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ティアップは将棋やチェスと同じ!?

2019.07.09
ezure

From:江連忠
神戸の自宅より、、、

こんにちは、プロゴルファーの江連忠です。
 

今回は、
 

 「ティアップは将棋やチェスと同じ!?」
 

というテーマで、お話ししたいと思います。
 

私や、私のアカデミーのコーチたちが
ティイングエリア(ティグラウンド)からの
ティーショットで、

アマチュアの方がティアップする時に
いつも不思議に思うことがあるんです。

それは。。。?

真ん中の一番前にティアップすること

あなたの周りにも、いつでも
真正面の真ん中、一番前にティアップするゴルファーは
いないでしょうか?
 

とはいえ、真ん中の一番前にティアップすることが
悪いと言っているわけではありません。

ジャンボ尾崎さんも
「飛距離が最も大事だから一番前にティアップしろ」
とおっしゃっていたことあります。

ですが、それは「ホールによる」という大前提があります。

私としては「どこにティアップするか?」には、
気を使ってほしいと思っています。たとえば、
 

 ・右サイドが全部OB

 ・左サイドには林が少し突き出ている
 

こんなホールがあったとすると、
 

 ・左サイドから打ったら、左の林を避けようとして
  右へのミスが出やすくなる

 ・であれば、右サイドにティアップしたほうが
  フェアウェイを広く使うことができ、
  難易度をぐっと下げられる

 ・特に、ゴルファーがスライサーであった場合、
  右サイドから打つことで、プレッシャーも減らせる

 

そういう時こそ、ティアップの場所にちょっとこだわるだけで
これだけの恩恵が得られるわけですから。。。

そうしたことに無頓着なのは、非常にもったいないと言えます。

こう考えると、いついかなる時でも
真ん中の一番前にティアップするのは。。。
 

自分で自分の首を締めていると言えないでしょうか?

ティアップで気を付けるべきこと

そして基本的な事として大切なのは、
 

 「足場が平らな場所を探すこと」
 

ティがいくら平らであったとしても
足場が傾斜があったりデコボコでは、意味がありません。
 

次に、
 

 「アドレスした時に、
  フェアウェイがなるべく真っ直ぐ広く見えて、
  目標を視界の中心で捉えやすい位置を探すこと」

 

「だったら真ん中に」と思うかもしれませんが、
必ずしもそうではないのです。

先ほどもちょっと例を述べましたが、
ティグラウンドの向きやホールの形状で
左右どちらが広く見えるか変わります。

ですから、必ず視界をチェックするようにします。

たとえば右にドッグレッグしているホールであれば、
右サイドにティアップするより
左にする方が断然フェアウェイが広く見えるはずです。
 

それからあなたの球筋でも位置は変わってきます。
 

一般的に、スライス系の方なら
右サイドにティアップして、フェアウェイ左を狙います。

こうすることで、曲がればフェアウェイセンター、
曲がらなくてもフェアウェイ左サイドに球が残ります。

フック系の場合は、この逆です。

こうしたやり方は「フェアウェイを広く使って狙う」
と言われるのを聞いたことがあるかもしれません。
 

ですが、この逆の考え方というのもあります。
 

 ・スライスを打つ時は左サイドにティアップして
  フェアウェイの左を狙う

 ・フックを打つ時は右サイドにティアップして
  フェアウェイ右を狙う

 

これは「ボックスフェード」「ボックスドロー」という狙い方です。

なぜこのような真逆のセッティングをするかというと、
 

 人間には危機管理能力があるから、
 こうする事でスライスやフックが出やすくなって
 球が安全地帯に向かって曲がる

 

という考え方になります。
 

ということで、やり方に決まりはないわけですが
あくまで色々試す中で自分の立ちやすい方法を
選んでいけばよいだけ、ということです。

プロがティグラウンドでしていることとは?

それから技術が上がってプロレベルになると、
たとえば風も、立ち位置を決める要因に加わります。
 

 ・風が左から吹いている場合、
  ティショットで飛距離を稼ぎたい時は風上つまり
  左サイドにティアップして風に乗せる

 ・逆にパー3などで、球を止めたい時には風下つまり
  右サイドにティアップして風とケンカさせる

 

それから、
 

 ・向かい風の時はティを低くして低い球を打つ

 ・追い風の時はティーを高くして高い球を打つ
 

という作戦を取ることもあります。
 

ですが、ティを低くすると
打点が低くなって吹き上がりやすいので、
 

 ・(向かい風の時に)逆にティを高くして
  重心の上の方で打ってスピンを抑える

 

という技術を使う選手もいます。
 

こういうことを言うと、
 

 「なんだ、結局ティショットは
  どこから打ってもいいんじゃないか」

 「やっぱり決まりなんか、ないんじゃないか」
 

やっぱりそんなふうに思うかもしれません。

確かに自分に合った方法を選べばいいわけなんですが、
ゴルフは言ってみれば将棋やチェスなどと同じように
 

 「スコアをまとめるために、
  どこからどこへ球を進めていくか?」

 

そうした「陣取りゲーム」でもの面もあるわけです。

どんなやり方をするのであれ、
陣取りは重要なポイントなのだということは
覚えておいて損はないはずです。

ティイングエリア(ティグラウンド)に立ったら

私たちプロは、ティイングエリア(ティグラウンド)に立ったら、
まずピンポジションを必ず確認します。

そして、フェアウェイのどこに球を置けば
ピンを狙いやすいか考えます。

たとえば、パー4でピンが左という場合であれば、
フェアウェイの右サイドに置いた方が
ピンを狙いやすい。。。といった具合です。
 

一打でも少なく上がるために、私たちプロは
 

 ・グリ―ンのどこに乗せるのが一番いいのか

 ・そのためには、フェアウェイのどこに置けばいいのか

 ・そしてそこに球を運ぶためには
  どこにティアップしたらいいのか

こうした「逆算」で考えています。
 

この考え方でティアップの場所を決めることが
スコアアップにも繋がってきますし、
これはアマチュアの方であっても同様です。
 

また、同じコースを何度ラウンドしても、
風、景色、時間、状況によって
どれ一つとして同じ物が無いのがゴルフです。

そうしたことに臨機応変に対応しなければならないわけで、
そう考えると、ティアップもなかなか奥が深いものになります。
 

 「狙う場所によってティアップの場所も変わる」

 「ゴルフは『陣取りゲーム』」
 

今日の話で、そんなイメージを少しでもつかんでみてください。
 

ですがくれぐれも
「でべそ」(ティマーカーの前にティアップすること)
だけは、気をつけて下さい。
 
 

 真剣であることが、唯一のゴルフの楽しみ方。

 ゴルフは人生を豊かにする素晴らしい方法。
 
 

江連忠でした。
 

<本日のオススメ>

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手打ちと飛距離とグリップの関係性

2019.07.08
obara小原

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。

グリップの握り方というのは
ゴルファーである以上、
とても重要な要素です。

ここが上手く出来ていないのは
アドレスと同様、スイングの土台が
出来ていないということなので、

どれだけスイングを頑張ったとしても
良い結果になることは無いでしょう。

だからこそ、自分のグリップは
いつも気にしていてほしいのですが、

じつは手打ちや飛距離に悩む
ゴルファーに共通して起こる
ある「クセ」があるんです。

それは、、、

スイング中にグリップ圧変わってない?

例えば、アドレスの時に
ギュッと握る力を10だとすると、
大体3~5くらいで握ります。

…と、ここまでは皆さん出来るんです。

問題はここからで、
せっかくアドレスの段階で
良いグリップ圧にもかかわらず、

スイング中にどんどん
グリップ圧が強くなってしまうんです。

・切り返しの時にギュッと握ってしまう
・スイングの始動と同時にギュッと握ってしまう

多くの方はこの2つのタイミングで
グリップ圧が変わる可能性が高いです。

グリップ圧が変わると何が起きる?

また、グリップ圧が変わってると
言われても、「そんなことしてます?」と
言われることも多々あります。

そこで、スイング中にグリップ圧が
変化することで起きるトラブルを発表します。

1、スイングがぎこちなくなる

スイング中にグリップ圧が変わると、
動きを滑らかさが失われます。

その結果、体全体の動きが固くなったり、
軸ブレやギッタンバッコンといった
スイングが出やすくなります。

2、ヘッドスピードが落ちる

基本的にグリップ圧がスイング中に変わる場合、
強く握ることはあっても緩める人はまずいません。

なので、スイング中に強く握ってしまう方に
限定してお伝えしますが、ヘッドスピードが落ちます。

手元の力が強すぎればヘッドの重さを
感じることができないので、クラブの
重さと遠心力を上手に使う必要があります。

さもないと、お察しの通り、
飛距離は落ちます。

軽く握れば握るほど飛距離は伸びます。

3、ミート率が落ちる

グリップ圧の変化はミート率にも
大きく影響します。

例えば左肘が引けてしまったり
右足に体重が残ってしまったり
体の上下動が起きてしまったり

これでは分厚いインパクトを
実現することは難しいですよね

親指と人差し指は極力使わない

人間の体は親指と人差し指に
力がはいると、全身がこわばって
しまうように出来ています。

なので、対策の1つとして
中指・薬指・小指を使うと良いです。

もちろん、この3本をギュッと
握ってしまったら本末転倒ですが、

それでも親指と人差し指で
ギュッと握るよりは断然
力は入りません。

グリップはとても重要なので、
今一度検討し直してくださいね。

<本日のオススメ>

「練習の時は良い球打ってるのにな…」

ゴルフをしていてこう感じるなら
この本は見ておいた方が良いです。

なぜなら、この本は

「90を切る実力があるにもかかわらず
 スコアが見合ってない」

あなたのようなゴルファーのための本だからです。

公開は今日まで

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【ビデオ】バックスイングで左肩が落ちれば良いコック

2019.07.07
ohmori

From:大森睦弘
岐阜の自宅より、、、

こんにちは、大森睦弘です。

さて、今回は
 

 「バックスイングで左肩が落ちれば良いコック」
 

というお話をさせていただきます(ビデオ&おまけあり)。
 

コックは手首を親指側へ折る動きですが、
この動きは上半身で自ら意識的に動かす唯一の動きであるだけでなく、
良いボールヒットのための要です。

そして。。。

(続きはビデオにて)

バックスイングで左肩が落ちれば良いコック

パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
動画の下部にある字幕アイコンまたは)をクリックすると表示をオンにすることができます。字幕をオフにするには、[字幕] アイコンをクリックし、[字幕をオフにする] または[なし] をクリックします。

 

(おまけ付き)
今回のメールマガジンの内容をPDFでもご覧になれます。
こちらからクリックしてダウンロードして下さい。

http://g-live.info/click/omrpdf190707/

※印刷してファイルなさる方にはこちらが便利です。

コックのおさらい

前回までに、ゴルフでボールを飛ばすために大切な、
コックに関する次のことをお伝えしてきました。
 

(1)ゴルフは体の動きはできるだけコンパクトな中で
   ヘッドをたくさん動かす

(2)バックスイングでコックを入れ始める

(3)コックはヘッドを後方へ真っ直ぐに動かしながら
   フェースをボールに向けてつくる

 

【ビデオ】コックはヘッドを走らせる要
2019.06.23

http://g-live.info/click/190623_nikkan/

 

【ビデオ】コックはこう入れる
2019.06.30

http://g-live.info/click/190630_nikkan/

 

これらのことにプラスして、
バックスイングで左肩周りをリラックスさせて左肩が落ちてくれば、
良いコックを入れやすくなります。

と言うのも、左肩を落とそうとすることで、
右肘を力で曲げるなどの腕を使ってクラブを上にあげようとしなくなり、
脚とコックだけを使ったバックスイングができるからです。

そして、ヘッドは体幹の右ターンとコックだけで上にあがるだけで、
右肘を力で曲げるよりも低く長く振り出し後方へ動くことができる
安定した軌道をたどり始めてくれます。

バックスイングでの体幹のターン

肩は水平に回すなどとも言われることもありますが、
それは大きな勘違いです。

ゴルフのセットアップでは上半身は前傾しています。

そして、ボールヒットまでその上半身の前傾角度が変化しないほど、
スイングは簡単でパワーも出しやすくなります。

前傾している中で骨盤から首の付け根である体幹を右にターンさせるとなると、
左肩は下に落ちて右肩は右上にあがってきます。

それは骨盤でも同じことが言えて、
バックスイングでは右脚を積極的に伸ばすことで、腰の右サイドを右斜め上にあげ、
左脚は重りに使って腰の左サイドは右斜め下に落とします。

良いコックを入れるためには、
まずは体幹をしっかり右にターンさせることが大切です。

そして、体幹が右ターンすることで腕が右に振られ、
それに連動してクラブも後方へ振られます。

体幹が前傾角度にしたがって斜めに右にターンすれば、
腕の形を変えなければヘッドはインサイドに入りながら
右斜め上に向かってあがってきます。

振り出し後方から見たら、
下半身を使って動き上半身を固定していたとすると、
まさにセットアップでのシャフトの延長線に沿ってヘッドは動きます。

そこで、手元は体幹のターンにつれてあがりながらインに入りますが、
意識的に力でヘッドが真っ直ぐに後方へ動くようにすることで、
手首のコックが連動して入ってきます。

体幹が前傾したまま素直に右ターンすれば、
ヘッドが真っ直ぐに動くことを意識すれば良いコックが入ってきます。

体幹をしっかり意識してその動きを出来るだけ安定して滑らかにすることで、
バックスイング開始から一定の割合でコックが入り始めれば
最高のスイングへの扉が開きます。

そのためにも、セットアップから左肩はリラックスさせます。

それによって腕とクラブの重さで肩甲骨が下に引っ張られて
肩が丸くなる感じにしておいて、
バックスイングで左肩が落ちてくるイメージにしましょう。

肩の水平回転は手あげを助長する

ここで、もし左肩を水平に回そうとしたらどうなりますか。

ヘッドはシャフトラインの下に出るように、
本来の自然な体幹のターンでのヘッドの動きよりもインサイドに入ってきます。

そうなるとヘッドは思ったよりも上にあがってこないために、
体幹のターンが終了してからも腕を上に持ちあげる力を使って
ヘッドあげようとしてしまいます。

本来は下半身の動きを使ってヘッドを動かしはじめ、
正しく動いたヘッドの勢いでクラブと腕がトップまで
持っていかれるようにします。

そうすることで、手あげではなく脚であげていることになります。

そして、脚であげることで、
上半身では上向きの力を自ら意識的に入れなくなり、
ダウンスイングで手元が下に落ちやすくなります。

筋肉は自ら力を入れると、その後約0.4秒はゼロになりません。

バックスイングでトップに向かって腕を押しあげる力を自ら入れるほど、
ダウンスイングでは腕とクラブは下に落ちにくくなります。

下に落ちないほどそれだけインパクトの面から浮いていることになり、
ボールヒット近辺で力ずくでボールにヘッドを合わせにいかなければなりません。

前傾した体幹の右ターンでヘッドが自然に上にあがることに加え、
手首のコックを入れることでヘッドは思ったよりも
高いところまであがってくれます。

フルショットでのスタンスの幅は肩幅ぐらいにはしますが、
それぐらいのスタンスの幅の中で脚を使い切って
右膝が伸びきるぐらいまで伸びたとします。

そうすると手元は胸の下あたりの高さまであがり、
ヘッドはコックでさらに高くあがって
スイング中最も高い地点の手前ぐらいまできます。

そうすると、それまでのヘッドの勢でヘッドがトップに向かうとともに、
シャフトが垂直を超えてからはヘッドの重さがトップまで引っ張ってくれます。

これが、脚であげる動きです。

そのためにも、肩を水平ではなく
左肩は下に落ちることをイメージしてバックスイングしましょう。

肩の水平回転で体幹が曲がる

さらに、肩を水平に回そうとすることで、体幹が曲がってしまいます。

体幹は前傾しているのに体幹の端である肩が
水平に回るようにするためには、バックスイングが進むに連れて
左肩をあげる動きをしなければなりません。

左肩を持ちあげるためには、
体幹を右に曲げる動きを入れなければなりません。

そして、体幹を曲げるためには体幹そのものを
緩めなければならなくなります。

体幹の使い方を勘違いしていると体幹をうまく使えないことで
スイングでの動きの効率が悪く、能力の限界までの飛距離は得られません。

体幹はガッチリ固定して下半身の動きで肩甲骨周りをしならせて、
そのしなり戻りを使ってクラブを振ることは
飛距離アップのための要となります。

体幹を曲げたり捻る動きがあると、
どうしても腕や手を使う動きもプラスされて
全身の動きではなく上半身の動きに意識が囚われてしまいます。

体幹を固定して下半身に意識を集中することで、
バックスイングが楽になり深いトップからの大きなしなりと
そのしなり戻りでボールを強く叩けます。

何れにしても肩の水平回転は堅牢な体幹を維持できないために、
スイングが複雑になるばかりかパワーを出しきれない
無駄の多いスイングになります。

コックのために手首の曲げは意識しない

コックを入れなければと思って、
手首の曲げを意識しては良いコックはできません。

曲げようとすることは、それほど精度良く曲げることができないからです。

やはりそれよりも、正確な体幹のターンをベースとして
手元はインサイドに入りながら、ヘッドを振り出し後方へ向かって
真っ直ぐに動かそうとしましょう。

それならコックがバックスイング開始からトップまで毎回同じ割合で入って、
再現性の高いトップのポジションを手にすることができます。

トップが安定すればショットのばらつきも減ります。

まずは練習場で短い距離のショットからドライバーまで、
体幹のターンとヘッドが真っ直ぐに動くことで
左肩を落とすことを意識してそれを自動化しましょう。

そして、ラウンドでは何も意識しないで、
脚を使って体幹を丁寧にターンさせれば
良いショットの確率をアップできます。
 
 

では、また。
 

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飛距離アップ3原則

2019.07.06
服部hattori

From:服部コースケ
東京・代官山のスタジオより、、、

おはようございます、
服部コースケです。



今日のブログでは先週お伝えしきれなかった
飛距離アップにおける
“ヘッドスピード以外の重要な要素”
紹介していきます。



先週のブログでは
ヘッドスピードを上げるための
3つの基本動作を見直しました。

アームローテーションでスイングの質を上げ、
体重移動でヘッドスピードを加速させ、
バックスイングで正しいスイング軌道を作る。

これらの動作を見直すだけで
ヘッドスピードは上がると思いますが、
更に飛距離を伸ばしたいのであれば
まだ他にもするべきことがあります。



先週もお見せしたこの表をご覧ください。

女子プロ 男子アマ
飛距離 250.5y 229.7y
ヘッドスピード 42.9m/s 45m/s
打ち出し角 14度 12度
バックスピン 2,500RPM 4,000RPM
ボール初速 62m/s 60.75m/s



女子プロと男子アマの平均数値でしたが、
男性の方が筋力があるのか、
女子プロよりヘッドスピードは速いですね。

しかし、
飛距離が女子プロより劣っています。

なぜでしょうか。
表をじっくりと観察してみてください。





そう、
打ち出し角とバックスピン
そしてボール初速が
女子プロと男子アマでは違っていますよね。



今日お伝えしていく飛距離アップの
ヘッドスピード以外の重要な要素はこの3つ

  • 打ち出し角
  • バックスピン
  • ボール初速


  • 私はこの3つの要素を
    “飛距離アップの3原則” と呼んでいます。



    先週の内容は
    「飛距離アップの3つの基本動作」で
    少々ややこしいですが頑張って覚えていきましょう。


    打ち出し角

    まずは打ち出し角についてです。

    打ち出し角とは、
    インパクト後にボールが飛び出す角度ですが。



    例えば、打ち出し角が0度だとすると、
    ボールは地面を這うように打ち出されます。

    こんな弾道では遠くへ飛ばないのが想像できますよね。



    反対に打ち出し角が大きすぎて
    高くボールが上がってしまったらどうでしょうか。

    失速して距離は出ませんよね。

    野球で言うところのフライボールのような弾道です。



    ・打ち出し角とボールの弾道
    kakudo



    このように、適正な角度でボールを打ち出す必要があります。

    一般的にドライバーショットの打ち出し角は、
    10度~14度にすると最も飛距離が出ます。




    バックスピン

    次にバックスピンですが、
    これも飛距離に直結する大事な要素です。

    バックスピンの回転数が多いと
    途中からフワッと浮く弾道になり、
    逆に少ないと失速して飛距離が出ません。



    バックスピンでボールが持ち上がる現象は、
    飛行機が飛ぶ原理と同じく
    『揚力』という力によるものです。

    ボールの周りの空気の流れが、
    ボールの回転に助けられ速く流れることで
    圧力の違いが生じます。

    同じ原理を用いればサイドスピンで
    ボールが左右に曲がるのも説明できます。



    ・バックスピンとボールの弾道
    spin



    バックスピンにも打ち出し角と同様に、
    適切な回転数というものがあります。

    一般的には2,200~2,600 回転/毎分(RPM)が
    最も飛距離が出るバックスピンの回転数です。




    ボール初速

    3つ目にインパクト後にボールが飛び出していく速度、
    ボール初速についてです。

    実はヘッドスピードが速くても、
    ミート率が悪いとボール初速は上がりません。



    ボール初速は下記の計算式によって算出されます。

    ヘッドスピード × ミート率 = ボール初速



    ミート率の最大値は1.56とゴルフルールで決められていて、
    ゴルフボールはこの数値を超えないように作られています。

    つまり、ボール初速は最大で
    ヘッドスピードの1.56倍の速度が出るのです。



    一般的なアマチュアゴルファーのミート率は1.3前後、
    プロゴルファーでも1.5弱と言われています。

    ですので皆さんは、ミート率を上げる練習をして
    1.56に近い数値を出すことで、
    飛距離アップ3原則であるボール初速を上げることができます。




    まとめ

    飛距離アップ3原則について理解いただけたでしょうか。

    これがわかれば、
    ヘッドスピードが劣っても飛距離を出している
    女子プロの凄さがおわかりいただけると思います。

    彼女たちは飛距離アップ3原則を理解して、
    打ち出し角、バックスピン、ミート率
    これら全てを最適な数値でショットを打っています。



    今日の私のブログを読んで、
    3原則のうちどの部分が適正値から外れているのかを見つけ、
    そこを修正いただければ
    あなたの飛距離は大幅に改善されることでしょう。



    すこし堅苦しい、難しいお話をしましたが、
    これからも飛距離アップを目指して頑張っていきましょう。




    服部コースケ




    <本日のオススメ>

    今ゴルフライブでは
    新しい書籍が出版されたことを記念して
    キャンペーン中らしいです。

    しかもこのキャンペーン、
    大盛況なんだとか。

    ぜひ皆さんも一度は
    覗いてみてくださいね!

    http://g-live.info/click/msmng1906/

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    【ビデオ】風を読み、風を知ってスコアアップ

    2019.07.05
    obara小原

    From:小原大二郎
    千葉のゴルフ場より、、、

    おはようございます、
    小原大二郎です。

    今週、私と同じくメルマガ講師の
    森崎 崇プロが書籍を出したそうで、
    今絶賛キャンペーン中みたいですね。

    この書籍のタイトルが
    「ゴルフのマネジメント」

    このメルマガでしばらく触れていなかったので
    今日は私もコースマネジメントについての
    動画
    をお送りします。

    皆さんは「風」を意識していますか?

    100切り、90台、80台と目指す目標は様々かと思いますが、
    風への対処はどのレベルでもしておくと
    スコアアップに結びつくでしょう。

    それでは今日の動画です。
    「風を計算に入れる」と題して
    お送りします。


     

    動画の中で、スマートフォンを使って
    「風の情報・方角」を確かめる
    場面がありました。

    自身のスイングを動画で撮影して確認出来ることもそうですが、
    スマートフォンはゴルフをする上でも非常に便利です。

    現代の技術を上手くゴルフに取り入れていく

    水泳選手のドキュメンタリーなどでも
    コンピューターで動きを分析して
    図解するような場面もよく見ますよね?

    ゴルフも同じで、

    ・あと何ヤードか
    ・番手ごとの自身の飛距離はどの程度か
    ・風はどの方向にどれだけ強く吹いているか

    こういった情報が「見えている」かどうかで
    スコアが大きく違います。

    もちろんその前に技術がなければ元も子もありませんが、
    こういったアプリなどはあなたの助けとなります。

    ぜひ一度試してみることをおすすめします。

    小原大二郎
     

    <追伸>

    冒頭でお伝えした森崎プロの
    「ゴルフのマネジメント」書籍。

    これを読めば、

    ・コースマネジメントとは何なのか…
    ・どうすればスコアのばらつきを減らせるのか…
    ・自分のスイングに見合ったスコアを出すには
     どうしたらいいか…

    その答えがわかります。

    数にも限りがあり今しか手に入りませんので、
    この機会を逃さないでくださいね。

    詳しくはこちら

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