From:大森睦弘
神戸の自宅より、、、
こんにちは、大森睦弘です。
さて、今回は
「フック?チーピン?悩んでるならコレ」
というお話をさせていただきます(ビデオ&おまけあり)。
100切りはスライスがましになって
パターなども丁寧にスロトークできるようになると、
達成できる確率はグンとあがります。
ところが、そのスライス対策が根本的でなく、
手の悪い使い方でボールを捕まえて
ごまかしているゴルファーは多いです。
そうなると、100切りも達成して
90台前半や80台も見えてきた頃になるといきなり
ボールが左へ飛び出すショットが出始めたりします。
そして、左へいきなり飛び出して
さらに左に曲がることをチーピンとか言ったりします。
そこで、チーピンやそうまでいかなくても
ボールが左に出たら、
やってみるとよいことがあります。それは。。。?
(続きはビデオにて)
フック?チーピン?悩んでるならコレ
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(おまけ付き)
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トップに向かって左わきを開ける
それは、トップに向かって左腕をリラックスさせて、
左腕を右に回転させるようにして
左わきを開けるようにすることです。
さらに、左の鎖骨を右斜め前に動かすことを意識すると、
左腕をリラックスさせたまま肩甲骨ごと動かすことができます。
そうすると、トップではターゲットの
かなり右に打ち出す感じになりますが、
ダウンスイングしてきて体が左ターンすると
ちょうどターゲット方向へ振ることができます。
左に出る理由
そして、左に出るということは
インパクトでヘッドが左を向いているからです。
ボールの飛び出し方向は
フェースの向きにアイアンなら75%、
ドライバーでは80%程度依存します。
そして、ボールの曲がりは
ヘッドの軌道に対するフェースの向きでほぼ決まり、
軌道に対して開いてヒットすればスライス、
閉じていればフック回転がかかって曲がります。
チーピンではヘッドは閉じて当たっていることになります。
また、ヘッドの向きは軌道に引っ張られやすいので、
アウトから入ってくるアウトサイド・イン軌道では
まさに左に打ち出されやすくなります。
インサイドから入ってくるなら
軌道にヘッドの向きが引っ張られて左へいきなり出るというよりも、
一旦は右に飛び出してから左に曲がる傾向となります。
ということは、初心者で多いアウトサイド・イン軌道のまま、
ヘッドだけを閉じることがうまくなるとチーピン続発になります。
そこで、とりあえずボールが左に飛び出したなら、
まずはトップに向かって左わきを開けるようにしましょう。
左わきを開けることでヘッドはアウトからインへのループになって、
ヘッドは背中側へ向かう勢いがついて
手元もイン寄りに引っ張られます。
そうすることで、全体的にインサイド寄りに
手元もヘッドも降りてきて
アウトサイド・インの軌道をましにしてくれます。
トップで左肩をリラックスさせることで左わきを開けて、
トップの状態ではまさにターゲットの右に
打ち出すような向きになっている感じならバッチリです。
ヘッドを閉じすぎる原因
また、ヘッドを閉じすぎる原因の根本は、
実は左手のグリップにあります。
ダウンスイングしてきて手元が腰の高さでは
全てのゴルファーで左手の甲側が
かなり体の正面を向いています。
しかし、セットアップでは左手の甲は
左を向いた状態になっているケースは多いです。
この腰の高さでの左手の甲の向きの理由は、
手元がクラブの遠心力で引っ張られたときに
内側へ捻れるからです。
まさに、ストレートパンチを出すとわかりますが、
左腕でストレートを出してみましょう。
そのときの左手の甲の向きを保ったまま下におろしてみると、
どんな向きになっていますか?
本来ならセットアップで左手のグリップをそのような向きにしておけば、
腰の高さからインパクトまでにヘッドを閉じなくてもよくなります。
ところが、腰の高さでヘッドが開いていると、
そこからインパクトというヘッドが高速で動いている最中に
ヘッドを閉じなければなりません。
そして、ヘッドを閉じようとするときに
同時にヘッドも振りたい気持ちがあることで、
左腕の上に右腕を被せるように両腕を左に捻る
アームローテーションの動きを行います。
そのアームローテーションがうまくなってくると、
やりすぎも発生します。
そうなると、まさにチーピンの可能性が高まることになります。
変な話、左に飛び出すのに
左手のグリップをストロング方向へ修正することが、
チーピンなどの根本的対策となります。
そして、左手のグリップを正しくすると、
最初をさらに左に飛び出します。
それは、左へ捻るアームローテーションが
小脳に記憶されているからです。
その小脳の悪い記憶を消すことが根本治療になります。
そのためには、インパクトでヘッドを
心の底から開くつもりでショットします。
まさに、右にプッシュアウトすることを意識すればよいです。
そうやっていると、小脳に刻まれた悪い記憶は消去されて、
だんだん何も考えなくても
ボールは真っ直ぐに飛び出してくれるようになります。
ワイパー動作
また、左わきを開けることで
ヘッドはアウトからインへのループになることを、
ワイパー動作といいます。
まさに、シャフトが右手を軸にして
左から右に倒れるように動くからです。
実際には手元はクラブの勢いで右方向だけではなく
上向きにも引っ張られているので、
単純に車のワイパーのようには見えません。
実は通常のスイングでもヘッドは左から右というか
アウトからインに向かって動いてくるので、
手元を軸にしたワイパー動作は自然に行われています。
ワイパー動作は変な動きに感じるが
ところが、ワイパー動作は手の動きだけやったり
頭で考えただけだと変な動きに感じます。
しかし、ワイパーの動きでシャフトの角度は
インパクト面に平行な方向へ動いていることで、
そのまま下に落ちればまさに手元もヘッドも
インパクト面に乗った状態にできます。
正しいワイパー動作のために
実のところワイパー動作をやろうとして、
3割ぐらいのお客様ではなかなかうまくできません。
その多くの場合は
手でクラブをバックスイングしようとする動きが
邪魔しています。
バックスイングでは右肘を曲げて
手でクラブを持ちあげる動作が入りやすく、
ヘッドも開く傾向になります。
そこで、手元は下半身の右ターンに従って円軌道を描くように
インサイドに動く中で、ヘッドを振り出し後方に向かって
真っ直ぐに動かすようにしてみます。
腕を上にあげようとしなければ
体の右ターンで手元はインサイドに入ってくることが、
手の余計な動きを封じるために重要です。
そして、右腕はクラブを支えつつも
左腕と両手首をリラックスさせていると、
下半身の動きで腰から上の体幹を右に回転させたときに
クラブの重心が置いていかれます。
そうすると、コックが入った状態のまま
腕全体は左に回転してしなりのエネルギーをため、
シャフトは手元を軸にしてワイパーのように左回転します。
このときに右手でクラブを支えていると
右手を軸にして右腕は左に捻られて、
ヘッドは閉じながらグリップには左手が巻きつくように
左手の平側に折れてきます。
そして、ヘッドは振り出し後方へ向かって
放り投げるように真っ直ぐに動かします。
そうやって動いてきて体幹の回転がゆるくなってくると、
それまでのクラブの重心が動いてきた勢いと
腕のしなり戻りで動きは変化します。
今度は先ほどとは逆回転である
右回転するワイパーのような動きになって、
ヘッドは右上に向かってあがってきて手元を引っ張ります。
左回転のワイパーは
後に続く右回転のワイパーの真逆の動きになることで、
反動で右回転のワイパーをやりやすくなっています。
そうすると、腕全体は右に回転して左わきは開きながら、
手元も上に引っ張られてきて
左腕は両肩のラインに対して斜め上にまであがってきます。
ここで、右回転のワイパーのときにシャフトが押してくることに対して
右手の親指側を押して支えるようにすると、
右手の平は振り出し後方にある窓ガラスを拭く動きになります。
腰の高さぐらいからはそれまでのクラブの重心の勢いにまかせつつ
右手の親指側を意識してシャフトを支え続けることで、
トップではさまざまなことが理想的となります。
トップに向かって左腕をリラックスさせて、
左腕を右に回転させるようにして左わきを開けるようにすることで
出球の問題以外にもしなりやすい体の使い方になってくれます。
正しくリラックスして引っ掛けをゼロにしながら、
ボールを楽に飛ばしましょう。
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