2015.02.09
From:古賀公治
尼崎テクノランドより、、、
こんにちは、ティーチングプロの古賀公治です。
さて今日のテーマは、
「なんでゴルフクラブは14本なの?」
について、お話ししたいと思います。
先週に引き続き、ルール編的な話になりますが、
その14本のクラブの前に。。。
ゴルフボールの歴史
その前に、ゴルフボールの歴史も結構奥深いものがあるので、
それについてまずはお話ししますね。
ゴルフボールの歴史を見ますと、
初めは石などをボールに見たてて打っていた時代がありました。
その時代から木のボールになりました。
で、その次が「羽毛球(フェザーボール)」になったんですね。
水鳥の柔らかなのど元の羽毛を
草袋に詰めて打ったといいます。
水鳥の羽毛ですから、当然当時は高価なもので、
盗んだ者は刑に処すとのお触れも出たそうです。
ロストボールしたら悲しいでしょうね。。。(笑)
で、羽毛球の次に1854年頃に登場したのが
「ガッタパーチャーボール」です。
このボールの出現のおかげで、
ゴルフは飛躍的に普及したと言われています。
なぜかというと、ガッタパーチャーというのは一種のゴムで、
大量生産が出来たので、当然安価になったのだそうです。
しかもゴムなのでよく飛ぶということで、
ゴルフの面白さが倍加しました。
実はこの「ガッタパーチャー」というのは、
歯医者さんが虫歯の穴に埋める材料なんです。
虫歯の穴に埋めるために細工しやすく、暖めると柔らかくなり、
冷えると堅くなるから再生にも便利でした。
現在も歯医者さんで使われています。
そして、クラブの本数…
そして、冒頭にお話ししたクラブの本数についてです。
昔はクラブをキャディバッグにクラブを入れる本数に
特に制限はなく、何本入れても良かったのです。
そのうちに機能別のクラブを何本か入れ、
それを争うようにさえなっていきました。
1930年代に活躍し、全英アマにも勝ったことのある
ローソン・リトルという人は、
・ウッド5本
・アイアン18本
・さらにはトラブル用に左打ちのアイアンまで
なんと合計24本もバッグに入れていたのだそうです。
で、こんな風潮で、それに一番困った人がいます。
それが、キャディさん。
もしかすると重量オーバーのチップを要求したのかもしれません。
ともあれ、そうしたキャディの苦情の声がきっかけになり、
クラブ制限へと向かっていきました。
しかし、その数は13本でも15本でもよかったはずです。
実際、13本が適当ではないかと言う声も大きかったそうです。
ですが、13は不吉な数で、減らすより増やす方がいいということで
14本になったというのが有力な説だそうです。
練習も持ちすぎていませんか?
確かに当時24本も持ったら、
キャディとしてははたまったもんではないですし、
ものすごいスロープレーになってしまうかもしれませんね。
ですがこれは別にゴルフクラブだけに言えることではなく、
練習でも同じではないでしょうか。
今はネットで気軽に情報が手に入りますから、
「することがない」ということは基本ありません。
ですが逆に、情報の嵐の中で
なにをすればいいのかわからないという声も聞きます。
まさに、クラブを24本持っているのと同じですね。
そんなにやってもこなしきれないのに、
練習でやることが多ければ多いほどいいと思っている、
そんな方を見かけることがあります。
しかし、事態は全く逆で、やるべきことは最小限のほうが
結果として上達は早くなります。
もちろん、必要なことをやることが前提ですが、
やはり「過ぎたるは及ばざるが如し」です。
最小限のことをコツコツと続けていく。
そして、結果を検証していく。
そうした姿勢を忘れないようにして下さい。
先週に引き続きルールの話が続きましたけれど、
今日はこんなところにしておきます。
もし疑問については、コメントいただだいたものから
お答えできる範囲で順次お返事を書いています。
画像付きでないと説明が難しいものについては
お答えできないことがあることをご承知ください。
なおお読みになった方は、そちらについても再度コメントをいただけると
「既読」かどうかが私から見てもわかるのでありがたいです。
それでは、今日はこのへんで。
<本日のオススメ>
「ボールが真っ直ぐ飛ばせるか不安だ」と思っているあなたへ…
これが、これからあなたが
最も安全にボールを飛ばすための方法です。
↓
http://g-live.info/click/kondo150203/
※先行リリース中の限定価格。本日2/9(月)まで