カテゴリー別アーカイブ: 小原大二郎

ゴルフは「運試し」なのか?

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
 
おはようございます、小原大二郎です。
 
今日は「練習した」のにゴルフがうまくならない人、
そんな人の特徴に着いてお話ししたいと思います。
このメールを読んでくださっている方なら、
そんなことはないと思いますが、
もしかしたら、あなたもこんな状態におちいってはいませんか?
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バックスイング(腰から腰)でのフェースの向きは

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
前回は腰から腰のバックスイングの中から
「シャフトの位置」についてお話ししましたが、今回は
“フェースの向き”
についてお話ししたいと思います。

 
■フェースの向きは10時から12時の間に収まるように
バックスイングで、ヘッドが腰の高さのところに来た時、
まず覚えなければいけないのが「正しいフェースの向き」です。
これは時計の短針でたとえると
「10~12時の間」
に納まっていればほぼ正しい範囲です。

 
理想はエッジの向きが時計の針にたとえて「12時」を指しているのが理想です。
これより前にも後にもずれると、極端にボールが曲がるスイングになります。
せめて10時から12時の間に収めるようにしましょう。
9ボールルールに沿って具体的に説明すると、
フェースの向きが10時に寄ってしまった場合、曲がる方向は左方向
すなわちプルフック、ストレートフック、ドローのいずれかになります。

 
当然、フェースの向きが10時をさらに超えて
9時ぐらいを指してしまうと、ボールはさらに大きく左に曲がることになります。
逆に14時寄りになると、曲がる方向は右方向。
すなわちフェード、ストレートスライス、プッシュスライスのいずれかになります。

 
フェースの向きの角度が大きくなればなるほど
ボールは大きく右に曲がってしまいます。
したがってどんなゴルファーであっても、
このフェースの向きは10~12時の範囲に収まっていることが大切です。

 
■自分の理想のフェースの向きは?
ここでもし極端に10~12時のレンジを越えているようなら、
ボールが右に左に曲がりやすくなります。
そうなってしまったら、いったんグリップやアドレスのところにも戻りつつ、
自分の今の状態をきちんと確認するようにしましょう。

 
さて、それでは腰から腰までのバックスイングで自分の理想のフェースの向きは、
どのように作っていけばいいのでしょうか?

 
その答えは、各個人の体力や、柔軟性といったものから導き出す必要があります。
基本となるベースはあくまで「12時」にしてほしいのですが、
12時にすると、アマチュアはどうしても球が右に曲がり易くなることがあります。
その場合は、フェースの基本の向きは12時だけれども、
11時や10時の方向にするという選択肢もあります。

 
一番の理想は、腰から腰のスイングでボールを打ってみることで、
自分に合ったフェースの向きを見つけることです。
ざっくりと10時、11時、12時、それぞれで打ってみて、
自分で一番しっくり来る、自分なりのスクエアを見つけることが一番です。

 
フェースの向きはボールの曲がりに大きな影響を与えます。
常に自分の目視で確認をするようにしておきましょう。

 
次回は、このフェースの向きについてもう少し突っ込んだ話をします。
またメールします。
小原大二郎

 

 

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これが、ゴルフだ!

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
「小原先生、私は今、ゴルフが楽しくて楽しくてしかたがないんです」
先日、レッスンに来ている生徒のKさんと話していた時に、
こんなことを言ってくださいました。

 
この方は60歳代の男性で、レッスンに来てから半年で
念願の90切りを達成されました。
しかも、一度大きな病気をなさったことがあって、
ゴルフから4年ほど遠ざかっていたので、その喜びもひとしおだったようです。

 
■優れたスイングはスコアメイクを不要にする
もともとKさんはゴルフの才能もあったと思いますが、
大きな病気を経てからスコアアップを目指すということもあって、
私も最大限のことをさせていただきました。
決して無理をせず、身体への負担を最小限にできるようなスイングを身につける。
毎日の積み重ねの練習で上達をしていく。
Kさんはその練習をコツコツと積み重ねて、
念願の90切りを達成されたのです。

 
もともと飛ばし屋だったKさんにとって、
今の飛距離で戦うことに不安を覚えることもあったかもしれません。
ですが、たゆまぬ努力によって、病気になる前の飛距離を取り戻さなくても、
今の飛距離でもスコアを作ることができるという自信を持つことができました。

 
「優れたスイングはスコアメイクを不要にする。」

 
無理をして飛ばさなくても、自分の打ちたい場所に打てるようになれば、
おのずとスコアはついてくる。
そんなスイングを、Kさんは60代にして作り上げたのです。

 
そしてKさんがレベルアップしている様子を周りの人が見て、
他のゴルフ仲間も「これではいけない」と、こぞって練習を始めたそうです。
最近では、その練習の成果を確かめるために、
仲間うちでのラウンドの回数が増えたと言っていました。
ラウンド数が増えれば、さらにうまくなるかもしれませんね。

 
■スイングがゴルフのグッドサイクルを作る
もちろん、スコアがよくなる原因の一つがスイングなので、
他のスコアアップのための方法も取り入れる必要はあります。
たとえば、トラブルにあったときの対処法だとか、
コースマネジメントなどがそうですね。
しかし、、、
「自分に合ったスイングを身につけた」ということで、
自分の理想のゴルフができるようになって、
いろいろなことを身につけたいという欲求を強めるのです。
そして、自分のゴルフに自信も持てるようになりますから、
平静な心でラウンドができるようにもなります。

 
まさに、ゴルフのグッドサイクルですね。

 
これが、究極のゴルフ上達のステップなのです。

 
スイングを身につけるということは、自分の思い通りのゴルフをする、
自分のゴルフをコントロールする力を身につけるということ。
「ここはこう打ちたいな」と思ったら、そうする。
「思い切って狙ってみようかな」と思ったら、そうする。
その選択の自由、選択の幅を手に入れるということなのです。

 
こうなったら、ゴルフが楽しくないはずがありません。
それほどまでになっているKさんほどの人でも、
なぜ、まだ私のところにレッスンを受けているのか?

 
あなたなら、きっとわかりますよね?

 
またメールします。
小原大二郎

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スコアがよくなるとヤル気が下がる?

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。
今日は「スコアがよくなるとヤル気が下がる」という話をします。

 
「え? 逆じゃないの?」

「あれ、書き間違いでは?」

 
もしかしたら、そう思った人もいるかも知れませんね。

 
でも、、、これはゴルフが上達する上での大きな落とし穴だったりするんです。

 
■「モチベーションが上がらないんです。。。」
私が教えている生徒さんの中で、
去年、待望のシングルを達成された方がいらっしゃいます。
Tさんは40代の男性。都内の上場企業にお勤めで、
今でも不定期でレッスンをさせていただいています。

 
習いに来始めた当初は、110以上は平気で叩いていて、
時には130以上叩くこともざらでした。
仕事関係のコンペに呼ばれることが多くて、
その場で恥ずかしい思いをしたくないということで、
友達の紹介で私のところにレッスンに来るようになりました。

 
しかし、今ではシングルを達成して、コンペの組み合わせ表を見ると、
自分が一番ハンデがいいこともよくあるのだそうです。
「Tさん、ちょっとスイング見て欲しいんだけど。。。」

「このホールだったらどこに打ったらいい?」
そんなことを一緒に回る人に聞かれることも増えてきたのだとか。

 
「そんなふうになれたら、ゴルフがうまくなったら、
ゴルフをやっていてもさぞかし楽しいんだろうなあ。。。」

 
あなたはそんなふうに思ったかもしれませんね。

 
でも、実際はそうでもないようで、
Tさんはこの前のレッスンで、私にこんなことをおっしゃいました。

 
「何だか最近、モチベーションが上がらないんですよね。。。」

 
■なぜ達成感が得られないのか?
うまくいっている人というのは、やる気にあふれていて、
周りから見たらゴルフで何の悩みがあるのかと思うかもしれませんね。
しかし「上手くいっている」人の一番の問題は、
もしかしたらモチベーションなのかもしれません。

 
その理由は簡単です。
今までのTさんは「こんなスコアではあまりに恥ずかしい」
「周りに迷惑をかけたくない」という強いモチベーションがありました。
そして、今までの自分を変えたいということでチャレンジを重ねて、
成果を出してきました。

 
もちろん、乗り越えなければならない問題もたくさんありましたし、
シングルまでの道のりも決して平坦ではありませんでした。
今の自分を超えるためにゴルフを上達させていって、
少しずつ結果が出てきて、自分でも驚くような上達を遂げられました。

 
でも、、、
いざシングルになってしまうと、なぜかヤル気がおきなくなってきた。
初めて100を切った時の達成感はひとしおだったけれども、
90切り、80切りを達成した時には、充実感はあったものの
なぜか100を切った時ほどの達成感を得られなかった。。。
以前のTさんにとっては、夢のまた夢のように思えた
「80切り」を達成したのに。。。

 
■自分の枠内だけではモチベーションは上がらない
おそらくTさんの場合、100を切った時点で、
「こんなスコアではあまりに恥ずかしい」「周りに迷惑をかけたくない」
という欲求は満たされてしまったのでしょう。
その時点で「恥をかきたくない」という目標は達成されてしまったので、
90切り、80切りの時にはそれほどの達成感が
得られなかったのではないかと想像します。

 
誤解のないように言っておきますが、
Tさんはゴルフを不真面目にやっているわけではありません。
100を切った後も、不定期ですが私のところにレッスンに来ていましたし、
もしTさんが不真面目なら、100を切った時点で
私のところに来なくなっていたでしょう。
そしてもちろん90切り、80切りを達成することもなかったでしょう。

 
・・・では、このようなTさんの場合、
どうすればモチベーションを保つことができるのでしょうか?

 
私は二つほどアドバイスをしました。一つ目は、
「一度、プロのツアー大会を見に行ってみてはどうですか?」
ということです。

 
ツアーを見に行った方ならわかると思いますが、
プロのプレーを間近で見ることはとてもいい勉強になります。
テレビなどで見ていると、プロは常にナイスショットをしているように感じますが、
ボールを右にも左にも曲げますし、林に打ち込むことだってあるのです。
特にTさんぐらいのレベルになると、
そうしたトラブルからプロがどのようにリカバリーしているかを見ることは
とても参考になるはずです。
ちなみに、見に行くのは別に男子ツアーでも女子ツアーでもかまいません。
どちらでも得るものは必ずあると思いますよ。

 
■がんばっている人と会う
もう一つのアドバイスは、
「一度、アマチュアの大会に出てみては?」
というものです。
今までは会社関係のコンペばかりに出ていたので、
どうしても知っている人と回っていると、甘さが出ます。
まあ言ってみれば、お山の大将みたいになってしまうんですね。

 
でも、周りが全く知らない人で、
しかも真剣にスコアを競うような大会に出ると、
「ああ、自分もまだまだなんだな。。。」
ということを痛感するようになります。
そして「もっとがんばろう!」という気持ちになります。

 
うまくなるには、がんばっている人と会う、これに限ります。
あるいは、自分がスゴイと尊敬できるような人と会うことです。
言葉にしてしまえば、簡単なことかもしれません。
しかし、その効果は絶大です。
きっと、120、130を叩いていた頃の気持ちを思い出して、
自分もちゃんとしなきゃという気持ちになるはずです。

 
自分の枠にとどまっているだけでは、
モチベーションはいつまでたっても上がることはありません。
そこであえて自分の枠、コンフォートゾーンの外に出て、
がんばっている人、スゴイ人に会う。
これがモチベーションを下げないために、簡単にできることです。

 
人間は他人から刺激を受けて成長していく生き物です。
だから、手っ取り早く確実なのは、すごいなって思う人に会うことです。
うまくいくとモチベーションは下がります。
しかし、下がりっぱなしにしてたらそこで終わりです。
機会は自分で探し、自分で作り、自分で求めていく。
選択肢はそれしかないのかもしれません。

 
またメールします。
小原大二郎

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バックスイング(腰から腰)でのシャフトの位置とは

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
前回は腰から腰のバックスイングの中から
「シャフトの向き」に絞ってお話ししましたが、今回は
“シャフトの位置”
についてお話ししたいと思います。

 
はじめに確認しておきますが、
「シャフトの向き」と「シャフトの位置」は全く違うものです。

 
■シャフトの横の位置はつま先のラインに
シャフトの向きはターゲットラインと平行にすることは
前回の説明で理解いただけたと思います。
一方、シャフトの横の位置はつま先のラインに来るようにします。

 
このシャフトの位置がつま先のラインよりも前や外側に来てしまうと、
どのようなことが起こるのでしょうか?
結論を言ってしまうと、つま先のラインよりも前や外側に来ると
アウトサイドインのスイング軌道になりボールが左に出やすくなります。

 
具体的には、9ボールルールの左方向のボールが出やすくなります。
つまり、
◇プルフック

ターゲットラインより左にボールが出て、さらに左に曲がること。
「チーピン」とも言われます。
◇プル

ターゲットラインより左にショットすること。
◇フェード

ターゲットラインより左にボールが出て、右に曲がること。
これらの球が出るということです。
また、これとは別にシャンクも出やすくなります。

 
■カギは手と身体の距離感
逆に、シャフトの位置が内側に来てしまうと
インサイドアウトのスイング軌道になり、右方向のボールが出やすくなります。
具体的には、9ボールルールの右方向のボールが出やすくなります。
つまり、
◇ドロー

ターゲットラインより右にボールが出て、左に曲がること。
◇プッシュアウト

ターゲットラインより右にショットすること。
◇プッシュスライス

ターゲットラインより右にボールが出て、さらに右に曲がること。

 
では、この腰から腰のバックスイングで
シャフトを適切な位置に置くにはどうすればいいのでしょうか。
実は、このシャフトの位置に大きな影響を与えているのが、
手と体の間の距離感になります。

 
腕と体の間の距離感がそのままの状態でバックスイングを上げていると、
適切な距離に置くことができます。
腕と身体の間が詰まっていると、
どうしてもインサイドアウトのスイング軌道になりやすくなります。
また、腕と身体の間が極端に開いていると、
アウトサイドインのスイング軌道になりやすくなります。

 
前回お話ししたシャフトの向きと、今回お話したシャフトの位置は、
どちらもあなたのゴルフに大きな影響を与える要素になります。
まずは腰から腰の正しいシャフトの向きをしっかり確認し、
その上でこのシャフトの位置を適切に持って来られるように
練習を重ねることが必要です。
そのためにも、常に鏡や自分の目視で確認をするようにしましょう。

 
次回も、バックスイング(腰から腰)についての話を続けます。
またメールします。
小原大二郎

 

 

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あなたの今日のテーマは何ですか?

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
今日は、とても重要な話について触れてみます。
その話とは「あなたの今日の練習テーマは何?」です。
ちょっと抽象的な話のように聞こえるかもしれませんが、
「何にフォーカスするかで、あなたのゴルフ人生が大きく変わる」
といった、そんな話です。

 
■スイング。一度作ったらもう終わり?
ゴルフ雑誌の見出しなんかを見ていると、
やっぱりスイングのことをテーマにした記事が多いですよね。
「今年の最旬スイング」

「9割のゴルファーが間違えている体重移動」

「曲がらない●●打法」
などなど。
やはりゴルフで結果を出せるかどうかはスイング次第なので、
雑誌でも関心が高いのは当たり前ですよね。

 
しかし、私が少し関わった方で、こんな方がいらっしゃいました。

 
「私は以前、●●コーチにスイングを習って、
それなりに結果も出ています。
だからもう、スイングのことは特にいじらなくても
いいかなと思っているんです」

 
自分のスイングに満足されているようでしたが、、、
こうした考え方は、とても危険です。
もちろん、自分なりのスイングを確立されているという意味では、
悪いことではないのかもしれません。
しかし、時間が経てば身体は確実に変化してきます。
もちろんそれによって、スイングも変わります。

 
■何より“頻繁”が大切
自分のスイングを継続して見ようとしない。。。
これは、大きな問題です。
自分に合ったスイング、今の自分に合わせたスイングをするには、
今の自分がどんな状態であるか、頻繁に確認する必要があります。
そこには「年齢」という要素や、
あるいは「上達」という要素によって、
スイングを微妙に変化させたほうがいい方向にいく場合があります。

 
それなのに、自分のスイングを何もしないでいるということは
絶対に避けなければなりません。
ゴルフの結果を一番支配するものが「スイング」だとしたら、
そのスイングルへの関心をなくしてしまった人はきっと
これから満足のいく結果を出すことはできないでしょう。

 
あなたは頻繁に自分のスイング、自分の体と
コミュニケーションを取ることが、とても、とても大切なのです。
こうしたスイングのチェックは、気づいた時にやるのではいけません。
自分の練習のスケジュールに入れ込んで行くことが大切です。

 
たとえば、毎月の頭にはクラブを振り込んで、
自分のスイングの感覚が変わっていないかを確認する。
あるいは、信頼のおけるかかりつけのプロのところに行って、
スイングのチェックをお願いする。
こうした工夫が必要になってきます。

 
常に日々スイングにフォーカスし、日々の練習テーマに置くことで、
あなたのゴルフ人生は大きく変わるのです。

 
またメールします。
小原大二郎

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1年でシングルになれた理由ベスト3

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
今日は、100が切れなかったところから
わずか1年でシングルになった人の話をします。

 
「そんなの自分には無理だよ」

 
そんなふうに思う方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、そうした結果を出している方のやり方というのは、
参考になる部分もあるので、ここでご紹介しておこうと思いました。

 
■1年でシングルになった人は特別?
先日、何人かの方にグループレッスンをさせていただく機会がありました。
終了後、クラブハウスで練習の総括などをしていた時に、
ある方から質問をいただきました。

 
質問の内容は、
「小原プロが教えている人の中で、100も切れなかったのに
たった1年でシングルになる人がいるそうだけれど、
そういう人というのはどんなことをやっているのか?」
というものです。

 
普通、シングルになるには数年、あるいは10年近くかかってようやく、
という人が多い中、私の生徒さんの中には1年で結果を出される方も
大勢いらっしゃいます。
そういう人たちがどんなことをしているかというと、
それこそ十人十色なので、これ、というものは言えません。
こればっかりは何がいいのかは、人によって違いますからね。

 
■シングルになれる人の特徴、必須項目ベスト3
しかし、その中でも特に重要だと私が考えるベスト3というのを
ここであなたにシェアしたいと思います。
別にシングルを目指していないのでなくても、
スコアアップを考える上ではとても役に立つと思います。

 
◇第3位 いわゆる「80:20」を意識して練習をしている
もしかしたらあなたも「80:20の法則」「パレートの法則」
という言葉を一度は聞いたことがあると思います。
ビジネスの分野では、
「成果の80%は全体の20%の仕事から生み出される」

「利益の80%は20%のお客様から生み出される」
などなど、成果の80%は原因や努力の20%から生まれる、
という考え方ですね。

 
もちろん誤解しないでいただきたいのですが、
全てが80:20になるわけではありません。
ですが、成果には偏りが出ることは間違いありません。

 
短期間でシングルという結果を出されるような方というのは、
この「80:20」という考え方を知らなかったとしても、
「これは成果に直結する練習かどうか」
ということを絶えず意識をして練習に取り組んでいます。

 
ここでポイントになるのは、
「成果に直結しない練習をいかに捨てるか?」
これがポイントでになってきます。

 
「捨てる」というのは、正直かなり勇気がいることなのですが、
それが出来るだけで成果が上がるものだけに集中することができるようになります。
そうすると、結果として当然、成果が上がります。

 
「一見ムダに見えるものが大切」

 
なんていう話もあります。確かにそれも正しいと思います。
しかし、その言葉を言い訳にして、
ムダな練習、成果に直結しない練習ばかりをしていませんか?

 
私の教えていた生徒さんで、クラブを握ってたった8ヶ月で
シングルになった方がいますが、家の中で地味なアプローチ練習と
パター練習をひたすら繰り返していていたそうです。
とにかく、一度捨ててみてください。
それで悪影響が出れば、また元に戻せばいいのですから。

 
■なぜ仕事が忙しい人ほどうまいのか
続いて、第2位です。
◇第2位 忙しい中で時間を見つけて練習をしている
実は時間がある人よりも、時間がない忙しい人のほうが上達が早いです。
なぜかというと、10分、20分という細切れの時間でも
結果を出すために集中して練習をするからです。

 
逆に時間があると、
「またの機会でいいや」
となってしまい、練習をサボってしまいがちです。
練習も長時間になって、ダラけてしまうことも多いようです。

 
その点、忙しい人は長い時間が取れないので、
その分継続して練習することで成果を出そうとします。
そうした継続性も、いい方向に働いているのかもしれませんね。

 
■結局は自分に合ったものが一番
そして、第1位。
◇第1位 自分の年齢、体格にあったスイングを身につけている
「どちらかというと身体の使い方がフェード向きなのに、
ドローを打とうとする」
「自分の年齢を考えずに、パワーヒッターにあこがれて、
身体に無理をしてブンブンとクラブを振り回してしまう」
こういう人が時々いらっしゃいます。
しかし、自分に合っていないスイングをしていると、
必ずどこかで苦しいところが出てきてしまいます。

 
自分の身体に合ったスイング、年齢に合ったスイング、
これを知って実践すれば、自分が思うよりも割と早く
成果を出すことができるものです。
私がスイングを診断させていただく時には、
必ずこのことを念頭に置いてお話をさせていただいています。

 
いかがでしょうか。
以上が私が考える、短期間でシングルになれる人の特徴、
必須項目ベスト3です。
もちろんこれらがあなたにとってのベスト3になるかどうかは
実際のところはわかりません。
しかし、ここであげた3つはゴルフを上達させる上で
全て重要な考え方ばかりです。
もしあなたが今、思ったようにうまくいかないと悩んでいるのなら、
ぜひ参考にしてみてください。

 
またメールします。
小原大二郎

 

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日露戦争

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
 
おはようございます、小原大二郎です。
 
今日は歴史の話をします。
歴史といっても、私はあまり歴史には詳しくありません。
教えている生徒さんから聞いた話です。
ちゃんとゴルフにも通じる話なので、あまり構えずにお読み下さい。
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学ぶことなんてない? それ、ウソかもよ。

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
今日は私が受け持っている生徒さんとのレッスンでの話です。
ちょっとあなたにもシェアしたほうがいいかな、と思ったので、
ここで書かせてもらいますね。

 
■レッスンの懇親会での一コマ
この前、私が教えている生徒さんのレッスンがありました。
茨城のゴルフ場での2日間の泊まりがけレッスンで、
初日のレッスンが終わってから、軽くいつもの懇親会に行ったのですが。。。

 
生徒さんがされている事業の話、

その事業が他社にマネされはじめた始めた話、

でもマネはされても絶対に勝算はウチにあるという話。。。

 
などなど、ゴルフとは全く関係のない話で大いに盛り上がりました。

 
もちろんこうした懇親会ではゴルフの話になることが多いのですが、
生徒さんのプライベートの話をいろいろ聞くのが私はとっても好きです。
私はゴルフ以外のことでは無知なので、懇親会のような場所で
社会のいろいろなことを勉強させてもらっています。

 
で、8割ぐらいは生徒さんの話だったのですが、
少しだけゴルフの話もありました。
それは、生徒さんとのとある会話がきっかけでした。

 

生徒さん「小原プロ。さっきコースを出る時に、携帯に何か打ち込んでいましたけど、
何を書いていたんですか?」

小原 「ああ、あれですか? メモを取っていたんですよ」

生徒さん「へえ、メモですか。何のメモですか」

小原 「レッスン中に新しく気づいたことや、新たな発見があったときには、
忘れないようにすぐにメモをするようにしているんですよ。
何だかちょっと恥ずかしいですね。見られちゃいましたか?」

生徒さん「へえ、、、小原プロぐらいになっても、新たな発見ってあるんですね」

小原 「え、そりゃそうじゃないですか?」

生徒さん「いやあ、もうゴルフについてはひと通り何でも知っていらっしゃると思ってましたから」

 
・・・なるほど。

 
■「知っている」という状態は危険
そしてこの話をきっかけに、
「私は小原プロに『雑誌や本はあまり読み過ぎるな』と言われているので、
読まないようにしているんですけど、やっぱりついつい気になって読んでしまいます」

「やっぱり読み過ぎは意味がないんですかね?」
といった話にも発展していったのですが、、、

 
でも私は別に、雑誌や本を絶対に読んではいけないと言っているのではありません。
しかし、あまり読みすぎると、多くの人はある間違いのドツボにハマることを
身を持って知っているから、私はそのように言っているのです。

 
どういうことかというと、、、
そういった読むことで得る情報というのは、多くの人に勘違いをさせてしまうのです。
もちろん、いろいろな情報を入れることで混乱してしまうというのも理由の一つです。
しかし、その他の問題点として、、、
読んだことで「知っている」と思ってしまうのが危ないのです。

 
この「知っている」というのは、とても危険な状態です。
なぜなら、ゴルフというのは「何を知っているか?」ではなく
「何ができるのか?」「あなたのスイングでどんな成果が出せるのか?」がキモなのですよね。

 
であるなら、人の話を聞いたり本を読んだときに
「それを知っているのか、知らないのか」
ということは、実は本当はどうでもよくて、
大事なのは、その「知っている」ことを「しているのか?」
「できるのか?」「できているのか?」というところなのです。

 
そこを勘違いしないようにと思っているから、
「雑誌や本はあまり読み過ぎるな」とお伝えしているのですね。

 
■どんなにうまくなっても新たな気づきは大切
そしてもうひとつ、気づいたことをメモしていることについて。
実際、私はゴルフと関わっていると、
それこそ日々、新たな気づきを得ています。
それはむしろ、一人でゴルフと向き合っている時よりも、
生徒さんと接して、教えている時のほうが気づきが多いのです。

 
先ほどの話とも少し関連するのですが、
何でも知っている、新たな発見がない状態というのは、
とても危険な状態なんですね。
むしろうまい人というのは、今知っていること、今できることの引き出しが
たくさんある分、新たな気づきを得ることが多いかもしれません。

 
そしてそうした実地で得た気づきというのは、
どのレッスン書や雑誌にも書いてありません。
もちろん、どこかをあされば、似たようなことは書いてあるのかもしれませんが、
自分が実地で得たものに比べれば、たとえ既に書いてあることであっても、
その重みははるかに自分が気づいたことのほうがあります。

 
だから、そうした気づきを書き留めるようにしているのですね。
本当は手書きのほうがいいのですが、最近はアイフォンに書いてしまっています。

 
「よき教え手はよき学び手」なんていう話もあります。
決して「知っている」なんていうことにおぼれてしまわずに、
「実際にしているのか?」

「実際にできるのか?」

「実際にできているのか?」
というところにこだわりを持っていきたいですね。

 
上達とは知っていることではありません。
「出来なかったことが出来るようになること」なのです。

 
またメールします。
小原大二郎

 

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バックスイング(腰から腰)でのシャフトの向きとは

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
前回は腰から腰のバックスイングの中から
「前後の頭の動き」に絞ってお話ししましたが、今回は
“シャフトの向き”
についてお話ししたいと思います。
シャフトの向きを確認することによって、
自分のスイングがオンプレーンに振れているかどうかがわかります。

 
■シャフトの向きはターゲットラインと平行に
腰から腰のバックスイングにおけるシャフトの向きについてです。
バックスイングでのシャフトの向きは、
腰の高さに上がった時にターゲットラインと平行になるようにします。

 
ターゲットラインと平行になっているのがオンプレーン

後ろから見て内側に向いているのがインサイド

外側に向いているのがアウトサイド

 
となります。

 
シャフトの向きはスイング軌道においてキモになるもので、
ゴルフスイングに最も大きな影響を与えています。
シャフトの向きがオンプレーンになっていないと、
まっすぐではなく左右の方向にボールが飛び出すことになります。

 
■9ボールルールに照らし合わせると。。。
ここで実際に、9ボールルールに具体的に照らし合わせてみると、
そのボールの飛び出す方向がわかるようになります。
もしあなたの打ったスイング軌道がインサイドアウトなら、
右方向にボールが飛び出して、
ドロー

プッシュアウト

プッシュスライス
これらの弾道のいずれかになります。

 
もしあなたの打ったスイング軌道がアウトサイドインなら、
左方向に飛び出して、
プルフック

プル(引っ掛け)

フェード

 
これらのいずれかになります。

 
■ここを間違えると全てが水の泡に。。。
このように、シャフトの向きというのは
スイング軌道やボールの方向性に大きく影響します。
ここで間違えてしまうと、いくらボールの曲がりを上手く
コントロールできたとしても、全てが水の泡になってしまいます。

 
しかしながら、このシャフトの向きのことを意外と多くの方が
気にせずにスイングをしていらっしゃるようです。
どうやらフェースの向きなどは目に見えてよくわかるので、
クローズアップされることは多いみたいです。

 
まずは腰から腰の正しいシャフトの向きをしっかり確認し、
練習を重ねることが必要です。

 
次回も、バックスイング(腰から腰)についての話を続けます。
またメールします。
小原大二郎

 

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バックスイング(腰から腰)での前後の頭の動きとは?

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
前回は腰から腰のバックスイングの中から
「頭部の軸」に絞ってお話ししましたが、今回は
“頭の動き”
についてお話ししたいと思います。
頭の動きというのは、前回は左右に軸がブレることについて取り上げたのですが、
今回は前後に頭が動くことについてです。

 
■前後には動かないように注意
バックスイングにおいて、頭部の軸が左右に動いていけないのと同じように、
頭が前に動いたり後ろに動いたりしないようにも気をつけなければなりません。

 
こうした頭の前後の動きというのは、
身体の重心の位置がずれることで起きていることが多いようです。
しかし、頭の位置が前後することによって、
ボールがクラブフェースのどこに当たるかが変わってしまいます。

 
頭が前に動けば当然クラブフェースの手前側(ヒール)に当たってしまいます。
逆に重心が後ろに動けば、クラブフェースの先端側(トゥ)に当たってしまいます。
いずれのショットもボールが極端に右に飛び出すボールになります。
これがいわゆるシャンクと言われるものです。

 
初心者の場合、特に長いクラブはボールが先端に当たりやすく、
短いクラブは根元に当たりやすい傾向があります。
そうしたシャンクが出る場合は、全体重を足の裏で感じて、
重心が前や後ろにいかないようにすることで、シャンクが改善できます。

 
■頭の前後の動きを抑えるカギは足の裏
腰から腰における頭の動きはとても大切です。
実際のレッスンでも、
「頭の位置を前後に変化させないようにしましょう」
というふうに教えられることは多いようです。

 
しかし、そのように教えられているものの、
それを実際にどう実現すればいいのかについて語られることは
とても少ないようです。
では、どうしたらいいのでしょうか?

 
頭の前後の位置が変化しないようにするには、
実は足の裏に重心を感じるようにするとうまくいくことが多いのです。
上体をコントロールするのではなく、足の裏の重心を作ってしまうのです。

 
全ての体重を足の裏で感じることができれば、
頭が前に行くことはほとんどありません。
頭が動いていないか、頭を動かさないようにしようと考えるよりも、
その土台を意識したほうがうまくいきます。

 
ポイントは足の裏を意識すること。
そうすることによって必然的に頭の前後の位置もいい位置になってくるはずです。
自分が足の裏にどのような重心を感じているのか、
日々セルフチェックをするようにしましょう。

 
次回も、バックスイング(腰から腰)についての話を続けます。
またメールします。
小原大二郎

 

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誰だってブルーになる時はある。。。けれど・・・

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
私がこのメールを書くのは、どちらかというと朝が多いです。
でも、今朝はちょっとした理由で朝に書けなかったので、
このメールは午後になって書き始めました。

 
なんで、今日は朝に書けなかったのか?

 
あなたにはちょっと想像がつかないかもしれませんが、、、
今朝、何かのついでに見たメールが、とてもネガティブな内容だったからです。

 
■自分を嫌いな人で心がいっぱいに・・・
朝一番にこのメールを見てしまったのは、ハッキリ言って失敗でした。
なぜかというと、午前中にそのことが気になって、
メールを書くことができなくなってしまったからです。

 
こうして自分からメッセージを発信すると、
必ず、それに同意する人と反発する人に分かれます。
全員から賛同されるメッセージなど、この世に存在しません。

 
誰からも見向きもされないメッセージ、
たとえは悪いですが、官僚的、政治家的な言い回しは
当たり障りのないメッセージということになりますかね。
だってしかたがありません。
それは全員にウケようとするのが基本だからです。

 
あなたも普通に暮らしていれば、誰かに対してメッセージを放つことはあるでしょう。
その相手は知り合いや友達だったり、あるいは仕事の同僚だったり、家族であったり。。。
その中で、あなたのことを嫌いになる人も出てくると思うのです。

 
しかし、嫌いな人から好かれようと考えてしまうと、
結局、その「自分を嫌いな人」に心を奪われていることになります。

 
■誰かにとっては嫌な存在に・・・
実際に今朝、私はネガティブなメッセージにフォーカスしてしまいました。
ネガティブな感情が沸き起こってしまったのです。
そしてそれが、「メールを書く」という仕事、
具体的な行動にまで影響を与えることになってしまいました。

 
あなたももしかしたら、仕事で嫌なことがあったりして、
毎日続けているゴルフの練習をヤル気がなくなってしまった、、、
そんなことはないでしょうか?
中には「ストレス解消のために打ちっぱなしに行く」なんていう人も
いるかもしれませんが(笑)、
ネガティブな感情に触れると、ヤル気が起きなくなることって、ありますよね。

 
こうした心の変化は、人間誰しも、心の中で毎日起きていると思います。
ですが、あなたはそれにばかりフォーカスしてはいけません。
全ての人に好かれようとすると、誰からも好かれません。
おそらく、私たちはきっと誰かから嫌われているはずです。
誰かにとっては「嫌な存在」になっているはずなのです。

 
■フォーカスを移そう
しかし、忘れてはいけないのは、、、
誰かにとっては、あなたは好かれている存在なのです。
誰かにとっては、あなたは必要とされている存在なのです。
誰かにとっては、あなたはかけがえのない貴重な存在なのです。

 
私はプロゴルファーですので、こうしたメンタルの管理については
本を読んだり、実際の経験などで鍛えられた方だと思います。
それでも、ネガティブな方にフォーカスすればするほど、
感情のバランスも崩しますし、それと一緒に行動や経験も崩してしまいます。

 
ありきたりな言い方ですが、
唯一の解決策は、フォーカスを変えることです。
今までと同じ、普通の考え方をしていても、何も解決しません。
心理的にドツボにハマってしまった時であれば、なおさらです。

 
フォーカスを移せば、感情は変わります。
感情が変われば、行動や経験が変わる。
行動や経験が変われば、人生が変わります。

 
またメールします。
小原大二郎

 

 

 
追伸
今日はちょっと個人的な内容になってしまいましたね。。。(汗)
みなさんつらいこともあるでしょうが、ガンバって練習続けてくださいね!

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バックスイング(腰から腰)での頭の軸とは

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
前回は腰から腰のバックスイングの中から
「腰の動き」に絞ってお話ししましたが、今回は
“頭の軸”
についてお話ししたいと思います。

 
■右や左に動いたりしないように注意
腰から腰のバックスイングでは、
頭は右に動いたり左に動いたりしないように注意しましょう。
アドレスの頭の位置をキープしてスイングすることがセオリーなのですが、
どうしても頭が動いてしまう人も少なくありません。

 
頭が左右に動く原因としては、正しいクラブの動きをしようとするあまり、
目が動いてしまうということが考えられます。
目が動くと、顔も動いてしまいやすいのです。
アマチュアゴルファーの場合、スイングでクラブヘッドが動くことで、
クラブを目が追ってしまい、頭も動いているということが多いようです。

 
どうしても頭の位置が変化してしまう人は、
逆に目を固定してしまえばそれが防げるということです。
そのために一番大切なのは、目が泳がないようにすることです。
では、具体的にどこを見たらいいのでしょうか。

 
■目を動かさないための2つの方法
これには主に二つのやり方があると思います。

 
1.ボールのどこか一点、たとえばディンプルの一点だけを見つめる
(その一点から目を離さないように打つ)
2.ボールをぼーっと見る

 
主にこの2つです。

 

しかし、どこを見るかというのは実はあまり重要ではなく、
大切なことは視界を動かさないようにすることです。
つまり、どこを見るかということではなく、
画面が動かないかどうかということのほうが重要なのです。

 
これはたとえ話ですが、テレビ画面でカメラが右に左に動くと、
自分が動いていないのに気持ち悪くなることがありますよね。
実はそれと少し似ているところがあって
「どこを見るか」はあまり問題ではなく、画面を動かさないようにすること、
すなわち眼球を固定しておくことが大事なのです。
眼球が固定されていれば、左右の頭の振れをなくすことができます。
そのために「一点だけを見つめる」のがよいのか、「ボールをぼーっと見る」ほうが合っている
のかは人によって違いますので、自分に合っている方法を選ぶようにしてください。

 
■顔の向きで考えてもOK
頭の動きについてここまで述べましたが、
実は顔の向きを左や右に傾けずにストレートに保つことでうまくいきます。
顔の向きさえストレート(まっすぐにして傾けないように)にしていれば、
下半身の軸と上半身の軸が連動して
正しいスイング軸を保つことができるのです。

 
ゴルフスイングというのはそもそも、
スイング軸に対して直角に回転することが重要です。
ゴルフでのスイング軸というものは下半身の軸と、上半身の軸の二つあります。
少し難しい話になるので詳しいことは省略しますが、
顔の向きさえストレート(まっすぐ、傾けない)にしていれば、
全てが連動して軸が安定してきます。

 
ここで確認している腰の動き、頭の動きなど、一つひとつのパーツを
確認していく過程も大事ですが、最終的には顔の向きが正しければ、
すべてが連動してうまくいくようになります。
ですので、頭の動きだけではなく顔の向きもしっかりとチェックするようにしましょう。

 
次回も、バックスイング(腰から腰)についての話を続けます。
またメールします。
小原大二郎

 

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心理テスト。あなたはどう考える?

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
今日はちょっとしたクイズ、、、というか、心理テストです。
このテストにどう答えるかで、あなたが100を切れるか、
90を切れるか、シングルになれるかがわかってしまうかもしれません。
とはいえ、解決策もちゃんと後で用意していますので、
変に構えずに、気軽な気持ちでお読みください。

 
■1.5mのパット。あなたは?
さて、あなたに質問です。
・・・想像して下さい。あなたはラウンド中です。

 
パー4のホール。
グリーンに乗りました。距離は10m。
しっかりラインを読んで、10mのロングパットを打ちました。

 
が、、、入りませんでした。

 
しかも、カップまでの残り、1.5m。

 
※シングル、80台ぐらいの人であればパーオン、
90台、100が切れていないぐらいの人であれば、
ボギーオンでグリーンに乗った、と思っておいて下さい。
つまり、3パットすればボギー(あるいはダブルボギー)です。

 
さあ、残り1.5mのパットが残りました。
外す可能性だって十分にあり得る距離です。
(プロでもこれぐらいの距離はしょっちゅう外します)

 
さて、この時あなたはどのようなことを考えますか???



↓(考える時間です)



↓(えーと、ちゃんと考えてくださいよ~)


 
もしかしてあなたは、

 
A「ああ、よりによってこの距離残しちゃったか、、、次外したらイヤだなあ。。。」
B「くっそぉ~ 次絶対入れてパー(あるいはボギー)取ってやる!」

 
AかB、どちらかで考えていませんか?

 
Aは不安でいっぱいですね。
Bは、、、非常にアグレッシブな考え方で、
考えようによってはいいかもしれません。
でも、、、もしあなたがこんなふうに考えたのなら、
ちょっとだけ、考え方を変えたほうがいいかもしれません。

 
■私ならこう考える
もちろんこれは人の気質によって適不適があると思うので、
一概には言えないのですが、、、

 
私個人としては、どちらも心理的には
「いっぱいいっぱい」
という印象を受けます。あなたもそう思いません?

 
他のプロはどのように考えるかはわかりませんが、
私ならこのような1.5mぐらいの距離を残してしまった場合、

 
「ああ、もうボギーだな、このホール」

 
と、とりあえず考えると思います。

 
え、ちょっと意外に思いましたか?

 
でもきっと、そう考えると思います。

 
ただ、くれぐれも誤解しないで欲しいのですが、
「ボギーだな」と思っているからといって、
別に悲壮感を漂わせているわけではありません。
また、次の2パット目でヤル気を出さないのとも違います。
もちろん、そのパットを捨てるのではなく、
ボギーかもしれない、でもチャレンジしよう、という気持ちですね。

 
■「入ること前提」で考えてしまうと・・・プレッシャーが強くなる
「次外したらイヤだなあ。。。」
「次絶対入れてやる!」
という考え方と、
「ボギーだな、このホール」
という考え方。

 
この二つの考え方、何が違うかというと、
前者は「入ることが前提」で考えられていますよね。
しかし後者は、、、確率的に入るかもしれないし、
もしかしたら入らないかもしれない、という前提で考えています。
でも、ちょっと考えてみて下さい。
実際の世界は、明らかに後者の
「入るかもしれないし、入らないかもしれない」
という確率の世界が、現実の世界ですよね。

 
プロだって、1.5mぐらいのパットは平気で外すのです。

 
それなのに、アマチュアゴルファーの方が、入ることだけを前提に
考えてしまうというのでは、思考を狭めてしまいます。
実は、その思考の狭まりが余計にプレッシャーを強めてしまうのですね。

 
■次のホールに引きずらないのはどっち?
しかも、ここで大切なのは、この2パット目を打った後です。

 

もちろん、入れは結果オーライ。
でももし、外してしまったとしたら、、、
「次外したらイヤだなあ。。。」 → (入らない) → 「ああ、ダメかあ…」

「次絶対入れてやる!」 → (入らない) → 「くっそ~外した。悔しい!」
こう考えてしまうはずですよね。

 
しかし、「ボギーだな、このホール」という頭で入っていれば、、、
「ボギーだな」 → (入る) → 「うわ、入っちゃったよ。ラッキー♪」

「ボギーだな」 → (入らない) → 「うん、想定内。想定内」
心の準備ができているので、どちらに転んでも
自分のメンタルのレベルが落ちることはありません。
たとえここでカップに2パットで入らなくても、
次のホールで引きずらないですみます。

 
しかも、どんなにゴルフの調子がよくても、
この世界で起こる確率としては、パターを外す可能性はゼロではないのです。
それが現実です。
車に乗れば事故にあう可能性がゼロではないのと同じです。
別にこれはパターだけではなく、
ティーショットなどのショットでも同じです。
OBは誰でも打ちます。
それなのに、、、なぜか「入ることだけ」を前提で考えてしまうというのは、
ちょっと「謙虚さ」が足りないのではないかな、と思ったりもします。

 
もちろん、この考え方にはきっと賛否があると思います。
「悪いイメージを一切抱いてはいけない」という方もいます。
ですが、ゴルフというスポーツが、18ホールのトータルスコアを競う
スポーツであり、確率論的にパットを外す可能性がある以上、、、
常に複数の可能性を想定して、メンタルの波をより小さく保つことが、
結果としていいスコアにつながるのではないかと、私は思っています。

 
1.5mのパットが残った時の考え方で、あなたの技量がわかります。
「もう入らないな」とさらりと思えれば、あなたは相当のレベルです。
(もちろん、全力でそのパットを打つことは前提ですが)
「ロングパットは入れる気持ちで打て」

「ショートパットは外す気持ちで打て」
これが、プレッシャーから開放されてゴルフに集中する方法だと私は思います。

 
またメールします。
小原大二郎

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あなたのスコアはどこから?

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。
今日は、自分のゴルフの結果であるスコア分析のしかたについてお話しします。
この分析をすることによって、自分が今どんな状態なのか、
これからどのような練習をしていけばいいのかがわかるようになります。

 
■スコアアップを阻んでいるのはどこ?
私が教えている生徒さんのお話です。
その方、Sさんは50歳後半で、ゴルフ歴が10年で、
平均スコアが97ぐらい。
調子のいい時は90台前半も出ますが、
調子が悪い時は100を切れないこともあるということでした。

 
ベストスコアが90で、2年ぐらいそのスコアが切れずにいたので、
Sさんのとりあえずの目標としては、90を切ることでした。
Sさんも2年間ベストを更新出来ないのが悔くて、
ご友人の紹介で私のところにやってきました。

 
Sさん本人に話をうかがってみると、
「小原先生、私が90を切れない、ベストスコアが出ない
原因はたぶんティーショット、ドライバーです。

OBが2~3回、ひどい時は5回以上やってしまいます。
もちろん、OBが5回ぐらい出れば100は切れません。

だから、このOBがなくなれば、きっと90が切れるんじゃないかと
私は思っているんですが。。。」
ということをおっしゃいました。

 
■スコアアップのカギはどこ?
その話を聞くかぎり、確かにOBがなくなれば、
Sさんのスコアはよくなるのかなとも思いました。
ただ、、、実際にSさんのドライバーショットを見せていただいて、
それほど悪い弾道が出ているようには感じませんでした。
まあ、確かに日によってはOBが出ることもあるだろうけれど、
そこまでひどいスイングはしていなかったんですね。

 
それで、次にパターを見せてもらったんですが、、、
見て驚いたのは、1mぐらいのパターを結構外しているんですね。
それを見て、私はSさんに質問をしました。

 
小原 「Sさん、一回のラウンドで何回ぐらい3パットしますか?」

Sさん「そうですねえ。。。だいたい5~6回はやってますねえ」

小原 「4パットとかは?」

Sさん「うーん、4パットも1~2回はやってますかねえ。。。」

小原 「今さっき練習したようなショートパットは得意ですか」

Sさん「いや、こういう1~2mのパットを外してしまったせいで
3パット、4パットになっていることが多いです」

小原 「なるほど。。。
Sさん、テコ入れすべきなのはもしかしたら、
ドライバーじゃないのかもしれませんよ」

Sさん「え? どういうことですか?」

 
■なぜスコアの分析が必要なのか?
この後、Sさんには家に帰って過去の自分のスコアカードを見て、
自分のパット数がどれぐらいになっているのかを分析してもらいました。
そうすると、だいたい40パット前後は叩いていることがわかったんですね。
これだと、グリーンまでに平均2.7打ぐらいで乗らないと、
90が切れない計算になります。
そうすると、、、OBは許されても1回ぐらいでしょうか。

 
でも、もしこれが18ホールを35パットぐらいで回れたとしたら。。。
グリーンまで3.0打ぐらいで回っても大丈夫ということになります。
これだったら、OBを2~3回打ってもなんとかなりそうです。

 
200y以上飛ばすドライバーというのは、
プロでも大きくボールを曲げてしまうクラブです。
そんなクラブで、90切りを目指すアマチュアゴルファーが
OBを1回以内に抑えるのは、かなり難しいと思います。
このスコアの分析をしたSさんは
「確かにこれならパターを練習したほうが早いかもしれません」
と納得して、特に短い1mのパターだけを練習するようになりました。

 
すると、、、なんと1か月後には、
88のスコアで、2年間切れなかった90切りを達成されました。
しきりにSさんがおっしゃっていたのは、

 
「パターの練習をしていなかった頃は、3パット、4パットを
やってしまった次のホールでOBを出すことが多かったんですね。

このことは小原さんに言われてスコアカードを分析するまで
自分ではあまり気づきませんでしたが、確かにそうでした。

でも、パターの練習をして、2パットで決められることが増えて、
そのおかげで次のホールのティーショットを落ち着いた気持ちで打てて、
OBを打つ不安がなくなっているのに驚きました。

まさかパター練習がティーショットにいい影響があるなんて、、、
思いもしませんでした。小原先生のおかげです。ありがとうございます」

 
まあ、Sさんの場合、アプローチにもそれほど難がなかったのも勝因なのですが、
パターの練習がいい形で心理的な負担を減らしたのは事実かもしれません。

 
私達が「問題だ」と思っていることは、えてして本当の問題ではなくて、
その裏に別の問題が隠れているというのは、よくあることだと思います。
でも、こんなふうに、過去のスコアをしっかりと分析することで、
その本当の問題を知ることが出来るのですね。

 
あなたが問題だと思っていること、悩んでいることの裏に
本当の問題、本当の原因が潜んでいないか?
いい機会ですので、ちょっと過去のスコアを引っ張りだしてみて、
Sさんのように、分析してみてはいかがでしょうか?

 
またメールします。
小原大二郎

 

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