From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
おはようございます、小原大二郎です。
めちゃくちゃ勉強している。ゴルフスイングの知識もある。
練習もしている。なのに成果がでない・・・
こんな「超常現象的な」ゴルファーの方がいらっしゃいます。
しかも、けっこうな数いらっしゃるのです。。。
それはなぜだと思いますか?
もしかして、あなたはこれに陥っていませんか?
■その答えは、、、
答えは、
「すぐにラベルを貼るから」
です。
どういうことかは、例を話すのが一番分かりやすいでしょう。
ある時、ゴルフにめちゃくちゃ詳しくて、スイングの知識もある
アマチュアの方と話をしていたときです。
(仮に「Aさん」としておきましょう)
話の流れで「スイング軌道」の話になりました。
「スイング軌道はどうやって整えるのか?」ということを、
20分にわたって、Aさんに丁寧に解説しました。
(ちなみに、教えてほしいから解説したので、
「私の話が長い」ということではありません。念のため)
■実は同じ意味ではない
そして、私の20分間に渡る「スイング軌道講義」を聞いて、Aさんは一言、
「それってつまり、オンプレーンなスイングにするってことですよね?」
・・・実はこの一言こそが、Aさんが成果を出せない最大の理由です。
どういうことか分かりますか?
確かに、私が話をしたのは、オンプレーンスイングのことです。
(あなたも勉強していると思うので、多分ご存知でしょう。)
しかし、私は「オンプレーン」という言葉はあえて言わないで、
「スイング軌道」という違う言葉を使った。
つまり「スイング軌道を整える」と「オンプレーン」は、
似ていても、何らかの違いがあるはずなのです。
20分も解説したことを「オンプレーンですね」とAさんがラベルを貼って
一言でまとめてしまうということは・・・
Aさんが持っている「オンプレーン」という言葉の定義から離れられない、
ということを意味します。
自分の枠から離れられなければ、当然、自分の枠以上の結果は出ません。
さらに言えば、私の20分の「スイング軌道講義」中、
おそらく2~3分経過したくらいから、Aさんは
「それってオンプレーンのこと」と早くからラベルを貼っていたはずなのです。
ということは、Aさん自身の「オンプレーン」という言葉の定義の範囲で
私の話を聞いているということです。
となると当然、Aさんのスキル以上の情報は入ってきません。
本当にすぐに成果が上がる方法をAさんにお伝えしたんですが・・・(汗)
■違いを感じ取る
もしゴルフを上達させたいのに、成果を出せないのだとしたら・・・
学んだ人が言っていることを「ありのままに」学べていない可能性が大です。
他と同じようなことを言っていたとしても、
別の人のフィルターを通っているわけですから、全く同じことではないのです。
その違いを感じ取ろうと努力することが重要です。
最終的に「オンプレーンですね」とラベル貼りをするのは構いません。
しかし、まずは言われたことを、ありのままに咀嚼してみるのです。
ひらがなや漢字という知識があるから、この文章が読めるのと同じで、
私たちは既存の知識からしか、新しい知識は学べません。
もちろん、伝える側が下手なせいでラベルを貼って理解する以外にない、
ということもあるでしょう。
しかし、どんなコミュニケーションの天才が伝えたとしても、
受け手がラベル貼りに終始していたら、間違いなく正しく伝えることはできません。
人に教えて受けていて、
「あ、これって○○のこと?」
と、一瞬ラベル貼りをしたくなることは、誰でもあります。
しかしその誘惑に気づいたら、とりあえず頭から離すようにしてください。
そして、話し手が伝えようとしていることを
「そのまま」「ありのまま」理解するように努めてみましょう。
同じような話が、同じではなく「小さな差」があることに気づくはずです。
その小さな差が、大きな成果を生み出す差となるのです。
成果が出ないのは、ほんのちょっとしたボタンのかけ違いであることが大半で、
それを正せば一気に成果は出ます。
■気づこうとする事
残念ながら、自分の思考に枠をはめているというのは
意識しないと気づけません。
しかし、意識しようとしまいと、それは確実に存在します。
・読書量が多い
・相手との会話に喰い気味に返答する傾向がある
(自分の中で、早い段階で答えを決めてしまっているから起こります。)
・自分を比較的、頭のいいタイプだと思っている
・言われる通り行動しているのに成果が出ない
もしひとつでも当てはまるようであれば、気をつけてください。
「相手が伝えていることはどういうことなのか?」
ありのままに理解するようにしてください。
「素直な人が伸びる」とよく言いますが、
実はそれは、こういうことなのかもしれません。
ちゃんとあなたに伝わっているのか、少し心配ですが、、、
でも、今日のことはゴルフの上達に本当に大事なことですから、
ぜひ理解するまで「私の意図を汲みながら」読んでいただけるとうれしいです。
またメールします。
小原大二郎
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