From:古賀公治
尼崎テクノランドより、、、
こんにちは、ティーチングプロの古賀公治です。
今日は祭日ですので、朝からゴルフに出かけている人も
多いのではないでしょうか?
突然ですが、、、あなたに質問です。
「バイエル」って、やったことありますか?
このバイエル、もしかしたら全く聞いたことがない
なんていう人もいるかもしれませんね。。。
(女性の方のほうが、やったことが多いかもしれません)
とはいえ、ゴルフコーチの私が話すことなので、
ゴルフの話かなと思われた方もいるかもしれませんが。。。
この「バイエル」というのは、ピアノの話です。
でもこの話、ゴルフにもとっても通じる話です。
知らない方のために「バイエル」とは?
「バイエル」というのは、ピアノを始める人が
最初に学ぶ入門書、教則本のことです。
もともとはドイツの作曲家・ピアニストである
フェルディナント・バイエルが書いた
「ピアノ奏法入門書」のことなのですが、
日本では、その入門書を作った作曲者の名前を取って
一般的に「バイエル」と呼ばれています。
このバイエルの教則本は子どもをはじめとして、
主に初めてピアノを練習する人のために作られています。
全部で106の曲と、いくつかの予備練習が入っているのですが、
番号がついているだけで、特に題名などはありません。
これを、ピアノを始めた人は練習し始めるわけですね。
「ベートーベンを弾いてください」と急に言われても…
というわけで、こうした初めての人がピアノが弾けるように
なるための入門書が「バイエル」なわけです。
でも、たとえばもしあなたがピアノを始めるとして
「では、ベートーベンを弾いてみましょう」と言われたら。。。
いきなり、弾くことができますか?
おそらく、、、ほとんどの場合
それはさすがに無理だと思います。
でもですね。
これがゴルフになると、なぜか多くの人がこの
「いきなりベートーベン」をやってしまっているわけですね。
ゴルフになると
「いきなりリズムが難しいジャズが弾ける」
「ベートーベンが弾けるようになる」
そんな「魔法のレッスン」があると
思っている人がいるわけですね。
あなたも思い当たるフシがありませんか?
魔法のレッスンでめちゃくちゃに。。。
こうなってしまう理由としては、
ゴルフというスポーツは大人になってから始めるという方が
ほとんどということも、あるのかもしれません。
「新しい●●●理論」
実際にゴルフ雑誌などでもそうした新奇なタイトルで
いろいろな理論が手を変え品を変え出てきていますね。
でも、そうした「新理論」に振り回されて
何がなんだかわからなくなって、めちゃくちゃに。。。
そうして迷ってしまった人が、私のところに
駆け込み寺のように来ていることがあります。
冒頭でお話ししたように、ピアノならまずバイエル。
ピアノの鍵盤に触れてみて、少しずついろいろなことが
できるようになっていくことが必要です。
いきなりジャズ、ベートーベンは無理です。
そこに行くまで正しい練習が必要なわけですね。
でも、こんなことを言うと、
「そんな単調な練習ばかりしていてもつまらない」
そんな声が聞こえてきそうですね。
でも安心してください。
その練習が本当に上達というレールに乗った正しいものであれば、
練習の一つひとつを積み重ねていくだけでも
充実感や満足感を得ることができます。
これは私の経験上、間違いありません。
実際に私の生徒さんは、みなさん楽しく練習されています。
ゴルフというのは、単純な練習をしていても
魅力が減ってしまうようなヤワなスポーツではありません。
そのことは、今までゴルフを続けてきたあなたであれば、
一番よく知っているのではないでしょうか?
それでは、今日はこのへんで。