっしゃるので、
 じっと我慢で待つことにしました。そして、50分ほど待っていると。。。

(ハ)極端にやらせすぎているんじゃないかな。

(大)え、どういうことですか。

(ハ)アスピリンだって、早く効けばいいと思って、
   新品のボトルの中身を、いっぺんに全部飲んだらどうなると思っとるんじゃ。

(大)死んじゃいますね。。。そうか、つい熱心にやっている人に対して、
   わたしもすぐに結果を求めてしまっていたんですね。
   少しづつ変えてあげれれるような冷静さを忘れていました。

(ハ)わかってるじゃないか。

わかっているようでハマる罠

(ハ)スイングだって同じじゃよ。
   コーチが陥る最も重大な罠は「教えすぎる事」じゃ。
   しかも、最近自分が得た情報をつい教えてしまう事なのじゃ。

(大)はい。

(ハ)でも、生徒さんには、たくさん目新しそうなことを、
   いろいろ伝えた方が満足してもらえると言うか、
   少なくともその場では生徒さんもコーチも、
   ハッピーな気分になれるんじゃ。

(大)そうですね。

(ハ)なので「罠」なのじゃ。
   そして、一人で練習するときも、同じ事が言えるぞ。

(大)もし、1時間のレッスンで、ほとんど何も言ってくれなくて、
   最後にたった一言だけ言われたら、
   「なんだこのコーチは」と思っちゃいますよね。

   でも、本当は今の自分にとって、直すべき最も重要な点をしっかり直すことができれば、
   その枝葉の多くの事が一気に良くなることが多いですよね。

   その根っこが何か、そこがわかることが一番重要ですね。
   そこをしっかり指摘して、一気に変えようとしないで、
   少しづつ直して挙げられることを考えるということですね。

(ハ)言われてみれば当たり前に聞こえるじゃろうが、
   実際にはこれがほとんどできないのが現実なんじゃ。

   そして、おぬしが言うように、たったひとつの事でも、
   それを大きく変え過ぎると、かえって直しづらくなることがあるんじゃ。
   そこをしっかり見きわめなければならないんじゃよ。

   ゴルフスイングというものは、かなり繊細なものなんじゃ。
   ちょっと変えただけで、ボールにうまく当たらなくなって、
   かえって手でいろいろい操作してしまい、わけがわからなくなるって事もあるんじゃ。

(大)なるほど。。。
   確かに、筋力トレーニングなんかでも、どんどん疲労が蓄積してしまうようなやり方だと、
   オーバートレーニングとなってしまいますね。

   そして、体がだるくてやる気も起きないために、
   トレーニング効果が半減するばかりか、体を壊してしまうこともありますね。

   焦らないで、様子を見ながら少しづつ負荷を上げる様にしたほうが、
   意欲も湧いて、結果としてより短い期間で筋力がついてくるんですよね。

(ハ)自分でスイングを良くしようと思って、一生懸命練習したり、
   習ったりしている時に、同じ「罠」にはまっていないか、
   一度じっくり他艦してみてはどうかな。

   練習の後に、その様子を他人の目で見なおして見るんじゃ。

   そうすれば、本当にやるべきことが何かが、はっきり見えてきたりするもんじゃぞ。
   いろんな人に習いすぎていたりすることも、やり過ぎというもんじゃ。

(大)そうですね。確かに、スイングはいきなり大きく変えようとしないで、
   最も根っこになる問題点を、少しづつ効き目を確認しながら、
   ちょうどいい具合に変えてゆくことが大切でした。

(ハ)そうじゃな。でも、当事者になると、意外とわからなくなってしまうもんじゃ。
   肝に銘じて生徒さんをしっかり見つめてあげるんじゃな。

(大)はい、今日はありがとうございました。

(ハ)では、またじゃ。

いかがだったでしょうか?

今回の企画は私の中でもちょっとしたチャレンジになっています。

ですのでぜひ、このメールを読んでのあなたの感想、
ご意見などを聞かせて下さい。

今回のものの評判がすこぶる悪いものでなければ、、、(笑)
次週もハービーさんとの対話を続ける予定です。

どうぞお楽しみに。

では、また。

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あなたの上達を邪魔する「ゴルフ・ノイズ」

2013.08.31
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。

今日は、あなたのゴルフ上達を邪魔する
「ゴルフ・ノイズ」について、お話をしたいと思います。

あなたがもし、今よりもゴルフを上達させたいと考えているとして、
そのジャマをするものは何でしょうか?

これからお話するような例に当てはまっているようであれば、、、
今日はあなたのお役に立てるかもしれません。

頭がこんがらがってしまう。。。

一年ほど前、私が教えていた方にKさんという方がいらっしゃいました。

Kさんは本当に勉強熱心で、ゴルフにも一生懸命。
スコアは100前後でしたが、さらなるステップアップをということで、
私のところにレッスンを受けに来ました。

初回のレッスンでは、私もKさんが今までやってきたことを
いろいろ質問攻めしてきて、その時に口にする言葉が。。。

 「プロの○○さんが雑誌で言っていたのは、ちょっと違うやり方でしたけど」

 「××さんのレッスンビデオでは、こんなふうに説明していました」

 「△△さんの本には、そんなことは書いてありませんでしたね。。。」

こんな感じの言葉なんですね。
そして、レッスンの最後におっしゃった一言が、、、

 「なんだか、今日来て余計頭がこんがらがってしまったかもしれません。。。」

私も最善を尽くしたつもりだったんですが、Kさんはその後2~3回ぐらい来て、
その後いらっしゃらなくなってしまいました。。。

「最高のラーメン」のはずが。。。

ちょっと話は変わりますが、、、

たとえば、ラーメン屋さんで、A店、B店、C店という
三つの店があったとしましょう。

それぞれの店が、いつも繁盛しているお店。
お客さんやファンが多数います。

では、そのA店、B店、C店、三つの店の味を
全て混ぜ合わせたとしたら、どうなるでしょうか?

おそらくきっと、、、3倍美味しくなるということはなくて、
とてもマズーいラーメンができてしまうのではないでしょうか?

勝手な想像ですが、おそらくKさんの中では
この「マズいラーメン」と同じことが起こっていたのではないかと想像します。

そして、おそらくこの時のKさんは、誰に習ったとしても
同じように頭がこんがらがってしまったのではないかと思います。

上手にノイズを除去できるか?

先ほどのラーメンの例で言えば、料理が上手な人であれば、
A店、B店、C店の3つの味の「いいとこ取り」ができるのかもしれません。

しかし、それができるのはおそらく、

 「いいところであっても、敢えて切り捨てる」

これができる人なのではないかと思うのです。

A店のラーメンに必要な味が、B店、C店の味には不要、、、
おそらくそんなこともあるでしょう。

Kさんの場合は、

 「プロの○○さんの話」や

 「××さんのレッスンビデオ」や

 「△△さんの本」など

については、いったん横に置いておく必要があったのかもしれません。

こうした「ゴルフ・ノイズ」が、
あなたのゴルフの上達をさまたげていることがよくあるのです。

ハッキリ申し上げて、Kさんはとても真面目な方で、
ゴルフについても研究熱心でいらっしゃいました。

だからこそ「捨てる」こと、すなわち
「ノイズを除去する」ことができなかったのかもしれませんね。

あなたは上手に「ゴルフ・ノイズ」を除去できていますか?

またメールします。

追伸:

ゴルフのパッティングがどうしても苦手な方には。。。

http://g-live.info/product/yokoton/

*各限定100本のみ!!

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正しい練習法を求め続ける”だけ”の人

2013.08.30
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。

最近家で久しぶりに野球を見ていました。
野球はたまに夜のニュースで見るくらいなのですが、

家で野球を見ていると、芝にばかり目がいってしまうんです。

この気持ちわかりますか?

どうも、いろいろなスポーツを見ていて、芝を見ると
ゴルフ場を思い出してしまいます。

これは、ゴルファーの職業病かもしれませんね(笑)

サッカーを見ていても、
やたらと芝が気になってしまうんです。

ちょっとおかしいですかね(笑)

さて、今日は、最近悩んでいるかもしれない
あなたのための記事を書きました。

しっかりと読んでくださいね。

練習に踏み出せない

私の生徒さん、ゴルフライブの読者さんも含めてですが、

アマチュアゴルファーの皆さんは本当に
真面目な方が多いです。

そして、ご自身がよりよいゴルフが出来るように
正しい練習を日々模索していらっしゃったり、

どうやったら、もっと成果がでるかということを
考えてくださっているようです。

本当に素晴らしいことです。

ただ、正しい練習法の模索は、時として、
何の成果も産まないことがあるようです。。。

どういうことか説明するために、
自分がラウンドや練習場で、挫折感を味わってしまった時の
ゴルファーの心理の変化について書いてみました。

1.ラウンドしたり、練習場に行って、ミスショットをして、成果が出ない

2.現状の練習に課題を感じる

3.もっといい練習法の可能性に気づく

4.練習法を探す

という風に、ご自身の失敗などから、
現状に問題を感じて、練習法を変えなければならないということに気づかれるようです。

しかし、ここで問題なのが、
練習法がすぐ見つかって、実践していただければいいのですが、

自分に合う方法がわからなくなった、
どうしていいかわからない

ということで練習自体をやめてしまう方が本当に多いのです。

そして、結果的にクラブも握る機会がなくなってしまう
ということがよくあるんです。

モチベーションが下がってしまったということかもしれません。

このメールを読んでくださっている方の中にも

ΣΣ「ギクッ」

と思った方、いるのではないでしょうか。

正しい練習法を求め続ける”だけ”の人

正しい練習法を求め続ける”だけ”の人というのがいます。
そういう方は、どうなるかというと、

1.ラウンドしたり、練習場に行って、ミスショットをして、成果が出ない

2.現状の練習に課題を感じる

3.もっといい練習法の可能性に気づく

4.練習法を探す

5.練習法を探す

6.練習法を探す

7.練習法を探す

8.練習法を探すのを止める

    ・
    ・
    ・

となるわけです。

正しい練習法を探すことしかしなくなってしまうんです。
一種の自信を失ってしまった状態だと思います。

ゴルフを上達するとき、
それはもう、正しい練習法を

みなさん模索し続けるのは確かです。

けれども、それが見つからない限り、
練習しないというのは間違っています。

模索しながらも練習してください。

例えば、パッティングでしたら、
とにかく、狙いをつけて打つことは
感覚を鈍らせないためにも必要です。

スイングの形に関しても日々、
小さい形から確認してスイングすることは必要です。

基礎練習にあなたの
課題を解決する練習を入れていくのがいいでしょう。

あなたの今の悩みは何でしょうか?
自分のスイングにもしかして自信がありませんか?

自信がないとしたら、
まずは、クラブを握ってスイングすることから
始めるしかありません。

あなたがあなたのスイングを作るのですから。

私が提供する正しい練習法は
今までにも、お伝えする機会はあったと思います。

またメールします。

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うさんくさいレッスン

2013.08.29
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。

今日は「うさんくさいレッスン」についてお話しします。

これは私が教えている方が受けた「レッスン」のことで、
その方から聞いた話です。

あなたの回りにも、こういう「レッスン」をしてくる人が
いるかもしれませんが、、、

そういうレッスンは気をつけたほうがいいよ、
ということをお伝えしたいと思います。

練習なんてしなくても

私が教えているMさんという方がいらっしゃいます。
Mさんは40代の方で、私のレッスンに来て半年ぐらい。

レッスンに来るまではなかなか100が切れなかったのですが、
私のところに来るようになってから、日々の練習を欠かさないようにして、
3ヶ月で100切りを達成。

今は90切りにむけて練習をしていらして、
先日は「91」というベストスコアを出されました。

おそらく、その90切りも時間の問題かなと思っています。^^

Mさんには、よくゴルフに行くお仲間が数名いらっしゃるそうで、
その中のお一人が、結構クセがある方なんだそうです。

どういう人かというと、、、

 「練習なんてしなくても上手くなれるよ」

 「ラウンドさえしていればうまくなるって」

 「真面目に練習したって時間の無駄」

こんなことを平気で言ってしまう方なんだそうです。。。^^;

ゴルフは場数か?

実際、その方は確かにとても上手だそうで、
普段何の練習をしていなくても80台、
調子がいい時には70台で回ってしまうそうなんですね。

 「Mさん、ゴルフは結局のところ“場数”ですよ」

そういう「レッスン」を、Mさんは何度も受けていらっしゃるようで。。。

もちろん、この言い方には一理あります。

たとえ練習場で練習をしていても、
ゴルフ場特有の状況やライに慣れることは上達するためには大切です。

また、ラウンドで失敗したりうまくいかないことがあったりすると、
それが大きな経験になって、上達を促すこともあります。

そうしたことは間違いありません。でも、、、

そうした“場数”だけでうまくいく人は少ないと、私は思います。

いや、それで今はうまくいっていたとしても、
後で必ずうまくいかなくなる時が来るのではないでしょうか?

積み上がる幸せ

おそらく、Mさんのそのゴルフ仲間の方は、
ゴルフのセンス、スポーツのセンスがあるのだと思います。

そういう人が練習をしなくても出来てしまう
センスがある人ということは、少なからずあるものです。

しかし、それが出来てしまう人というのはごく少数ですので、
それを間に受けて「練習はしなくていい」というのはオススメしません。

ウサギとカメではありませんが、ウサギは早くゴールに着いたとしても、
肝心のゴールですることが全くないかもしれません。

でも、カメは歩みは遅いですが、その道で景色を楽しんだり、
道にある障害物を乗り越える喜びがあるはずです。

ということは、ウサギよりもカメのほうが
ゴルフからの喜びを得られる分が多いのではないか。。。

センスは育ちません。
でも、スキルは育ちます。

積み上げる喜びも、ゴルフをしている時の喜びです。

ちょっとキレイ事すぎる言い方かもしれませんが。。。
あなたはどう思いますか?

またメールします。

追伸:

ゴルフのスコアアップで、一番積み上がりが早いのがココです。

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【ビデオ】スライスを直す練習法

2013.08.28
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。

本日はウィークリーレッスン動画を配信します。

今日のテーマは、、、
「スライスを直すために有効な練習法」です。

スライスがどうしても直らないと
お悩みの方は多いと思います。

そこで有効になるのが、
やはりビジネスゾーンの練習です。

ぜひ動画をご覧になってみてください。

動画が見れない方、スマホの方はこちら(Youtube)


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